(2023・11)
今回は、久大本線善導寺駅スタートのJR九州ウォーキング参加の模様となります。前日の日田に続いて2日続けての久大線となりました。
11月に入り、寒くなったり暖かくなったりを繰り返しながら、次第に冬に向かっている日々ですが、この日はちょっと冷え込みが強くなっていました。ただ、ウォーキングで歩き始めると体が温もってきて、上着はすぐ邪魔になりますもんね。調節がなかなか難しいです。
善導寺駅は列車で降り立つのは実は初めてになります。駅周辺はクルマでは行ったことのあるエリアですが、もちろん歩くのは初めてで、実際どんな感じなんだろうと・・・。
なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
11月12日朝。

箱崎7時27分発、普通127M列車二日市行きに乗車します。
813系9両での運転、前3両はRM2203編成でした。・・・って、RM2203、前日も乗ったなぁ・・・。(^^;
こちらは途中の博多。

127Mは6番ホームに停まりますが、向かい側の5番ホームには、久大線経由で別府へ向かう「ゆふ1号」のキハ185系4両が入線してきました。
向こうはやはり、インバウンドの方々も含めて由布院へ向かうお客さんが多そうでした。
こちらは途中の竹下。
駅に隣接する南福岡車両区竹下車両派出の構内に、マヤ34-2009置き換えのために改造された、BE200-1「RED EYE」の姿が見えました。おそらくは乗務員取扱訓練のために来ていたものと思われますが。
遠目ではありますが、初めて改造後の姿を目にしました。いずれ、どこかでまたゆっくり見る機会もあるでしょう。
127Mは二日市止まりなので、そこからまた乗り継いで先へ向かいます。

二日市8時12分発、快速4221M列車羽犬塚行き、817系3000番台6両+813系3両の計9両、前3両はVM3004編成でした。
休日のせいもあるのか、車内はわりかし空いていましたね。
鳥栖を過ぎ、まもなく久留米というところ。
筑後川を渡ります。
前日のときは晴れていい天気でしたが、この日は朝から雲が多くてですねぇ。
久留米駅3番ホームに到着した4221Mを降り、そのまま下り方へ進んで、欠き取り式の2番ホームへ。

久留米8時35分発、普通1833D列車うきは行き、車両はキハ200-3+1003の2両・・・あれ、この車両も、前日日田からの帰りに乗った車両でしたね。(^^;
こちらの列車も、そこまで混雑はしませんでした。今回、善導寺に向かう人は意外に少ないのかなとか。県内では日田彦山線採銅所駅でもこの日、ウォーキングが開催されてましたし。
こちらは途中の御井駅。

普通1836D列車久留米行きとの行き違い、向こうはキハ220-1503+1501の2両で走っていました。

さて、目的地はもう次の駅ですね・・・。
御井を出てしばらく走ると、右手には耳納連山が見えてきました。

その昔、この地に現れた怪物・牛鬼を、石垣山観音寺のお坊さんが撃退した際に、切り落とした怪物の耳たぶを山に納めた、ということから、耳納の地名がついたという伝説が残されています。
屏風様に東西にのびる山並み、ワタシもかつて、田主丸駅からのウォーキングで山裾を歩いたことがありました。
8時55分、1833Dは善導寺に到着しました。
ワタシを含め、ウォーキング参加の人たちが続々と降りてきました。
駅前を見ると、すでに並んでいる人たちが・・・もっと前の列車で来てたんでしょうか、ほんとみんな早いなぁ・・・。
というか、今回のウォーキングのスタート開始受付は9時40分からとなっていまして、これでも早く着きすぎたということで・・・。
ワタシも列に並んで、しばらく待つことにしました。

それにしても、善導寺の駅舎、いい佇まいですよね。
列に並んでしばらく待っているうちに、バスなどでやってきたのか、徐々に列は長くなっていきました。
9時32分にはさらに次の列車も到着して、そこから降りてきた人たちが列の後ろへ・・・スタート受付開始時点では200人近くにはなったんでしょうか。

ということで、時間が来ましたので、ウォーキングスタート。
駅から北へ向かい、国道210号を渡ってさらに進んでいきます。
そしてたどり着いたのがこちら。

善導寺駅の駅名の由来ともなっている、大本山善導寺。浄土宗七大本山のうちの一つとして知られています。
この日は境内で、戌の日マルシェと題して、さまざまなお店が出店して食料品などの販売をしていました。ただ、10時からマルシェ開始という話でしたが、まだ準備できているお店が少なかったようで、今回はそのままスルーしていくことに。
まぁ、そこまでまだお腹も空いてなかったですしね。
今回も単独行動だったんで、ここからは歩くスピードも上がっていきました。(^^;

こちらは、筑後川の支流となる巨瀬川を渡るところ。背後には耳納連山が見えています。
続いて今度は、本流の筑後川を渡っていきます。

日本有数の暴れ川と言われたこの筑後川、現代でもまだまだ豪雨のたびに猛威を振るっています。川沿いでは水害の話が毎年のように出ていましてね・・・。
そこからさらにしばらく、ガチ歩きをしながら進みます。何しろ、立ち寄り処がなくて、ひたすら歩くしかないエリアだったもんで・・・。(^^;

こちらは北野天満宮からも近い、北野コスモス街道のあたり。コスモスは、久留米市に合併される前の旧・北野町の町花でもありました。
もう11月ですが、まだコスモスが残っているところがありましてね。それでももう、だいぶ終わりがけな雰囲気でしたが。
で、北野天満宮に立ち寄りました。

