(2023・5)
今回は、豊前川崎駅スタート・田川後藤寺駅ゴールという、今回新しく設定されたコースでのJR九州ウォーキング参加の様子です。
このところ、ウォーキングの開催日程とワタシのスケジュールとがうまく合わずに、3週間ぶりの参戦となりました。春編の残り開催が少なくなってきたなかで、この状況はなかなかつらいものがありますけどもね。
季節的にはそろそろ夏に近づいてきて、熱中症の心配もしなければならない時期になってきました。気をつけておかないとですね。

なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
5月27日朝。

箱崎7時54分発、普通129M列車南福岡行きに乗車。813系9両編成、前3両はRM102編成でした。
まずは、この列車で1駅間の乗車。
吉塚で8時7分発、普通2628H列車直方行きに乗り継ぎます。
817系4両+BEC819系2両の6両編成、前2両は817系VG2005編成でした。
6両も連結しているので、さすがにゆとりをもって座ることができました。
のんびりと電車内で時間を過ごしているうちに、列車は飯塚を過ぎ、遠賀川を渡っていました。
いい天気になってますね。これは暑くなりそうやわ・・・。
2628Hは8時50分に新飯塚駅1番ホームに到着。

ここでまた乗り継ぎ。
8時53分発、後藤寺線普通1543D列車田川後藤寺行き。キハ147-1032+50の2両編成でした。
ウォーカーさんたちで混むのかな~と思っていましたが案外そうでもなく・・・というか、福岡近郊ではこの日、大野城駅スタートのJR九州ウォーキングのコースが設定されていまして、そちらへ行ってる人が多かったのかもな~と。
ワタシも、前日までどっちに行こうか迷ってましたもんね・・・。
1543Dは定刻に新飯塚駅3番ホームを発車し、筑豊本線と別れて後藤寺線を進みます。
右手車窓には、「筑豊富士」と俗称されるボタ山群が見えています。これもこのあたりでは定番の光景です。
後藤寺線で唯一の列車交換可能駅となっている下鴨生では、普通1540D列車新飯塚行きとの行き違い。
向こうの列車は、キハ40-8051の単行でした。
田川後藤寺が近くなり、沿線には早苗が揺れる水田があちこちに見られました。もうそういう時期ですよね~。

後藤寺線の旅は、けっこうあっという間です。
9時16分、1543Dは田川後藤寺駅0番ホームに到着しました。

ここからさらに乗り継ぎますが、その列車は向かい側の1番ホームに停まっていました。
9時20分発、田川後藤寺始発の普通935D列車添田行き、キハ147-1044+90の2両での運転でした。隣の2番ホームには、平成筑豊鉄道糸田線の普通310D列車金田行きが発車待ち、400形411号が充当されていました。

935Dの車内は既に大混雑、おそらくは北九州方面から日田彦山線を下ってきたお客さんが先に乗り込んでいたんでしょう。
まぁ、豊前川崎までは2駅ですから・・・。
ということで、9時27分に935Dは豊前川崎に到着。
同じ目的のみなさんが続々と降りてきました。

何度も列車で通ったことのある駅ではありますが、ワタシ自身、ここで下車するのは初めてでした。
駅前のウォーキングスタート受付でマップを受け取り、スタートです。9時半からスタート受付となっていた気がしますが、どうやら繰り上げたようで・・・。
さて、駅から歩き始めて、まずは駅北西側にある櫛毛県道踏切を渡ります。

その先少し歩くと、川沿いにツツジの咲く歩道があるんですが、この道が実は、かつてのJR上山田線(飯塚~豊前川崎間、1988年廃止)の廃線敷だそうで・・・。
さらにしばらく歩いてこちらへ。

天降(あまふり)神社です。
由緒(筆者不明)では第5代孝昭天皇の時代に創立とされていますが、何しろ孝昭天皇自体が実在したかどうか、歴史学的な確証がない話ですので、何とも言えないところではありますがね。
現在の神社の建物は、どうやら江戸時代・小笠原藩治下の1661(寛文11)年に再建されたもののようです。
県道423号を歩き、こちらへ。

