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Part2(2003・8)
川内駅からのシャトルバスで、川内新幹線車両基地に到着。

バスを降りて、スロープを登ったところに受付がありました。
受付で配布された資料です。
一番上のパンフは博多駅などにも置いてあったものですね。
検修棟の中へ入ると・・・いますね。
いよいよ800系の実車が目の前です。
側面を見ると、行き先表示のLED。「試乗会」と表示しています。
仕様としては、JR西日本の700系(3000番台B編成、E編成「Rail Star」)と同じようです。
6号車の先頭部へ回ってきました。
うっ、まぶしい・・・。白い前照灯が・・・。
一眼レフデジカメ持ってきたほうがよかったですな、これは・・・。
再度、別の角度から。
この前面のスタイル、いままでの新幹線車両にはもちろんありませんでした。
先頭部の横、戦前の超特急「燕」のテールマークをモチーフにしたロゴマーク。
「つばめ」の愛称をめぐっては、JR九州が787系をデビューさせたときのエピソードでも有名ですが、やはり伝統の重みある愛称です。
毛筆体で新幹線車体に愛称を、というのは、秋田新幹線「こまち」のE3系以来のことですが、やはり「つばめ」という名前だけに、インパクトが・・・。
下の「TSUBAME」のデザイン文字は、在来線の787系から受け継いだものですね。
こちらが車内公開の入り口です。
いよいよ、車内へ乗り込みます。
デッキ、ということで、まずはこちら。
車イス対応のトイレですね。
対面の洗面所。
入り口には、八代産のイグサで作られた、縄のれん。
こちらは、5号車の車内です。
天井部のつくりなどは700系新幹線のスタイルを色濃く残していますが・・・。
シート単体ではこれまで当HPでも紹介してきましたが、やはりこのシート、インパクト十分です。
「古代漆色」といわれるこのモケットカラーも・・・。
窓のロールブラインド。桜材を使って作られています。
これも、いままでの新幹線にはないスタイル。
車端部の客室出入り口ドアの上には、LED表示器。
基本的に700系新幹線と同様のようです。
デッキ部。乗降口ドアの内側は赤く塗られています。
客室内が明るい雰囲気なのに対して、デッキは暗い色を多用していて、メリハリがついています。
こちらは4号車の車内。
こちらのシートモケットは「緑青色」になっています。
車内公開の出口では、客室乗務員さんがお見送りに立ってくれていました。
でもまぁ、衣装のほうもシートモケットをモチーフにした柄になっていまして、なんとなくいつもと違うな、という感じでした。
このU1編成は、検測車両を持たない九州新幹線にあって、検測車としての機能を果たせるようになっているとのことで、そのことを示す「K」の文字が、車号の後ろに付記されています。
屋外の留置線に出てくると、そこには・・・。

第2編成であるU2編成が置かれていました。
U2編成の側面です。
車体間裾部に横揺れ防止用のダンパがついているのが分かります。
パンタグラフですが、700系のようにカバーに囲われるというスタイルにはなっておらず、東北新幹線のE2系「はやて」で見られるようなスタイルになっていました。
欲を言えば、もう少しゆっくり見たかったな、というところでしたが、まぁいずれそういう機会もあることでしょう。
そのことを楽しみに、シャトルバスで川内駅へ帰っていきました。
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