(2002・8)
きのうも乗り鉄に行っておきながら、きょうもまた・・・。ということで、8月17日、またも日帰り乗り鉄の旅に出発です。
実は、前々から「つばめ」の1号車・グリーン車の個室「サロンコンパートメント」を借り切ってオフ会をやろう、という話を内々に進めていまして、一月前にJR九州の旅行センターに予約申し込みをしておいたのでした。それが無事にとれた、ということで、満を持してのオフの決行となったわけですが・・・。
では、その一部始終をどうぞご覧ください。
朝、4時に起床して、筑豊電鉄の上り2番電車に乗って黒崎へ。さらに、そこから鹿児島線上り初電の120M門司港行きに乗ります。
ちょうど帰省のUターンで、小倉から新幹線に乗ろうという大荷物の人たちがたくさん乗っていまして、813系3両の車内は初電とは思えない混雑。こういうときくらい、増結してくれてもいいんじゃないかなという気がするんですが・・・。

小倉でかなりの人が降り、車内は一気に閑散とした状態になりました。
窓から朝日を眺めながら、門司港へ向かいます。
門司港に着く直前、先頭車の最前部でかぶりつきをしている男性がおりまして、デジカメらしきものを構えていました。「まさか・・・」とは思っていたんですが、その人が実は今回のオフの首謀者である、千葉在住のネット仲間さんでした。(^^;

改札の外には、もう一人のオフ参加者がすでに待機していました。ということで、これで全員ですね。
門司港駅。朝日を浴びて佇んでいます。
とりあえず、腹が減ってしまったので、駅前にできたコンビニでサンドイッチを買い込んできました。
そうこうしているうちに、5番線に目的の列車が入線してきました。「つばめ3号」西鹿児島行き。いつも通勤で使っている列車ではありますが、なにしろ今回はグリーン個室ですからねぇ。
編成は、前より7両西鹿児島行きが、元「GLAY EXPRESS」の鹿児島総合車両所Bk-5編成、後ろより4両熊本行きが南福岡電車区のBM101編成です。とりあえず、車内を物色しながら、我々の一団は最前部へ・・・。
最前部へやってきました。隣の留置線には、このあと「きらめき1号」として博多へ向かう783系編成が待機しています。
門司港から「つばめ3号」に乗るというのは、ワタシは今回が初めてではありません。覚えておられる方もいるでしょう、今年の1月、この旅のときに乗っているんです。ただ、あのときはなにぶん1月で、同じ時間でも外は真っ暗だったのに、今回はこんなに明るいんですからねぇ・・・。
そして、今回我々が利用するのはここ、1号車のグリーン個室・サロンコンパートメントです。
1列車に1室しかないこの場所を、今回は門司港から西鹿児島まで我々が独占するわけです。以前から一度は、と思っていたので、やっとこの場所にたどり着いた、という気持ちでありました。
こちらが今回の個室の指定券。このように手書き発券でした。
この個室のグリーン料金は、おとな2人分、ということで、門司港から西鹿児島までのグリーン料金2450円×2、ということになり、お値段4900円。
今回の乗車券は、千葉のネット仲間さんは「九州グリーン豪遊券」(!)、あとの2人は4枚きっぷでしたので、それ以外に別途の出費はなし。これだけの個室なのに、こんなにお得な料金で利用できてしまうのも、九州ならではというところでしょう。
室内ですが、まずはこちら。上着などをハンガーにかけて収納できるクローゼットです。
あったんですねぇ、こういうのが・・・。
そして、こちら。一般の客室内にもあるお手洗いと公衆電話の使用表示が、この個室だけのために存在しています。
左はオーディオと照明のスイッチパネル。客室乗務員さんの呼び出しボタンもあります。
というわけで、6時59分に門司港を出た「つばめ3号」は、気がつけば左手にスペースワールドを見ながら、北九州の街並みを駆け抜けていきます。
個室で景色を見ながらのんびり過ごす時間、いやぁ〜優雅ですねぇ。
博多から客室乗務員さんが乗り込んできました。博多を出て、車内放送を終えるとグリーン車担当の客室乗務員さんがさっそくごあいさつにきてくれました。
で、我々一行、さきほどから眠気に襲われていて、とにかく「コーヒー飲みたいっ!」と思っていたので、ドリンクサービスでさっそくコーヒーを注文します。
「つばめ3号」は一路南へ。筑後の田園地帯を駆け抜けています。

