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Part7(2006・2) | |
2月27日になりました。 名古屋駅前。セントラルタワーズが見えています。 昨日まで北海道にいた身からすれば、この名古屋の朝は暖かいです。 |
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朝飯ですが、名古屋駅のホームにあがってこちらをいただきました。 やはり、名古屋といえばきしめん。 ホームの立ち食い屋さんも、うどんやそばではなく、きしめんであります。 きしめんは、私にとっても名古屋へ来たときの楽しみの一つになっています。 |
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きょうの初っ端は、こちらの列車。 名古屋7時43分発、区間快速1516D列車武豊行き。 そうです、未乗で残していた、武豊線への乗車です。 武豊線には、これまでも乗りに行こうと何度か計画を練ってはいたんですが、出かけるたびに、台風から変わった低気圧だの、はたまた大雪だのと悪天候の影響を受け、延び延びになっていたのでありました。 列車は、急行「かすが」や快速「みえ」などでおなじみ、キハ75系気動車の4両編成。 実は、快速「みえ」も何度か乗ろうとしてここまで乗っていないこともあり、キハ75系自体にも初めての乗車となりました。 |
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列車は、名古屋を出ると、東海道線内で金山、共和と停車し、8時ちょうどに武豊線の分岐駅となる大府に到着。 ここで、武豊線内から来る名古屋行きとの行き違いで、11分ほど停車します。 |
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大府を出ると、高架で東海道線を跨ぎ、武豊線内に進みます。 武豊線内は各駅に停まります。 武豊線はもともと、東京〜大阪間を結ぶ、旧・中山道経由の幹線鉄道の建設資材輸送を大きな目的として、1886年に開業した路線。しかしながら、東海道経由の現在の東海道本線が早期に開通し、東海道本線の支線の扱いとなりました。 写真は、緒川付近。 この緒川駅の一帯は高架化されています。 |
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8時33分、列車は半田へ。 写真には写っていませんが、この半田駅には、JR駅では最古となる現役の跨線橋(1910年完成)があります。 このあたりは、並行して名鉄河和線が走っていまして、この半田駅から歩いて5分くらいのところに、名鉄の知多半田駅があるということです。 |
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半田を出た列車は、東成岩に停車し、まもなく武豊へ。 武豊駅場内の警戒信号(黄色2灯)が見えてきました。 |
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8時40分、1516Dは終点・武豊に到着。 私のJR東海営業路線完乗も、これで達成となりました。 JR旅客6社のうち、4社までは制覇しました。JR西日本の未乗路線もあとわずかとなっていますし、JR全線完乗を達成するにはやはり、東日本の路線の攻略を真剣に考えなければいけません。 |
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駅ホームのすぐ横に、この駅舎があります。 かつてこの武豊駅構内には広大なヤードがあったようですが、最近は住宅地になるなどして、往時の面影はあまり感じられません。 ちなみに、やはりこのあたりでも名鉄河和線が並行していまして、この武豊駅から、名鉄の知多武豊駅まではやはり徒歩5分程度で行けるそうです。 |
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折り返しの区間快速1521D列車で名古屋へ戻り、そこからは東海道線を米原方面へ進みます。 乗車するのは、名古屋10時発、新快速2201F列車米原行き。 車両は、313系電車の6両編成。前寄り2両のみが終点の米原まで走り、後ろの4両は大垣止まりとなるようです。 この白い顔の313系も、ずいぶん数が増えてきました。113系など残存する国鉄型車両を置き換えるためにさらに増備されるという話も聞きます。 |
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私は、2201Fを大垣で下車しました。 ここからですが、1984年に国鉄樽見線から第三セクターに転換された樽見鉄道線に乗ってみようと思います。 大垣駅のJRホームの一角に、こうして樽見鉄道の乗り場があります。 |
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11時8分発、15列車樽見行きに乗車します。 車両は、同社の気動車・ハイモ230-312。他の第三セクター鉄道にも同じような顔の車両がいるんですが、富士重工業製の地方線区向けレールバスタイプの車両です。 ちなみに、形式名についた「ハイモ」とは、「ハイスピードモーターカー」の略、なんだそうで・・・。 車内はオールロングシートです。 |
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大垣を発車した列車は、しばらく岐阜方面への東海道線と並走。 東大垣駅付近。 このあたりから東海道線と離れていきますが、右手を見ると、東海道線を走る313系電車の姿が見えました。 |
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こちらは、北方真桑の駅。 国鉄時代は「本巣北方」という駅名でした。 構内には、写真の車両。 JR東海から譲渡された14系客車が3両置かれていましたが、車両に「一休車」の張り紙がありまして、すでに休車扱いになっていることが容易に判断できました。 樽見鉄道ではこれまで、平日朝方の輸送力列車として客車列車の運行が行われてきました。しかしながら輸送効率化の一環として、3月4日の運行を最後に客車の運行が終了となるという話でありました。 ここ北方真桑にいる客車たちは、その運行終了より一足先に役割を終えていた、ということでしょうか。 |
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北方真桑から糸貫へ向かう途中、新駅のホーム設置工事の光景が目に入りました。 この近くに4月29日にオープンするショッピングセンターの最寄り駅として、「モレラ岐阜」という新駅が開業するということですので、おそらくその新駅の工事でありましょう。 |
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11時34分、列車は本巣に到着。 ここも国鉄時代には「美濃本巣」という駅名だったそうです。 ここ本巣には、樽見鉄道の本社、車両基地があります。 車両基地の構内には、同社のレールバスが留置されています。 左下写真の手前にいる車両は、同社では現在一番古いレールバスであるハイモ180-202。 同車は、1月末をもって運行を終了し、現在は予備車となっています。 そのハイモ180-202の後ろにいるのが、同社の最新車両である昨年新製のハイモ295-516です。 その他、樽見鉄道が所有するディーゼル機関車たちや、観桜シーズンに「うすずみファンタジア号」として使用されるトロッコタイプの車両も置かれていました。 |
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一方、駅構内にはこちらも。 手前には、やはりJR東海からやってきた14系客車。 その奥には、セメント輸送用の貨車がいます。 樽見鉄道では、国鉄時代からここ本巣〜大垣間でセメント輸送の貨物列車が運転されてきました。しかしながら、荷主の住友大阪セメントが鉄道での輸送を終了するのに伴い、同社での貨物列車運行も3月28日をもって終了となる予定です。 私の地元に近い平成筑豊鉄道でも、セメント貨物輸送の終了で経営的に厳しい場面を迎えているんですが、ここ樽見鉄道でも、同じような事態に直面することになるんですね。 モーダルシフトが叫ばれる昨今にあって、これはいかに、という気もしなくはないんですが・・・。 |
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本巣を出た列車は、根尾川に沿って山間部へ進んでいきます。 こういうゆったりした景観が見られる区間もあったり・・・。 樽見鉄道の旅は、まだまだ続きます。 |
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