(2023・4)
今回は、武雄温泉駅スタート・ゴールのJR九州ウォーキング参加の道中記です。
武雄温泉駅でのウォーキングといえば、前回はこのとき、半年前に参加していました。さらに遡って昨年の4月、1年前に参加したときは、まだ新幹線駅が工事途中で、その見学を兼ねたコースになっていました。
今回のコースは、ツツジが見頃の時期ということで、回遊式庭園・慧洲園でツツジを愛でることがメインとなっていました。ソメイヨシノが終わったら次はツツジ、ですよね。

なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
まずは箱崎6時57分発、普通2327M列車荒尾行きに乗車して、博多まで出てきました。811系PM110編成+813系RM7編成計7両での運転でした。
PM110編成って、前の日にも乗った気がしますが・・・。
到着した6番ホームから、3番ホームへ移動してきました。

乗車するのは、博多7時16分発、「リレーかもめ5号」武雄温泉行き。787系BM1編成8連での運転です。吉塚方の引上げ線から入線してきました。
隣の2番ホームには、佐賀から「かささぎ202号」で到着したあと、車内清掃後に今度は「にちりんシーガイア5号」宮崎空港行きとなる、787系BM2編成6連が停車中。いったん車内清掃をするとはいえ、佐賀から宮崎空港へという長駆の運用になってるんですね。
今回「リレーかもめ5号」では、4号車の指定席を確保していました。
そう、元ビュッフェスペースの座席です。

そういえば、ですが、このサハ787形200番台の元ビュッフェスペースのシート、背面の皮目のところに、「TSUBAME」の刺繍文字が入っているんですよね。
787系が「リレーつばめ」の運用から外れたのが、もう12年前の話になるわけなんですが、この刺繍はもう、ずっとこのままということになるんでしょうかね。
「リレーかもめ5号」は定刻に博多を発車。

竹下の南福岡車両区竹下車両派出の横を通過していきますが、見ると、キロシ47形「或る列車」と、キハ185系「ゆふ」の編成が並んで停まっています。キハ185系はこのあと「ゆふ1号」の運用に入る編成ですが、この日も5両で組まれていました。
沿線では、ツツジの花が咲いているところも目立ちました。

写真は、田代駅通過の場面。ここも駅のホームや柵の外側などに、ツツジの花が咲いているところがあります。

空模様はみるからに怪しい感じで、まさか降るんじゃないだろうな、と・・・前日に早く上がるという予報が一転、小雨が降り続く状況もありましたし、この日も大気の状態が不安定という予報が出ていましたんでね。
こちら、佐賀バルーンフェスタ開催期間中のみの営業となる、臨時駅・バルーンさが駅のホームを通過するところ。かつては毎年ホームが仮設されていたんですが、ご存知のように、仮設ホーム設置の作業中に作業員が列車にひかれて亡くなるという事故があったこともあり、2003年からはホームが常設されています。

今年の佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、11月1日(水)~5日(日)までの開催予定が発表されています。既に開催まで200日を切り、早くもそのときが楽しみであります。
牛津駅を過ぎ、牛津川を渡る頃には、青空が覗いて日が差し込んできました。
なんか猫の目天気だなぁ・・・。
とにかく、このまま持ってほしいなと思っていました。
「リレーかもめ5号」は江北に停まらず、そのまま佐世保線へ進んできました。

こちらは武雄温泉の1つ手前・高橋駅。対向の「リレーかもめ8号」787系BM6編成の通過待ちのため運転停車です。
西九州新幹線の部分開業に先立って、佐世保線は大町~高橋間だけ複線化されていますが・・・まぁ、武雄温泉で新幹線との対面乗り換えができるのは10番ホームだけしかないですから、ここで待つのは仕方ないんでしょうけどもね・・・。
8時26分、「リレーかもめ5号」は終点の武雄温泉駅10番ホームに到着しました。
向かい側の新幹線11番ホームには、N700SのY1編成6連「かもめ5号」長崎行きが発車を待っていました。

かつての新八代駅での対面乗り換えと違い、武雄温泉駅では在来線ホームと同一平面に新幹線ホームがありますので、リレー特急と他の在来線列車との区分けがなかなか難しいところはありますよね。「リレーかもめ」に乗車しようとする人が、在来線側の改札口から入ってしまうというケースもままあるようですし・・・この日も実際に、それらしき人を見かけました。
在来線側の改札口に係員がいない時間帯もありますのでねぇ。案内する体制をぜひ充実してもらいたいところですが。
新幹線「かもめ5号」の発車を見送ったあと、改札を出てきました。