「Cafeぶどうばたけ」です。
スイーツや食事などを味わえるところのようですが、すでにウォーキング参加者が多く立ち寄っていまして、ちょっと入り込める感じではなかったのでそそくさと通過です。
あ、持参のお茶で水分補給はしておきましたが。(^^;
ほどなく、コースは川崎町から田川市へ。
国道322号沿いにある、秋月街道猪膝宿のあたりにやってきました。
国道から一本入った旧街道筋を歩きます。

こちらは、義井塾(ぎせいじゅく)跡の石碑。
当地の生まれで、江戸時代後期に医学・儒学を学んだ医者・伊藤浚明が、子弟の教育のために開いた私塾の跡だそうで。
さらに進んで、折り返し地点の白鳥神社へやってきました。
887(仁和3)年からこの場所にある神社だそうで、祭神は(歴史学的には存在したかどうかの確証がないんですが)景行天皇や日本武尊、稲目姫尊とのこと。

なお、白鳥神社という神社は、田川市内にもう1ヶ所、伊田のほうにもありまして、田川市などのサイトを見ても、今回訪ねた神社は「白鳥神社(猪国)」と表記して区別しているようです。
白鳥神社を後にして、旧街道筋を戻っていく格好になります。

コースルートを示す矢印の掲示とともに、「がんばってー」というイラストが貼られていました。
いやしかし、日射しが強くなって、かなり暑くなってきましたね。また水分補給しとかなきゃ・・・。
・・・と思っていたところに、こちら。
中村商店です。
1923(大正12)年創業という古くからの商店さんですが、ここであるものを売っておりまして・・・。
ということで、立ち寄ってラムネ(130円)を1本買っていただきました。
氷水で冷やされたラムネ、冷たくておいしかった~! こういう暑いときはとくに沁みますね・・・。
道中、道標が立っているのが見えました。道標の石碑自体は、わりと近年のもののようですけどね。
ここから、秋月街道の小倉方面、そして秋月方面はもちろんですが、さらには中津道(小倉~中津間の中津往還)方面へ行く道が分かれていたようで。
コースは国道322号を田川市街方面へ向かっていきます。

こちら、かつての猪位金小学校(2014年閉校)の校舎を活用して、宿泊施設やオフィス、テナントなど様々な用途で運用されている「いいかねPalette」。
この日は、マルシェが開催されているようでした。
さらに進むと、遠方に香春岳を望めるようになりました。

秋月街道で、猪膝宿の一つ前の宿場町は、あの香春岳の麓にある香春なんですよね。
昔の人は、歩いて移動してたんですもんね・・・。
コースはいったん川崎町へ入ったあと、再び田川市に入り、後藤寺商店街のところまでやってきました。

商店街の入口のあたりに、こんな山車が置いてありました。
この日、近隣の春日神社の神幸祭が行われていました。この山車はその神幸祭の山車ですね。
この飾り付け、田川周辺の神幸祭でよく見られるタイプのものですね。有名なのは、伊田の風治八幡宮の「川渡り神幸祭」のものですが。
商店街の中に入ってきました。
祭りの開催中ではあるんですけど、田川後藤寺駅から離れたエリアはこのように閑散としていました。
もともとシャッターが下りたままのお店が多いうえに、この日はお祭りのためにお店を閉めているところも多くてですね。
コースは商店街のアーケードを出た後に、そのまま駅へは向かわず、いったん写真の場所の前へ。

かつての後藤寺バスセンターですね。もう閉鎖されてから8年になるんですが、いまだにそのままになってるんですよね。一応、売りには出されているようなんですけど・・・。
そして、田川後藤寺駅の前までやってきました。
駅前広場ではお祭りのイベントが開催されていまして、多くの人たちが集まっていました。
近隣の道路は車の乗り入れが規制されて歩行者専用となっており、各種出店が出ていました。一方で普段は営業している飲食店なども、やはり閉めているところが多くてですね・・・。
このあたりでお昼をいただこうかと目論んでいたんですが・・・ちょっと困ったなぁ・・・。
とりあえず、駅前のウォーキングゴール受付で、ゴール手続きを済ませました。

