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Part4(2023・12~2024・1)
1月2日の朝になりました。

ここまで2泊、お世話になった宿をチェックアウト。
こちら、羽田5丁目の住宅街のなかにある「IKIDANE Cozy Hotel 羽田空港」。外国人のグループ客の利用も多い素泊まり宿なんですけども、まぁ寝るだけと考えたら、こういうスタイルもアリですよね。
天空橋ということで交通の便は良いですし、立地としても悪くないと思いました。
素泊まり宿ということで朝食がまだですので、とりあえずは羽田空港へ行って何か食べよう、ということにしました。

京急天空橋駅へやってきました。
7時52分発普通羽田空港行き、北総鉄道の9100形9128Fの8連がやってきました。なんか今回、北総車に当たる率高いすねぇ。(^^;
ということで、羽田空港第1ターミナルへやってきました。

まぁ、ここへ来れば何かしら食べられるだろうというのはありましてね。朝からやっているお店もいくつかありますし。

で、探してたどり着いたのが・・・。
・・・こちらのお店。

「Ristorante三本珈琲店」。カフェ営業やコーヒーの販売を手掛けている三本珈琲(本社・横浜)が、カフェとレストランを融合させた新業態として、2021年に羽田空港第1ターミナルの3階にオープンさせたお店です。
もちろんワタシはお初のお店なんですが・・・。
メニューを見ていると、朝からカレーをやっている!というのが分かりまして、ワタシは迷わず、その「三本珈琲店のビーフカレー」(1280円・税込)を注文。そこに、水出しアイスコーヒー(594円・同=食事とセットで200円引)をつけてもらいました。
ビーフカレーは、牛バラ肉がゴロっと入っていていい旨みのルーを、サフランライスといただくんですが・・・やっぱり朝から食べるカレーっていいもんですね。朝カレー好きです。(笑)

嫁さんと娘たちは、トーストのモーニング、フルーツサンド、はたまたワタシと同じビーフカレーと、それぞれに注文して楽しんでいました。
ここからですが、娘たちのリクエストがありまして、横浜へ向かうことにしました。

羽田空港第1ターミナルを9時5分に発車する、横浜駅(YCAT)行き、京急の空港リムジンバスに乗車します。
車両は、社番H4005、京急バス羽田営業所に所属する日野セレガがやってきました。ありがたいことにスマホ充電用の電源も装備されていました。
バスは羽田空港を出るとすぐに首都高速に入り、横浜へ向けて南下を開始。。
前日に初日の出を眺めたエリアを右手に見ながら、鶴見つばさ橋、さらには横浜ベイブリッジと走り抜けていきます。

首都高を降りた後は、横浜の市街地を走っていきますが、その途中、どうやら箱根駅伝の走者が走り抜けるまで待ちがかかったようで・・・。
左下写真がその現場の様子。バスの中から走者が見えていましたが、この時点で最後尾を走っていた日体大の選手のようでした。
しばらくすると規制が解除され、バスは動き始めました。
定刻の9時35分よりやや遅れて、バスはYCATに到着しました。

バスで羽田から横浜への移動って初めてで、どんなもんかなぁと思っていたんですが、思ったよりもかなりスムーズで、これはなかなかいいなぁ~と思いました。
横浜駅で、とりあえず大きな荷物をコインロッカーに入れ、散策に出掛けました。

やってきたのは、東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線の乗り場。
みなとみらい線で、終点の元町・中華街まで乗車することにしました。
実は、このみなとみらい線も、ワタシは初めての乗車になりました。

10時6分発の各停元町・中華街行きとしてやってきたのは、東京メトロ17000系17192Fの8連。この17000系も初めての乗車ということになりました。
横浜から9分で、列車は終点の元町・中華街に到着。

この駅ホームのつくり、なんか海外の地下鉄駅のような感じがしますね。
地上へ出て、そこから海の方向へ歩いてきました。

山下公園に入ってきました。
この山下公園に来たのも、ワタシはおそらく24年ぶりくらいじゃないかな。本当に久々でした。

「ホテルニューグランド」が見えていますね。
1927(昭和2)年開業、もう100周年が近いという老舗のホテル。横浜の歴史を見続けてきた生き証人ですね。
海側に目を向けると・・・。

そこには「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が見えていました。
今年2024年3月31日までの期間限定、「動くガンダム」を見られるということで人気の場所。ワタシたちは今回、遠目に眺めるだけでしたが、けっこうお客さんも来てるようでしたね。
ワタシたちはといえば。こちらへ。

そう、客船・氷川丸です。

1930年に建造され、戦前は主に太平洋航路の客船として、そして戦中は海軍に徴用され病院船になったという船。3回の機雷接触があるも沈没を免れ、戦後に引揚船として活躍したあとに客船運用に復帰。1961年からこの横浜港で展示されています。2016年に国の重要文化財指定を受けました。

山下公園には何度か来ているワタシも、氷川丸の中に入ったことはありませんで、今回は家族と入ってみることにしました。
こちら、一等船客用のレストラン。
ディナーの様子が再現されていました。
洋上でいただく豪華な食事、格別だったことでしょうね。
一等客室を覗いてみました。

