Part1(2006・7)
今回は、群馬県を走る上毛電鉄を舞台にしたオフ会と、その後の乗り鉄をとりあげます。
せっかく関東まで行くのだからと、残っていた関東のJR未乗線も乗りつぶす行程を考えたんですが、なかなか思うようにはいかず四苦八苦。
1泊2日の制約のなかでどうこなすか、かなり悩みましたが・・・。
7月1日朝。

この3月に沖合移転したばかりの北九州空港から、その沖合移転と同時に羽田便を就航させた新規参入・スターフライヤーの飛行機に乗って、東京へ向かいます。
実は、早期のバーゲン割引で、片道9800円!という破格のチケットを入手しておりました。(^^;)

北九州5時30分発、7G70便。
早朝ですので交通機関では来ることができず、クルマで空港までやってきました。
実は、旧空港も含めて、北九州空港からのフライトは初めての私・・・。

スターフライヤーの飛行機は、エアバスA320。
小型機であり、通常は170名程度の定員なんですが、スターフライヤーではこれを144席まで減らし、その分シートピッチを確保して、乗り心地の向上につなげているとか。なので、エコノミーでありながらも、他の航空会社の国内線座席に比べるとかなりゆとりを感じます。
しかも座席は、黒の本革張り。各座席にモニタつき、しかもタッチモニタ。これはええなぁ・・・。

BGMに耳を傾けながら、およそ1時間半のフライト・・・。
無事に羽田に到着。
東京モノレールで浜松町へ移動します。

さすがに到着便の少ない時間、浜松町行きのモノレールはかなり空いていました。
浜松町から、山手線で東京駅へ移動。

オフ会の集合地へ向かうべく、新幹線で北上です。

東京駅21番ホームから8時4分発、「Maxたにがわ403号」越後湯沢行きに乗車。
車両は、オール2階建てのE4系8連を2本つないだ16両編成。1634人の座席定員は高速列車としては世界最大となります。
下り方の8両は、トップナンバーのP1編成が充当されていました。
朝が早かったので、ろくに朝食を食べていない私が、朝食用に買い込んできたのは、こちらの「チキン弁当」(800円)。

このお弁当も息が長いというか・・・。
私も東京在住の頃にはよく食べていました。

チキンライスの味付けも懐かしひ・・・。(^^;)
「Maxたにがわ403号」は定刻に高崎に到着。

ここからは両毛線の列車に乗り継ぎます。
9時28分発、445M列車小山行きは、高崎車両センターの湘南カラー115系3両編成。
小山から434Mとして到着した6両編成が切り離されて、下り方3両が吾妻線長野原草津口行きの529Mに、そして上り方の3両が445Mとなります。
445Mで、私は伊勢崎へ。

東武伊勢崎線との乗換駅でもあるんですが、けっこう小ぢんまりとしていますね。

ここで、某ネット仲間氏と待ち合わせ。
車に乗せてもらい、いよいよオフ会の地へ向かいます。
そして、オフ会の集合場所であるこの駅に到着。

上毛電鉄の大胡駅です。

駅に隣接する大胡車両区のほうでは、すでにオフ会参加者による車両撮影会が始まっておりました。参加者もぼちぼちと集まっていました。

構内には、今回のオフで貸切列車となる左のデハ101、そして、最近「黄色顔」になったばかりの、かつての京王井の頭線3000系の700形デハ714+クハ724の編成が並んでいました。
撮影タイムが終わり、いよいよデハ101がホームに入線。

このデハ101は1928年の製造。開業以来、この上毛電鉄線を走り続けている、北関東では現役最古の電車。群馬県の近代化遺産にも指定されています。
現在は主にイベント・団体用車両として活躍、そしてときには貨車(保線用)を牽引して走ることもあります。
デハ101は、11時21分に大胡を発車し、まずは西桐生へ向かいます。

「グゥ〜〜ン」というくぐもった感じのつりかけサウンド。そして、心地よい横揺れ。
いい感じであります。

もちろん、エアコンなんてものはついていないので、窓から自然の風を取り入れます。
こんな感じ、最近ではあまり味わえないんですがね。
11時56分、西桐生に到着。

一般のお客さんたちも、我々の乗ったデハ101を好奇の視線で眺めていました。

左下は、1928年の路線開業時に建設された西桐生の駅舎ですが、最近、木造のホーム上屋とともに国の登録有形文化財に指定されたそうです。
ここ西桐生では、昼食の搬入がありました。

昼食は、西桐生駅前にある「ほっかほっか大将」のお弁当。
から揚げ弁当なんですが、このボリューム! フタが閉まりきらないほどのから揚げが・・・。
6年ぶりに食べましたが、やっぱり食べ応えは変わりませんね。(^^;)

・・・ん?! 朝も昼もから揚げじゃないかって? いいじゃん別に。(笑)
デハ101は、30分のインターバルで折り返し、13時22分、中央前橋へ。

ここの駅舎、私が前回6年前に来たときはまだ工事中だったんですが、その後、左下写真の新駅舎が完成しました。
ずいぶんと小奇麗になったですねぇ・・・。
会話が盛り上がる中、我々を乗せたデハ101は、中央前橋から再度西桐生へ。
さらに折り返して、大胡へと戻ります。

私はこのあとの行程の都合もありまして、大胡へ戻る途中の赤城で下車しました。
本来ならば、二次会のお誘いもあったのでそちらにも行きたかったんですが・・・。

参加のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。m(__)m
ここ赤城からは、こちらの列車で南下。

15時58分発、東武鉄道の特急「りょうもう32号」浅草行き。
車両は特急用の200系車両6両編成です。

この列車にも、2年近く乗ってなかったですねぇ。
列車は定刻に赤城を出て、わたらせ渓谷鉄道との接続駅である相老を過ぎ、JR両毛線の線路を跨いでいきます。

こちら、下新田付近、JRの車庫と車両解体場があります。
解体待ちと思われる車両の列は、211系電車の中間車・サハ211。高崎車両センター所属の211系編成には、東海道線系統から転属したグリーン車の連結が進んでいますから、ここにいるサハはその関係で編成から外された車両たちだと思いますが。
行き場がないんでしょうね、おそらく。
さて、「りょうもう32号」を北千住で降りた私は、そこからJR常磐線のE231系快速1765H列車に乗り継ぎ、我孫子へやってきました。

せっかく我孫子まで来たので、某氏お薦めの唐揚げそばを食べたかったんですが、今回は乗り継ぎ時間の関係で見送り。いつ食べられるかなぁ・・・。

我孫子からは、18時16分発、成田線成田行き873M列車に乗車。
こちらも、松戸車両センターのE231系10両編成での運転でした。

我孫子〜成田間の路線は、7年前に一度乗車していましたが・・・そのときはまだエメラルドグリーンの103系が走ってましたねぇ・・・。

19時8分、873Mは成田に到着しました。
朝もかなり早かったので、きょうはここで投宿し、明日に備えることにします。
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