次の列車まで時間があったんで、少し駅の近隣を歩いてみましたが、やはりお店は開いてないところが多くて・・・。
仕方ないので、移動してお昼を探すことにしました。

田川後藤寺12時14分発、後藤寺線の普通1550D列車新飯塚行きに乗車することにしました。車両は、先ほど下鴨生で見かけたキハ40-8051でした。
1両だからどうかなぁ、と思っていたんですが、案外混みあいませんでしたね・・・やはり、今回のウォーキングは北九州方面からの参加が多かったんでしょうね。
定刻に田川後藤寺を発車した1550D。
次の停車駅は、セメント工場のただなかにある船尾です。
昨年、このときはこの駅がゴールだったですね。
列車は順調に走り、定刻の12時35分に終点の新飯塚に到着しました。

もうお腹がかなり空いていましたんで、この新飯塚駅周辺でお昼を探すことにして、いったん改札を出ました。
これで乗り継いで博多方面まで戻ると、さらに1時間くらいかかりますもんね・・・。
で、駅から歩いてやってきたのはこちらのお店。

新飯塚の商店街から少し外れたところにある「心(くくる)」。このあたりでは珍しい、広島風お好み焼きのお店です。
店内には1980~90年代のヒット曲がBGMとして流れ、店内の壁には80年代のアイドルたちの写真などが数々貼られていたり。お店の大将がそういうのが好きな人だという話を、何かで聞いた気がします。
で、注文したのは、写真の博多もつ鍋玉。(1050円・税込)
ニラやホルモン、ニンニクチップといった、もつ鍋の材料を具材として使ったお好み焼きです。
これがなかなかいけちゃうんですよね~。火の通ったホルモンからは旨みがしみ出していて、ソースと混じるととてもいい感じに。
そばの麺がカリカリになるまで焼いてあるのも、このお店の特徴。硬すぎずちょうどいい食感になっていました。
へぇ~面白いな、と思いました。
お腹いっぱいになったので、そろそろ引き上げましょう。

13時43分発、新飯塚始発の普通2655H列車博多行き、813系RG15編成3連での運転でした。
始発からの乗車なので、余裕で座ることができました。
こちらは途中の桂川。
対向列車の普通2648H列車・813系RG1002編成が停まっているホームには、かつて「コラボ倶楽部」という売店があったんですが・・・。
残念ながら3月末で閉店になっていたというのはこちらで書いていましたが、その後、看板類なども撤去されてしまっておりました。
この跡地を有効に活用してくれるお店や事業者が現れるといいんですがね。
筑前大分から九郎原へ向かう車窓から見えたのは、こちら。

国道201号八木山バイパスの福ヶ谷橋梁が見えていました。
八木山バイパスでは現在、現在の対面2車線から、片側2車線・計4車線化するための工事が進んでいます。現在は無料で通行できますが、この4車線化工事の財源捻出のための再有料化も予定されているとか。
列車は篠栗を過ぎ、次は門松、というあたり。
右手車窓には田園地帯が広がっていますが、上空、かなり黒い雲が出てきましたね。
ウォーキングしていた午前中はかなりいい天気だったんですがねぇ・・・。
2655Hは14時30分に吉塚に到着。
ワタシはここで乗り換えです。

さすがに博多に近づくにつれて、車内はお客さんが増えてきていました。
吉塚からは14時45分発、普通2164M列車海老津行きに乗車。
813系RM2225+RM2203編成計6両での運転でした。

乗ってしまえば、あっという間に箱崎に到着。
さて、買い物して帰ろうかね~と。
ほんと、一歩間違えば熱中症になりかねないような条件下でのウォーキングでした。水分補給をしっかりしていたんで、どうにかそうした事態には陥りませんでしたが、この時期の日射し、実はなかなかに危険なんですよね。体がまだ暑さ慣れしていない時期ですから。
十分に気をつけておく必要があるなと、改めて痛感しました。

さて、JR九州ウォーキングの春編も、そろそろ終わりが見えてきた時期。
あと1回くらいかなぁ、参加できるとしても・・・さてどうなりますか。
<おわり>