(2023・11)
今回は、日田駅スタート・ゴールのJR九州ウォーキング参加の様子となります。
この日午前中、娘の中学校の参観日でして、午前中はそちらに行っていました。で、午後から時間ができたので・・・ふとウォーキングのスケジュールを見たら、なんと日田でナイトウォークがある・・・。(^^;
実は以前も、この日田「千年あかり」をまわるウォーキングに参加したことがありました。8年前のことだったんですが、今回はそれ以来の「千年あかり」ということになりました。

前週土曜の西小倉に続いてのナイトウォーク編、ではいってみましょう。
なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
11月11日午後。

箱崎14時8分発、普通2153M列車二日市行きに乗車します。
813系6両での運転、前3両はRM2203編成でした。
まずは、これで博多まで・・・。
博多で下車してみると・・・。

中央改札口の前に、こんな案内板が。
由布院へ行く特急の案内ですね。インバウンドのお客さんが多いことを意識した案内になっていました。
車両の写真もつけられていましたが、「ゆふいんの森」の1号・5号の案内のところに貼られた写真が、キハ71系の写真になっていたのは・・・まぁご愛敬の範疇なんですかね。(^^;
で、今回はワタシも、日田までこちらの列車に乗ることにしました。

博多駅6番ホームから14時38分発、「ゆふいんの森5号」由布院行きに乗ります。先ほどの案内板に写真がなかった、キハ72系5両での運転です。

やはりといいますか、インバウンドのお客さんがたくさんホームで待っておりましてね。列車とともに記念撮影する姿もそこかしこで見かけました。
本当に由布院って、海外からのお客さんに人気があるんだなぁ~と。

ワタシは今回、ビュッフェのある3号車の席に陣取りました。
定刻の14時38分、「ゆふいんの森5号」は博多を発車。

竹下を通過し、ららぽーと福岡を左手に見ながら、市街地を駆け抜けていきます。

さて、ビュッフェも営業を始めてるようなので、ちょっくら行ってみますか。
ということで、ビュッフェでしばし列に並び、買ってきたこちら。
「ゆふいんの森」車内ではおなじみの、ゆふいん麦酒です。1瓶330mlで700円(税込)で売られています。今回は、プラカップに注いでいただきました。

窓外を過ぎ行く街並みを見ながら、明るいうちからのビール、やっぱりいいもんですね。(^^;
・・・って、ウォーキングする前に呑むのかよ!ってのもありますが。(笑)
こちらは鳥栖。

向かい側の5番ホームに、熊本へ向かう「SL人吉」が入線していました。下り熊本行きは、SLは最後尾に逆向き、という状態ですが、それでも下り列車に乗るというお客さんも、けっこういるのですよね。
鳥栖を出て、まもなく久留米に着こうというところ。

筑後川を渡ります。
いい天気ですよねぇ~。川面も穏やかでした。
その昔「筑紫次郎」と呼ばれたほど、豪雨の際には暴れ川になることで知られているんですがね。最近も豪雨災害の際はいろいろ被害がありました。
久留米を発車し、鹿児島本線から分かれて久大本線へ。

その分岐直後に、西鉄天神大牟田線と交差します。
このあたりはまさにデルタ地帯のような感じですよね。
次第に街並みを抜けて、列車は久留米市からうきは市にかけて広がる田園地帯を走り抜けていきます。

いまの時期は、やはり柿ですかね、このあたりは。
富有柿など、柿の産地として知られています。実際に、木々に成った柿の実をたくさん見かけました。
うきは市を走り抜け、再び筑後川を渡ります。

橋を渡ると、そこはもう大分県日田市ですね。
こちら、夜明駅です。

今年、このときにウォーキングでやってきました。
日田彦山線側のレールがなくなってしまい、なんだかやるせない気持ちですね・・・。
15時53分、「ゆふいんの森5号」は日田に到着しました。

ワタシはもちろんここで降りるわけですが、意外にここで降りる人がけっこういましたね。ワタシと同じ目的の人たちもいたようです。
日田駅前に出てきました。

ここでウォーキングのスタート受付を済ませて歩き始めるわけですが、今回のウォーキングはコースがきっちり決まっているわけではなく、フリーウォークで好きなように豆田地区をまわって戻ってくる、といったことになっていましたんでね。

