Part1(2023・12~2024・1)
このところ、年末年始というと旅に出ていることが多かった我が家。直近の3年ほどは、年が明けてから出掛ける日帰りや1泊2日の近場の旅が多かったんですが、今回はコロナウイルス禍前のこのとき以来4年ぶりとなる、年跨ぎでの旅となりました。
2023~2024年の年越しをどう過ごそうか、実は11月くらいからいろいろ検討を進めていました。で、ターゲットを首都圏に絞り、宿と往復の交通手段の確保を実行。往路は年末の実家詣でとの兼ね合いもあり、大晦日に自宅を出て門司のワタシの実家に寄り、その足で北九州空港から空路で羽田へ向かうことに。復路は、しばらく東海道新幹線にまともに乗れていなかったこともあったので、新幹線乗車としました。
文字通り、どたばたと行ってきた2泊3日の旅、それでは参りましょう。
2023年大晦日、12月31日。
嫁さんと娘2人を連れて、まずは地元・箱崎駅から、ワタシの実家へ向かいます。

箱崎8時48分発、普通2136M列車海老津行き、813系9両での運転、前3両はRM103編成でした。
このRM103編成は、従来通りの転換クロスシートでしたが・・・813系ではこのところ、ロングシート化改造の動きが進んでいまして、この間の一部座席撤去改造をされていない車両も含めて、今後はロングシートになっていくようです。
2136Mを千早で下車し、あとからやってくる快速へ乗り継ぎます。

千早8時57分発、快速4222M列車門司港行き、811系8両での運転、前4両はPM1511編成でした。
811系のリニューアルも、徐々に進行しています。JR九州の福岡・北九州都市圏では、改造が進むと今後ほとんどの電車がロングシートとなっていくわけで、以前とはかなり様変わりしていきそうです。
こちらは、途中の古賀。

後続の883系Ao-3編成7連「ソニック9号」の通過を待ちます。
この区間では、大分方面へ向かう「ソニック」もそれほど混みあってはいないんですが・・・やはり、小倉からの新幹線乗り継ぎ客が多いんだろうなぁと。
そうこうしているうちに、列車は小倉を過ぎ、まもなく門司、というところへ。

門司機関区構内、年末年始で荷が少なく貨物列車も運休が増える時期なので、多くの機関車が停まっていました。
10時7分、4222Mは門司駅5番ホームに到着しました。

降りた瞬間、「うわ~風強いな~」。
一瞬、海峡からの風に体を持っていかれそうになりました。
この日は北西方向からの風がとても強かったんですよね。一瞬、このあと乗る予定の飛行機が飛べるかな?というのが頭をよぎりました・・・。
大きな旅行荷物を持っていましたので、門司駅から、新門司にある実家までの移動はタクシーにしました。

実家では、おふくろが昼食を作って待っていてくれました。「なんも買い物してないからあり合わせやけど」と言いながら、いろいろ食べ物が出てくるのは、やっぱり実家あるあるですよね。本当にありがたかったです。
同行している娘たちも、おばあちゃんの手料理をしっかり食べていました。
しばらく実家でのんびりさせてもらったあと、今度は恒見営業所発の西鉄の急行バス(恒見営業所の三菱ふそう2012年式・4612号車)で、砂津まで出てきました。
新門司からだと、クルマであれば北九州空港まですっと行けてしまうんですが、交通機関で、となるとなかなかすんなり行く経路がなく、結局、砂津からエアポートバスを使うのが一番手っ取り早い、ということになりました。

ここ砂津から14時50分発、北九州空港行きの高速エアポートバスに乗車することにしました。
北九州高速営業所所属のいすゞガーラ2016年式・1076号車が、車庫から出てきて、乗り場へ横付けされました。
大きな荷物はトランクに入れてもらい、出発です。
砂津発車時点ではかなり車内は空いていましたが、次の小倉駅バスターミナルから多くのお客さんが乗ってきました。やはり、新幹線やJR在来線などからの乗り継ぎが多いんでしょうね。

バスは小倉駅北ランプから北九州都市高速へ。長野ランプから九州自動車道の小倉東インターチェンジへ進みます。さらに、北九州ジャンクションから東九州自動車道へ入り、苅田北九州空港インターチェンジへ。
そのあとは、一般道を進んでいきます。
定刻の15時35分より少し早く、エアポートバスは北九州空港に到着しました。