さきほどから、千葉のネット仲間さんがお腹が空いたらしく「車内販売来ないかなぁ〜」と言っていたんですが、しばらく待っても来る気配がなく、「ちょっと早いけど、行っちゃおうか・・・」(笑)ということで、4号車へ向かうことに。
やってまいりました、4号車ビュッフェです。
最初は、熊本を出て海沿いの区間にさしかかるころに行こうか、と言っていたのに、やってきたのは大牟田を出てあまり経たない時間でした。
さっそく、ということで、食べるものと飲むものを注文します。
ワタシは写真手前のベークドチーズケーキとコーヒーのセットを注文。

いったんここで食べ始めると、これだけで終わるとはとても思えず・・・。
さらに追加注文。こちらは明太チーズちくわです。食べやすいように一口サイズに切ってもらいました。
少しピリ辛のこのチーズちくわ、本来ならビールのつまみなんでしょうけどねぇ・・・。
そうこうしている間に、列車は熊本に到着。
写真には写っていませんが、「SLあそBOY」の牽引機・58654号機が待機している姿も見られました。
まだ足りない(笑)ということで、今度はたこ焼きを注文です。
コーヒーもおかわりをいただき、海が見えるその場所へさしかかるのを待ちます。
いよいよ、八代海が見えるところまでやってきました。
幸いなことに天気が良くて、海が本当にきれいですね。数日前までは台風13号が九州へ来るんじゃないか、と気が気じゃなかったんですが、なんとかなってくれてよかった・・・。

一方、車内では客室乗務員さんに「きょうはご旅行ですか?」と訊かれ、「いや、実はインターネットの友達で集まって鹿児島へ・・・」と我々が言うとびっくりされて、そのままいろいろ話しこみ、ついには記念撮影にもつきあっていただきました。
しばらくして個室へ戻り、鉄な雑談に花を咲かせながらのんびり過ごします。
それにしても気になるのは、この九州新幹線の工事の進捗。かなりのところですでにコンクリートの高架橋が立ち上がっており、かなり進んでいるなぁという印象を持たされます。
こちらは出水駅。
1月にここを通りかかったときにはまだ構造物がほとんど見えませんでしたが、すでにこういう状態に・・・。
この先、列車は東シナ海を見通せる区間を通っていきます。それを見越して、我々はまたビュッフェへやってきてしまいました。(笑)
先ほどの八代海のところでもそうでしたが、やはり晴れて青空が広がっているときの海は、本当にきれいです。晴れ晴れとした気分、という言葉そのままの状態でした。

長いようで短い門司港からの「つばめ」の旅、いよいよ終わりが近づいています。
列車は川内にさしかかります。
ここでも、すでに駅ホームの土台が組まれていまして、工事がかなり進んでいるなぁという感じでした。ため息が出ますねぇ・・・。
ということで、まもなく終点・西鹿児島、というところまで来ました。

