(2022・3)
3月27日。この日もJR九州ウォーキングに参戦です。
福岡では3月17日にソメイヨシノの開花宣言が出て、それから10日。もう十分に見ごろとなり、この日午前中に満開宣言が出されました。
そんななか向かったのは、肥前鹿島駅。同駅スタートのコースはすでに過去2回参加していて、昨年の秋にも行ってたんですが、今回は春。どんな感じなんだろう?コース取りはほとんど同じようなんですが。
メインイベントの「鹿島酒蔵ツーリズム」はコロナウイルス禍のため中止になったんですが、各酒蔵では試飲や販売などを個別に行っていまして、そちらも楽しみではありました。
なお、こちらもあわせてご覧いただければ・・・。
朝。
地元の箱崎駅から今回も、小5娘と2人で出発。
813系9両で運転の普通125M列車南福岡行き、先頭の3両はRM235編成、まだ座席一部撤去を施行されていない編成でした。
博多に着いて、朝食を調達して再びホームへ。
向こう側の2番ホームには、前回このときに乗車した「にちりんシーガイア5号」宮崎空港行きが発車待ち、この日は787系BM11編成6連での運転。
手前の3番ホームには、「みどり1号」佐世保行きが発車待ち、787系BM10編成6連での運転。
9月23日の西九州新幹線武雄温泉~長崎間部分開業以降、大きく運用が変わるとみられる787系、登場から既に30年になりますが、どうなっていくんでしょうかね。
今回乗車するのは885系。
「かもめ7号」長崎行き、SM5編成6連での運転です。

2号車のモハ885-105に乗車しました。
この車両も、シートは布のモケットに変更されていますね。
今回の朝食は、鳥栖駅弁・鳥栖中央軒の「復刻版かしわめし」(720円・税込)にしてみました。
復刻版の掛け紙が目を引きます。

中身はいつもの安定の味。
朝からがっつりいただきました。(^^;
7時53分の定刻に博多を発車した「かもめ7号」、次の停車は鳥栖。
5番ホームに到着すると、鳥栖中央軒のうどん屋さんが営業中。
1月にこんなことをやってましたが、またかしわうどん恋しくなってきたなぁ・・・。(^^;
新鳥栖、佐賀と停まって、次は肥前山口。

ここは、佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場となる嘉瀬川河川敷。
冬場のバルーンのシーズンが終わり、このあたりにも飛んでいるバルーンはいません。
今年の秋は・・・無事に開催できることを祈りましょう。
肥前山口に着きました。
9月23日の西九州新幹線武雄温泉~長崎間部分開業を告知するポスターが張り出されていました。

駅名が「江北」に変わるのも、あと半年後ということになりましたね。
8時53分、「かもめ7号」は博多から1時間で、肥前鹿島に到着しました。

列車が発車したあと、ホーム横を見ると、おお、咲いてるじゃん!
桜の花が見ごろを迎えていました。
駅前に出てきました。
ウォーキングのスタート受付の開始は9時からの予定でしたが、「かもめ7号」が到着する時点ですでに歩き出している人たちがいましたので、繰り上げになったようです。
ワタシたちも受付を済ませて歩き始めます。
駅前にはこちら。
祐徳バスの鹿島バスセンターです。

既に報道されたように、鹿島バスセンターの建物は2023年度末までに解体に着手されるとのこと。その後は駅前にロータリーを造成してバス停を設けるとのことで、バスターミナルの機能は駅前に残るようです。
駅前のトイレが混んでいたんで、こちらのトイレを使わせてもらおうと中に入ってみましたが・・・やはり、昭和の香りがしますよねぇ。
コースを進み、最初の立ち寄り地である矢野酒造へ。
いかにも、な佇まいですよね。

冒頭にも書いたように、今回のウォーキングは「鹿島酒蔵ツーリズム」のイベントにあわせて設定されたわけですが・・・「酒蔵ツーリズム」のイベントが中止になっても、各酒蔵ではそれぞれに試飲や販売などを実施していました。
ここ矢野酒造で目を引いたのはこちら。
ワイン酵母で仕込んだという生酒。今回、先行お披露めとなる新作で、それゆえにまだラベルも出来ていないということでありました。(^^;
いや~でも、本当にワインのような香りと口当たりでしたねぇ、これ。(^^;
早くも試飲でいい気分・・・ということですが、ウォーキングはまだ始まったばかり。先を急ぎます。

