![]() ![]() <Part8へ> |
|
![]() |
|
![]() |
8月7日の朝になりました。 旅はきょうで終わりの予定です。 朝の札幌は曇り空でありました。 |
![]() |
さて、きょう最初に乗る列車は、こちら。 札幌発富良野行き、臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス1号」。 車両は、キハ183系ジョイフルトレイン「クリスタルエクスプレス」4両編成。 ワタシ自身、この車両には、このとき以来の乗車となりますが・・・そのときは、この車両で快速運転をしていましたよねぇ・・・。 |
![]() |
|
![]() |
車内のほうですが、もちろん、富良野方面へ行く観光客が多数を占めている感じでした。 なかには、海外から来たと思われる人たちの姿も・・・。 |
![]() |
列車は札幌を出て、函館本線を東へ進みます。 江別を過ぎて、列車は夕張川を渡っています。 車内では、富良野の観光案内のビデオ放映などが行われておりました。 しばらくすると、今度は・・・。 |
![]() |
こちら。 女性の係員さんがまわってきて、こちらをお客さん一人一人に配布していました。 これ、アンケート用紙でした。 おそらく、この「フラノラベンダーエクスプレス」など、富良野方面へ向かう観光列車のサービス向上を図るためのものなんでしょうね。 |
![]() |
函館線を進んで、9時ちょうど、列車は滝川に到着。 列車は、ここから根室本線に入ります。 |
![]() |
列車が根室線に入ってきた頃から、日が差してきました。 左上写真は赤平駅通過の場面。 このあたりも、かつては炭鉱がありました。 列車はこのあと、芦別に停車し・・・。 気がつくと、「次は終点 富良野」という案内表示が出ました。 |
![]() |
|
![]() |
9時58分、列車は終点・富良野に到着しました。 お客さんは、ここで駅を出て富良野での観光に向かう人、さらには富良野線に乗り換えて美瑛方面へ向かう人、など、さまざま。 そんななか、次の乗り継ぎまで1時間程度しかないワタシは・・・。 |
![]() |
富良野駅前からタクシーに乗り、この場所へやってきました。 喫茶「北時計」。 ドラマ「北の国から」、そして「優しい時間」にも登場した場所です。 本当は、「優しい時間」の主な舞台となった「森の時計」のほうへも行ってみたかったんですが・・・前夜にインターネットでリサーチをかけたところ、まだこの時期、観光客が「森の時計」へ集中しているという情報もあったので、迷った挙句、「北時計」のほうへ行くことにしたのでした。 |
![]() |
お店はちょうど10時に開店したばかり。 お客さんもそれほど多くありませんでした。 建物はログハウス。 アンドレ・ギャニオンのピアノ曲がBGMとして流れていました。 「優しい時間」のなかでも、アンドレ・ギャニオンの曲が使われていましたねぇ。主題歌の「明日」も、彼の作曲でした。 エアコンがなくても、窓を開けていれば涼やかな風が店内を通り抜けていきます。 |
![]() |
ブレンドコーヒーをいただくことにしました。 コーヒー1杯のために、タクシーで喫茶店へ、なんて、めったにすることじゃありませんがね・・・。 この、落ち着いた雰囲気のなかで、コーヒーを飲むというのも、いいですねぇ。 ほんと、癒されます。 次は、冬に来てみたい・・・。 |
![]() |
|
![]() |
「北時計」でのひと時を過ごしたあと、タクシーで富良野駅まで戻ってきました。 前回ここまでやってきたこのときは冬場で、駅前でも積もった雪が凍り付いていましたっけ。 駅で食べた立ち食いうどんが熱いくらいで、それでも非常にうまいなぁと思ったのを覚えてますが。 夏場は、冬とは本当にまったく別物に見えてしまいます。 |
![]() |
ここからですが、この旅最後の未乗線乗車。 この富良野から、根室本線をさらに先へ進みます。 11時6分発、2429D列車釧路行き。 滝川始発でやってきた釧路運輸車両所のキハ40形1両に、ここ富良野でさらに1両が増結されました。 |
![]() |
|
![]() |
列車は空知川に沿って、南下を始めました。 一度、このときに通っているところではありますけども・・・雪に閉ざされたそのときの風景とは、やはり別物だなぁ、と思いました。 |
![]() |
さらに進み、金山ダムのあたりまでやってきました。 こんな風景であることすら、冬場に来たときには気がつきませんでしたねぇ・・・。 金山駅に到着。 このときには、信号故障のために足止めを喰らった場所。 足止めを食っているあいだに、ホームに降りてきてキハ12-23「ぽっぽや号」を吹雪のなかで撮ったりしていましたっけ。 そのキハ12-23こと、キハ40-764も、前述したようにすでに保留車になってしまった・・・時間は流れたんですねぇ。 |
![]() |
|
![]() |
列車はさらに進み、幾寅に到着。 そうそう、映画「鉄道員」の舞台となった場所。 あの木造駅舎も、まだまだ健在です。 見たところ、駅周辺にはやはり観光客の姿がありました。 そして、ここ幾寅から新得までの区間が、今回乗車する未乗線区間です。 |
![]() |
2429Dは幾寅を出て、少しずつ山間へ入っていきます。 このあたりは、この時期に色づいた麦が見られるんですねぇ。地元・九州との季節感の違いを実感しました。 ちょっとまた雲が出てきましたね。 |
![]() |
12時7分、落合に到着。 ここでは、上り2432D列車との行き合いも含めて、15分ほどの停車。 落合を出ると、かつて新得まで延びていた旧線の跡が左へ分かれ、線路は山間へ入っていきます。 いくつかトンネルを抜け、さらに進むと・・・。 |
