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Part3(2019・8)
旅も3日目、8月25日の朝です。

朝から露天風呂につかってから、朝食です。
朝もこのように、かなり盛りだくさんな内容でした。ちびさんたちが思ったほど食べないので、残ったものも食べていたら、食べ過ぎてしまいました。(^^;
朝食後にもう一風呂しに行きました。
そちらは、人吉温泉最古の源泉といわれる「御影の湯」。おかげさまで、貸し切り状態で楽しむことができました。

朝10時、チェックアウト。
久々に、温泉旅館を満喫させてもらいました。いいお宿でした。
お宿をチェックアウト後、お宿の車でこちらまで送っていただきました。

ここは、球磨川下りの発船場。
そう、一度やってみたかった、球磨川下りをやってみようということでやってきました。
ラフティングのコースをいきなりではきついので、とりあえずは清流コースで・・・事前に予約をとっておきました。
待ち時間の間に、ライフジャケットの装着についての説明を受け、いよいよ船に乗り込みます。

やはり雨模様、ということで、船には屋根がかけられていました。それでも、運航してもらえるだけでもありがたい・・・。

発船場は、人吉城の対岸という位置にあります。
そこから、雨で水嵩の増した球磨川へ乗りだして行きます。

川では、カヌーなどのボートの練習をしている光景にも出くわしました。
向こうから手を振ってくれていたので、こちらも手を振り返してたりとか。
ところどころ、川幅が狭くなるところで、水しぶきがあがります。水嵩が増してるんで、やはり迫力がありますね。

途中で、船漕ぎ体験をさせてもらえるというので、ちびさん二人が船尾へ。
なかなかできない体験をさせてもらって、ちびさんたちもご満悦でした。

着船場は、前夜泊まった「翠嵐楼」のすぐそばでした。
そこから、川下りの送迎バスに乗せていただき・・・。
・・・人吉駅までやってきました。

時間は12時、駅前にあるからくり時計が、動く場面に出くわしました。

しばらく、駅の待合室で過ごしていました。
お昼時、ではあったんですが、お宿での朝食で食べ過ぎてしまいまして、ワタシはほとんどお腹が空かない状態でした。
それでも、ちびさんたちは「お腹が空いた」とのたまっていましたので・・・。
・・・こちらを買いに行かせました。
人吉駅弁では一番有名な品「栗めし」(1100円・税込)。
大きな栗の実がご飯の上に載っています。相変わらずですね。

というか、この「栗めし」は、ワタシの口の中に入ることはありませんで、嫁さんとちびさん2人で食べてしまっておりました。(^^;
そうこうしているうちに、帰りの列車の入線時間になりました。

そう、昨日は発車を見送った「SL人吉」に、きょうは乗ることにしていました。
もともと、ウチのちびさんたちが、SLの牽引する営業列車に乗りたがっていましたのでね・・・このときに、C62-2の牽引する「スチーム号」の構内運転に乗っているとはいえ、やはり本線を走るとなると話は別ですよねぇ。

ワタシ自身も、「SL人吉」に乗るのはこのとき以来、8年ぶりということになりました。
14時38分の人吉発車より前に、2号車ビュッフェの営業が始まりましたので、さっそくそちらへ。
しばらく乗らないうちに、メニューもいろいろ変化しておりました。

とはいえ、扱っているビールは8年前のときと同じ、熊本の地ビール「小町麦酒」。
とにかくいただきませう!かんぱーい!(^o^)/
14時38分に人吉を出た「SL人吉」は、人吉盆地をあとに、球磨川沿いを走っていきます。

14時57分、列車は一勝地へ。
ここでまず、10分の停車。
駅舎の前までゆっくりいってくるゆとりがありますね。
さらに、駅舎では地元の物産販売もやっていましたので、とあるものを購入。それは後程登場します。
そして車内では、ビュッフェで購入してきたこちらの品が登場。

ワタシはまだそれほどお腹が空かないでいたんですが、嫁さんとちびさんたちは「お腹空いた~!」の大合唱。(笑)
ということで、お弁当を買ってきました。

「86弁当」(1200円・税込)。「SL人吉」のオリジナル弁当として昨年から登場したこちらのお弁当、熊本の老舗洋食店「五車堂本店」が考案したものとのことです。
やはり注目は、中央に載っているハンバーグ。熊本県産のブランド牛「和王」を使用しているとのことで、ワタシも少しいただきましたがまぁ美味いこと美味いこと!
その他のおかずも、とてもいいお味でございました。これはなかなかいい内容ですぞ!
一勝地を出て、列車はさらに球磨川に沿って走っていきます。

