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Part5(2016・9)
9月22日になりました。
今回宿泊したのは、「マロウドインターナショナルホテル成田」。
成田空港のAランが見える位置にあるホテル。ワタシ自身はここは3度目の宿泊ですが、今回の部屋はエアポートビューの部屋でした。34運用だったので、ランディングする機体を間近に見るというわけにはいきませんでしたが。
朝食前に、ホテルの送迎バスで、成田空港の第1ターミナルへ出て来ました。
やっぱりこのターミナルの大きさに圧倒されますね~。アジア圏やヨーロッパ、北米が主ではありますが、各地と結ぶ様々な航空会社のカウンターがずらりと並んで、地元の福岡空港とは比べ物にならない壮観さです。
第1ターミナル内のマクドナルドで朝マックを買い込み(笑)、娘と2人で展望デッキへ。
雨が降っていましたので、屋根付きのスペースへ入りこんで、朝食を食べながら、時折、Aランに降りてきた飛行機を撮影していました。
はじめ小康状態だった雨も、やがて降り方が強くなってきましたので、ある程度のところで撤収しましたが、短時間なりにいろいろ撮ることはできたかな・・・。
成田空港を早々に撤収し、このあとは羽田空港へ。
まずは、娘のリクエストでこちらの改札へ。

京成の成田空港駅。
ここからはスカイライナーに乗ることにします。
ホームに入ってみると、こちら。
成田空港駅の終端は、こんな感じです。
もともと、成田新幹線の駅用に造られていたスペース、いかにも、という感じになっています。
こちら、10時38分発、京成のAE形による「スカイライナー10号」京成上野行きに乗車します。
「スカイライナー」には、ワタシ自身もこれが初めての乗車。先代のAE100形の当時には結局、乗る機会がありませんでした。
ちなみに、現在のAE形は2代目ですよね。初代のAE形(AE車)は、成田空港開港当初の「スカイライナー」用車両として登場し、1993年まで活躍しました。

世界的なファッションデザイナーの山本寛斎氏が車両デザインに携わったこの車両、160km/hの最高速度は現在、在来線鉄道では日本最速。北越急行ほくほく線の「はくたか」(681・683系)がいなくなった今は、単独でのタイトルホルダーです。
風貌的にも速そうですよね。(^^;
定刻に成田空港駅を発車した「スカイライナー10号」。
空港第2ビルを発車すると、あっという間に最高速度の160km/hに到達します。そりゃ、このあたりはもともと新幹線向けに造られた路盤ですからね。
成田空港駅から並走してきたJRの線路が分かれたあと、列車は2010年7月に新規開業した区間を走ります。

この頃、かなり雨がひどく降っていました。
列車前面にはカメラがついていて、車内のモニタで前面展望も見られるんですが、雨でこの有様・・・。
気が付けば、すでに北総線区間へ。
もう、江戸川を渡っていました。
ここまで本当に速かったんですが・・・。

このあとは次第に速度が落ちまして、京成高砂が近づくと前に列車がつかえているのか、スローな走りになる場面もありました。
日暮里に停車したあとは、終点の京成上野へ。

地下区間に入りしばらく行くと、かつての博物館動物園駅の跡を通ります。駅自体は1997年に休止、2004年春に正式に廃止されていますが、廃止から12年半が経過しても駅はそのまま残されており、ホーム部分には明かりが点っていました。
11時23分、「スカイライナー10号」は終点・京成上野に到着しました。

成田空港からここまで45分、途中でスローになることもダイヤには織り込み済みだったようで・・・それでも、かなり速いですよね。線形のよくない京成本線でなく、北総線を通ることの短絡効果はやはり大きいということでしょう。
京成上野駅から、古くからの地下通路を通って、JRの上野駅へ出て来ました。
まだまだ、コンコースのこの垢抜けた感には慣れませんね。もう少し、薄暗い空間というイメージがありましたんでね。
ここ上野からは、上野東京ライン!
そういえば、まだ利用してませんでしたね。

常磐線からやってきた、土浦発品川行き1166M列車に乗ってみます。車両は勝田車両センターのE531系10両。

秋葉原を通過して高架へ駆け上り、神田を過ぎてから高架を駆け下り東京駅へ。あっという間ですよね、もちろん。
品川では京急に乗り換えました。
12時12分発、1020N列車快特羽田空港行き。先ほど「スカイライナー」で通ってきた印旛日本医大が始発の列車で、車両も北総の7300形でした。

この列車に、羽田空港国際線ターミナル駅まで乗車しました。ということで・・・。
・・・やってきたのは、こちら、羽田空港の国際線ターミナル。
1年ぶりにやってきました。

駅に着いたのは12時25分。
時間も時間、娘もお腹が空いたと言ってましたので・・・。
さっそく、昼飯にしました。

やってきたのは、ターミナル4階の江戸小路にある「和豚 かつ仙」。
あの「とんかつ和幸」と同じ会社がやっているお店ですが、この羽田空港国際線ターミナルにしかない業態で、白木の客席カウンターから調理の様子を見ることができるというスタイル。海外からのお客さんにも、とんかつという料理そのものを見て楽しんでもらおうということのようです。