この日のウォーキングは、8時30分からスタート受付開始になっていまして、ワタシたちが改札を出た頃にはすでに受付が始まっていました。それでも、受付待ちの列がけっこう伸びておりまして・・・。
しばらく並んで、ようやく受付を済ませました。
駅をスタートして、武雄市役所の前を通り、そこから温泉街のほうへ進んできました。ここまでは、昨年10月のコースと似たような道のりですね。
その昨年10月のときの旅行記でも書きましたが、一度ゆっくり、泊まりでここの温泉街に来てみたいなぁと思いますね。
こちら、前回のときもやってきた、武雄温泉楼門。
今回も、楼門見学開始の9時よりも前に来てしまいました・・・まぁ以前一度、ここの楼門の見学はしてるんですけどもね。
で、楼門をくぐっていくと・・・。
・・・こちら、武雄温泉新館の建物です。楼門と同じく辰野金吾設計による建築で、1914(大正3)年完成。2005(平成17)年に国の重要文化財指定を受けています。

少し中を見学してきました。
当時の公衆浴場の浴槽が残されています。写真は、当時5銭という値段で入浴できたという男湯の浴槽。実際見るとけっこう深い浴槽で、小さい子供だと足がつかないかなぁというような深さになっていました。
温泉街をあとにしばらくコースを歩いて行くと、こちら、慧洲園にたどり着きました。
1年前のウォーキングでも訪ねていた、回遊式庭園です。ウォーキング参加者は、コースマップを見せることで入場無料となっていました。

ここへ来ると、同行の中1娘が「あそこ行こう!」と指をさしているところがありました。その場所とは・・・。
・・・こちら、庭園内の「みふね茶屋」です。
1年前のときもここへ来ていまして、そのときにお抹茶をいただいたことを、抹茶好きの娘は覚えていたようです。(^^;

ということで、こちらのお抹茶セット(500円・税込)をいただくことに。
ほのかな香りと苦味がやってくるお抹茶、今回もおいしゅうございました。
お抹茶をいただいたあとに、さらに庭園をしばらく歩きました。
やはりツツジが見頃になっていまして、こうして赤いツツジの花が、いまを盛りと咲いているところを見かけました。
他にも、藤棚や、八重桜が咲いているところなんかもありまして、春の庭園の雰囲気をしばし楽しませてもらいました。
慧洲園に隣接する武雄センチュリーホテルですが、まだ新たな運営者が見つからず、休館のままとなっていました。
部分開業とはいえ新幹線も開業し、コロナウイルス禍で落ち込んでいた旅行の需要回復もみられるなかではありますが、それでもまだまだ厳しいということなんでしょうね。
慧洲園からさらにコースを進みます。

国道34号に沿って、ツツジが植えられているところがありまして、歩道と、さらには中央分離帯のところにも、ツツジの花が咲き誇っていました。
これはなかなかいい感じで春っぽいですよねぇ。
こちら、武雄神社にやってきました。

この本殿は、1964(昭和39)年に火災で焼失したものに代わり、1970(昭和45)年に鉄筋コンクリート造で再建されたものだそうで、建物が白くなっているのは、この神社の使いとされる白鷺に由来するとのこと。

お詣りしたあとに、ここでしばし休憩。
日陰に入ると、吹き抜ける風がとても心地よく感じました。
それにしても、いい天気になりましたね。
武雄神社を後にして、武雄市図書館を経由し、再び国道34号へ出て歩くことしばし。

武雄温泉物産館にたどり着きました。
ここも、この武雄でのウォーキングでは定番になっている立ち寄り処。今回も、ここでお茶と海苔を買い込んできました。
嬉野茶の新茶も出てましたね~。買おうかなとも思ったんですが、これから夏場の時期であまり熱いお茶は入れないかな~と思ったので、水出し用のティーパックを買うことに。(^^;
とりあえず、まずはいったんゴールすることにして、武雄温泉駅に戻ってきました。
スタートしてから2時間ちょっと。まぁ8.5kmくらい歩いてましたから、時速4km以上ということならまぁまぁかなと。

