(2023・10)
今回は、肥前鹿島駅スタート・肥前浜駅ゴールのJR九州ウォーキング参戦の様子です。
ここのコース、ワタシは春秋合わせて6回めの参加になります。微妙なコースの修正はあっても基本的には同じようなルートで、鹿島城址→鬼塚古墳・誕生院→祐徳稲荷神社→肥前浜宿、というところは変わりません。
もうワタシも、勝手知ったる何とやら、な感じになってきていますが、毎回お楽しみは、鹿島の地酒の呑み比べ。酒蔵の多いこの鹿島に来たら、やはりこれですよね。(笑)
なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
今回は、普通列車で肥前鹿島を目指すことにしました。

10月29日朝。
箱崎6時10分発、普通121M列車博多行き。811系PM2102編成4連での運転でした。
日曜のこの時間でしたが、車内は立客も多数いる混雑ぶりでした。
博多に到着して、いったん改札を出て買い出しをして、再びホームへ。

やってきた、EF81-404。熊本操へ向かう単8057列車のようです。通常は臨貨で貨車がいるはずですが、この日は荷がありませんでした。
九州の電気機関車では珍しいスノープロウ付きの姿。かつて富山で活躍した名残ですが、いいですねぇ。
さて、ここから乗る列車ですが・・・。
先ほど121Mで乗車していたPM2102編成が、ここ博多からは列車番号を2829Mに変え、そのまま江北行きとなります。

6時35分の発車まで20分ほど停車するので、いったん改札を出て買い出しをするゆとりがあります。

で、買い出ししてきたのは、朝飯。
コンビニのおにぎり3個。やっぱり朝はお米を食べたほうが力が出る気がしますね。
列車は鳥栖から長崎本線へ。

こちらは伊賀屋を出たあたり。
市街地に近いエリアを、バルーンが飛んでいるのが見えていました。
佐賀インターナショナルバルーンフェスタの開幕は11月1日、すでに参加するバルーンチームの多くが佐賀入りし、こうして練習飛行する姿が見られていた、というわけです。
このあと、佐賀駅に近いエリアでも、上空を飛ぶバルーンの姿が見られました。
そして、こちらはバルーンフェスタの会場となる嘉瀬川河川敷。
会場の準備も、かなり進んでいる様子でした。

もうじきここが、人で埋め尽くされることになりますね。
2829Mは8時4分に江北に到着。

ここからはさらに乗り継ぎです。
江北8時17分発、普通2137D列車肥前大浦行き、車両は「ChooChoo西九州TRAIN」キハ47-9041+8076の2両。
このときもこの2両に乗ってまして、おぉまた当たったな、という感じでした。(^^;
江北を出て、長崎本線を進みます。

沿線の水田では、既に刈り入れが終わっているところが多かったですね。残ったところでも、コンバインが入って刈っているところがありました。
秋も深まってきていますね。
8時34分、2137Dは肥前鹿島に到着。
ワタシも含め、目的が同じ人たちが、大挙して下車となりました。

「ChooChoo西九州TRAIN」も登場から1年以上になりますが、相変わらずのこの派手派手デザイン、ウォーキングに参加すると思われる人たちも、スマホのカメラを向けていました。
肥前鹿島駅の前に出てきました。
ウォーキングの受付開始は9時からという案内でしたが、列が長くなりつつあったので、10分ほど繰り上げてスタート受付が始まりました。

今回、スタートで渡された品々が左下写真。
ほんと、ウォーキングの協賛企業からいろいろなものが渡されます。ワタシの場合は基本持って帰っていまして、そして(特に飲料類は)ワタシの口には入らず、スポーツクラブで頑張っている小4末娘の口に入ることになるわけですが。(笑)
さて、スタートですが・・・。

肥前鹿島駅前にある、鹿島バスセンターと祐徳自動車本社の建物。ご存知のように、鹿島バスセンターは9月末で運用を終了し、10月1日からは建物の外にバス停が設けられています。
建物自体の解体工事もすでに着手されていて、解体のための足場が組まれつつある状況でした。

このときに一度だけ、鹿島バスセンターの中に入ったことがありましたが、本当に昭和のバスターミナルの雰囲気を色濃く残していて、初めてなのに何か懐かしい感覚になったのを覚えています。
そういう建物も、歴史の中へ消えて行こうとしています。