ワタシは、ひれかつ丼(1700円)をいただきました。カツがサクサクで美味しかったな~。(^o^)/
娘はお子様とんかつ膳を食べましたが、やはり美味しいと言って食べていました。
昼食後はしばらく、展望デッキで飛行機の撮影。
雨が降ったりしていましたが、思いがけず、Twitterの現地フォロワーさんとお会いできたり、楽しい時間を過ごせました。

一段落したところで、シャトルバスで国内線第2ターミナルへ移動。
少し早いですが、帰路の出発ターミナルへ向かうことにしました。
ここで、娘が「デザート食べたい~!」と宣うもんで・・・。(笑)

こちらにお邪魔することにしました。
第2ターミナル4階にある「エアポートグリル&バール」。テレビにも出たという宣伝がされていましたが、ここ、なかなかに眺めのいいポジションにありましてね。

なので、飛行機を眺めながら、一杯いかせていただくことに。
「羽田スカイエール」という、羽田空港限定ビールをいただきました。
娘は、抹茶サンデーを。なぜか、6歳なのに抹茶のアイス大好きな娘なもので。(笑)
短い時間でしたが、羽田での楽しい時間を過ごし、少し早いですが帰りの飛行機に搭乗するために保安検査場を通過。
第2ターミナルの一番端、保安検査場Dを通ります。

ここに入る前に、ANAの手荷物カウンターで荷物を預けるのですが、これがもう、人と対面ではなくて、機械で手続きできてしまうというもの。
あーこういうことも、係員の手を介さずにできてしまうのですねぇ・・・。

保安検査場を通過して、搭乗待合室へ。
娘はキッズスペースへ行き、またしても初めて会う子供たちといっしょに遊んでいました。遊びだすと垣根なんてありませんね。本当に、子供ってすごいな・・・。
搭乗前に軽く晩飯を食べとこうということで、搭乗待合室内のこちらのお店へ。
「築地まぐろ寿司 又こい家」。築地直送のおいしいマグロのお寿司を、立ち食いでいただけるというお店です。

娘もマグロの刺身やお寿司が大好き!
なので、こういうことに・・・。

なかなかおいしゅうございました。
空港の制限エリア内で、こういうのを食べられるんですね~。いい時代になりましたよ。
そろそろ、飛行機の時間が近づいてきました。

帰路の便は、スターフライヤーにしました。
ワタシ自身、スターフライヤーの便に搭乗するのは、同社が運航を開始した2006年に北九州~羽田を往復して以来なので、かれこれ10年ぶり、ということになりました。
娘はもちろん、初めてのスターフライヤー。機内エンターテインメントを楽しみにしている様子でした。

18時30分発、福岡空港行き7G53便。飛行機は、エアバスのA320-200。
この日は、映画「シン・ゴジラ」のラッピング機となっていたJA08MCがアサインされました。

福岡からの前便が遅れて到着したため、53便の出発も遅れることに。
遅れて搭乗開始となった機内に、とっとと乗りこみました。
しゃれたジャジーな音楽が流れる機内。この黒いシート、久しぶりですね~。

飛行機のプッシュバックは、定刻の18時30分から25分も遅れていました。
その後は、沖合のDランまでタキシング。
エンジンの高鳴りとともに、暗くなった東京の空高く舞い上がりました。

ワタシたちが北海道から関東へ移動する前に、台風16号が通過した日本列島でしたが、この夜もしばらく上空では揺れが続き、なかなかベルト着用サインが消えませんでした。
ようやくサインが消え、ドリンクサービス。ワタシはやはり、タリーズのコーヒーをいただくことにしました。
機内エンターテインメント。ワタシは、この画面を見ながら、機内番組を聴いていました。

以前からスターフライヤーの機内では、北九州拠点のFMラジオ局・cross fmのナビゲーターがプログラムを持っていまして、以前はTOGGY氏でしたが、現在は立山律子さんのプログラムが流れています。
娘は、アニメ「怪物くん」を何度も繰り返し見ていました。

そうしているうちに、飛行機は玄界灘上空へ。
福岡市街地への進入。RWY16へのアプローチ、眼下には見慣れた街並みが見えて来ました。
7G53便は、無事に福岡空港のRWY16へ着陸。
20時54分、国内線第1ターミナルのSpot11へ。奇しくも、出発の便と同じ場所にブロックインとなりました。

福岡空港の第1ターミナルにこうやって到着するのも、ワタシにとってはこれが最後・・・。
飛行機を降り、羽田で預けた荷物を受け取りに来ました。
第1ターミナルのここで荷物を受け取るのも、これが最後・・・。
旅の最後は、この福岡空港国内線第1ターミナルとのお別れと相まって、何かしんみりとしていました。
そういうことで、5日間にわたった6歳娘との2人旅、どうにか終わることができました。
嫁さんを連れずに、ちびっ子たちだけを連れて出かけることも、近場ではもちろんあるんですが、今回のように、小さい娘と2人きりで泊りがけの旅行をするというのは初めてでした。
娘にとっては、いい思い出になってくれるかな・・・なってくれればいいな、そんな思いでした。

これから先、こんな機会があるかどうかわかりませんが、チャンスがあればまた、行きたいですね。
もちろん、いま3歳の末娘とも、もう少し大きくなったら、どこかの時点で2人旅をしときたいな~と思っています。
<おわり>