とりあえず、豆田地区の方向へ歩き始めました。
こちら。
江戸時代の後期に、儒学者廣瀬淡窓がこの地で開いた私塾・咸宜園の跡地なんですが、そこにある秋風庵という建物にやってきました。
高野長英や大村益次郎らを輩出し、全国からの入門者は累計4800人といわれます。そんな大規模な私塾が当時、この地にあったんだなぁと・・・。
豆田地区の方へ進んでくると、この看板。

車輛進入禁止、まぁ要は、豆田地区は歩行者天国になっている、っていうことですね。これはもう、必要な措置だと思いますね。
さらに歩いてみると、酒屋さんの前を通りかかりました。

深見酒舗、いい佇まいですね。
この日はお店の前で、生ビールの販売をしていました。
こちら。
国指定重要文化財にもなっている、草野本家。
以前来たときに、中の見学もさせてもらったことがあります。
昔ながらの商家の佇まい、いい雰囲気です。
続いてやってきたのはこちら。

クンチョウ酒造です。ここも以前、訪ねたことがあります。

中で試飲もやっていましたので、「薫長」の特別純米ひやおろしを試飲してみました。
秋限定のこちらのお酒、火入れをせずに瓶詰めしているもので、開栓前も要冷蔵の品。今年はふくよかな風味が特徴なのだとか。確かに、ふわ~っといい香りが漂います。
720ml1瓶お買い上げ、自宅でまた冷やしてから呑もうかな・・・。
豆田地区から、花月川を渡ってきました。

ここは江戸時代、代官所が置かれていたところ。幕府の直轄領ともなった日田の統治の中心となったのが、このあたりでした。

少し先の永山城址にある月隈公園には、灯籠が並べられていました。時間がもう17時に近く、蝋燭に火を入れる姿も見られました。
月隈公園から折り返して、しばらく豆田の街をうろうろしているうちに、次第にあたりは暗くなってきました。

軒先に置かれた竹灯籠の灯りも、次第に映えるようになってきました。

草野薬局の前には、カラーフィルムを使って色とりどりの光を放つ灯籠が置かれていました。こういうのも面白いですね。
こちらは花月川の河川敷。

河原に無数の竹灯籠が置かれています。そこに一つ一つ火が入り、暗くなるとともに幻想的な光景を生み出そうとしていました。
このあたりが、やはり一番人が多かったですねぇ。
こちらですが、地元の日田林工高校の生徒たちが制作した、竹灯籠のアートです。
明るい時間に組み上げているところも見ていましたが、火が入るとなかなか迫力がありますねぇ。見ごたえありました。
こちらでは、灯籠がハートの形に並べられておりました。
和装姿の女性が写っていますが、こうして和装で街を歩いている人もけっこう見かけました。

ここまで、全てスマホで撮影をしておりました。
スマホ任せではなかなか思ったような絵にはならないので、プロモードにして露出の設定をいじり、撮影しながら試行錯誤していました。
ということで、帰りの時間もあるので豆田の街歩きを切り上げ、日田駅の方向へ戻ることにしました。

こちらは、日田駅北公園に置かれている、D51-176。
1939(昭和14)年に、現在の日立製作所笠戸事業所で落成。米原機関区を皮切りに、1974(昭和49)年に南延岡機関区で廃車となるまで、35年にわたり活躍を続けました。廃車後はこの日田で静態保存となっています。
久大線に所縁のある機関車ではないようですけどもね。

列車内から見たことはありましたが、こうやって近いところまで見に来たのは初めてでした。
そろそろ18時になろうかとする頃、日田駅の近くまで戻ってきました。

晩飯時間だな~と思い、豆田方面に向かう途中からちょっと気になっていたお店に入ってみることに。
それがこちらの「中華さと」。「プノンペンラーメン」という看板が出ていますが、これがどうやらお店の名物のようで。

