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Part4(2016・9)
9月21日の朝です。
ホテルの窓からは、やはり函館山が見えています。

時刻は朝5時半。
このあと、娘を起こしてある場所へ向かいました。そこは・・・。
・・・ここ。
そう、上の写真でも見えている函館朝市。

以前から、何度もこの朝市へ来ようとして、タイミングが合わず断念した経過がありましたんで、今回こそは、と意気込んでいました。
そして、入ったお店はこちら。「きくよ食堂」本店。
各種の旅行番組などでも登場する有名店ですね。

ワタシがいただくのは、もちろん、こちらの巴丼。(1680円)
いやこれ、ほんと美味しかったです! やっぱりものがいいと美味いですよね。
朝からとても幸せな気分になりました。
朝食後、ホテルへ戻ってチェックアウト。
函館駅へやってきました。

道内滞在中は本当にお天気に恵まれました。
台風16号が日本列島を通過するという状況でしたが、おかげさまで北海道は蚊帳の外。(^^;

ただ、朝晩の冷え込みは予想外で、娘の服装はちょっと気を遣いました。札幌で列車待ちの時間に、ユニクロへ行って追加の服を買い込んだりもしました。(^^;
函館からまずは、北海道新幹線の始発駅である新函館北斗へ向かいます。
新幹線開業にあわせて新設された快速「はこだてライナー」に乗車。8時48分発の3329M、車両は733系1000番台B-1003編成3連。
車内はオールロングシート。まだまだ新車という感じでしたね。
列車は五稜郭に停車後、新たに電化された新函館北斗への道のりを行きます。
この区間が電化されたっていうのも、ワタシの感覚からすればちょっとびっくりなところですけどもね。

七飯にて行き違い待ちの停車の後、列車は9時7分、新函館北斗駅1番ホームに到着しました。
この1番ホームは、「はこだてライナー」折り返し専用ホームで、行き止まりとなっていました。
そして、「はこだてライナー」を降りたお客さんのほとんどが、新幹線乗り換え改札を抜けて、こちらの新幹線11番ホームへ。
前述しましたが、ここの新幹線ホームは在来線ホームと同一平面です。
ワタシたちの乗る列車、「はやぶさ16号」東京行きとなるE5系U29編成10連は、車庫からの回送列車として入線してきました。

JR北海道所有のH5系で運転される列車に乗りたいというのも、気持ちとしてはあったんですが、さすがに本数が少ないので、スケジュールへの当てはめは難しいと思い、時間帯としてちょうどいい列車を選択しました。
結果的に、E5系のなかでも新しい方の編成が来ましたしね。
乗車前に、駅のキヨスクでこちらを買い込んできました。

金色の缶のサッポロ黒ラベル。北海道限定なんだそうです。
ワタシのJR旅客営業路線全線完乗タイトルの回復の前祝いに、ということで。(笑)
「はやぶさ16号」は、定刻の9時31分に新函館北斗を発車。

あっという間に、道内最後の停車駅である木古内へ。
なんか、びっくりするくらいあっという間でした。江差線を使ってる頃はけっこう時間がかかってる印象があったんで、こんなに近かったのかなと。

木古内を出ると、貨物列車も走行する海峡線の新在共用区間に入っていきます。
この三線軌条、昨年通ったときには暗くなる時間帯でいまいち分かりづらかったんですが、今回ははっきりと。

湯の里知内信号場、かつての知内駅を通過し、青函トンネルへ進んでいきます。
青函トンネルを通過する車中で、こちらをいただきました。

いわゆる「シンカンセンスゴクカタイアイス」。(笑)
スジャータのバニラアイスクリームです。
相変わらずですね、最初はとても固いんですが、徐々に解けておいしくいただくことができました。

娘は、同じく車内販売で買った、青森県産りんごを使用したりんごアイスを、美味しいと言ってバクバク食べていました。
青函トンネル内は新在共用区間とあって、新幹線であっても速度は最高140km/h。
ゆっくりに感じる反面、かつての在来線特急と比較して新幹線の安定度が際立つ感じがしました。揺れないし静かだしで。

青函トンネルを出た列車は、本州内でありながらJR北海道が管轄する奥津軽いまべつ駅へ。

その先は、新中小国信号場で在来線と分岐し、新幹線高架を進んでいきます。
昨年の旅のときは、この写真の田園地帯の向こう側を走る津軽線の線路から、こちらの新幹線高架を眺めていたんですよね。
1年後、今度は新幹線高架の方を走る列車に乗っている・・・なんだか感慨深いものがありました。
「はやぶさ16号」は10時37分、新青森に到着しました。
ここまで、新函館北斗から1時間強。やはり時間は短縮されているんですね。

そして、ここで、ワタシのJR旅客営業路線全線完乗タイトルは、無事に回復となりました。

ちなみに、次の新規開業路線は・・・来年2017年春に延伸開業が予定されている、JR西日本可部線の可部~あき亀山間、ってことになりますかね。ここは一度廃線になった区間の復活になりますが、やはり乗っておかなきゃでしょうね。
本当に飽くなき挑戦です。
ワタシたちはそのまま、「はやぶさ16号」で南下を続けます。
七戸十和田に停車し、こちらは八戸手前の車窓風景。
いい天気になりました。
車内販売から購入したこちらのお弁当で、昼飯にしました。

青森駅弁としても有名な、「むつ湾産帆立釜めし」。(1000円)
やっぱりこのホタテが存在感抜群、なんですが、一緒に食べた娘は、醤油漬けされた魚卵のほうがうまかったと言ってましたね。まぁ、小さい子っていうのはけっこう思わぬところに反応しますから。(^^;
八戸、二戸、いわて沼宮内と停車し、11時44分、「はやぶさ16号」は盛岡に到着。
ここで、秋田からの「こまち16号」との連結作業。「こまち16号」はE6系Z21編成でやってきました。

