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Part7(2005・8)
8月6日の朝になりました。

宿をチェックアウトして、八戸駅にやってきました。
時刻は、6時40分。

左上写真、新幹線「はやて」のE2'系車両が入線してくるところですね。
時間的に、上りの初発「はやて2号」東京行きになる車両でしょうか。

左下写真。駅構内に入ってくると、EH500-14牽引の上り貨物列車が通過。
よく見るとこの機関車、白いヘッドマークステイ(台座)がついていますねぇ・・・。
きょう最初に乗る列車は、八戸7時10分発、「つがる43号」弘前行き。
E751系6両編成、青森始発「つがる2号」からの折り返しで運用されます。
朝食は、駅弁にしました。

「さんまの柚香寿し」(630円)。あの「八戸小唄寿司」で有名な吉田屋さんの駅弁ですね。
柚子のさっぱりした香りが、サンマの臭みを消しています。
列車は八戸を出ると、三沢、野辺地、浅虫温泉の順に停車。

浅虫温泉付近では、右手に陸奥湾が見えてきます。
きょうも天気はよさそうですね。

8時9分、「つがる43号」は青森に到着。
ワタシはここで列車を降りました。
しばらく駅を出て喫茶店で一服。

駅へ戻ってくると、駅ではこういう風景。

写真左、大阪から5番ホームに到着した583系「東北夏祭り号」。これから、いったん青森車両センターへと引きあげます。
すぐ隣の4番ホームには、青森始発で秋田へ向かう485系「かもしか2号」が停車中です。

この写真を撮る前、駅の改札を入るあたりで、どこかで見たことのあるような人が・・・実は、あのエジプト考古学・ピラミッド研究で有名な吉村作治・早大教授が、青森に来ていたんです。
後日、吉村教授のブログを読んでみると、なんと、ハネトとしてねぶた祭に参加していたそうで・・・驚きました。
さて、ワタシのほうはこれから、北海道への再上陸をめざして、青森10時発、「白鳥71号」函館行きに乗車します。
車両は、青森車両センターの485系3000番台車8両編成。八戸始発で入線です。

考えてみると、485系で青函トンネルを通るのは7年ぶり、だったりします。
789系「スーパー白鳥」以外だと、最近はブルトレなど客車列車が多かったですから・・・。

蟹田に停車し、中小国信号場から海峡線へ進みます。
左下写真は、まもなく青函トンネル突入というところ。

この列車も、駅見学のお客さんの降車がありますので、吉岡海底駅での停車があります。
北海道に上陸し、11時23分、木古内に到着。

2日前の記述で、北海道新幹線に関する看板のことに触れましたが、駅の5番ホームのはずれに、もう一つ、左写真のような看板がありました。
こちらの看板の車両の絵は、東海道・山陽新幹線の300系車両がモデルなんでしょうか?
12時7分、「白鳥71号」は若干の遅れで函館に到着。

ここからは、すぐさま、向かいホームで待っている「スーパー北斗9号」札幌行きに乗り継ぎます。
車両は、函館運輸所所属のキハ281系、今回は、「スーパー北斗」としての乗車です。(笑)
五稜郭を出てしばらく。
右手には、JR北海道の函館運輸所青函派出所、およびJR貨物の五稜郭機関区があります。
その一角に、使用されなくなったED79形電機が置いてありました。「一休」という札が区名札の横に差し込まれており、「第一種休車」の状態にあることは分かりましたが、すでにかなり長い間雨ざらしになっている模様で、外板はかなり色あせてきています。

青函トンネルを通る貨物列車の牽引は、すでに多くが新型のEH500形になっていますので、この休車のED79が復活することは、よほどのことがない限り、ないのかなと・・・。
もうお昼を過ぎていますので、これまた駅弁で昼食、ということにします。

函館駅弁「函館駅いかわっぱ」(950円)。
わっぱめしの上に、ヤリイカが載っているのはもちろんですが、鮭やエビ、ホタテ、鶏、玉子焼きなど、とにかくおかずが所狭しとのっかっています。
列車は、函館、五稜郭のあとは、大沼公園、八雲、長万部の順に停車。

渡島駒ヶ岳が右手後方へ遠ざかると、やがて右手には噴火湾が見えてきます。

毎度のことではありますが、キハ281系、キハ283系といった北海道の新世代特急気動車というのは非常にハイパワーで、電車を凌ぐともいわれる加速と、高速域での爆走ぶり、そして振子機構を生かしたカーブ通過速度の速さ、どれをとってもすごいです。
やはり北海道という土地柄、スピードがのる直線区間も多いですから、同程度の性能を持つJR四国の2000系等と比べても、その爆走ぶりは・・・。
長万部を出たあと、静狩〜小幌間では先日の土砂流出の現場付近で徐行運転。
洞爺、伊達紋別に停車し、14時15分に東室蘭に到着。

東室蘭を出ると、右手には貨物駅のヤード、さらにはJR貨物の鷲別機関区が見えてきます。
北海道内の貨物牽引でも、新世代のDF200形ディーゼル機関車が次第に増加し、国鉄時代からのDD51形は徐々に勢力を縮小しつつあります。
東室蘭からは太平洋沿いの区間を爆走。
登別に停車して、まもなく苫小牧、というところ。

左手に見える苫小牧運転所の構内に、ポツンと1両、かつて日高本線で使用されていたキハ130形気動車が置かれていました。
かつて、観光列車「日高ポニー号」に使用されていたキハ130-8のようですね。すでにさよなら運転から4年になりますが、まだここに置かれているというのは・・・。
14時49分、列車は苫小牧に到着しました。
函館から約2時間半というところですね。

函館からこの苫小牧までの営業キロは247.5km。
ワタシの乗車した「スーパー北斗9号」の通常のダイヤ(函館から苫小牧まで2時間31分で走破)で計算しても、表定速度は98.3km/hになりますから、いかにこの「スーパー北斗」が爆走しているかが分かろうというものです。
ホームで乗り継ぎの列車を待っていると、苫小牧15時発となる、札幌発大阪行きの「トワイライトエクスプレス」がやってきました。

ワタシ自身、まだこの「トワイライトエクスプレス」には乗車したことがありません。昨年の秋、寝台券の確保までいっていながら、新潟県中越地震による運休で乗車できませんでしたので・・・。
リベンジは、いつか必ず果たしますバイ。

このあとは、さらに未乗線の乗車へと進みます。
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