Part1(2023・1)
2023年、新年を迎えました。
2019年以降、元日は毎年旅に出ていました。コロナウイルス禍になって日帰りの年もありましたが、このところ、これが我が家の正月の定番になってきています。
ということで、今回も旅行の計画を事前に温めていました。今回は宿を決めるところから始めて(いや、これがなかなか大変だったんだよね・・・笑)、あとは途中で乗る観光列車の予約をして、あとは「青春18きっぷ」を使って元をとるところまで!ということに。
そして元日、テレビで初日の出を拝んで(笑)、出掛けることにしました。
1月1日朝、箱崎駅。
8時48分発、普通135M列車鳥栖行きに乗車します。南福岡車両区の813系6両での運転、前3両はRM2225編成でした。

確か、このときもこの135Mに乗って鳥栖まで行ったんでしたっけね・・・。
ということで、博多から竹下へ向かうところで、この列車とすれ違い。
キハ72系ですね。竹下から出庫して、このあと博多から「ゆふいんの森1号」由布院行きになります。
ゆふ森もしばらく乗ってないなぁ・・・。
前回この135Mに乗ったときもそうでしたが、今回ももちろん・・・。

弥生が丘で、「ゆふいんの森1号」の通過待ち。
元日ですが、そこそこ席は埋まっているようでしたね。
135Mは定刻の9時46分に、終点の鳥栖に到着。

ここからは、いったん長崎本線へ進みます。
鳥栖10時2分発、普通2841M江北行きに乗車。佐世保車両センターの817系VN28編成2連での運転でした。
列車は長崎本線を西へ進んでいきます。

吉野ヶ里歴史公園の横を走っていきます。
昨年このときに、小6娘と、この吉野ヶ里で再開された遺跡発掘作業の様子を見させてもらいました。まだまだ、日本人の歩みを探る飽くなき挑戦が続いています。
10時29分、2841Mは佐賀に到着しました。

まだ10時半、ということで、駅から少し散歩することにしました。
大きな荷物はコインロッカーに入れて、と。
駅から、南の方向へ向かって歩いて行きました。
いわゆる歓楽街のあたりも通ったんですが、元日、それも午前中ということで、閉まっている店ばかりでした。

この通りをまっすぐ進むと・・・。
・・・こんなところに行きつきました。
なんかいい景色じゃありません?

そして、さらに進むと・・・。
こちら、佐嘉神社です。
ちょっと初詣、と思ってやってきたんですが、さすがにお詣りの列が長すぎて、ちょっと並ぶところまでは・・・。(^^;

ちびさんたちは、おみくじを引いていましたが、2人とも出たのは「中吉」、まぁ「凶」が出なかっただけいいんじゃないの?(笑)
佐嘉神社を出て、そのまま駅のほうまで戻っていきます。

途中、佐賀銀行本店の前で、こちら。
東京駅丸の内口レンガ駅舎や日本銀行本店の設計で知られる、佐賀県出身の建築家・辰野金吾の像が立っていました。
こちら、5年前の2018(平成30)年に開かれた「肥前さが幕末維新博覧会」にあわせ、佐賀市中央大通り沿いに設置された佐賀県ゆかりの偉人のモニュメントの一つなんですね。
等身大なんだそうで・・・そっかぁ、こんな背格好だったんですね。
佐賀駅まで戻ってきました。

ここで時間はそろそろお昼、というところ。
ご飯を食べるかな、ということでお店を物色してみたんですが、元日ということで開いている店自体が非常に限られていて、県庁所在地の駅といえども、なかなかいいところが見つかりませんでね。
結局、駅の北口前にあった「ドトールコーヒー」のお店に入りまして、軽くミラノサンドを頬張ることに。
まぁさすがに元日なんでですね、こういうこともあります。
ということで、佐賀を出て鹿児島本線へ復帰すべく、上りの列車に乗ります。
佐賀12時27分発、普通2848M列車鳥栖行きに乗車します。佐世保車両センターの817系VN30編成2連がやってきました。
2848Mはこちら吉野ヶ里公園駅で、後続の「リレーかもめ24号」の通過を待ちます。
787系の8両編成が、足早にホームの向こう側を駆け抜けていきました。
こちら、新鳥栖駅。
在来線改札の横に、中央軒のうどん店があります。
こういうお店が元日から開いてるんですよね~・・・そっか、その手があったんだったわ。(笑)
12時59分、2848Mは終点の鳥栖駅3番ホームに到着しました。

隣の2番ホームには、13時4分発の345Mで荒尾へ向かう821系UT7編成の姿が見えています。
そちらに乗り継ぐかとも一瞬考えたんですが、さっき新鳥栖で見かけたものが気になりましてねぇ・・・。
ということで、2番ホームには行かず、反対の5・6番ホームのほうにやってきました。
目的はもちろん、こちら。
そう、うどんです。(笑)

鳥栖駅といえば、の中央軒のうどんをいただきに来ました。
さっき佐賀で食べたミラノサンドだけじゃ、夕方までは持たないと思ったんでですねぇ。

今年のうどん始めを無事に終えました。(^^;
本当に、元日から開いててくれて、ありがたいと思いました。
うどんも食べ終わったので、行程に戻りましょう。
鳥栖13時44分発、普通347M列車荒尾行きに乗車することにします。
熊本車両センターの817系VT516編成2連が充当されていました。