ということで、いただいてみることにしました。
左下写真のプノンペンラーメン(900円・税込)。とにかく、トマトやセロリなど、野菜がたくさん入っているのが特徴。スープは鶏だしの醤油ベースのようでしたが、あとからスパイスが効いてきて、気が付いたら汗をたらたらかいていました。(^^;
かつて大阪で、当時の仏領インドシナへ出征していた復員兵の方が、現地の味を再現してお店で出していたものがルーツなんだそうで・・・これはでも、なかなか美味しかったですね。いい意味で面白いものをいただけたと思います。
プノンペンラーメンを食べ終わって、そのまま日田駅へゴール。

ちょうど、18時30分発の普通1872D列車久留米行きがあるということで、乗り込むことにしました。
車両はキハ200-1003+3。「赤い快速」でデビューを飾ったキハ200の初期ロットの車両ですね。ロングシート化改造される車両も多いなか、この3番ユニットはまだ転換クロスシートを保っていました。
こちらは、途中の善導寺。

実はあくる日に、ここ善導寺駅スタートのJR九州ウォーキングが企画されていました。ワタシ自身もそちらに参加しようと計画していましてね。
なのでまたあくる日に来るんですが、とりあえずこの場はそのまま帰宅の途に・・・。
19時38分、1872Dは終点の久留米駅2番ホームに到着しました。

ここから普通列車で帰ることも可能でしたが、前述のあくる日のウォーキングに備えて、なるべく早く帰宅したいと思ったもんで、ここからは「飛び道具」を使うことに・・・。
・・・そうです、九州新幹線です。(^^;
九州新幹線に乗るのも、けっこう久しぶりだったりしたんですけどもね。って調べてみたら、このとき以来のようで・・・1年も乗ってなかったんかい!(笑)

久留米19時52分発、「つばめ332号」博多行きに乗車します。車両は800系U6編成6連。
もちろん、自由席に乗車です。
新鳥栖に停まって、そこから背振トンネルを抜け、気が付いたら、博多総合車両所の横を走っていました。

市街地の減速区間へ入っていくので、列車は徐々に速度を落としていきます。
それにしても、新幹線は確かに速いんですよ、うん。
20時9分、「つばめ332号」は博多駅11番ホームに到着しました。

さて、ここからは在来線に乗り換えて帰るわけですが、ちょっと乗り換えの列車まで時間があるようだったので、いったん改札を出ました。
やってきたのは、博多駅博多口側の博多駅前広場。

そう、既に「光の街・博多」のイルミネーションの点灯がスタートしていて、なおかつ、11月6日からは「クリスマスマーケット in 光の街・博多」も始まっていました。
土曜の夜ということで、当然ながら会場は大賑わい・・・。
で、この会場に来たからには、やはりこれ。
クリスマスマーケットオリジナルのマグカップでいただく、ホットワイン。
毎年デザインが変わるこのマグカップに、ホットワインを注いでもらって1200円。ほんと、ホットワインは程よく体を温めてくれます。

マグカップはもちろん、持って帰ることができます。
このところ毎年、その年のデザインのマグカップを入手していますので、だんだん自宅の食器棚に入らなくなってきてましてね。(笑)
ということで、短時間でクリスマスマーケットとホットワインを堪能し、あとは箱崎へ帰るだけ。
博多20時44分発、普通136M列車小倉行き、811系8両での運転、前4両はPM1編成でした。811系も徐々にリニューアルが進行中ですが、このトップナンバーはまだリニューアルを施行されていません。
前週に続いてのナイトウォーク、日田・豆田地区をこうして歩くのも久々でした。8年ぶりの「千年あかり」ということでしたが、なんだかいつの間にか、豆田にも面白そうなお店がいろいろできているようで、機会があればそうしたお店も訪ねてみたいなぁと思いました。今回は、プノンペンラーメンのインパクトが強すぎて(笑)そっちへ流れてしまいましたが・・・。
「ゆふいんの森」や九州新幹線にもしばらくぶりに乗れました。またゆっくり、泊りがけの旅行で乗ってみたいですね。

秋のJR九州ウォーキング参戦も、これで11コースに。あと1コースで、春も含めた年間最多参加記録の26コースに並びます。新記録達成が見えてきました。(笑)
<おわり>