(2022・5)
5月8日。この日も、JR九州ウォーキングの開催がない日でした。
このところ、よく歩いているおかげで体のキレがすこぶるいいので(笑)、この日も歩こうと思い立ちました。
ところで、ワタシは2年前から登山者向けアプリ「YAMAP」を使ってまして、山登りだけでなく平地ウォーキングでもデータ管理に使っています。で、その歩いた軌跡を見ていて、あ、ここつながってないな~なんとかつなげたいな、と思ったのが、雁ノ巣駅から西戸崎駅までの区間。何もないところをひたすら歩く形になるんで、果たしてどうだろうかねぇ、とも思ったんですが、距離的には全然いけると思ったんで、決行することに。
今回も、小6娘と2人でのウォーキングです。娘もかなり足が鍛えられてるはずやな・・・。(^^;

なお、ウォーキング部分については、「YAMAP」でまとめたこちらも参照ください。
まずは地元・箱崎から8時19分発、普通2390M列車門司港行きに乗車します。
車両は811系PM110+PM104編成、計8両でした。リニューアルが徐々に進んでいる811系ですが、こうしたリニューアル前の編成の併結というのもまだまだ見られます。
こちらは、貝塚付近走行中の車窓から。
先日の自主ウォーキングの際には、向こうに見える西鉄貝塚線のホームから、鹿児島線を走る列車を眺めていました。
やがてここに鹿児島線の駅ができて、西鉄・福岡市地下鉄との徒歩連絡が可能になれば、人の流れもけっこう変わりそうな気がします。
香椎で2390Mを降り、1番ホームから4番ホームへ移動してきました。
ここから乗車するのは、8時34分発、香椎線の普通726C列車西戸崎行き。車両はBEC819系ZG306+ZG5302編成、計4両でした。
香椎線の香椎~西戸崎間では、海の中道海浜公園などのゴールデンウィークの人出を見込んで、日中時間帯の列車で通常の2両から4両へ増結して運転していました。この726Cもその対象となっていました。

なお、ZG5302編成は、ZG302編成に対して自動運転対応の改造を施されたものです。香椎線ではATOを使用した自動運転の実証運転(運転士が乗務した状態での自動運転)が2020年12月から始まっていますが、この4両運転化に伴って、このゴールデンウィーク期間中は自動運転を行わないとのことでした。
定刻に発車した726C。
写真は和白に到着するところ。
こちらも、先日は西鉄の側から見ていたやつですね。
8時44分、726Cは雁ノ巣に到着しました。

ここに降り立つのは、旅行記にはしていませんが先月のこのウォーキングに参戦した時以来ですね。
雁ノ巣駅をスタートして、少し行ったところ。
ここは、雁ノ巣レクリエーションセンターの入り口の前です。ここには様々なスポーツ施設があり、サッカーJ1・アビスパ福岡がここを練習場所にしています。かつては、ホークスもここの雁ノ巣球場をファームの本拠地にしていましたが、この間再三紹介しているように筑後市へ移りましたのでね。

先月のウォーキングのときは、ここから海の中道大橋のほうへ進んだんですが、今回は逆方向へ・・・。
しばらく歩くと、こちら。
ここは、福岡空港(奈多地区)の前です。
日本有数の混雑空港である福岡空港からヘリコプターの発着を分離するため、福岡空港に併設されていたヘリポート機能が、2020年3月にここへ移転してきました。
また、ここには西日本地区の高度10000m以上の高高度管制を担う福岡航空交通管制部が置かれています。2025年度に、現在は東京・札幌の管制部が担っている東日本地区の高高度管制も、ここ福岡の管制部に移管される予定で、日本全国の高高度管制をここ福岡で担うことになります。

奈多へリポートの前を歩いていると、香椎線の線路上を、先ほど雁ノ巣まで乗車したBEC819系のZG5302+ZG306の4両が、折り返し香椎行き2731C列車として戻っていく様子が見えました。
パンタグラフを降ろして、架線のない香椎線を行く「DENCHA」、やっぱり何度見ても不思議な光景に見えてしまいます。
そこからさらにまっすぐ歩いて行くわけですが・・・。
なんとなく、どこまでもこの風景が続いて行きそうな雰囲気がしてしまいますけどもね・・・。
それでも頑張って歩いて、香椎線の中道信号場の手前まで来ました。
雁ノ巣~海ノ中道間に、列車交換ができる施設として設置されています。

その近くには、海の中道海浜公園の光と風の広場入口があります。
ここにはドッグランが設置されている関係で、ワンちゃん連れの人がけっこう来ているようでした。
さらに歩いて、マリンワールド海の中道の近くまでやってきました。
車もかなり駐車場へ入って行ってましたし、近くの海ノ中道駅で電車を降りて歩いてきている人たちも見かけました。

その少し先、歩いている県道59号が香椎線の線路をオーバークロスするところで、金網越しに「DENCHA」を撮ってみました。
いったん県道59号を外れて西戸崎の市街地へ入ってきました。

西戸崎駅前まで来たのは10時25分、雁ノ巣駅前を出てから1時間40分ほどでした。
一応、ウォーキングの軌跡はここでつながったことにはなるんですが、さらに先へ進みます。
次にやってきたのはこちら。
昨年のこのときにも来ていましたが、老健施設の片隅に置かれている元・西鉄北九州線の連接車1000形1024号の様子を、1年ぶりに見に来てみました。(写真は公道より撮影)
2000年11月の北九州線の終焉(黒崎駅前~折尾間廃線)まで在籍した車両で、懐かしい西鉄路面電車の面影を今に伝える車両ではありますが、ずっと屋外に置かれていますのでね・・・ただ、北九州線終焉から既に21年半が経とうとしているなかで、よくまぁここまで持ってるなぁという気もします。
再び県道59号に戻り、志賀島方面へ向かいます。

