(2023・5)
今回は、南荒尾駅スタート・長洲駅ゴールのJR九州ウォーキング参加の様子になります。
このコースはここ数年定番になっていまして、長洲町の金魚と鯉の郷広場でこの時期に行われる「火の国ながす金魚まつり」を訪ねるのがメインです。長洲町は全国屈指の観賞用金魚の生産地でして、「金魚まつり」には様々な種類の金魚が集結します。
そして、そこへたどり着くまでには、遠方に雲仙普賢岳を望む荒尾干潟の海沿いを歩いて行きます。この海沿いを歩くというのが、なかなかいいですよねぇ。目標物がなくても、いい景色を眺めながらだと、歩が進みます。(笑)
昨年も参加しましたが、今回は天気がよくない予報。果たしてどうなったのか・・・。

なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
5月4日朝。

箱崎6時10分発、小倉始発でやってきた普通121M列車博多行きで、まずは博多まで出てきました。
このときにも書いてますが、121Mは博多到着後、そのまま普通2829M列車江北行きに替わります。最初から江北行きで運転すればいいのに、と思うんですが、そうできない事情が何かあるんでしょうかね?
そのまま2829Mに乗って鳥栖まで下ってもいいんですが、この時期ならではの列車が走っているので、そちらに乗ってみることにしました。

博多6時26分発、臨時快速「有田陶器市号」9931M列車佐世保行き、811系PM8105編成4連での運転でした。車両はいったん、回送で吉塚まで行って折り返しての入線となりました。
リニューアル済みの車両ということで、前面と側面のフルカラー行先表示器にも、幕式と同じ色の「有田陶器市号」の表示が出ました。
今回も早い出発だったんで、コンビニおにぎりでの朝飯になりました。
米をしっかり食べてエネルギーチャージ。炭水化物をしっかりとって、ウォーキングに備えないとですね。
9931Mは快速なので、南福岡、大野城、二日市、原田、基山の順に停車していきます。
南福岡では、後続の「リレーかもめ3号」武雄温泉行きの通過待ち。のんびり通過を待ってから、再び走り出します。
9931Mは7時3分に鳥栖に到着。

到着した5番ホームから、2番ホームへ移動してきました。
ここからは、7時24分発、普通329M列車熊本行きに乗車します。車両は821系UT6編成3連でした。
混雑はそれほどでもなく、楽に席につくことができました。
こちらは、途中の荒木。
ここには昨年9月から、415系鋼製車のFo-105+Fk-514編成、計8両が疎開留置されています。
他の場所で留置されていた415系鋼製車が1本、また1本と小倉総合車両センターへ廃車回送されていますので、ここの2本も果たして・・・という感じではありますけどね。
こちら、まもなく筑後船小屋というところ。
プロ野球・福岡ソフトバンクホークスのファーム球場となっている、タマホームスタジアム筑後が見えていました。
この日は、ウエスタン・リーグの2軍戦、タイガースとの試合が予定されていたようですが、さすがに時間が早く、ここで列車を降りる人の姿はわずかでした。
まもなく大牟田、というところ。

かつて、三池鉄道との貨車の受け渡し場所となっていた、仮屋川操車場のあったところですが、すっかり線路は取り払われていました。
専用鉄道の痕跡が、どんどんと消えていきますね・・・。
8時18分、329Mは南荒尾に到着しました。

ウォーキングの受付は8時半からという案内だったんですが、到着してみるとすでに受付は開始されていました。
なので、さっさとマップを受け取り、出発することにしました。
まず立ち寄ったのは、こちら。
荒尾干潟水鳥・湿地センター。荒尾干潟の生き物を通して、その魅力を発信する拠点施設として、2019年夏にオープンしました。

昨年のウォーキングのときもここへは立ち寄っていたんですが、やはり一番の見どころは、干潟の生き物をじかに見られること。
干潟の環境を再現した水槽のなかに、さまざまな生き物が・・・このときはトビハゼが動き回っているのが見えていました。ムツゴロウもいるとのことですが、案内の方曰く「ムツゴロウは夜行性なんで・・・」とのこと。(^^;
水鳥・湿地センターを後にして、荒尾干潟沿いに出てきました。
ここからしばらくは、海を眺めながらのウォーキング。
海の向こうには、雲仙普賢岳が見えていますが、雲がかかっていて全容は見えていませんね・・・。
こちら、長洲港と島原港を結んでいる有明フェリーの2隻が行き交うシーンです。
スマホカメラで、30倍ズームとかって使って撮ってみたんですが、まぁまぁ撮れるもんですね。(^^;
そうこうしていると、荒尾市と長洲町の境界までやってきました。
天気がいいといわゆる「映えスポット」なんでしょうが、なにぶんこの天気でしたからねぇ・・・。

雲仙普賢岳のほうですが、先ほどと比べると、やや雲がとれてきているようにも見えますね。
そのまま海沿いを歩いて、長洲港までやってきました。

有明フェリーの乗り場の近くにある「長洲港みなと憩い広場」には、こちらの「喜望の鐘」があります。
2020年5月に、地元のライオンズクラブから鐘の寄贈を受けて、長洲町が設置したものだそうで。「喜望」の名は、南アフリカ・ケープタウンにある「喜望峰」が由来になっているとか。