![]() |
|
![]() |
列車は、新狩勝トンネルへ。 トンネルへ入るとすぐに、右手から石勝線が合流してきます。上落合信号場ですね。 トンネルは山の下を一直線に貫いていますので、ここからは一気にスピードが上がります。 |
![]() |
6km近く続く新狩勝トンネルを抜けると、広大な牧草地が見えてきます。 北海道らしい長閑な風景を眺めつつ、列車は大きくS字カーブを切り、高度を下げていきます。 |
![]() |
12時48分、2429Dは若干遅れて、新得に到着しました。 これで、根室本線の完乗も達成。 ワタシ自身、JR北海道の路線では、留萌本線の恵比島〜増毛間を未乗で残すのみになりました。 ・・・って、この留萌線もけっこう攻略は難しそうですよね。今回の旅程を組むにあたっても、留萌線に乗れないかといろいろ検討したんですが、かなり厳しい条件になってしまうのであきらめた経過がありました。 |
![]() |
|
![]() |
お昼時ですので、昼食をとろうと駅舎内の立ち食いそば屋に入りました。 天ぷらそばを注文します。 新得というところは、実はそばの産地でして、「新得そば」として知られています。 この新得駅の駅そばも、「新得そば」。 駅前で店に入ろうかとも思ったんですが、駅そばで、十分に「新得そば」を味わえますねぇ。恐れ入りました。(笑) |
![]() |
次の列車を待つ間、待合室にて。 この新得を含む十勝地方で、昨年から世界のラリーカーレースの最高峰・WRC(世界ラリー選手権)の公式レース「RALLY JAPAN」が開催されるようになりました。今年も、9月30日から10月2日にかけて開催が決まっています。 待合室には昨年の「RALLY JAPAN」の写真パネルが展示してありました。 |
![]() |
そろそろ、今回の旅も最終場面に入っていきます。 ここ新得からは、新千歳空港へ戻るべく、特急「スーパーおおぞら6号」札幌行きに乗車し、南千歳へ向かいます。 車両はもちろん、キハ283系。通常の6両編成に3両増結されていました・・・って、この「スーパーおおぞら」の場合は、こうした増結は日常茶飯事です。 私が乗車した6号車指定席の車内は、けっこう混みあっておりました。 |
![]() |
|
![]() |
上落合信号場までは、さきほど2429Dで通ってきた線路を戻る格好になります。 そこからは、根室本線と分かれ、石勝線へ・・・。 石勝線内唯一の停車駅となっているトマムを過ぎて、列車は谷に沿って下っていきます。 |
![]() |
|
![]() |
占冠を過ぎ、昨日も訪れた新夕張まで戻ってきました。 私の乗った「スーパーおおぞら6号」は、この新夕張も通過です。 新得から新夕張までの石勝線は、特急しか走っていないため、この区間内の駅相互間については特例として、「青春18きっぷ」を含む普通乗車券のみで特急自由席に乗車できます。 ただまぁ、通過駅の多いこの「スーパーおおぞら6号」の場合は、適用は新得からトマムの間だけ、ということになりますねぇ。 かつての夕張線の区間を進み、列車は、追分も通過。 沼ノ端へ向かう室蘭本線の線路が、アンダークロスして左へ分かれていきました。 |
![]() |
|
![]() |
14時48分、「スーパーおおぞら6号」は南千歳に到着。 ワタシはここで下車です。 ちょうどすぐあとに、新千歳空港からやってきた「エアポート147号」札幌行きの721系F5201編成は、来年の夏に予定されている北海道デスティネーションキャンペーン「はなたび北海道」の広告車両になっていました。 駅周辺ですが、どうやらきょうは航空自衛隊千歳基地の航空祭があっていたもようで、いつになく人が多かったですねぇ。 |
![]() |
|
![]() |
北海道内で最後に乗る列車。 14時58分発「エアポート142号」新千歳空港行き。785系電車、道内では最初も最後も、この車両になりましたね。 車内はやはり、観光帰りで空港へ向かうと思われるお客さんでかなり混みあっておりました。 道内最後の乗車は、3分ほどであっけなく終了です。 |
![]() |
|
![]() |
空港ターミナルで自宅への土産を買い込んだあと、空路、福岡へ戻ります。 空港ロビーは、大阪・伊丹空港行きのJAL便で欠航が出た関係もあって、そのお客さんの他便への振り替えの案内などが流れ、あわただしい雰囲気でした。 16時15分発、JAL3514便福岡空港行き、機材はB747-400「スカイクルーザー」。 帰路も、マイルの特典航空券で搭乗します。 自動チェックイン機で、特典航空券の発券を受けようとしたところ、1000円出しで「クラスJ」へのアップグレードが可能、という表示が出たので、ゆったり帰ろうということで1000円を足して「クラスJ」に・・・。 |
![]() |
3514便は、定刻の18時40分より若干早く福岡空港へ着陸。 ワタシはその足で、そそくさと地下鉄に乗り換え、博多駅へ。 19時5分発大分行き「ソニック49号」に間に合いました。 |
今回は、未乗線乗車をはじめとした乗り鉄に加え、「ねぶた祭」など北の夏祭りも楽しめましたし、親しくしているネット仲間との交流も含めて有意義な時間を過ごせました。 今回の旅で、室蘭本線、函館本線、江差線、八戸線、五能線、石勝線、根室本線が、完乗達成のリストに加わりました。まだまだ、ワタシが目標にしているJR全線完乗には時間がかかりそうですが、今回も含めたこのところの乗り鉄でだいぶ前進を図ることができました。 最後に、今回の旅で一緒になった仲間のみなさんに、改めてお礼を述べたいと思います。 |
|
<おわり>![]() ![]() |