ここは、あの京都の北野天満宮の分社といわれている神社で、祀られているのはもちろん菅原道真。当然ながら学問の神様です。
お祈りしたのは、もちろん、娘たちの学問成就。しっかり勉強してもらわないとですね。(笑)
そして、こちらは、コスモスパーク北野。
ここでは、地元の農産物の直売などが行われていました。
ワタシも、出店していた農家さんの直売で、水菜とほうれん草を買い込みました。自宅近所のスーパーでは考えられない安い値段で入手できたんでよかったわ~。(^^;
今回のゴールは、西鉄甘木線の北野駅となっていました。
西鉄の駅前に、JRの社員さんが出て、ゴール受付をしていました。以前はあまりなかった光景ですが、かつて「犬猿の仲」と言われたJR九州と西鉄の関係も、最近はかなり変わってきている感じがします。
さてここからですが、西鉄甘木線の列車に乗って久留米を目指すことにしました。

北野11時25分発の大牟田行きに乗車します。7000形7111F2両での運転でした。この甘木線の普通列車は、天神大牟田線の久留米以南へ直通して、天神大牟田線南部の各停運用も担っていますね。

それにしても、この北野駅の雰囲気、いかにも昔ながらの地方私鉄、という感じがしますね。北野駅は1915(大正4)年、西鉄甘木線の前身である三井電気軌道の駅として開業しています。
ウォーキングゴールした人たちもけっこう乗ってきていましたが、それでもまぁ、そこまで混みあってはいませんでした。

こちらは、学校前駅。学校前の「学校」とは、近隣にある久留米市立宮ノ陣小学校のことだそうで。
この駅は、写真で見えるこの細いホームで知られています。駅の放送で「黄色い線の内側までお下がりください」とかってよく言われますが、ここの駅は「黄色い線の内側」という概念が成り立たない狭さ・・・。
この西鉄甘木線では、このときに紹介している本郷駅も、こんな感じの狭いホームですよね。
列車は、西鉄天神大牟田線と合流する宮の陣までやってきました。
福岡(天神)方面へ向かうお客さんが、続々と降りて、階段を降りてホーム移動していきます。

ワタシはそのまま乗車して・・・。
11時41分に、西鉄久留米に到着しました。

・・・っと、上り側のホームには、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」6050形6053Fがやってきました。
ワタシ自身、このとき以来TRKC乗車はご無沙汰しています。またゆっくり乗車して、おいしいものをいただきたいなと思いますが。
とりあえず、お昼を食べようということで、西鉄久留米駅を出て、少し歩いてこちらへやってきました。

東町の明治通り沿いにある、「酒蔵松竹本店」。
大衆居酒屋、昼から呑めるということで人気のお店です。
写真は1階ですが、お店の入口は階段を降りた地下にあります。
このお店は、全国各地の銘酒を置いていることでも知られています。「へぇ~そんなの置いてるんだ!」って言ってしまいたくなるような銘柄も置いてあって、メニューを見ながら感心することしきり。

そんななかから、まずは「出羽桜」の純米吟醸をいただいてみました。
「出羽桜」はとにかく口当たりのいいお酒。日本酒初心者にも安心してお薦めできるお酒だと思います。
アテとして頼んでいたのは、こちらのホルモン炒め。
スキレットの上でジュージュー音を立てながらやってきました。ニンニクと刻み唐辛子が効いていて、これは本当にお酒に合います。

他にも焼き鳥の盛合せや、キャベツの千切りの上にふわとろの玉子焼きが被さった「ぎんちゃん焼き」なんてのもいただきましたが、どれもおいしかったですね。
久留米で昼呑みするなら、ここを候補に入れないといけないなって思いました。いいお店に出合えたなぁ。(^^;
お昼を食べ終わって、腹ごなしも兼ねて、そのままJRの久留米駅まで歩いてやってきました。

ホームに入ってみると、5番ホームのほうにはちょうど、鳥栖行きの「SL人吉」が入線するところでした。
そっかぁ、まだそんな時間なんですね・・・。
ということで、帰路に就きます。

久留米13時24分発、区間快速(二日市→福間間快速)3228M列車門司港行き、811系PM2017+PM110編成計8両での運転でした。

久留米始発ということもあり、ゆったりと座ることができました。
「SL人吉」をしり目に、こちらが先に出発です。
途中の二日市で3228Mを降り、普通列車に乗り継ぎます。

二日市13時55分発、普通2162M列車福間行き、この二日市始発の列車で、車両は811系PM7609編成「RED EYE」4連でした。
2162Mは途中の南福岡で7分停車し、上り方に4連の増結を行います。
やってきたのは、811系PM1512編成。
慎重に連結作業が行われ、ここからは8両で走ります。
14時29分、2162Mは箱崎に到着。
ワタシはここで下車します。

まだまだ早い時間ですが、まぁいいでしょう。早めに帰って疲れをとって、あくる日からの仕事に備えないとですね。
善導寺駅で降りて歩く、っていうのは初めての経験でした。途中、川を越えて北野町の中心部へ向かうまでの間はかなり長閑なエリアで、立ち寄り処がなくてまたガチ歩きをしてしまいましたが、適度に体に負荷をかけながら、自然豊かな場所を歩くっていうのは、本当に心地いいもんですね。
ゴール後で久留米でおいしい食べ物とお酒をいただけたのも、良い気分転換になりました。

そろそろ、JR九州ウォーキング秋編も終盤戦に入っていきます。あと何回参加できるかな・・・。
<おわり>