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Part2(2004・4)
「鮎屋三代」を食べ終わりましたので、そろそろ移動しましょう。

こちら、JRの八代駅舎から少し南側にある、肥薩おれんじ鉄道の八代駅舎です。八代〜川内間の第三セクター化を機に、新しい駅舎が造られました。
駅構内ですが、かつて肥薩線用の折り返しホームだった0番ホームと、1番ホームの川内寄りの一角が、肥薩おれんじ鉄道専用ホームとなっていました。1番ホームのほうは、おもに新八代直通の列車が使用しているようです。
なお、1番ホームの熊本寄りには、JRの列車が発着するようになっていまして、時間帯によって同じ線路を使い分けているようでした。
さて、新八代始発の6215D列車出水行きがやってきました。
さきほど新八代駅手前の引上げ線に停まっていた、HSOR100形気動車2両編成ですね。

このHSOR100形ですが、車内はセミクロスシート。
最近の軽快気動車では全国的に見られる配置ですね。
9時31分定刻のところ、2分ほど遅れて6215Dは八代を発車しました。

肥薩線と分かれ、球磨川を渡ります。
八代の次の駅・肥後高田に到着。
駅の横で桜が咲いていました。

それにしても、1ヶ月弱前まで電車特急で通っていたこの区間を、気動車で、というのも、非常に不思議な感じです。電化設備は残ってはいるんですがね。
次の駅は、日奈久温泉。
JR時代は「日奈久」の駅名でしたが、第三セクター化を機に改称されています。
もともと、ここは温泉で有名なところですし、このほうが分かりやすいですね。
そして、その先は、八代海沿いの区間。
この景色は、第三セクター鉄道に変わっても変わることはありません。

このあたりは、桜並木があるところもありますね。
特急「つばめ」が走っていた頃は、桜と列車をからめて撮影するファンも多かったところですが・・・。
肥後田浦手前で、海沿いを離れ、今度は内陸へ入っていきます。

肥後田浦を発車するところで、前方を。
客室からの前面展望、というのは、特急「つばめ」ではまずありえなかったわけですが・・・。
山間の駅・海浦を過ぎて、列車は佐敷へ。
かつては特急も停まっていた駅ですが・・・。このときにも書いたように、もう特急が並ぶ光景も過去のものになってしまいました。

この駅では対向列車待ちで、少し停まります。
次の湯浦へ向かう途中に、またも桜並木・・・。
このあたりも、温泉がありますよね。
湯浦を出て、当ページでは何度も紹介しているこの高架橋。ついに新幹線の営業列車が走り始めました。
以前は特急「つばめ」の車内から見ていて、まだずっと先のことのように思っていましたが、あっという間でしたね・・・。
津奈木駅に到着しました。
このとんがり屋根が特徴的ですね。

津奈木を出ると、車内の案内表示に「次は 新水俣」と出ました。
ワタシはおもむろに下車準備・・・。
10時32分、6215Dは新水俣に到着しました。まさしくここは、3月13日に新しく開業した駅です。
八代からはちょうど1時間ほどの乗車でした。ワタシはここで下車です。
在来線に新設された肥薩おれんじ鉄道のホームから、隣接する新幹線の高架をくぐって、新幹線新水俣駅のロータリーに出てきました。

タクシーが何台か、客待ちをしていました。新幹線を降りてから水俣中心街まで、ここからタクシーを使うお客さんもいるんでしょう。
本当は、おれんじ鉄道の列車でもう少し南下したいなという気もしていたんですが、この後の行程のことを考えて、ここから新幹線を使うことにしました。

各駅停車タイプの「つばめ37号」鹿児島中央行き、800系のラストナンバーU5編成がやってきました。
最後尾・6号車の自由席に乗り込みました。
ホームで見ていて、指定席にはけっこう人が乗っているように見えましたが、自由席のほうがかえって空いているような感じですね。
発車してしばらく、海が見えてきました。
薄曇り気味で、遠くの島々も霞んでいましたが。
出水、川内と停車し、列車は川内の新幹線車両基地の横を通過していきます。

ここから、あと10分くらいで鹿児島中央に着いてしまうんですよねぇ。800系新幹線に乗車するのはワタシはこれで3回目ですが、いまだにこの速さには慣れきれてませんね・・・。(^^;)
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