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Part4(2005・8)
14時15分、木古内に到着したワタシは、本州へ向かう列車に乗り換えます。

木古内駅の1番ホーム脇にあった、こちらの看板。
青函トンネルを利用しての北海道新幹線延伸への期待を表したものなのかなと思いますが・・・左側に描かれた新幹線車両が、どう見ても200系車両(先頭形状と帯の感じからして、かつてのダブルデッカー連結H編成かな?)に見えますよね。
200系車両も廃車が進んでもはや風前の灯、といった感じですので、北海道新幹線が開通したとしても、200系が営業列車で北海道へ乗り入れてくるということは、まずないだろうと思いますが・・・。
ということで、ここからは、こちらの列車に乗り継ぎます。

木古内14時20分発、「スーパー白鳥24号」八戸行き。
ただし、この日は15分ほど遅れてやってきました。

車両はもちろん、函館運輸所所属の789系電車。基本5両に3両が増結された8両編成でやってきました。
木古内を出た列車は、高架線へ上がってグイグイ加速していきます。

速度を上げて、知内を通過。
まもなく、青函トンネルへ突入です。
この列車は、青函トンネル内の海底駅・吉岡海底、竜飛海底の両駅での見学客の乗降があるため、両方の海底駅に停車します。

まず、北海道側の海底駅・吉岡海底では、見学客の降車。
お客さんを降ろしたあとは、下り坂を利用して一気に加速し、最深部を通過して上り坂に入ります。
列車は、続いて本州側の海底駅・竜飛海底に停車。
ここでは、見学を終えたお客さんの乗車があります。

ここからの発車は「坂道発進」になりますが、この789系車両は、上り坂をものともせず、一気に加速していきます。
青函トンネルを抜け、本州へ上陸。

津軽今別駅を通過。
この駅の構内には、青函トンネルでの異常時救援用の客車が置いてありますが、現在はこの写真の車両が置かれています。
かつて、快速「海峡」に使われていた50系51形客車・オハフ51形5000番台車が1両ポツンと・・・。
やがて列車は海峡線の高架を降り、津軽線と合流する中小国信号場へ。
「ATC開放」と書かれた標識が見えます。

この信号場を過ぎるとJR東日本のエリアです。
津軽線内を走行中。

空は若干雲が多いようでしたが、それでも、見た感じはかなり暑そうでした。
まもなく青森到着、というところ。
右手には、青森車両センター(かつての青森運転所)の留置線が見えてきました。

こちら、同車両センターの485系のうち、唯一国鉄色をまとっているA3編成6連が待機しているのが見えていました。
15時54分、列車はやはり16分遅れで青森駅3番ホームに到着しました。

降り立った瞬間、やっぱり、暑い〜!(笑)

隣の2番ホームには、485系3000番台編成の姿。
ヘッドマークは「回送」を表示していました。8両編成のようでしたが。
青森に到着して、しばらく撮り鉄。

こちら、浅虫温泉からの2593M列車で、1番ホームに到着した青森車両センターの701系。
写真のクハ700-1006の車体横には、スヌーピーなど漫画「ピーナッツ」のキャラクターがステッカーで貼り付けられています。・・・どうやら、スヌーピーを広告キャラクターとして起用している地元銀行の広告車両になっているようですね。
続いてはこちら。

右の2番ホーム、青森発大阪行きのブルトレ「日本海2号」が発車を待っていました。
機関車は、JR西日本敦賀運転派出のEF81-101。
さらに、こちら。

この時期の青森、といえば、もちろん、ねぶた祭の期間中。
青森には、そのねぶたへやってくるお客さんを運ぶ臨時列車が多数やってきます。

こちらの車両は、函館から臨時特急「ねぶたエクスプレス号」としてやってきた、JR北海道函館運輸所の781系ドラえもんラッピング編成6連。
ふだんは、「ドラえもん海底列車」として、青函トンネルの海底駅見学者輸送にあたっていますが、通常は函館から津軽線蟹田までの入線で、青森駅にやってくることはありません。
こちらの車両も登場。

大阪から臨時寝台急行「東北夏祭り号」でやってきた、JR西日本京都総合運転所の583系10両編成。これから返却回送される模様で、青森車両センターから出区してきました。
ひとしきり撮影が終わった後、駅を出て街中へ。

やはり、この時期に青森へ来たら、ねぶたを見ないわけにはいかないでしょう。(笑)

ということで、ねぶたの運行コース沿いへやってきました。

18時50分、花火の音を合図に、いっせいにねぶたの連合運行が始まりました。
勇壮なねぶた囃子に乗せて、大きなねぶたが練り歩きます。

あたりが暗くなってくると、明るいねぶたが暗闇の中に浮かび上がるような感じになってきます。

ワタシがこのねぶた運行を目の当たりにするのは5年ぶり。
一人で、某交差点のところで見ていましたが、やはり迫力ありますよねぇ。
ねぶたの運行を見てから、青森駅へ戻り、しばらくホームで列車を撮っておりました。

左写真は、やはりねぶたのお客さん向けの臨時快速・20時26分発「きらきらみちのくねぶた号」八戸行き。キハ48形改造の「き・ら・き・らみちのく」編成3連ですが、全車自由席扱いで運転されていました。
そして、「きらきらみちのくねぶた号」が出たあとの6番ホームには、さきほども紹介した「ねぶたエクスプレス」の781系も、21時16分発で函館へ戻る列車として入線しました。
5番ホームからは、21時19分発、臨時普通列車「ねぶたまつり2号」野辺地行きが発車しますが、この列車が特急形のE751系6両編成での運転でした。

隣の4番ホームには、札幌発大阪行きの「トワイライトエクスプレス」が到着。
この列車は青森では乗務員交代と機関車交換が行われる運転停車で、乗客の乗降の扱いはなしです。

青森駅は、相変わらず賑やかですね。
ワタシは、宿を八戸で確保していましたので、そちらへ移動すべく、5番ホームから21時42分発、臨時特急「つがる32号」八戸行きに乗車することにしていました。
とにかく、このねぶたのシーズン、青森市内では早くから予約をしていないと宿は取れませんのでね。

「つがる32号」は、E751系6両編成での運転です。通常ダイヤだと、青森発の東北線八戸行きの特急の最終は、20時42分発の「白鳥42号」ですが、さすがにねぶたシーズンですね。

実は、E751系の「つがる」は初乗車・・・「スーパーはつかり」の時代には乗ってますがねぇ・・・。
ワタシが見た感じでは、車内は禁煙車はそこそこ混みあっていましたが、喫煙車のほうはかなり空席がありました。お客さんの多くは、やはり八戸や三沢へ向かう人たちだったようで、一部、八戸から臨時の新幹線「はやて32号」盛岡行きに乗り継ぐ人もいたようです。

定刻より4分ほど遅れて、22時48分、「つがる32号」は八戸に到着しました。

きょうも朝早く、夜遅い行程になりました。
とっとと、宿へ入って休みましょう。
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