途中、ビュッフェに行ったりとかもしていましたが、ここでのんびり語らった時間は非常に贅沢なものでした。本当に、動く貴賓室、といった風合いで、時間的にも、距離的にもけっこうな長旅なんだという実感すら何処かへ飛んでいってしまうような、そういう空間を提供してくれたように思います。
いつかまた利用してみたいもんですね。
12時6分、およそ3分ほど遅れて、「つばめ3号」は西鹿児島に到着しました。
お世話になった客室乗務員さんに礼を述べ、列車を降ります。
本当に、乗車時間の長さを感じなかったですね。
ここからですが、千葉のネット仲間さんが「ぜひに」ということで、日本最南端の駅・西大山を目指すことにします。
指宿枕崎線に乗り換えるわけですが、まずは12時40分発343D五位野行きに乗ります。車両は写真の黄色いキハ200形2両です。
なんでまた五位野行きに、と思われるかもしれませんが、とにかく西鹿児島のホームにいるのが暑くて、とりあえず涼む意味で乗っていこうよ、ということで・・・。
西鹿児島を出た列車は鹿児島総合車両所の横を通っていくんですが、留置線に787系の黒っぽい中間車が・・・。
この車両、先日甲種輸送されてきて、いったんは編成に組み込まれて「つばめ」の運用にも入ったはずの新造車、サハ787-116でした。
何か事情があって編成から外れているんでしょうが・・・。
やがて鹿児島市街地を通り抜け、列車は桜島を望めるところへやってきました。
やはり、鹿児島といえば桜島。この山の姿を見ないと、鹿児島へきた、という実感が湧きません。
といっている間に343Dは、コアラのいる平川動物公園の最寄駅でもある五位野に到着していました。
ここで降りて、枕崎行きの13時31分発1343D列車を待つわけですが・・・なにしろ、ここも暑かった(^^;)。とにかく、列車が来るまで暑さをしのぐのが大変でした。
駅から南の方角を見ると、なんだかロケットが立っているのが見えています。我々、ロケットを指差して「あれは何だ??」と不思議に思っていたんですが・・・。

帰った後で調べてみました。このロケットのある場所は錦江湾公園というところで、季節の花々で人々の目を楽しませている場所なんだそうですが、なんとH2ロケットの実物大のレプリカを置いているそうで・・・。そりゃ知らなんだ・・・。
ということで、1343Dがやってきました。キハ47形の2両編成です。
ちょっと前まで、この指宿枕崎線では国鉄急行形のキハ28・58がたくさん見られたんですが、このキハ47形あたりが最近は主力になっているようで・・・。
列車は錦江湾を左手に眺めながら、指宿へ向けて南下していきます。
天気は相変わらず良くて、青い海と青い空、見ている分には非常に気持ちいいですネ。ただし、車内は冷房の効きがあまりよくなくて、少々暑い思いをしていましたが・・・。
列車は14時25分に山川に着きました。ちょうどここが、西鹿児島から50km、ということで、電柱のところに標柱が立っています・・・というより、ホームに埋まっている感じですが。

列車はこの先、時刻表上は季節延長の形で8331Dと列車番号がかわり、枕崎へ向かいます。9分停車の後、発車しました。
指宿温泉目当ての観光客もすでに降りてしまい、車内はほとんどが地元の人たちでしょう。閑散としています。
そして、目的地の駅は山川から二駅。まもなくです。
14時44分、列車は西大山に到着しました。「日本最南端の駅」の標柱と、開聞岳が出迎えてくれました。
ワタシはかつて、この旅のときにここは通っていますが、そのときは通っただけですのでねぇ・・・。

戻りの列車が来るまで54分の時間があります。当初はさぞ暑いだろうなぁ、と覚悟していたんですが・・・。
実際には、ほどよく風が吹いていて、さほど暑さを感じませんでした。
思い思いにカメラを構えて、我々一行はのんびりと過ごしていました。
ここの駅の近くには、駅前の漬物工場と、若干の人家を除いて、建物は見えません。
聞こえる音といえば、鳥や虫の鳴き声、あるいは風に揺れる草の音・・・本当に静かな世界です。
54分はあっという間に過ぎ去りました。
15時38分発、5322D山川行きがやってきました。キハ47形2両編成です。
名残惜しささえ覚えながら、我々は西大山を後にしたのでした。
山川で、西鹿児島へ向かう快速「なのはな6号」に乗り継ぐことになりますが、その快速は「なのはな」カラーの黄色いキハ200ではなく、赤いキハ200・・・。
よく車号をみると、キハ200-1と1001のユニットで、かつて筑豊線に「赤い快速」として投入されたキハ200のトップナンバーだったのでした。
昨年10月の筑豊線電化で職場を追われたキハ200は長崎、鹿児島、そして大分と九州内各地へ散りましたが、トップナンバーはここにいたんだぁ、という感じですね。
ここ山川では、快速に乗り継ごうとした乗客を駅員が止めて、一人一人乗車券の精算をさせていました。おそらくキセル乗車防止のための措置でしょう。
ワタシも無人の西大山から乗ったもんで、こちらの乗車券を買ってから乗り継ぎますが・・・いまどきこういうきっぷがまだあったんだ、と妙に感心してしまいました。
快速は16時8分に山川を出て、北上をはじめます。
もう日が西へと傾いてきています。考えてみればもう夏至から2ヶ月が経とうとしているわけで・・・。
この列車は快速ですので、宮ヶ浜、生見、前之浜、中名、瀬々串、五位野の各駅は通過です。
キハ200の走りは、やっぱり軽快ですよねぇ。加速もはやいし、安定しています。
気がつけばすでに鹿児島市内。さきほど桜島を望んだあたりまで戻ってきました。しかしながら、桜島の方向は煙っていまして、山容を拝むことはかないません。