ということで、連結の様子を動画撮影しています。(新しいウインドウが開きます)
https://www.youtube.com/watch?v=z20Iq1UmZU4
いろいろしているうちに、列車は仙台に停車したあと、宇都宮を通過しようとしていました。

宇都宮運転所が見えていますが、ここにいる烏山線用のキハ40、蓄電池電車の導入で置き換え、という話を聞いていますが、今後は・・・。
大宮に停車した後、埼京線との並走区間に入ってきました。

荒川を渡ったところで並走してきたのは、東京臨海高速鉄道りんかい線の70-000系電車。
タイミングの問題とはいえ、数の少ないこの電車と並走するとは、思わず「おおっ!」。(笑)
まもなく上野、というところで、田端の東京新幹線車両センターの横を通過していきます。
E2、E4、E6、E7(W7)といった系列の新幹線が見えています。東日本方面を走る新幹線は、路線の状況に応じて様々な仕様の車両が生まれているのがやはり特徴ですね。
地下駅の上野に停車後、再び地上へ出た「はやぶさ・こまち16号」は、14時4分、終点の東京駅20番ホームに到着しました。
1年ぶりの、東京駅です。

娘が、「はやぶさ」と「こまち」の連結部を見に行きたいと言いましたんで、列車を降りた後、まっすぐその連結部へ行ってきました。
やっぱり、新幹線の先頭車同士が連結してるところっていうのは、興味をそそるんでしょうね。ワタシたちのいる九州ではまず見られないシチュエーションですし。
次の乗り継ぎまで少し時間を作っていましたので、せっかくだからと、東京駅の丸の内口へ行ってみました。
娘はこれまでも東京駅での乗り換えは経験していましたが、駅の外に出てきたことはなかったので、丸の内口のレンガ駅舎を見せようと思いましてね。

娘を立たせて記念撮影をしました。
成長して大きくなったときに、ここに来たこともいい思い出になってるといいなぁ・・・。
ここからは、さらに列車での移動を予定していました。
乗車するのはこちら。「成田エクスプレス35号」。
池袋発の6両編成と、大船発の6両編成がここ東京で連結し、12両で成田空港へと向かいます。車両はもちろんE259系。
写真は、あとから到着した池袋始発の6両編成の入線の様子です。
15時3分、「成田エクスプレス35号」は東京駅総武地下4番ホームを発車しました。
地上へ出てからは、やはりかなりのスピードで複々線区間を快走していきます。

写真は、幕張車両センターの横を通過するところ。
スカ色の113系がいなくなって、ここにいる車両の顔ぶれもすっかり変わってしまったなと。
E259系には、ワタシも娘も初めての乗車でした。
ワタシは先代の253系には、2回ほど乗車しましたかね。

十分な車内空間があり、居住性に関しては申し分ないと思います。
253系でも見られましたが、空港アクセス特急らしく、デッキ付近には大きな荷物を置くためのラゲッジスペースが設けられています。

案内表示類が充実しているのも、やはり空港アクセス特急ならでは。
デッキにある液晶表示器では、列車の現在位置を表示していました。
そうしているうちに、列車は成田を通過し、空港支線へと進んでいきます。

以前は途切れていた、成田新幹線向けに建設された高架。
写真左側に、新しい単線の高架橋が延びていますが、そちらが新しく整備され2010年に開業した成田スカイアクセス線向けの高架橋ですね。
そして、そのあとは成田スカイアクセス線に並行して進んでいくわけですが、そこではこうした並走も見られます。
成田空港行きのアクセス特急、京急の新1000形で走っていました。この先も抜きつ抜かれつしながら・・・。
15時57分、「成田エクスプレス35号」は終点・成田空港に到着しました。

東京駅から54分。速いですよね~。

「成田エクスプレス」の強みは、東京駅、あるいは新宿・池袋といったエリアと、成田空港をダイレクトに結んでいるという点でしょうね。東京の都心・副都心と直接アクセスできるという、JRの路線網を生かした列車であるというのが、最大の特徴だと思います。
成田空港へは、ワタシ自身、3年ぶりにやってきました。

羽田空港の国際化が進んでいるなかとはいえ、世界に開かれた日本の玄関、という点では、この成田空港がやはり随一の存在ですよね。

暮れゆく空のもと、第1ターミナルの展望デッキで、しばらく飛行機の撮影をしていました。
短時間ながらいろいろ撮れて、いい時間を過ごせました。

撮影の成果は、Flyteamにて。
暗くなった頃、第1ターミナル内のロイヤルコーヒーショップで、晩飯と相成りました。
揚げ物系とサラダで、軽く。

ワタシはビール、娘はコーラ。
さすがに6歳児にアルコールは無理ですが、こうして娘と乾杯できるってのはうれしいですね。
娘がアルコールを呑める歳になったら、ぜひ美味しいお酒を一緒に呑みたいもんだなと思います。ワタシもそれまで元気でいなきゃ。(^^;
食事が終わり、ここからは今宵の宿へ。
ホテルの送迎バスで移動です。

バス乗り場には様々な国の人たちが待っていました。娘も、いろんな国の言葉が飛び交うその場の雰囲気に圧倒されていたようでした。
ホテルにチェックインし、テレビを見ながら、パソコンを開いて写真の編集作業。
ホテルの自販機にあったこちらを飲みながら、でした。やはりこちらのエリアにきたらありますよね~、マックスコーヒー。(笑)
相変わらずの甘さでした。

早いもので、いよいよあくる日は、旅の最終日です。
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