(2022・11)
今回は、佐世保駅スタート・ゴールのJR九州ウォーキング参加と、その前後の様子ということになります。
佐世保というと、こないだこのときに行ったばかりなんですけどもね・・・それに限らず、このところ、佐賀・長崎の西九州方面へのお出かけが多いですからね。
今回はワタシの単独行です。ウォーキングは単独になるとどうしてもペースが上がってしまうんですが・・・。(^^;

なお、ウォーキング部分はこちらも参照ください。
11月6日朝。
箱崎6時10分発、普通121M列車博多行き、811系PM8105編成「RED EYE」での運転でした。

5分後に博多に到着すると、行先表示は「普通 江北」に変わりました。
そのまま博多6時35分発、普通2829M列車として江北へ向かいます。そのまま運用するなら別の列車扱いにせず、そのまま1本の列車として運用すればいいじゃん!と思うのはワタシだけ?
今回、箱崎から博多までの乗車では、いま実証実験中のVISAのタッチ決済を利用してみました。
香椎~博多間の相互間のみ、このタッチ決済が利用できるんですが、とりあえず1回は試しておかないとなと思いましてね・・・普段は近距離の乗車はSUGOCAなもんですから。
さて、博多からはこちらの列車へ。

6時32分発、「リレーかもめ3号」武雄温泉行き、787系BM10編成8連での運転です。もともと7連で運用されていましたが、9月改正時に6号車としてサハ787-104を組み込み、8連化されました。

BM10編成は側面の表示器がLEDされておらず、幕が使用されています。
この間ワタシが乗車している「リレーかもめ」はLED化された編成ばかりだったんで、逆にちょっと「リレーかもめ」幕が新鮮でした。
こちら、今回乗車した4号車・サハ787-210の車内です。
元ビュッフェスペースなもんで、天井のエッグラインも。

朝飯は今回も、事前に仕入れたパンにしました。
メンチカツと、「ランチパック」のツナマヨネーズ。
メンチカツがけっこうごっつい仕上がりで、お腹に溜まりそうな感じでした。
お茶は今回もほうじ茶にしました。
こちら、天拝山~原田間、撮り鉄の人たちが「テンハル」と呼ぶ区間。
東の方からまもなく太陽が顔を出そうとしていました。

すでに11月、日の出がだいぶ遅くなってきましたね。
鳥栖、新鳥栖、佐賀と停まって、列車は佐賀インターナショナルバルーンフェスタ開催中の嘉瀬川河川敷のあたりを通過。

この日朝の競技は、河川敷からの一斉離陸で行われることになっていましたが、7時18分となっていたこの時間に、まだ多くの競技バルーンが地上に留まった状態でした。空を飛んでいるのは、オフィシャルのバルーンですね。
この日も好天に恵まれて、いい日和になっていました。
7時24分、「リレーかもめ3号」は江北駅3番ホームに到着しました。
佐世保に向かうんで武雄温泉まで乗っていてもよさそうなもんだと思っていましたが、今回、JR九州予約サイトがお薦めしてきたのは江北乗り継ぎ。
まぁ武雄温泉まで乗っても、結局同じ列車に乗り継ぐことになるんで、いっかな、というところで。
向かい側の2番ホームには、肥前鹿島始発でやってきた、江北7時26分発「かささぎ104号」吉塚行きが、発車を待っていました。
885系SM3編成6連での運転でした。
SM3編成はこの日、バルーンフェスタ向け臨時として運転された「かささぎ93号」(博多→江北)に運用されたあと、肥前鹿島へ回送されて、この「かささぎ104号」に充当されたようで。

吉塚行き、というのがピンとこない人がいる可能性もあるため、行先が「博多・吉塚」という標記になっているんですよね。
さて、この江北からは普通列車での移動です。
7時29分発、普通927M列車佐世保行き。817系VN26編成2連での運転です。
まだ転換クロスシートの車両で、各列に1人ずつ座るくらいの混み具合でした。
次の大町では、こちら。
佐世保発で鳥栖へ上る、普通2924M列車との行き違い。811系PM106編成4連が使用されていました。
佐世保線での811系の運用といえば、有田陶器市の際の臨時快速が思い浮かびますけどもね。
こちらは有田。

対向列車・普通928M列車江北行きがいるので見ていると、車体側面に赤いCTマークでなく、黄色いマークが見えていますね。
そう、先日乗用車との事故があって車両不足となっている佐世保車両センターの817系の応援に、直方車両センターの817系VG1514編成2連が貸し出されてきていたんです。