列車は17時16分に西鹿児島に到着。そして我々一行は・・・。
そのまま17時25分発の「つばめ24号」博多行きに乗り込みました。

本当は、1本あとの「つばめ26号」で博多へ戻る計画だったんですが、「26号」にはこの時期ビュッフェの連結がないということが引っかかってまして、「やっぱりビュッフェは外せない」という全員の一致した意見により(笑)、持っていた「26号」の指定券をキャンセルして「24号」に乗ることにしたわけです。
ただし、「24号」はすでに指定席満席のため、新たに指定券を確保することは叶わず、だったら最初からビュッフェに陣取ろうじゃないか、ということで・・・。(爆)
・・・さっそく、このようにビールで乾杯することになりました。
実は、往路の「3号」のビュッフェで飲み食いして以後、食べ物を口に入れていませんでしたので、全員すでに腹ペコ状態で・・・。
・・・食べるものを当然の如く注文しておりました。
ワタシは、左の「茄子と挽き肉丼」(スープ付きで600円)を注文。これは7月15日からの新メニューですね。
右は、千葉のネット仲間さんが注文していた「かしわのやわらか炭火焼」(400円)。かつては三瀬鶏の炭火焼き風というメニューもありましたが、その流れを汲むメニューのようです。
お酒のほうも、ビールがなくなると次はこちら。
ということで、「つばめワイン」の赤と白、日本酒の「天心」が並ぶことに。
食べ物も、遠慮なく追加します。
こちらは、鳥栖中央軒の「焼売(シャオマイ)」と、さつま揚げ。もう、とどまるところを知りません。
列車は薩摩高城付近を通過中。左手には東シナ海の眺め。ちょうど西へ傾いた夕日が・・・。
こういう景色を肴にお酒が呑めるというのは、本当に幸せなことです。
ということでお酒も進みますので、次はこちらの「焼酎セット」(550円)を注文。いも焼酎「石の蔵から」とおつまみ地鶏のセットになっています。
コップには氷を入れてもらいました。ワタシの場合、焼酎を呑むときはほとんどロックです。水とかお湯で割ってしまうと、味が変に薄くなってしまってかえって呑みづらいんですよね。
列車は引き続き左手に夕日を眺めながら快走しています。
ずっと立ったままなんですが、行きのグリーン個室にいるのと同じくらい、贅沢な時間の過ごし方じゃないのかな、という気がしてきました。
18時42分、出水に着きました。改札の上の看板のツルには電飾がついていました。(^^;)

改札のところには、近所の人なんでしょうか、おじいちゃんがお孫さんを抱いてこの列車を眺めているのが見えました。
地鶏がなくなったので、さらに「日奈久ちくわ」(250円)を出してもらいました。ちくわはこの列車の沿線でもある日奈久の名産品です。
今度も食べやすい一口サイズにスライスしてもらいました。臨機応変にそういうサービスをしてくれる客室乗務員さんの心遣いがにくいですよ、ほんとに。
出水を出て少し行ったあたりから眺める海の景色。夕日はもう沈もうとしています。
夕日の時間帯にこのあたりを「つばめ」で旅したことはいままでなかったんで、贅沢な眺めだなぁと思うと同時に、新鮮な眺めでした。
これだけいろいろなものを食べているのに、まだ食べたりないワタシ(爆)。さらにこちらの「焼きラーメン」を注文してみたりします。
よく、酒をたくさん呑んだ後にラーメンを食べたくなる、という話を聞きますが(ワタシはいまだかつてやったことがないけど)、なんとなくその心境が分かるような気がしました。