熊本の817系は、821系転入で追い出されての鹿児島への転属があったりして数を減らしているなか、ロングシート化改造も進んでいて、在籍4編成中3編成がロングシート車になっています。
VT516編成は、昨年暮れにVT16編成から改造済みということだったようで。
こちら、荒木駅。
このときにも見に来ていましたが、昨年9月ダイヤ改正で運用を離脱していた415系Fo-105+Fk-514編成計8両が疎開留置されています。
もう、ここから自力で動くことはないのでしょうね・・・。
14時27分、347Mは大牟田に到着。
列車は一つ先の荒尾まで行きますが、ワタシたちはここで下車することにしました。

大牟田駅といえば、かつて北九州貨物ターミナルとの間に走っていた「大牟田貨物」が走らなくなって、まもなく3年になろうとしています。
左下写真のあたりにも、以前は貨物のDE10がいたりしてたんですが、もうそんな光景は見られません。
「18きっぷ」利用なもんで、遠慮なく改札を出てきました。

大牟田駅舎も、駅舎内に入っていたテナントが撤退したりしていて、寂しい感じは否めないですね。
駅前には、観光案内所などが入る大牟田観光プラザがありますが、さすがに元日は休みでした。
ここが開いていればいろいろと物色もできたんでしょうけどもね・・・。
結局、コンビニでお茶を買い込んで、後続の列車で移動を再開します。

大牟田14時59分発、銀水始発でやってきた普通5353M列車八代行きに乗車します。熊本車両センターの815系NT8編成2連での運転でした。
2両なんでどうかなぁと思ったんですが、そこまで車内が混みあうこともありませんでした。
荒尾から熊本県に入りました。

こちらは長洲。以前、ウォーキングでここの金魚まつりを訪ねたことがありましたが、長洲は金魚で有名な街です。
さらに進んで、田原坂まできました。
西南戦争の古戦場があるこの田原坂一帯、ここもウォーキングで歩きましたねぇ。
やがて列車は熊本市内へ。

上熊本手前、右手に新幹線の高架が寄り添い、在来線も高架へと上っていきます。
だいぶ日が西へ傾いてきましたね。
15時52分、5353Mは熊本に到着しました。

こうして来てみると、福岡から熊本まで普通列車で来ても、案外近いな~という感覚になります。

到着した5353Mの隣にいる821系UT9編成は、このあと普通354Mとなり、長駆門司港を目指します。
熊本駅東口へ出てきました。
熊本城の石垣の武者返しをイメージしているというこの駅舎、いまだに見慣れないですね・・・。
時間的には夕方の早い時間ではあるんですが、ここらで晩飯をとることにしました。
さすがに新幹線が発着する拠点駅なので、元日から営業しているお店が多くありました。

そんななかで目に留まったのが、こちら「HERO海」熊本駅店。
天草・牛深から直送される海の幸をメインに、地のものをいろいろ扱っている居酒屋さんです。
とりあえず、いろいろ頼んでみました。

こちらは馬刺の盛合せ(1800円・税込)。赤身、たてがみ、フタエゴ、霜降りの四種類が載っています。
嫁さんと2人でつついていたんですが、さすがに鮮度が良いですねぇ。口に入れると、脂が舌のうえでいつの間にか溶けていってるあの感覚、やはり良質のお肉だなぁと。値は張りますがやっぱり美味い!
こんなのも。
独自のレシピでブツ切りの鶏肉を揚げたという「鶏丸ぶつから揚げ」(5個750円・税込)。骨もついたブツ切りの鶏肉なんですが、脂の旨味がいいですねぇ。

地酒もいただいて、元日早々いい宴になりました。
宴を終えて、そろそろ宿へ向かいます。

駅のホームに上がってみると、2番ホームには宮地から到着した「かわせみやませみ」、5番ホームには三角から到着した「A列車で行こう」、2本の観光列車が停まっていました。
「かわせみやませみ」はベースの肥薩線に戻れず、出稼ぎ運用が続いていますね。
ここからは、豊肥本線に進みます。
1番ホームから17時34分発、普通1485M列車肥後大津行きに乗車します。熊本車両センターの821系UT5編成3連が、肥後大津からの列車の折り返しで充当されました。
列車は定刻に熊本を発車し、鹿児島本線から分かれて単線の豊肥本線へ進みます。
すっかり夕暮れモードですね。
途中の三里木で、行き違い列車の通過を待つというので見ていると、やってきたのはキハ183系「あそぼーい!」。
別府から熊本へ向かう列車ですね。元日だけあって、乗っているお客さんはそこまで多くありませんでした。
熊本地区に投入された821系3連。これまで815系や817系の2連がメインで賄われていたローカル輸送に、1両の増は大きいと思いますね。
821系はてっきり、福岡都市圏で使用されるものと思っていたんで、熊本へ転属、っていうのはかなり意外感が大きかったんですが、もちろんちゃんと理由があってのことなわけで。
18時11分、1485Mは終点・肥後大津駅に到着です。

隣の3番ホームには、キハ200-102+1102の普通435D列車宮地行きが発車を待っていました。
今回はそちらへ乗り継ぐことはせず、駅を出ました。
駅舎がイルミネーションで照らされていましたね。
駅から歩いて、今回の宿「旅籠はしもと」に入りました。
以前、この旅のときにも、ここに泊まっていました。そのときの印象が良かったのと、今回あちこち宿を調べたなかでここに空きがあったので、選んだわけです。

チェックインの際に、アルコール飲料のプレゼントがありましたんで、ありがたくいただいて部屋で呑みました。のんびり写真整理をしながら・・・。
テレビを見ながら、のんびり過ごす夜。なかなかいいもんですね。

さて、あくる日もしっかり乗り鉄です。
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