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Part4(2019・1) | |
11時23分にあき亀山を出た、折り返しの780M列車広島行き。 4分で可部に戻ってきました。 このときの旅行記にも出てきますが、かつて可部駅には、広島方面から来た電車の折り返し用の頭端ホームがありました。 現在は使用停止となり、レールが撤去されてしまっています。105系や103系といった電車がここを発着してたんですけどね、懐かしい限りです。 |
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気が付けば、すでに広島駅の一つ手前、新白島に着いていました。 ここは2015年3月に、アストラムラインとの接続駅として開業した駅。 ワタシが前回、このあたりを「青春18きっぷ」での普通列車旅で通ったのはすでに6年半近く前。そのときにはまだなかった駅です。 |
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定刻の12時5分に、780Mは広島に到着。 ちょうどお昼時。 昼食を食べようと、駅ビル「ASSE」の中を物色。 「ASSE」の2階には、広島名物のお好み焼きを出す店が多数連なっていますが、時間が時間だけにどこも長蛇の列。 そんななか、一番奥まったところにあるお店が、すぐに座れそうだったんで入ってみました。 そのお店こそ、カープ党のお店として知られる「カープ鳥」駅ビルASSE店。夜は焼き鳥メインの居酒屋ですが、このお昼の時間はお好み焼きとつけ麺をやっています。 詳しくは、ブログのほうをどうぞ。 |
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昼食を済ませ、お土産の買い出しも済ませて再び駅構内へ。 ここからは、この旅の残りの「青春18きっぷ」を使用して、九州へ向かいます。・・・というか、今回の旅で使用するために、前回の旅で「18きっぷ」を買って2回分消費した、というのが正しいのです。(笑) 広島から乗車するのは、1番ホームから14時31分発、普通7351M列車糸崎発岩国行き。車両は227系A47編成3連。 このスジは本来、白市発大野浦行きの1537Mとして運転されるスジのようですが、昨年7月の西日本豪雨からの復旧の過程で運用されている特別ダイヤのため、運転区間が変更となり、列車番号が本来は季節列車が使用する7000番台で振られています。 |
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さすがに広島近郊、初売りなどもあったせいか、3両編成の列車はかなり混雑していました。 徐々にお客さんが下車して減っていく中、列車は小瀬川を渡り、山口県に入ります。山口県に入ると、我々九州民としては「だいぶ帰ってきたな~」という感覚にもなるんですが、実はその山口県内を抜けるのがなかなか大変という・・・。 |
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15時24分、7351Mは定刻に終点・岩国に到着。 ここからの乗り継ぎは、15時38分発、普通3347M列車下関行き。 どの編成が来るか気になっていたところ、待っていたのは下関総合車両所運用検修センター所属の115系N-20編成4連。両先頭車は2ドアの3000番台クハ、中間のモハユニットは117系からの改造編入車、という編成です。車内は転換クロスシートがメインの配置。 あー2連とかが来なくて助かった・・・。(^^; ワタシたちの乗ってきた列車の1本あと、白市発でやってきた7539M列車の到着を待って、3347Mは岩国を発車しました。 |
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16時8分、列車は柳井港に到着。 ホームを見ると、JR西日本徳山地域鉄道部が企画し、地元の専門学校生のデザイン協力で製作されたという「維新周防巡り」の看板が。 昨年2018年の明治維新150周年にあわせ、岩国、大畠、柳井港、岩田、下松、徳山、防府の管内各駅に、各地にちなんだ偉人のイラストが描かれた看板が掲げられているとのことです。 ちなみに、この柳井港駅には、尊王攘夷派の僧侶である月性が中央に描かれた看板が設置されていました。 |
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列車は光~下松間へ。 ここは昨年7月の西日本豪雨の際に土砂崩れが発生した場所。一度復旧を果たすも、9月29日に台風24号による雨で再び土砂崩れが起こり、再度不通となった場所。 10月15日から運転を再開していますが、その場所は25km/hの速度制限がかかったままになっていました。 |
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徳山を過ぎて、こちらは戸田~富海間。 海の向こうに、太陽が沈んでいくところが見えていました。 2日めの日が落ちて、旅もいよいよ終盤です。 |