ただ、ワタシは呑むほうも足りないので、焼酎がなくなった後に「天心」を注文してしまってましたが・・・これでアルコール4種類ちゃんぽんだぞォ・・・。(爆)
列車は北上を続け、八代海のあたりまで来ました。
すでに日は沈み、トワイライトタイムになりつつありました。
八代を過ぎ、気がつけば外は真っ暗。
海の見えるあたりではけっこう人もいたビュッフェですが、人の姿は次第にまばらになっていきました。
立ったままでいる我々一行、「まだ先は長いぞ〜」とかいいながらくっちゃべっていたんですが、時間はどんどんと流れていきます。
さて、そろそろ食後のデザートかな、ということで、アイスクリーム(1個300円)を注文することにしました。ちょうど3種類積んでいるということで、それぞれ別々のものを頼むことにし、ワタシは手前のバニラアイスを頼みました。
直前まで冷凍庫に入っていたので凍っていて硬く、手の体温で溶かそうと懸命に握り締めながら食べておりました。(笑)
列車は熊本に到着しました。
時刻はもう20時。すでに2時間半以上をここで過ごしていることになります。でも、全然退屈しません・・・。
アイスを食べ終わって、また我々はお酒に走っていました。(爆)
こちらの「ビールセット」(500円)をそろって注文しました。ワタシはナッツとさきいかの2種類のおつまみからナッツのほうを選びました。
気がつけば、もうビュッフェには我々しか残っていませんでした。

温かい食事と、おいしいお酒と、窓を流れる景色と、仲間たちや客室乗務員さんとの語らいと・・・。本当に、このビュッフェで過ごす時間は、贅沢以外の何物でもありません。

旅行記で何度も書いてきたことですが、食堂車という存在が全国の鉄道から次第に消えていくなかで、この「つばめ」のビュッフェは全国的にも特筆される存在になっていました。しかしながらご承知のように、2003年度内に予定される九州新幹線開業に向けて、この「つばめ」のビュッフェは消えていくことになっているわけで。
今回の旅を含め、複数の客室乗務員さんに話を聞いてみましたが、「ビュッフェの仕事は大変だけど、なくなってしまうのは寂しい」という思いが、彼女たちの胸の中にもあるようです。

ビュッフェがなくなっていくことが避けられないなら、せめていまのうちに満喫して、我々の記憶の中に残しておこうじゃないか・・・。そう考えるのは、このビュッフェの魅力を知る者にとって、至極当然のことに思えます。
とにかく今は、この場所でこうしてゆったりと時間を過ごせることに感謝していたい、そういう心境でした。
21時20分、列車は若干遅れて、博多駅1番線に到着しました。
結局、ビュッフェに3時間半くらい立っていたんですが、まったく苦痛に感じませんでした。我ながら信じられないんですが・・・。
ここからは、さらに乗り継いで北九州へ引き上げます。
21時40分発、特急「きらめき6号」門司港行きに乗ります。
車両は「白いかもめ」の885系6連。1号車のグリーン席以外はすべて自由席です。

話に花を咲かせているうちに、列車はワタシの下車駅である黒崎へ。さらに「豪遊券」で旅を続ける千葉のネット仲間さんに「この先も気をつけて」と声をかけ、列車を降りました。
朝、あれだけ早い時間に家を出て、帰り着いたらもう23時前。長い一日のはずですが、そのことをまったく感じませんでした。
「つばめ」では往路はグリーン個室、復路はビュッフェで立席状態と、まったく対照的な車内での過ごし方を体験しましたが、途中でも書いたとおり、それぞれが同じくらい贅沢な時間の過ごし方のように思えました。
移動の時間を楽しみ、くつろげる空間を提供してくれている787系「つばめ」という列車が九州に存在していることに、感謝せずにはいられません。私がこの列車を「好きな列車」の一番手に挙げるのも、これまた至極当然です。
またぜひ近いうちに、「つばめ」を満喫する機会をつくりたいもんです。ビュッフェが残っているうちに・・・。
<おわり>