なお、祐徳自動車本社は、バスセンターと道路1本挟んだ位置に完成した新しい社屋へすでに移転していました。
今回のコースでは、これまで必ず立ち寄っていた矢野酒造さんへの立ち寄りがなくなっておりました。
ここでの試飲もけっこう楽しみではあったんですけどもね・・・。
矢野酒造さんには立ち寄らなかったものの、そのあとのコースはこの間ずっと同じでしてね。

鹿島城址へ進みます。
写真は赤門。

この頃くらいから、やはり単独行動のせいか、ガチ歩きになってきましてね。
はじめは少しゆっくりめに歩こうかな、と思ってたんですが、やっぱりこうなっちゃうか・・・。
こちらはここのコースお約束の、市内循環バス「どんとこい前」バス停。
以前の旅行記でも紹介したとおり、近くにある「どんとこい」という焼肉屋さんの名前から、バス停の名前がつけられています。

ちなみに「どんとこい」というお店は、佐賀牛や鹿島産の野菜を使い、カルビやキムチチャーハンが人気のお店なのだとか。
夜の営業のみらしいので、泊りがけとかでないと実食は難しいかなぁ・・・。
鬼塚古墳、誕生院と、これまた例年と同じ立ち寄り処を経て、祐徳稲荷神社を目指す道のり。
このあたりは宅地開発も進んでいて、新しい家が建ちつつあるところも見かけました。このあたりからだと、佐賀市方面へ通勤する人が多いんでしょうかねぇ。
しばしガチ歩きを繰り広げ(笑)、祐徳稲荷神社の門前商店街へやってきました。

この日は、レトロカーが集まるイベント「なつかしcarにばる」が開催されていました。ほんと、うわー懐かしい!って思わず声に出てしまうような、年代物の車がいろいろやってきていました。参加資格は1978(昭和53)年以前に生産された車とのこと。
すごいのは、これらの車がすべて、ナンバーがついている現役の車だということ。ちゃんと走れる状態であるというのがミソですよね。
さて、祐徳稲荷神社の境内へ入ってきました。
この鹿島でのウォーキングの度に訪れている祐徳稲荷神社。高いところにある本殿にもしっかり登ってお詣りしてきました。
来たらやっぱり登らにゃでしょ、ってことで。(笑)
祐徳稲荷神社を出て、そこからは浜宿へ向かう道のり。

歩いていると、肥前浜駅の方向からこんなのが走ってきました。
以前のウォーキングの旅行記でも紹介していましたが、電動車両「グリーンスローモビリティ」が今回も、お客さんを乗せて走っていました。
昨年は実証実験という位置づけでしたが、今回は車両を所有するタクシー会社が無料運行という形で、肥前浜駅から幸姫酒造を経由して祐徳稲荷神社までの間を走らせていたんですね。
こういう小回りのきく車両、しかも電動車両が、観光客を乗せて走るというのは、なんかいいですねぇ。
ワタシはあくまでもウォーキングで(笑)、幸姫酒造にたどり着きました。

春のときには、試飲の列が長く伸びてしまってて、ちょっと待てないな~とスルーしちゃったんですが、今回は人が少なかったので、少し試飲を・・・。
特別純米酒の試飲をしてきました。相変わらず、幸姫さんのお酒はとても口当たりが良くて、くいっといってしまいますよね。
結局、試飲したものとは別の純米酒をお買い上げ。それでも、本当に口当たりがいいんですよ。
幸姫酒造を出た後に浜川沿いを下り、浜宿の酒蔵通りへやってきました。
あちこちで呑み比べコーナーが出ていまして、かなり賑わっていましたが、今回はどこにも立ち寄らず通過・・・とにかく、さっさとゴールしようというモードになってしまっておりました。(笑)
スタートから2時間ほどで、ゴールの肥前浜駅にたどり着きました。
ガチ歩きしちゃうと、あっという間に終わってしまいますね・・・。

駅舎隣接の「HAMA BAR」にて、今回もイベント向けの呑み比べセット(3種で1000円・税込)をやっていましたので、そちらをいただくことにしました。
純米酒、純米吟醸、大吟醸と、おつまみのクリームチーズ粕漬がセットになったもの。同じものが、このあと肥前浜に入線した「ふたつ星4047」の乗客にも販売されるんですが、手軽に、しかもいいとこ取りな感じで鹿島のお酒を味わえるので、これはいいと思います。
そうこうしているうちに、その「ふたつ星4047」長崎行きが、江北方から入線してきました。
列車から降りてきたお客さんたちが、やはり「HAMA BAR」の呑み比べの販売に殺到していました。さもありなん、だと思います。(^^;
お酒は呑みましたが、やはりお腹が空きますよね。(笑)

