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Part5(2012・1)
1月9日、旅の最終日です。
4時前に起床、秋葉原駅に出てきました。
まずは、京浜東北線の電車で東京駅へ・・・さすがにこの時間、人の姿はまばらですね。
東京駅に着いてみると、ちょうどこの列車が到着するところでした。
大垣発の臨時夜行快速「ムーンライトながら」。田町車両センターの183・189系H102編成10連での運転でした。
以前はJR東海の373系を使用した定期列車だったのが、臨時化とともにこの183・189系での運転に移行していますね。「青春18きっぷ」のシーズン、やはり利用者はけっこう多かったようです。
そしてワタシが乗車するのは、そのJR東海373系を使用したこの列車。
東京始発静岡行き、東海道本線321M列車、東京からの東海道本線下り初電となります。373系F8編成+F9編成+F11編成、合計9両での運転です。
この列車はもともと、「ムーンライトながら」で大垣から上ってきた車両を、所属の静岡車両区へ返却するための列車でした。「ムーンライトながら」の臨時化・車両置き換えで、入出庫のために運転されていた普通列車運用のみが残ってしまった格好です。
しかしながら、その運用もこの3月ダイヤ改正で終了となることに。

373系はもともと特急形車両。それに普通運賃で乗車できるわけで、ある意味乗り得列車。車掌さんが車内放送で「特急形車両を使用しておりますが、普通乗車券でご利用できます」と繰り返し案内していました。
次第に明るくなる空のもと、列車は西へと向かいます。
小田原を過ぎて、左手には相模湾の眺め。この景色もいいですねぇ。
熱海に着きました。
写真、左はE233系3000番台田町車の普通東京行き520M、中央は313系の普通島田行き427M、右はワタシが乗車してきた321Mです。
ここは、JR東日本とJR東海の境界駅。E233系、313系という、両社の最新鋭車両が並ぶ駅です。
沼津を過ぎて、右手に富士山が見えてきました。
きょうも山頂付近には雲がかかってますねぇ。
山頂までスッキリ見えるっていうのは、なかなか難しいもんですよねぇ。
8時45分、321Mは終点・静岡に到着しました。
321Mでの様子を動画撮影しています。(新しいウインドウが開きます)
http://www.youtube.com/watch?v=I6IvMwP5UVc

ここからは、わずか4分での乗り継ぎ。浜松行き739M列車、313系N2編成3連での運転です。
9両編成の列車から、乗り継ぎ相手は3両・・・席が足りるはずもなく、ワタシは最前部で前面かぶりつきを・・・。(笑)
掛川付近。
新幹線の線路上を行く300系J54編成16連とすれ違いました。「こだま636号」東京行きのようですね。
時刻表を見ると、翌1月10日からは「700系で運転」の予告がありましたんで、この列車が300系で走るのはこの日で最後だった、ということになります。
浜松で、さらに乗り継ぎ。
今回はわずか2分の乗り継ぎ、10時2分発、5923M列車豊橋行きとなります。車両は今度も313系、T14編成3連でした。見習い運転士さんのようで、指導さんが同乗しての乗務でした。

こちらは西浜松付近、飯田線の車両置き換えに伴って、お役御免となった119系電車が留置されています。あとは解体を待つだけ、ということなんでしょう。
豊橋に到着して、ここでまた乗り継ぎます。
豊橋運輸区のほうを見ていると、国鉄カラーに塗り戻された119系E4編成の姿が見えていますね。
すでに、飯田線には313系、あるいは213系5000番台といった車両が置き換え用として投入されています。119系は3月での撤退がアナウンスされていますね。
ここ豊橋から乗車するのも、313系。
10時49分発、新快速5321F列車大垣行き。313系Y32編成+Y5編成、計6両での運転です。
313系には、ロングシートやセミクロスシートなど、いろいろなシート配置の車がありますが、ここ中京地区で走っている車両は転換クロスシートが主体となっています。
さすが新快速、しっかり混みあってきました。

セントラルタワーズが見えてくると、名古屋。
時間があれば、「リニア・鉄道館」に行きたかったのが本音でしたが、そこまでの余裕は作りきれませんでした。いずれ改めて行ってみたい・・・あ、大宮の「鉄道博物館」も、ワタシ、まだなんですよねぇ・・・。
まもなく大垣、というところで、右手から線路が・・・。
樽見鉄道ですね。写真は東大垣駅です。

国鉄樽見線から転換され、その後路線延長もしているわけですが、最大の収入源であった貨物輸送が2006年3月で終了して、経営的には厳しい状況が続いているといいます。
ワタシはこのときに乗車していますが・・・なんとか、活路を見出してもらいたいと思いますがねぇ。
大垣に到着して、24分の待ち合わせで次の列車へ。

次の列車は関ヶ原越え。
12時42分発、3217F列車米原行き。車両は311系G10編成4連です。
311系といえば、かつては中京圏新快速の主力だったわけですが、313系の大量増備で追いやられてきている感じですね。
お昼を過ぎてましたんで、とりあえず何か腹ごしらえをと、駅のキヨスクで買い込んできたのがこちら。
何か中京らしいものがあるかな〜と思ったら、みそかつ風なんてのがあったんで買ってみました。・・・まぁ今回、中京圏は素通りなわけですが、何か一つ雰囲気だけでも、って感じでしょうか。
関ヶ原越えの区間、昼間は30分に1本くらいの列車運行となっています。

関ヶ原まで来ました。
このあたりから残雪が多く見られるようになりました。新幹線でもこのあたりの積雪がいつもネックになるわけですが・・・全国的にもこの冬は特に雪害が深刻ですもんねぇ。

関ヶ原を越えると、関西圏へ突入です。
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