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17時34分、列車が新山口を発車しようとするところに、SLの汽笛の音が。 そう、正月3ヶ日、山口線では「SL津和野稲成号」が運転されていましたっけね。 発車する列車のなかから、ちょっとだけD51-200の姿を拝むことができました。 |
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この岩国~下関間、およそ3時間の乗車が、今回の旅のなかでは、1本の列車に最も長く乗っている時間、ということになりました。 ちびさんたちが飽きないかというのが一番の心配でしたが、幸いなんとか持ってくれて、だいぶ長い乗車でもいけるようになったんだなぁ、と。 3347Mは1分ほど遅れて18時41分、終点の下関に到着しました。 いよいよ九州方面への乗り換え、ということになるんですが・・・。 |
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実は、3347Mが下関に到着する前の車内放送で、九州方面の列車に遅れが出ている、という気になるアナウンスが・・・。 スマホで調べてみると、16時15分ごろに門司~小倉間で発生した信号トラブルの影響で、遅れが出ているとのこと。 ということで、予定していた乗り継ぎ列車より前の列車である、下関18時5分発の普通5189M列車小倉行きに乗れてしまうことに。 5189Mは、大分車両センターの415系Fo-105編成4連での運転。定刻より46分遅れの18時51分に、下関を発車しました。 関門トンネルを抜けて門司へ。そして、そのまま小倉まで乗車。 小倉駅手前でも、入線予定のホームに他の列車が停まっていたため、信号待ちが発生。終点の小倉駅7番ホームには、53分遅れの19時11分に到着となりました。 |
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19時を過ぎているんで、みんな腹ペコになっていました。 小倉まで来たんで、こちらをいただくことに。 1・2番ホームにある北九州駅弁当の駅うどん店で、かしわうどん(390円・税込)をいただきます。やっぱり、このうどんの味は何度食べてもやめられない。(笑) ちびさん2人も、それぞれ1杯ずつ。おとなと同じ量をしっかり食べていました。(^^; |
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うどんを食べ終わって、いよいよ旅は最終コースへ入ります。 ここからの乗車は、小倉19時46分発、区間快速(福間~二日市間快速運転)4131M列車鳥栖行き。813系9両編成が門司港始発で、定刻より3分遅れの19時37分に6番ホームに入線しました。 小倉で大分行き、博多行きの「ソニック」を先に発車させるダイヤになっていましたが、「ソニック」にも遅れが出ていたため、4131Mは3分遅れの19時49分に小倉を発車しました。 |
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戸畑付近。 右手に若戸大橋がちらちらと見えていますが、赤いつり橋がライトアップされています。 昨年2018年の12月1日から、これまで有料道路だった若戸大橋、そして並行する若戸トンネルが無料化され、それ以降、若戸大橋はLED照明による常設点灯で、毎晩ライトアップされるようになりました。 チャンスがあれば、夜のライトアップ姿を近くへ行って撮ってみたいもんだと思います。 |
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その後、遅れている後続の特急の退避待ちで遅れが出て、4131Mは6分遅れの21時1分に香椎に到着。 ここで、普通列車に乗り継ぐために下車しました。 香椎駅の構内、非電化の香椎線の構内にも、最近架線が張られました。 香椎線には今年春のダイヤ改正から、「DENCHA」819系が投入されることが発表されています。 ブログのほうにも書きましたが、819系の充電や構内移動などのために架線が張られたものと思われます。 819系が投入されれば、現行のキハ40・47形はすべて撤退の予定。その、キハ置き換え前夜、の風景ですね。 |
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香椎からは、後続の普通2177M列車、福間発博多行きに乗車。415系8両編成での運転で、ワタシたちは後ろ寄りのFo-110編成のほうに乗車しました。 結局、2177Mの箱崎到着は定刻9分遅れの21時15分。 ようやく、地元に戻ってきました。 |
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ということで、総乗車距離2175.9kmに及ぶ乗り鉄の旅はこれで終了となりました。 「元日・JR西日本乗り放題きっぷ」と「青春18きっぷ」という、ある意味対照的なきっぷを使用しての2日間。しかも、ちびっ子連れということで、どんな感じになるのかなぁと思っていたんですが、先日の日帰り旅も含め、さすがに旅慣れたワタシの子供たち、しっかりとついてきてくれました。 正月の乗り鉄、っていうのも、なかなかいいもんですね。またそのうち、やってみたいもんです。 |
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<おわり> |