こちら、「金印ドッグ」が名物となっている「やすらぎ丸」というお店のあたりです。
いわゆるホットドッグなんですが、具材の種類がとにかくいろいろありますよね。この日も多くの車がお店の近くに停まって、注文したホットドッグの出来上がりを待っている光景が見られました。
そこからさらに少し進むと、いよいよ志賀島が見えてきました。

いい天気で、吹く風も爽やかでした。
こんななかで歩けるっていうのは本当に幸せだわ~。(^^;
いよいよ、島へ上陸する手前の志賀島橋を渡ります。
右側に金印がデザインされてるのが分かりますね。

もちろん、橋の下では砂州で九州と志賀島がつながっているんですけども、道路を通すにはこの橋が必要だったようで。
志賀島へ上陸したのは11時20分。
ぼちぼち、お昼を食べるにはよさげな時間です。

近くに、昨年このときに訪ねた中西食堂もあったんですが、この時間で既に行列ができるほどの賑わい。

それならばと、こちらへ来てみました。
「肉最強伝説」志賀島店。中央区高砂にある鉄板焼き「一番星」清川店の大将が、ここ志賀島で3年前に開いたお店。
お店に入ってみると、その大将が鉄板の前に立っていました。(^^;

ワタシは写真の志賀島ステーキ(250g、1750円・税抜)、娘は伝説石焼ハンバーグ(200g、1200円・同)を注文。
ステーキは注文を受けてから、塊のお肉を捌いて焼いてあります。レアで提供され、焼き具合の調整は鉄板に載ったペレットにて。にんにくバターが載っていて、ソースも2種類、ワサビもつけられる、という盛りだくさんな内容。とにかくいいお肉を使っているのがよく分かります。レアで食べても全然いけてしまう!旨みが本当にすごいのですよ。
娘のハンバーグは、石焼でグツグツと言いながら出てきました。大将が「熱くない?」「ソースは足りる?」と娘にこまめに声をかけてくれてたのが本当に有難かったです。

大将曰く、「昨日まではお客さんだいぶ待たせてたけど、きょうはなぜか少ないんよね」と。まぁ、連休で出掛けてた人たちが、もう出掛け飽きたのかなぁとか、相槌を打ちながら話していました。(^^;
食事が終わり、少し志賀島センターで買い物をして、戻りの道のり。
さすがに歩いて戻るのはアレなんで、バスで西戸崎駅まで戻ります。

志賀島バス停から12時59分発、西鉄バス21A系統都市高速経由天神行き、アイランドシティ営業所の4938号車(三菱ふそうエアロスター・ノンステップ)でやってきました。

11分ほどで西戸崎駅前に着くんですが、なにしろ、途中の景色がこれですもんね。
ふだん街なかで乗っている西鉄バスの車内から見る、この砂浜と海の景色、いや~なんかすごい。(^^;
バスで西戸崎駅前に着き、ここからは香椎線で香椎へ戻ります。

西戸崎13時39分発、普通2749C列車香椎行き、車両はBEC819系ZG5302+306編成計4両・・・あら、往路で雁ノ巣まで乗った組成そのままですね。(^^;
ここで、BEC819系の自動運転対応改造済みの車両と、そうでない車両との運転台装備の比較をば。

左上写真が、自動運転対応済みのクモハBEC819-5302の運転台、左下写真が未対応のクハBEC818-306の運転台です。黄色で丸をしているところが、自動運転に関する装備の有無を示しています。
現状の実証運転では、乗務している運転士がATOの発車ボタンを操作して発車させ、あとは非常停止ボタンに手をかけながら前方監視をする、というスタイルで走っています。ゆくゆくは、運転士資格のない係員が乗務してその操作を行うことになるようで・・・。
定時で西戸崎を発車した2749C、海ノ中道に停車します。
海の中道海浜公園の帰りのお客さんがけっこういましたが、列車が4両に増結されているので、かなり余裕を持って収容できていました。
海ノ中道を出て、中道信号場を過ぎたあたり、左手には砂丘が延びています。

このあたりを、往路は歩いて行ったんですよね。
列車はあっという間に過ぎていきますが、実際に歩くとけっこう距離があるように感じます。こうして考えると、交通機関ってすごいな、人間ってすごいものを作ったんだなと、しみじみ感じます。
13時59分、2749Cは香椎に到着です。

ここで改めて、自動運転対応済みのクハBEC818-5302のサイドを。
ATS装置の装備を示す「DK」「SK」の標記の横に、ATO対応であることを示す「O」の標記が追加されています。
JR九州の車両では、筑肥線から福岡市地下鉄に乗り入れる303・305系でATOの装備があります(地下鉄線内でのみ使用)。現在行われている香椎線での自動運転の実証が順調に進んでいくと、こうした形態が他線区にも波及していくことになるんでしょうかね・・・。
さて、ここ香椎からは、こちらの電車で箱崎へ戻ります。
香椎14時7分発、普通2153M列車二日市行き、車両は811系PM2014編成4連でした。
ゴールデンウィークもおしまいになりましたが、本当に今年はよく歩きました。
4月29日は上熊本、5月1日は香春、3日は南荒尾、4日は肥前山口とJR九州ウォーキングに参戦。そして5日と今回は自主練で歩きました。「YAMAP」で記録した歩行距離の単純合計は57.1kmになりました。
体を動かして、おいしいご飯も食べて、いろんな景色を見て・・・本当にウォーキングはいいリフレッシュになっています。これからも、ぜひ続けて行こうと思います。
<おわり>