VG1514編成はかつてのVG114編成、かつて蓄電池電車の実証実験に供され、「DENCHA」の祖となった車両でした。
8時19分、927Mは早岐に到着しました。

ここで列車は佐世保方面へスイッチバック、4分停まります。

写真右側にレールを乗せたチキ車の姿が見えますが、どうやらレール輸送の工臨が来ていたようです。このあと、レールの取り卸しを行うようです。

佐世保車両センターのほうを見やると、「ふたつ星4047」が顔を出していました。
このあと、出庫して武雄温泉へ回送されることになります。
早岐でスイッチバックして進行方向が変わった927M、8時35分に終点の佐世保に到着しました。
やはり、同じ目的と思われるみなさんが、いっせいに降りていきました。

そういえば、ワタシ自身、817系に乗って佐世保にやってくるのは初めてでした。
改札を出て、ウォーキングのスタート受付を済ませました。

駅のみなと口側から歩き始めます。
天気がいいですよねぇ。いいウォーキング日和になりました。
みなと口側からしばらく、北の方向へ歩いて行きます。

右手には、松浦鉄道西九州線の高架。その高架上を、佐世保へ向かう佐々始発の119D列車が走っていくのが見えました。
さらに進んで、佐世保川を渡るところ。
道路橋と並んで、鉄道橋の遺構がありますね。レールも残っているようです。

この橋梁、かつて佐世保駅と赤崎貯油所とを結んでいた米軍専用の引き込み線・ジョスコー線(1978年廃止)の平瀬橋梁なんですね。
もともと、戦前に佐世保軍港への引き込み線があり、戦後に米軍が接収してさらに赤崎まで延長する形で整備されたのが、このジョスコー線。ここから全国の米軍基地へ、石油輸送が行われていたとのことです。
さらに進んだ平瀬交差点のあたり。
正面に看板が見えますが、海上自衛隊佐世保地方総監部の看板ですね。このあたりからは、いわゆる軍港エリアです。
さらに進むと、右手にはこの看板。
このあたりは、米海軍の軍人用住宅があるところです。
道路を挟んで、海側は米海軍佐世保基地、山側は住宅、ということで、どちらも米軍の管理下。「日本だけど、日本じゃない」エリア、ということになりますね。
米軍住宅のあるエリアを過ぎて、山手へ上がっていきます。
ここは西地区コミュニティセンター(公民館)です。ここからは山手の住宅街を歩きますが、しばらくとりたてて目標物もないもんで、自然と歩くペースが上がっていきます。
2車線の道路、所どころ狭くなっているところもあるんですが、頻繁に路線バスを見かけました。
前方には、クレーンがいくつも見えています。佐世保重工業の造船所がありますんでね、いかにも、な光景です。
そういう光景は、山手から下る段になっても基本変わることはありません。この下り道も所どころ狭くなっていますが、ここも路線バスが走る道。なかなかすごいですね。
大きな4車線道路、通称SSKバイパスまで出てきました。
このあたりの海側には、かつての佐世保海軍工廠を受け継いだSSK佐世保造船所が広がっています。
ここがコースの折り返しで、佐世保駅方面へ戻っていくんですが、ここから先ほど通った平瀬交差点まで、このSSKバイパスをひたすら歩くもんで、ここも自然にペースが上がります。
平瀬交差点のところまで戻ると、こちら。
横断歩道を青信号で横断中に撮影したものですが、ここが米海軍佐世保基地のメインゲートです。

コースはここから、海に近いエリアを離れて街のほうへ入って行きます。
先ほどのメインゲートからしばらく行くと、こちら。

佐世保バーガーの老舗である1951(昭和26)年創業の「ヒカリ」本店と、その横に並ぶ「ログキット」佐世保本店。
佐世保バーガーは、戦後進駐してきた米軍の影響でお店がいくつもできて広まったものですが、この2軒のあるところも佐世保基地から近いので、まぁそういうこと、なんでしょうけどね。
ここは週末を中心に、佐世保バーガーを求める人たちで賑わうところですが、さすがに時間がまだ早いのでですねぇ・・・。
さらに進むとこちら。
佐世保市民文化ホール、1923(大正12)年、日本海軍の佐世保鎮守府凱旋記念館として建てられたものが、米軍接収・返還を経て、現在は佐世保市が管理しています。第二次大戦中は海軍合同葬の会場として、戦後の米軍接収後はダンスホールや映画館として使われた建物とのこと。
現在は市民の演劇・音楽活動に利用されているとか。
市民文化ホールを後にして、佐世保川の縁を歩きます。
このあたりへ来ても、まだまだ歩くペースは落ちません。