今回はスターフライヤーの便(7G88便、18時発)を予約して、事前にスマホからチェックインも済ませていましたんで、少し早めだけど大きな荷物預けとくかな~とカウンターへ寄ったところ・・・。
係員さんから、羽田空港混雑の影響で、搭乗予定便の前便(羽田からの7G83便)が1時間遅れそうだとのことで、よかったら16時30分発の7G86便に変更しましょうか、とのこと。ワタシたちは早期割引で予約していたので、本来なら便の変更はできないんですが、今回は変更大丈夫ですと。
ということで、思いがけない形で、予定より1便前の飛行機に搭乗することに。保安検査も無事に通過し、搭乗口の前にやってきました。
ほんと、早めに空港来といてよかったわ~。(^^;

搭乗する機体は、エアバスA320ceo・JA07MC。2012年4月の登録機、現在のスターフライヤーでは古参のほうの機体となります。
ただ、スターフライヤーの機内はシートピッチにゆとりがあり、かつ、この機体にはシートモニターも完備されていて、居住性にとても優れていますのでね。同じA320の機体でも、LCCだと188席あるところ、スターフライヤーの機体は150席しかありませんので、当然ですよね。

そういえば、北九州空港から飛行機に乗るのって、ワタシはこのとき以来なんですよね。北九州空港が現在の場所に移ってすぐの頃でしたもんねぇ・・・。
前便の到着が遅れた関係で、搭乗開始が16時30分にずれ込みましたが、どうにか飛行機に乗り込みます。
ワタシたちとしては、飛行機の遅れで19時過ぎになるかもしれなかった出発が、こんなに早くなって、ただただありがたかったです。
7G86便は16時47分にSpot2をブロックアウト。16時53分にRWY36から空へと舞い上がりました。
いったん北へ上って機体は大きく右旋回。先ほどまでいた空港島を右手に見ながら、高度を上げていきます。
地上の天候はあいにくの曇り空でしたが、雲を抜けると、そこには夕焼けの空が見えていました。
この冬の時期、日本列島を東へ向かう飛行機は、偏西風に乗ってかなり速いスピードで飛んでいきます。この飛行機も、最高時速は1080km/hほどになっていたようです。

ベルト着用サインが消えたあと、機内ではドリンクサービス。
スターフライヤーの機内では、タリーズのコーヒーが出されていますので、そちらをいただきました。お茶請けのチョコレートもついていますが、これがまた美味しいんですわ。(^^;
コーヒーを飲み終わると、早くもベルト着用サインが点灯。

すっかり暗くなったなかを、羽田へ向けて降下していきます。

飛行機は伊豆半島・伊豆大島上空を通過し、房総半島の南部へ。
そこから左旋回しながら、羽田の方向へ進入していきます。

東京湾上空に出ると、右手には「海ほたる」が見えてきました。
まもなくですね・・・。
17時59分、7G86便は羽田空港A滑走路(RWY34L)に着陸しました。
着陸後は誘導路を進み、第1ターミナルの一番南側にあるSpot1へ入りました。
4年ぶりに、東京にやってきました。

飛行機を降りたあとは、ターミナル内を延々進んで、預けた荷物の引き取り。
ほどなくコンベアの上を流れてきましたんで、無事に受け取り完了。
時間がちょうど夕食時になりましたんで、空港内で食べていくことにしました。
大晦日だし、年越しそばいいな~と思っていると、おあつらえ向きの「年越そば」の張り紙をしたお店が、あるじゃないですか。(笑)

第1ターミナル北ウイング1階にある「あずさ」。そば・うどんやラーメンなどを扱っているお店です。

昼飯が少し早めだったもんで、がっつり食べておこうと、ワタシは写真の「かつ丼セット」で、本来はミニでつくざるそばを普通盛りに変更してもらいました。しめて1470円(税込)也。
嫁さんもそばにしていましたが、娘たちはそばを食べつけていないせいか、ざるうどんを頼んでいました。まぁいいか。(^^;

大きな荷物を持っていると、なかなか街なかのお店っていうのが難しいので、こうして空港の中で年越しそばをいただけるのはありがたかったです。
宿へ移動しましょう。

今回は、羽田空港から近い天空橋駅の近くに、宿をとっていました。

京浜急行の羽田空港第1・第2ターミナル駅にやってきました。天空橋までは2駅間の乗車です。

19時36分発、特急(空港線内各駅停車)印旛日本医大行きに乗車します。
車両は、北総鉄道から乗り入れの7300形7828Fの8連。同編成はもともと1996年に、京成3700形3778Fとして製造され、2018年に北総へ移籍となり改番されたという経歴の持ち主です。
4分ほどの乗車で、列車は天空橋駅に到着しました。

ここから少し歩いて、宿へ向かいます。
大晦日の夜でしたが、長旅で疲れていて、あくる日も朝から出掛ける予定にしていましたんで、年越しを待つことなく、床に就きました。
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