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Part3(2004・4) | |
11時9分、「つばめ37号」は鹿児島中央駅13番ホームに到着しました。 折り返しの「つばめ44号」を待つお客さんがすでに列を作っていました。 |
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東口の駅前に出てきました。 こちらではいま、新しい駅ビルの建設が進んでいます。 この駅ビル、屋上に観覧車(!)ができるというのが目玉になっているんですが、その観覧車が、すでにその姿を現しつつありました。 確かに、桜島はよく見えるんだと思いますが・・・。 |
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市電の鹿児島中央駅前電停ですが、整備が終わり、このようにきれいな状態になりました。 駅前広場のほうに電停が引き込まれて、駅からのアクセスが容易になりましたね。 |
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少し駅周辺を歩いてみました。 駅から少し離れた甲突川沿いの緑地帯では、鹿児島県内外の園芸業者が約1000種10万本を出品するという「春の木市」が行われていました。 川沿いの桜のほうは、さすがにもうほとんど葉桜になっていましたが・・・。 |
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お昼になりましたので、そろそろ食事にしましょう。 鹿児島中央駅前のとある居酒屋さんの前に、昼の定食で「黒豚生姜焼き」という掲示が出ていましたので、それをいただくことにしました。 黒豚だけに、非常に歯切れがよく、食べやすかったですねぇ。 |
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駅のほうに戻ってきました。 鹿児島中央駅構内には、新幹線開業キャンペーンの一環として、6月30日までの期間限定で鹿児島県産の焼酎専門ショットバー「Amutas」が設けられています。1ショット(180ml)の焼酎が300円〜500円でいただけるということで、人気のスポットになっているようです。 ワタシですか? 気を引かれたことは確かですが(笑)、とりあえずこの場は素通りです。 |
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さぁて、乗り鉄を再開しましょうか。 2番ホームに降りてきました。ここから12時39分発、特急「はやとの風4号」吉松行きに乗車することにしました。 近郊型車両から改造されてこの3月13日ダイヤ改正でデビューした「はやとの風」専用の黒いキハ140・147形車両、前月、九州新幹線の部分開業日に見るだけは見ていますが、そのときからぜひ早いうちに乗ってみたいと思っていました。 この列車は「特急」ではありますが、基本的にはワンマン運転ということになっていまして、車掌さんは乗っていません。ただし、車内販売を兼ねて客室乗務員さんが乗務しています。 |
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改めて車内の様子を。 とにかく、木を多用したスペースと、暖色系の照明。 種車の近郊型車両とは、似ても似つかぬ姿ですねぇ。 |
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シートです。 大きさは違いますが、背もたれの木の形状は800系「つばめ」を意識したもののようですね。 |
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そして、車体中央部の展望席。 なかなかいい感じですよね。 ワタシは今回、指定席をとってはいましたが、基本的にここに陣取ることにしました。 平日でしたし、かなり空いていましたのでね。 |
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鹿児島中央を発車した「はやとの風4号」、次の停車駅は鹿児島です。 駅構内には、保留車になっている元急行形の475系電車が多く置かれていましたが・・・。 ここで、とある老夫婦が指定席車両に乗り込んできて、「あら、えらくいいいすだわねぇ」などといいながら空いていた席に座りました。 やがて、次の停車駅が隼人、というアナウンスがされたとたん、老夫婦は「え?! この列車は加治木には停まらんの?」と・・・。どうやら、普通列車と間違えて乗ってしまったようでした。 この列車、色はあんな感じに変わっていますが、外側の形は近郊型のままですからねぇ、無理もないのかなと。 あとで客室乗務員さんに聞いたところ、こうした「誤乗」は時折あるのだそうで・・・。 |
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鹿児島を出た列車は、やがて錦江湾沿いの区間へ出てきました。 車窓には、桜島。 雄大なその姿を、窓をフレームにして撮ってみました。 |
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竜ヶ水の駅で、こちらの列車とすれ違いました。 霧島神宮発鹿児島中央行き「きりしま11号」、この春に復活した「緑きりしま」色の485系3両編成が充当されていました。 車窓の景色をぼんやりと眺めているうちに・・・。 |
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気がつけば、列車は隼人に到着していました。 さきほどの「誤乗」の老夫婦は、「誤乗」である旨の証明をもらってここで下車し、普通列車で折り返していきました。 |
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隼人を出て、列車は肥薩線へと入ってきました。 のどかな車窓風景が迎えてくれます。 |
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客室乗務員さんが、車内販売のワゴンを押してやってきましたので、せっかくだからとビールを買い求めました。 以前にもこちらでご紹介した「薩摩ビール」なんですが、今回は「エール」という種類のものをいただいてみました。 景色を眺めながら、ビールをいただいているうちに、列車はこちらの桜の木がある駅に到着です。そこは・・・。 |
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・・・この駅は、嘉例川。このときにご紹介した大隅横川駅と同じく、開業から100年を迎えてなお、木造の味のある駅舎が残る駅です。 JR九州ホームページでも公開された新幹線「つばめ」開業キャンペーンのCMのうち、「霧島編」はこの駅で撮影されたものですね。 |
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続いて列車は、霧島温泉駅に停車です。 この駅は、かつて「霧島西口」という駅名でしたが、2003年3月15日のダイヤ改正の際に現在の駅名に変更されています。もともと霧島温泉郷の玄関口として利用されてきた駅ですのでね。 少し停車時間がありましたので、ホームではここで列車を降りて霧島観光へ向かうお客さんが、客室乗務員さんにカメラを渡し、列車をバックに記念撮影をする光景も見られました。 |
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次の停車駅は、大隅横川。 相変わらず、いい雰囲気ですねぇ。 駅の周辺には、あちこちに桜の木がありますが、このときはその多くが満開に近い状態になっていました。 列車の行く手にも、いい感じに花が咲いている桜の木がありましたので・・・。 |
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・・・大隅横川を発車した際に、これまた展望席の窓をフレームにして、このように桜の花を撮ってみました。 きれいですよねぇ。本当に、見惚れてしまうような美しい桜でした。 「はやとの風」での旅はまだ続きます。 |
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