こちらは、鹿島城址・旭ヶ岡公園。やはりといいますか、桜が見ごろでいい咲き具合でした。
本番カメラを持ってきていたんで、思わず取り出してパシャリ📸。
旭ヶ岡公園内では桜まつりが開催中でした。写真のように出店も出ていました。
さすがに朝っぱらなんで、まだお客さんはそれほど、でしたが。
さらにコースを進み、ここは鬼塚古墳。
今回もここはコースに入っていませんでしたが、地元の保存会の方が「どうぞ!」と誘導していましたので、一応見てみることに。

佐賀県の文化財指定を受けていますが、昨年夏の豪雨の際に崩れた石室入口の部分がまだ修復されていませんでした。文化財予算がなかなかつかないんでしょうね・・・。
鬼塚古墳の次は、誕生院。
ここのコースでは恒例となっている立ち寄り地です。

今回はここで、鬼塚古墳の「御墳印」が配布されていました。
「御朱印」ならぬ「御墳印」ってのは初めて聞いたんですが、最近各地で流行り始めているんだそうで・・・へぇ~、って感じでしたが。
誕生院を出て、次にめざすのは祐徳稲荷神社、ということになりますが・・・。

途中にあるこちら、普明寺。
かつての鹿島藩藩主・鹿島鍋島家の菩提寺であったところです。ここでも桜が見ごろになっていましたね。
さらに歩いて、祐徳稲荷神社の門前商店街までたどり着きました。

「春まつり」の横断幕がかかってるのはいいとして、何かやってますな・・・。
実はこの日、その「祐徳門前春まつり」の一環として、「なつかしCARにばる」と題したレトロカーのイベントが開かれていたのでした。

とにかく、ワタシが子供の頃によく見ていたようなクルマがたくさんいましてねぇ、なんかすごく懐かしかった・・・。
同行の小5娘は「???」な感じでしたが。当たり前か。(笑)
祐徳稲荷神社に到着しました。
ここに来るのもこれが3回め、いずれもウォーキングで、ですが。

ここも桜が見ごろになってましたね~。
過去2回が秋の訪問だったもんで、春、それもこの桜の季節となると、ずいぶんと雰囲気が違って見えますね。
祐徳稲荷を後に、次に向かったのは幸姫酒造。
祐徳稲荷のお神酒を造っていることで知られる酒蔵ですね。

ここでも試飲をやっていました。
いただいたのは純米吟醸「RISE」。佐賀県産の「レイホウ」という品種のお米を50%まで精米して醸造したという品。軽い呑み口、ほのかな甘い香りがいいですね。
とりあえず、1本買って帰りますかね。(笑)
コースをさらに進み、前回の秋のコースでは行かなかったところへも足を運びます。
こちらは臥竜ヶ岡公園。ここの桜も見ごろを迎えていました。
国道207号の旧道を渡り、海側へ出てきました。
古い街並みを見ながら歩くと、こちらへ。

「峰松うなぎ屋」。大正7年といいますから1918年の創業、地元では老舗のうなぎ屋さんです。1年半前のウォーキングのときから目をつけていたんですが、持ち帰り専門であることを、今回初めて知りまして。(^^;
店頭にうなぎはなかったんですが、とりあえず一品お買い上げして後からいただくことに。
再び国道207号旧道を渡り、浜宿の酒蔵通りに入ってきました。

おっと、なんか三輪の乗りものがやってくるなぁ、と思ったら、観光用のトゥクトゥクでした。ここでも走ってるんですねぇ。
そして、昨年秋にも立ち寄ったこちらへ。

光武酒造です。今回も、呑み比べなどをやっているとのことで、さっそく入ってみます。
日本酒の4種呑み比べ(800円・税込)を調達しました。
左上写真の4種の呑み比べになります。「手造り純米酒光武」「辛口手造り純米酒光武」「純米大吟醸BOOST」「雫しぼり大吟醸」。