同行の中1娘はこういうのを鳴らすのが好きなもんで、さっそく近づいて行って鐘を鳴らしておりました。(^^;
長洲港から、工場地帯を少し歩いて、こちら、金魚と鯉の郷広場にたどり着きました。

前述したように、ここでこの時期「火の国ながす金魚まつり」が開催されていまして、この日も、珍しい種類のものも含む多くの金魚が陳列されていました。
イベント会場では金魚すくい大会なんかも行われて、例年賑わうイベントなんですけどもね。今回は訪ねた時間が早くて(まだ9時半頃)、来場者はまだ少なかったですが。
そんなことで、早々に「金魚まつり」の会場をあとにして、長洲駅のゴールをめざしたわけですが・・・。
ちょっと朝が早かったんで、少しお腹が空いてきてですねぇ・・・。(^^;

コースマップでも紹介されていたこちらのお店「Bakery Cafe Kohda」が既に営業していましたんで、ちょっと入ってみることにしました。

まだモーニングタイムの時間なんで、モーニングのメニューから、娘はフレンチトーストのセット、ワタシは写真のパニーニのセットを注文しました。
パニーニとはイタリアで食べられている軽食で、野菜やハム、チーズなど具材を挟んだパンを、こんがり焼き目をつけるくらいに焼き上げたもの。ホットサンド的なものですよね。
けっこう厚切りのトーストがきつね色に焼けていまして、歯触りもちょうどいい感じで、とてもおいしかったんですよね~。
娘のフレンチトーストの方も、いいお味に仕上がっていたようで、娘は美味しそうに食べていました。

あーお腹いっぱいだわ・・・もう昼飯いらないや、ってくらい、満足しました。(^^;
おいしいトースト料理でお腹いっぱいになったワタシたち、まもなく長洲駅のゴールにたどり着きました。
カフェタイムしてきてるのに、まだ10時20分・・・。(^^;

改札前に来てみると、なんだか出札口の前に行列が・・・。
どうやら、1台しかない券売機が故障してしまったらしく、駅員さんがそちらの対応に追われていて、きっぷを買えない人たちが列をなしていたのでした。
ワタシたちは事前にSUGOCAにチャージを済ませてきていましたので、それで入場して事なきを得ましたが、ちょっと大変そうだったな・・・。
さて、長洲からは乗り継ぎしながらの帰路になります。

長洲10時30分発、普通5336M列車鳥栖行き、815系NT14編成2連での運転でした。
長洲到着の時点ですでに立客が出る状態でしたんで、ここ長洲でウォーキング参加者が乗り込むとそれは大変な混雑に・・・自社主催のイベントの開催時でもあるんだから、増結しなきゃでしょうよ。

途中の大牟田でお客さんの入れ替わりがあって、ワタシは席に座ることはできましたが、それでもお客さんまだけっこう立ってましたね・・・。
5336Mを、11時19分到着の久留米で降り、こちらへ乗り換えます。

久留米11時25分発、区間快速(二日市→福間間快速)3224M列車門司港行き、811系PM5編成4連での運転でした。
久留米時点ではもちろんそこまで混みはしませんが、休日昼間、しかも「どんたく」開催中の福岡近郊に4両で突っ込むということで・・・これも増結しなきゃでしょうよと。
こちら、肥前旭を出たところ。

このあたりも、麦畑が多いところで、色づきの時期を迎えていました。
3224Mは二日市から快速運転になりますんで、二日市で普通列車に乗り換えることにしました。

二日市11時55分発、普通2154M列車福間行き、813系RM2213+RM2202編成計6両での運転でした。
2154Mは途中の南福岡で、後続の「リレーかもめ20号」885系SM11編成を先に行かせます。
数としては少ない885系の「リレーかもめ」、ここで遭遇しました。「リレーかもめ」定期列車34本のうち8本だけが、885系使用とのことです。
まもなく博多、というところまで来ました。
この間の旅行記でも書いていましたが、5月5日深夜から6日早朝にかけ、この博多駅構内で線路切替工事が行われる予定になっていまして、列車の運休や行先変更などが発生することになっています。
すでにその切替工事直前ということで、準備はほぼ整っているんでしょうね。
12時27分、2154Mは箱崎に到着。

まだ12時半前なのに、帰り着いてしまいました。
ウォーキング自体が、あっという間に終わってしまった感じでしたのでね。もう少し立ち寄るところが多かったりすると違うんでしょうけども。
2年連続の参加となった、南荒尾駅からのウォーキングの模様でした。
ワタシはその前にも一度このコースを歩いていて、これで3回めということになりました。有明海に面した荒尾干潟の景色も、見慣れたものになってきましたが、今回はちょっと空模様がね・・・雨が降らなかっただけマシという話もありますが、やはり青い空と青い海って、見ていて気持ちいいですからねぇ。
それと・・・今回は、長洲名物の「きゃあめし弁当」に出合えなかったのが残念でした。昨年のときには、「金魚まつり」の会場で売っていて食べることができたんですが、あのお弁当、地元の名物が詰まっているだけじゃなく、とても味的にもやさしくて、整ったお弁当だなぁと思って気に入ってるんですけどね・・・また何かの機会に食べたいんですが。

JR九州ウォーキングのスケジュールを改めてチェックしてみたところ、ワタシの休みや他のスケジュールなど諸々の関係で、意外とこの春編で参加できる残り回数は少なそうです・・・さてどうなりますやら。
<おわり>