で、しばらく懸案になっていたこのお店が、開いていました!
「金時食堂」。3年前のウォーキングでやってきた際に、ここでお昼を食べたんですが、それ以降なかなかタイミングが合わず、お店に来ることができずにいました。
ここで会ったが百年目!という感じでしたね。

しばらく前に、「孤独のグルメ」原作者の久住昌之さんもこのお店を訪れていたと聞いていました。ほんと、ふらりと井之頭五郎が現れそうな、そんな店構えですよね。
本来11時半から開店のところ、イベント対応で早くにお店を開けていまして、ワタシがどうやらこの日の1番のりだったようです。(^^;

イベント時の混雑を予想して、一部メニューが制限されていたなか、注文したのは写真の皿うどん(やわ麺、850円・税込)。
「金時食堂」では、皿うどんは長崎風のパリパリ麵と、やわ麺の2種類がラインナップされています。やわ麺はちゃんぽん麵なんですけども、しっかり火が通ってお焦げがついていましてね。そこに甘めの餡がかかっていまして、本当にやさしいお味でおいしかったです。
「金時食堂」での食事を終えて、そのまま帰路に就くことにしました。

肥前浜駅の3番ホームには、811系PM1511編成4連が停車していました。
どうやらこの編成が、肥前浜13時16分発の臨時9820M列車「JR九州ウォーキング号」江北行きに運用されるようでした。

まぁでも、それを待つことはなく・・・。
ワタシは肥前浜12時17分発、普通2850M列車鳥栖行きに乗車することにしました。
817系VN20編成2連での運転でした。

この時点ではウォーキングのゴール者もそれほど多くなかったようで、2850Mはそこまで混雑はしませんでした。
江北を出て、列車は複線となった長崎本線を東へ向かいます。

こちらは、朝も通った嘉瀬川河川敷。
臨時駅・バルーンさが駅のほうも準備が進みつつありました。
2850Mは、2分遅れの13時33分、終点の鳥栖に到着しました。
途中で、唐津線からやってくる佐賀止まりの列車が遅れていましたのでね・・・。

鳥栖駅に到着してみると、長らく営業休止となっていた1・2番ホームと3・4番ホームのうどん店が、営業していました。
最近、復活したのだそうで・・・人手不足のために閉めていたそうですが、今後土日祝は、すべてのホームでうどん店の営業が行われるようです。
そうこうしているうちに、こちらの列車がやってきました。
そう、「SL人吉」です。

来年3月に引退を控えているわけですが、この日もお出迎えの皆さんがホームでスタンバイしておりました。

またどこかで一度乗っておきたいなぁ・・・。
鳥栖からはこちらの列車で北上。

鳥栖13時58分発、区間快速(鳥栖→福間間快速)4132M列車門司港行き、811系PM7編成4連での運転でした。

鳥栖からはこの4両で・・・。
途中の南福岡で、前に813系RM111編成3連を連結する作業が行われました。ここからは7両での運転となります。

久しぶりに、南福岡での連結作業を見ておりました。
4132Mで博多に着いて、とりあえずいったん改札を出てこちらへ。

博多駅前広場、冬のライトアップの飾りつけも終盤に入っていました。
11月1日から「光の街・博多」のイルミネーションが街を彩ります。
博多からは14時42分発、普通2164M列車海老津行きに乗車。
813系6両での運転、後ろ3両はRM2222編成でした。

まぁわりと早く帰って来れました。
肥前鹿島駅スタートのウォーキングも、すっかりワタシとしては慣れてしまった感がありますが、ただ、やはりお楽しみがしっかりあるので、飽きることなく参加ができるのかなという気がしますね。
今回は、久々に「金時食堂」にも立ち寄れました。最初に訪問した時から気になるお店だったので、今回は本当に行けてよかった・・・またいずれ訪ねてみたいと思います。

11月に入りますが、秋の深まりとともにいろいろ楽しみも生まれる時期。
まだまだ歩きますよ!
<おわり>