Part1(2020・11)
11月21~23日。土日月で3連休、ということで、嫁さんと2人、何をしようかいろいろ検討しました。

ちびさんたちが、このところ「鬼滅の刃」にどはまり中で、JR九州が10月から始めた各種コラボ企画にかなり興味を示していました。
なかでも、全九州の13ヶ所の駅に登場人物のデジタルスタンプを設置し、それをすべてゲットすると抽選で1000名にオリジナルSUGOCAが当たるというデジタルスタンプラリーに、どうしてもチャレンジしたいと言い始めました。
コロナウイルス禍で、首都圏や関西、北海道などで感染者が急増していましたが、九州内はここまでどうにか急増なく経過していましたので、感染対策に気をつけながらどうにかいけると判断しました。

実は事前に、13ヶ所のうち4ヶ所はスタンプをゲットしていました。ワタシの地元駅である箱崎(煉獄杏寿郎)、そして鳥栖(不死川実弥)、諫早(時透無一郎)、佐世保(宇髄天元)。いずれもお出かけついでにいただいてきました。
残るは9ヶ所。門司港、日田、三角、別府、霧島神宮、都城、豊後森、阿蘇、指宿。本当に全九州をまわりきる覚悟がなければゲットできません。

そこで最近、JR九州が売り出していた「みんなの九州きっぷ」全九州版を使用して、9ヶ所をすべてまわることに。
土日祝の連続する2日間、JR九州管内乗り放題。九州新幹線や特急にも乗車可能、6回まで指定席をとれるというもので、おとな10000円、こども2000円というお値段です。
で、事前に行程を検討していざ出発、となったわけですが、道中いろいろありましてね・・・。

なお、タイトルの市松模様は、ご存知、「鬼滅の刃」主人公・竈門炭治郎の羽織の柄。フリー素材で提供していただいているところがありましたので、お借りしています。
11月21日。
ワタシは昼まで仕事だったので、退勤後大急ぎで帰宅し、お昼を済ませて箱崎駅へ。
箱崎14時34分発、813系6両で運転の区間快速1333M列車で、博多へ出てきました。

ここからは、事前に早得きっぷを利用して指定をとっていた、「つばめ327号」に乗車して、熊本へ向かいます。
「みんなの九州きっぷ」全九州版は2日間しか使えませんので初日は使用せず、22日からの使用開始としました。

新幹線11番ホームには、ディズニーピクサーとJR九州のコラボ企画で実現した「JR九州 WAKU WAKU ADVENTURE 新幹線」800系U9編成が停車中。かなり派手なラッピングがされていますね。
しかし、我々が乗るのはこちらではなく・・・。
・・・12番ホームに停車していたこちら、800系U8編成。
まぁ800系は、既存の新幹線車両のなかでは随一のアコモデーションを誇る車両ですから、乗車できることに文句があろうはずがありません。(笑)
14時50分、「つばめ327号」は博多を発車。

博多総合車両所の横を通過し、筑紫トンネルへ向けて速度を上げていきます。
当然のことながら、今年は博総の一般公開イベントはありませんでした。毎年多くの来場者で賑わっていますから、開催となれば密は避けられませんからね・・・。
「つばめ」ですので各駅に停車しながら、やがて熊本県内へ。

左手に、藤崎台球場の照明が見えてきました。
15時40分、「つばめ327号」は熊本駅11番ホームに到着しました。

新幹線で熊本までやってくるのも久々な気がしますね。
というより、新幹線に乗車する機会も、最近はかなり少なかったですからね。
さてここ熊本からは、こちらの列車に乗車します。
キハ47-4510+3509の2両で運転されるのは、熊本16時ちょうど発、三角行き539D列車。
16時というのにすっかり西日加減。やはりもう冬が近いんですね。
欠き取り式の5番ホームから発車した列車は、熊本車両センターの横を抜け、西熊本、川尻、富合、宇土の順に鹿児島線を南下していきます。

富合から宇土の間には、新幹線の熊本総合車両所があります。新幹線車両が留置されている姿が見えていました。
今年はこちらの公開イベントも、コロナウイルス禍の影響で中止になりましたもんねぇ・・・。
宇土から三角線へと進みます。