コースはこの先、コース終盤の目玉であるアーケード街に近づいて行くんですが・・・。
・・・いったんそのエリアを離れ、佐世保中央公園の方へ進みます。

写真の場所は、その中央公園の中にあるセブンイレブン佐世保中央公園店。公園の景観に配慮して茶色系の外観にしているのだそうで、いつものカラーリングは影を潜めています。
さらに歩いて、いよいよアーケード街にやってきました。

ここのアーケード街は全長960m、直線につながったアーケード街としては全国一の長さを誇ります。
何度か来ているところではあるんですが、じっくりお店を訪ねるところまではいってないですね・・・今回も、いろいろ眺めてはいたんですが、結局お店に入るということにはならず。時間がまだまだ10時過ぎということで早かったからですねぇ。
アーケード街を抜けてしばらく歩くと、ゴールの佐世保駅東口に到着です。

なんか、あっという間に終わってしまいましたね・・・。
あまりに早く終わっちゃったんで、次何しようかと頭がフル回転・・・。
とりあえず、こちらに立ち寄りました。

先ほど、本店のほうの前を通ってきたんですが、ここは「ログキット」佐世保駅店。ここのお店は2009(平成21)年にオープンしています。
そういえば、ここでも買えたんだなと思い出し、注文。10分後に取りに来るように指定されて、しばし待ち・・・。
で、受け取ってきたのが、こちらのベーコンチーズバーガー、レギュラー(1318円・税込)とスモール(799円・同)があるので、やはりレギュラーを選びました。
レギュラーにすると、とにかくでかいのですよ。そして、食べ応えもすごい!パテの肉汁と、チーズの酸味と、ベーコンの塩気が、一気に口のなかに押し寄せるこの感じ。全国チェーンの小さいハンバーガーでは決して真似のできないボリューム感ですよね。
これ1個で、けっこうお腹が満足しますよ、実際。
では、時間かなり早いんですが、そろそろ戻りの行程に入りましょう。

佐世保10時41分発、「みどり22号」博多行きに乗車します。車両は783系CM35編成4連。そう、非貫通先頭車をわざわざ貫通型に改造してしまったという、クロハ782-407が連結された編成です。
こちら、ワタシが乗車した6号車・サハ783-7のB室車内です。
至って普通の車内ですよね。
車内照明の感じなんて、485系など国鉄型特急とそう変わらないですもんね。
早岐で「ハウステンボス22号」との連結作業があり、そこからは8両となって博多へ向かいます。

こちらは途中の三河内駅。
「ハウステンボス・みどり15号」との行き違い、「ハウステンボス15号」には783系CM23編成が充当されていました。
こちらは途中の武雄温泉発車後。

新幹線の引上げ線に、N700S「かもめ」編成が停まっているのが見えました。
この引上げ線に新幹線が停まっているのは、ワタシ自身は初めて見ました。運用の関係で、こうした場面もけっこうあるのでしょうけどねぇ。
11時42分、「ハウステンボス・みどり22号」は江北駅2番ホームに到着しました。

ここでワタシは下車しました。
さすがに、このまま帰ってしまうのだとあまりに早いので・・・。
4番ホームに目をやると、こちら。

EXILE・TAKAHIROデザイン「ChooChoo西九州TRAIN」の片割れ・キハ47-8076が、この日は青い塗色のキハ47-9031と組んで運用されていました。
こちらでも書きましたが、この日はもう一方の片割れ・キハ47‐9041も、青い塗色のキハ47-3510と組んで運用にあたっていたので・・・てっきり、「ChooChoo西九州TRAIN」の2両は基本的に組んだままで走ると思っていたんでですねぇ。
ここ江北からは、こちらの列車へ。
2番ホームから11時54分発、臨時「バルーンフェスタ号」普通9838M列車神埼行き、811系PM106編成4連で運転・・・あ、朝に大町で見かけた編成ですね。(^^;
同編成はこの日の日中はバルーンフェスタ臨の運用に入っていました。この9838Mでは前運用で江北に到着後、いったん肥前白石まで回送され、そのあと戻ってきて江北から客扱い、ということになっていたようです。
12時4分、9838Mはバルーンさがに到着。
ワタシはここで下車しました。