今回も建物の裏側に、ビールケースとベニヤ板で仕立てたテーブル席がありましたんで、そちらでいただくことにします。
やはり、純米大吟醸のすっきりしたうまさが印象的でしたねぇ~。

そこに合わせるアテは、さきほど峰松うなぎ屋で買ってきたあなご蒲焼き。炭焼きの香ばしさと、この日本酒のすっきりした呑み口、たまんないねぇ~。(^^;
そしてそのまま、ゴールの肥前浜駅に到着。
あちこち立ち寄っての3時間半、結局11km余りを歩いていました。

駅前でもイベントやってますねぇ。
で、そんななかで、駅舎内にあるこちら。

「HAMA BAR」。地元鹿島の地酒をいただける、駅舎直結の日本酒バー。
昨年1月にオープン、そう、肥前浜駅が「36ぷらす3」のおもてなし駅となったことがきっかけでできたバーです。

ゴールした記念に(笑)、ここでも1杯いただくことに。
今回はウォーキングで立ち寄らなかったんですが、浜宿の酒蔵通りにある富久千代酒造で造られる「鍋島」の特別純米酒(1杯300円・税込)。まろやかな甘みが特徴のお酒でした。
富久千代さんは「酒蔵オーベルジュ」を標榜してお宿もやられてるんですよね。一度泊まってみたいもんだと思いますが。
しばらく駅前のイベント会場で過ごしたあと、肥前浜駅に特急が臨時停車するというので、それに乗って引き上げることにしました。
「かもめ20号」博多行き、787系BM8編成7連でやってきました。
こちらは、まもなく肥前山口、というところ。
左手から、佐世保線が合流してきます。

9月23日からは、あちらが長崎へのメインルートになるわけで、既に、新幹線アクセス特急「リレーかもめ」が走る一部区間(大町~高橋間)の複線化も完成しています。
まもなく博多、というところで、左手を見ると・・・なんかいますね。(^^;

竹下(南福岡車両区竹下車両派出)にいたのは、DEC741形E1編成。昨年廃車となったクモヤ443系D1編成に代わる、JR西日本の新しい電気検測車です。
今後はクモヤと同じく九州内の検測も行うため、JR九州の乗務員による取扱訓練のためにやってきたものと思われます。
博多到着後、じゃちょっと竹下行ってみるかということで・・・。

博多14時26分発、普通2153M列車二日市に乗って、竹下へ向かいます。車両は811系PM2013編成4連。
竹下へ着いてみると、やはり目につくのはこちら。
竹下車両派出の一番奥にいる、キハ40-2037・2053の2両。香椎線で活躍し、BEC819系「DENCHA」の進出で3年前にお役御免となっていますが、その後も各種団体臨時列車などで活躍を続けています。おそらく、検査期限がくるまではそうした役割になるんでしょうね。
駅を出て、那珂川沿いに歩き始めました。
こちらでも、桜が見ごろですね。この日は本当にいい陽気でした。
そして、たどり着いた竹下車両派出の入り口。
まさか、ここから入るわけではありません。(笑)
その先、さらに歩いて、踏切のほうへ。
ということで、踏切脇のところから、DEC741を拝むことができました。
障害物がいろいろあるけど、そんなこと拘ってる場合じゃないすね。

詳しくはこちらでも。
竹下から15時21分発区間快速(博多→福間間快速)3242M列車(先ほど乗車した811系PM2013編成で運転)で吉塚へ。
そこからさらに、普通(久留米→博多間区間快速)1336M列車海老津行きに乗り継ぎました。813系6両、前3両はRM3418編成、RM218編成を一部座席撤去・ワンマン対応改造し+3200番となった編成です。
最後はちょっと鉄ネタになってしまいましたが、春のウォーキングもしっかり楽しんできました。
ちょうど桜の見ごろの時期にあたったってのは、本当によかったです。行くところ行くところ、見ごろの桜のオンパレードで、春の雰囲気を満喫することができました。
これからさらに暖かくなるんで、どんどんお出かけもしていきたいです。もちろん、感染対策にはしっかり気を配りながら、ということで。
<おわり>