時間はそろそろ11時が近づく頃。
お昼を食べて帰ろうかなと娘と相談し、まずは武雄名物でもあるホワイト餃子をいただける「餃子会館」へ行ってみたんですが、既に待ちがすごいことになっていて、これはあかん、ということで・・・。
以前からウォーキングで来るたびに気になっていたこちらのお店へ。
「喰道楽」武雄店。「喰道楽」は、現在は武雄市内となっている北方町に本店があり、佐賀県内各地に展開しているラーメン店チェーン。「佐賀ラーメン」という名称を初めて使用したことでも知られます。
この武雄店は1981(昭和56)年にオープンしています。

豚の頭骨とげんこつだけを使用し、丁寧に旨みを引き出した豚骨スープで、多くの固定客を持つお店。一方で写真でも分かる通り、さまざまな食べ物とのセットメニューが充実しているのも、このお店の特徴です。
今回は、そんななかから、チャーシューメン(700円・税込)に、ミニカツ丼のカツセット(280円・同)をつけて注文してみました。
ラーメンとカツ丼ってどうよ?と思われる方もおられるでしょうが、これが案外といけちゃうんですよね。ラーメンはド正面の豚骨でしっかり旨いし、カツ丼もまた、しっかりと甘辛いダシが効いたド定番なお味でおいしいんですよね。少しずつ交互に食べましたが、まったく違和感なし!
これはほんと面白かったです。

ちなみに娘は、単品のチャーハン(600円・税込)を注文していました。ラーメンと同じ豚骨スープがついていまして、娘もおいしそうに食べていました。
さて、今回のウォーキングでは、スタートの際にこちらが配布されていました。
佐賀県内、および、諫早・大村・佐世保市内のマクドナルド店舗限定で、マックフライポテトのSサイズ(通常190円・税込)が無料でいただけるというチケットなんですよね。
せっかくこちらをいただいたんで、マックに寄ってみるか、ということで、昼食のあとにマクドナルド武雄店に寄って、ポテトを2人分いただいてきました。あ、もちろんそれだけじゃなくて、他のものも買いました。(笑)
そして、武雄温泉駅に再び戻ってきました。

そろそろ、帰路に就こうか、ということで。
新幹線と対面乗り換えとなる10番ホームには、今朝ほど「リレーかもめ5号」で乗車していた787系BM1編成が停まっていました。
同編成はこのあと、「リレーかもめ24号」として博多へ向けて発車していきました。
ワタシたちは、「リレーかもめ24号」を見送って、こちらの列車へ。
武雄温泉12時27分発、「ハウステンボス・みどり26号」博多行き。783系CM12+CM22編成計8両での運転でした。

ワタシたちは「ハウステンボス26号」のCM22編成の方に乗車。
この時間の上りの「ハウステンボス」ということで、車内はかなり空席がありました。
車内ではこちらを。

さきほど、チケットを使ってマクドナルドでいただいてきた、マックフライポテトのSサイズをつまみに、ビールをいただくことにしました。

沿線では、麦畑で麦の穂が風に揺れていました。
もうしばらくすると、この麦の穂が金色に色づいて、麦秋を迎えることになりますね。
お腹も完全にいっぱいになり、眠気がきてしばらくウトウト。

気が付いたら、太宰府信号場のあたりでした。

武雄温泉を出る頃には、雲が多くなって、さらに西風が強くなっていて、同行の娘は「さむ~い!」と言ってたりしたんですが、ここにきてまたいい天気になってきました。
博多到着直前。

5月5日深夜から6日早朝にかけ、線路切替工事が予定されている博多駅の竹下方。準備は着々と進んでいるようで。
切替工事による運休・行先変更が発生する件については、AIを使った自動車内放送でも、繰り返し案内されていました。
「ハウステンボス・みどり26号」は13時34分、博多駅3番ホームに到着。
ワタシたちはそのまま1番ホームに移動し、13時42分発、普通2160M列車海老津行きに乗車しました。813系RM108+113編成計6両での運転でした。

14時前に帰り着けるとは、想定外に早かったです。
半年おきに武雄へ行っていますが、それまでまともに歩いたことのなかった武雄の街のことが少しずつ分かってきて、もっとゆっくり訪ねてみたいなぁという欲求も出てきています。やはり泊まって温泉に浸かりたいなぁ~。(^^;

ウォーキング、さて来週はどこへ・・・?
<おわり>