ベッドの上には飾り毛布。船員さんがサービスでやっていたものですが、毛布でいろいろな形をつくるというのはかなりの技術が要ります。サービスレベルの一つの象徴だったんですよね。
この日は後方デッキに出ることができましたので、そちらの眺めも。

山下公園を見下ろし、向こうには先ほども見かけた「ホテルニューグランド」が見えています。本当に横浜らしい眺めだなぁと。
機関室にも入ることができました。
さすがにこれだけの大きな船(総トン数11622t)を動かすエンジンということで、かなり大掛かりなものでした。
しばしの氷川丸探索を終えて、山下公園を歩いていきます。

ワタシ自身も20数年ぶりでしたのでね。基本的な公園のつくりは変わらなくても、周囲ではいろいろ変わっているものもありました。
こちら。

かつての国鉄山下臨港線の廃線跡につくられた遊歩道「山下臨港線プロムナード」です。
以前から臨港線の跡がずっと残っていまして、これどうするんだろう、と思っていたんですが、こうして人が歩けるように整備されていました。

そして、これを歩いて行くと・・・。
こちらにたどり着きました。
そう、横浜赤レンガ倉庫です。

すっかりここも整備されて、多くの店が入り、賑わいをみせていました。

そろそろお昼が近いので、ここで昼飯も、と考えたんですが、すでに11時半を過ぎていて、どこのお店もかなりの混雑。これはちょっとなぁ・・・。
赤レンガ倉庫の前には、こんなアトラクションも。

「アートリンク」といって、アート作品とスケートリンクのコラボ、ということなんだそう。中では多くの人がスケート靴を履いて、思い思いに滑っていました。

娘たち、とくに小4末娘が「行きたーい!」と言い出したんですが、ここでのんびりするゆとりはなく・・・。
・・・こちらへ歩いてきました。

汽車道を通って、みなとみらいの近くまでやってきました。
ここも24年ぶりくらいに来たんですが、きれいに整備されちゃってますね。(^^;

その先、少し進むと・・・。
こちらにたどり着きました。

「YOKOHAMA AIR CABIN」の運河パーク駅です。
「YOKOHAMA AIR CABIN」は、桜木町駅とみなとみらい地区を結ぶために整備された、都市型循環式ロープウェイ。2021年4月に開業していまして、もちろんワタシ自身も初見。
今回はこれを使って、桜木町駅に向かってみることに。もちろん、娘たちも「乗る乗る!」。(笑)
おとな片道1000円と、お値段はやはり高めの設定なんですが、まぁ眺望もよいでしょうし、この程度なのかなと。

桜木町行きはほとんど待ちもなく、搭乗券を買うとそのまま乗り場へ移動。
こんなかわいいゴンドラで、横浜の街の上を行きます。
こんな感じで、みなとみらい地区をはじめとした横浜の街の眺望を楽しみながら、およそ5分の空中散歩。
下には、汽車道も見えています。

いや~話には聞いていたんですが、これはなかなか楽しいですね。
ワタシたちのような観光で来た人たちには、とてもいいですね。
桜木町駅前に到着しました。
到着してみると、みなとみらい方向へ向けて「SKY CABIN」を利用しようとする人たちが長い列を作っていました。うわ~こんなに並ぶんだ・・・逆向きでよかったわ。(^^;

ここ桜木町に来るのも、本当に久しぶりでした。
ここからは、こちらの電車で、まずは横浜まで。

12時12分発、桜木町始発の横浜線八王子行き4148K列車、E233系H13編成8連での運転でした。

桜木町を出ると、かつて東急東横線が地上を通って桜木町まで走っていた頃の名残が、まだ残されていました。
左下写真は、途中駅だった高島町駅の跡。まだホームの遺構も残されていました。2004年1月に東横線の横浜~桜木町間が廃止されて、すでに20年になりますけどもね・・・。
横浜に到着し、コインロッカーに預けていた大きな荷物を取り出し、ここからは横須賀線で東京へ。

12時24分発、内房線直通君津行き1120S列車、E235系15両編成、基本F-25編成11連+付属J-01編成4連での運転でした。
乗車した付属編成は、横須賀・総武快速線用E235系の4連付属編成トップナンバーですね。(^^;
電車は順調に走って、こちらは新川崎駅。

ふと横を見ると、そこにはJR貨物新鶴見機関区があります。
JR世代の機関車に混じって、国鉄型のEF65PFの姿も。
貨物の機関車も、どんどんと新型への置き換えが進んでいて、国鉄型の活躍は本当に限定的なものになりつつあります。
武蔵小杉、西大井と停車し、まもなく品川というところ。

山手線外回りの電車とすれ違いました。
向こうもE235系、こちらもE235系。ワタシが東京住みだった20数年前の光景は、もう記憶の中の世界になってしまいました。
12時54分、1120Sは東京駅の横須賀・総武地下ホームに到着しました。

横須賀・総武快速線も、4年前に来たときはE217系ばかりだったのが、あっという間に置き換えが進んでいます。
次に来たときは、E235ばかりになってしまってるんだろうな・・・。

さてもう13時になりますね。
昼飯をどうにかしなきゃですね・・・。
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