そう、この日最終日を迎えた、佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場に、再びやってきたのでした。
15時から、バルーンフェスタ最終日の定番企画であるキーグラブレースが行われるということで、あわよくばそこまで居座ろうということでやってきたんですが・・・。
とにかく会場内、人大杉状態でした・・・。

写真は、会場北側にあるバルーンモールの大テントの前。
このカットは、ちょっと人の少ないところを撮っていますが、この周辺、そして大テントの中は本当にすごい人出で、あーこりゃ長居するのはリスキーだな、と思ってしまいました。
こちら、バルーンさが駅近く、嘉瀬川橋梁のあたり。
上を見上げると、ちょうど「かささぎ108号」が走ってくるところに遭遇したので、撮影してみました。
787系BM10編成・・・あ、朝に「リレーかもめ3号」で乗った編成ですね。ここへ流れてくるんだなぁ・・・。
会場内を少し歩いて、こちら。
先日、このときにも呑んでいた、「佐賀アームストロング醸造所」の「バルーンエール」。さわやかな、しかししっかりとした苦みが、この晴天の空によくマッチします。
長居は諦めて、早々に移動。

バルーンさが12時40分発、臨時「バルーンフェスタ号」普通9840M列車吉野ヶ里公園行き、817系3000番台VM3009編成3連がやってきました。
「吉野ヶ里公園」という行先は表示されないようで、「臨時」の表示が出ていました。
9840Mは2分ほどの遅れで、12時47分に佐賀に到着。

ちょっと駅の外へ出てきました。
駅の南口、この間整備が進んでいまして、かなりきれいな駅前広場ができてきていました。
南口周辺では新しい商業施設もできていて、だいぶ変貌してきていましたね。
さてと、引き上げることにしますか。

こちら、佐賀13時36分発、唐津線の普通5835D列車西唐津行き。この日はキハ125-4+キハ47-8132+キハ47-8062の3両で運転されていました。もちろん3両とも、「ゾンビランドサガ」のラッピングが施されていました。
ホームで帰りの列車を待っていると、特急の自由席号車に乗りたい女性のお客さんがきっぷを持って右往左往。そこへ、ホームにいた案内係のJR九州社員が声をかけていました。
自由席号車の位置を訪ねるお客さんに、社員さんは手許の資料を見ていたんですが分からない様子で、「少しお待ちください」と他の社員に尋ねにいこうかとしていたんで、見ていたワタシは思わず声をかけ、そのお客さんに自由席号車の位置を教えました。・・・社員さん、よろしく頼みますよ。(^^;

帰りの列車はこちら。
佐賀13時51分発、「ハウステンボス・みどり30号」博多行き、783系CM11+CM25編成計8両での運転でした。
こちらは鳥栖到着直前。
3日前のこのときと同じ列車に乗っていたんで、やはり「SL人吉」58654号機の姿が見えました。
あちらにも、また乗りたいですねぇ、引退してしまう前に。
こちら、ワタシが乗車した2号車・モハ783-307のB室車内です。
「ハウステンボス」仕様車はリニューアルされていますんで、木目調の内装が温かみを醸し出していますね。

ワタシのまわりに、神戸から来たらしき家族連れが座っていましてね。どうやらハウステンボスからの帰りで、このあと新幹線へ乗り継ぐようでしたが・・・大きな荷物を持って大変そうだったですね。

14時36分、「ハウステンボス・みどり30号」は1分の遅れで終点・博多駅3番ホームに到着しました。
いったん改札を出て買い物をして、またホームへ。
2番ホームには、武雄温泉からの「リレーかもめ84号」が、885系SM3編成6連で到着。
3番ホームには、博多15時ちょうど発の「ソニック33号」が、885系SM11編成6連で発車を待っていました。
この位置で885系の並びを撮るのも久々だったなぁ。
博多からは、15時2分発、普通2340M列車福間行きに乗車します。
813系RM111+RM3編成計6両での運転でした。

先ほど、改札を出て買い物したと書きましたが、買ったものは駅弁だったんですよね。(笑)
家族人数分買って帰って、晩飯にしました。(^^;
本当にこのところ、西九州づいていまして、お出かけする機会が多いんですよね。
九州内の他の地域にもいろいろ行きたいですが、なぜかウォーキングの開催もそちら方面が多いですしね。
もう11月も半ばが近くなり、JR九州ウォーキングの秋編も残りが少なくなってきました。あとどれだけ行けるかはわかりませんが、可能な限り楽しみたいと思います。
<おわり>