しばらくすると、進行方向右手に海の見える区間。
遠くに、島原半島・雲仙普賢岳の姿が見えてきました。
ここは本当に明媚なところですね。
こちらは網田駅。
ここで列車交換があるというので待っていると、やってきたのは「A列車で行こう」。タイミングが合えば向こうに乗ってみたかったですが・・・午前中仕事だったというのはやはり足枷だったなぁ・・・。(^^;
網田から次第に山越えのために高度を上げていきます。
こちらは赤瀬駅。かつて、「青春18きっぷ」のポスターに登場したことで有名な場所です。
相変わらず、鬱蒼とした中に駅はありました。
山越えを済ませて、今度は進行方向左手に海が見えてきました。
まもなく、終点ですね。

波多浦に停車し、しばらく走ると、線路の終端が見えてきました。
16時53分、539Dは三角に到着しました。

このあとの行程の都合上、539Dの折り返しとなる熊本行き542D列車に乗らないといかんのですが、発車は16時59分、つまりインターバルは6分しかない・・・。(^^;

その間に、大慌てで改札を出て、駅舎を撮ってきました。
そして忘れちゃいけない、この旅初のデジタルスタンプをゲット。三角駅には「鬼滅の刃」の主要なキャラクターの一人・我妻善逸のスタンプが設定されていました。
542Dに無事乗車し、熊本へ戻る道すがら。

とっぷりと日が暮れて、いい感じの夕景が広がっていました。
これを座ってのんびり眺められるのが、列車旅のいいところですよね。
542Dは、定刻の17時54分に熊本駅5番ホームに到着。

ここからは、投宿先へ向かいます。
同じく欠き取り式の2番ホームには、18時6分発、肥後大津行き1489M列車が停車中。815系NT11編成2連での運転です。
夕刻なのでどうかなと思ってましたが、どうにか座ることができました。

旅のスケジュールを組む際に、熊本での投宿も検討しましたが、あとの行程のつながりを考えて肥後大津まで進むことにしました。
すっかり夜の帳が降りた中を、列車は豊肥線へ進みます。

こちらは水前寺駅。列車交換ということで待っていると、キハ183系1000番台「あそぼーい!」がやってきました。
いまは土休日に熊本~別府間を1往復する運用(平日は同じスジでキハ185系「九州横断特急」が運転)となっている「あそぼーい!」。今回の旅程を組むにあたり、「あそぼーい!」にも乗れないかなと画策したんですが、残念ながら指定券がとれませんでね・・・やはり人気のようで。
18時39分、1489Mは終点の肥後大津に到着しました。

隣の3番ホームには、450D列車で宮地から到着したキハ147形が停車中。このあとは阿蘇方面へ折り返さず、回送で熊本で戻るようです。
駅を出ていったん宿へ。
そのあと、夕食を物色しに出かけました。

あちこち歩きまわってみた結果、駅にほど近いこちらのお店へ。
「すてーきステーキ」。嫁さんとちびさんたちがお肉食べたそうにしていたので・・・。(笑)
お店に入り、まずは一杯。

ちょうど店内のテレビで、プロ野球日本シリーズ第1戦の中継を流していましたので、それを眺めながら。
かんぱーい!(^o^)/
注文したのは、家族みんなヤングステーキ。牛の肩ロースの部分です。ワタシは300g、嫁さんとちびさんたちはそれぞれ200gのお肉を注文しました。ガーリックチップとバターが載っていて、2種類のソースでいただくステーキ、美味しかったですよ。(^^;
↓ブログでも記事書きました。
https://ameblo.jp/tohmori/entry-12640476271.html
お肉をがっつり食べて宿へ帰還。

ここでこちらのお酒を。北海道ワイン「おたる醸造」の小樽市内限定販売の赤ワイン。実は、スーツケースに忍ばせて持ってきていたのでした。(^^;
ワタシもフォローしているTwitterのおたるワイン公式アカウントのほうで、この日はおたるワインでの乾杯祭をやっていまして、旅先だったんですが参加しようと思ってですね。(^^;
この小樽市内限定の赤ワイン、ネット通販で扱ってるところを見つけて取り寄せたんですが、芳醇な香りと程よい渋味にやられてしまいますね。

おいしいお酒を呑んでぐっすり寝て、あくる日は早朝に出発なんですが、まさかあんな事態になるとは・・・その様子は次ページにて。
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