時々、ラフティングやっているボートの人たちが手を振ってきてましたので、こちらも手を振り返しておりました。
15時22分、列車は白石に到着。
ここでも、8分の停車時間があります。

ここは、対向ホームから編成写真を撮るのに適していますね。

1908年の開業当初からの駅舎も、健在でした。
列車は撮影名所である球磨川第一橋梁を渡りました。

こちらは最後尾の1号車展望ラウンジ。
こういうスペース、ウチのちびさんたちも大好きで、しばし流れる景色を楽しんでおりました。
15時57分、列車は坂本に到着。
ここでも、11分の停車時間がありました。

ここ坂本では、下りの「かわせみ・やませみ5号」人吉行きとの行き違い。
向こうからこちらへ、お客さんや客室乗務員さんが手を振っていましたので、こちらも振り返しておりました。
で、坂本駅ではこちらを購入。
「焼きさば寿司」(800円・税込)。地元の鮮魚店さんが作って売っているものです。
8年前の乗車のときにも、同じく坂本駅で買っていただいたんですが、味は変わらずおいしかったです。

そして、先ほど一勝地駅での物販で購入してきた米焼酎「一勝地」。まろやかな味でなかなかうまい焼酎でした。
坂本を出ると、やがてあたりがひらけてきます。
一度、橋梁で上を跨いでいった肥薩おれんじ鉄道線(かつての鹿児島本線)が、今度は右から合流してきます。まもなく八代ですね。
八代、新八代の順に停まり、次は終点の熊本。

最後に、デザートをいただくことに。
こちらは「焼酎アイス」(340円・税込)。球磨焼酎を染みこませたシャーベットとバニラアイスの二重構造になっているもので、いわゆる「スゴクカタイアイス」にはなっておらず(笑)、サクッといただくことができました。美味かったですよ。
宇土を通過し、こちらは新幹線の熊本総合車両所横を通過する場面。
フリーゲージトレインの第三次試験車両であるFGT9000系4両が、構内に留置されているのが見えていました。
いまのところ実用化のめどがたたない、新在直通用のフリーゲージトレイン。このFGT9000系も現在は試験走行をとりやめたままですが、この先どうなっていくのか・・・。
17時14分、「SL人吉」は定時に終点・熊本駅6番ホームへ到着しました。

隣の5番ホームには、三角からのキハ185系「A列車で行こう6号」が先に到着していました。

ちびさんたちは、乗車中になぜか客室乗務員さんと仲良くなりまして、下車後もしばらく別れを惜しんでおりました。(^^;
熊本駅でいったん改札を出て、土産物の物色など。

東口(白川口)では、今年3月に新駅舎がオープンしていました。
熊本城の石垣の「武者返し」をイメージしたというこの駅舎の建設に伴って、1958年竣工の前駅舎(1991年に欧風化改修されてましたが)は解体となっていました。
いや~なんかイメージ変わりましたな・・・。
さて、ここからは新幹線で博多まで行くわけですが・・・。

ここは、ちびさんたち向けにサプライズを。
熊本駅11番ホームから18時6分発、「つばめ336号」の指定席をとっていたんですが、この列車がこの日は、「Waku Waku Trip新幹線」の「ミッキーマウス&ミニーマウスデザイン」のラッピングを施された800系U9編成での運転でした。
その登板予告を知って、ディズニー大好きなちびさんたちのために、もうこれをチョイスするしかなかろう、ということで、きっぷを手配していました。

入線してきた車両を見て、ちびさんたちは「これに乗るの?やったー!」と大喜び。狙った通りです。(笑)
そんなことで、およそ50分ほどの乗車でしたが、あっという間に列車は博多へ。
18時55分、博多駅11番ホームに到着しました。

あとは、地元・箱崎まで戻るのみです。
3日間、あっという間に終わりましたが、かなり濃厚な旅になったと思います。観光列車も、温泉も、おいしいものも、ふんだんに楽しむことができたな、という感想です。
ちびさんたちの意見も聞きつつ、いろいろ考えながら行程を組んだんですが、想像以上に楽しかったようで、ちびさんたちもかなり満足したようでした。
あいにくの空模様ではあったものの、肝心なところで雨に降られずに済んだのも、本当にありがたかったなぁと。

後日談ですが、小3の娘は、始業式の日に持っていく「夏休みの出来事」の宿題のために、自分で撮ったこの旅の写真をプリントアウトして、学校へ持っていきました。普段からタブレットで写真を撮ってるもんで、最近はそんな風に自分の撮ったものを活用することができるようになりました。自分で旅の記録をすることができようになったんやなぁ、成長を感じますね。

次はどんな旅にしようかな・・・またいろいろ、ちびさんたちとも話しながら練っていこうと思います。
<おわり>