(2023・4)
今回は、西小倉駅からスタートするJR九州ウォーキング参加の道中記です。
板櫃川にこの時期登場する、こいのぼりの吹き流しを眺めてくるのがコースのメインになっているわけですが・・・6年ほど前に、小倉駅からスタートするウォーキングで、この板櫃川のこいのぼりを見たことがありました。そのときのコースは、街をぐるっと回り込んで小倉駅へ戻るコースでしたが、今回は西小倉駅から到津の森公園への片道ルート。
しかも、当日に配布されたコースマップから、さらにルートが変わるということで・・・果たしてどうなりましたやら。

なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
4月23日朝。
箱崎7時9分発、普通2322M列車門司港行きに乗車。813系RM106+2213+2214編成計9両での運転でした。

先頭のRM106編成は、座席一部撤去をされていない編成。
日曜の朝ということで、車内はゆとりをもって座ることができました。
自宅で朝飯を食べてこなかったんで、コンビニでおにぎりを調達してきました。

いろいろ買いましたが・・・やっぱり朝は米を食べたほうが力が出る気がします。人それぞれのところもあるでしょうが。
ちなみに、同行の中1娘のほうは、大好きな抹茶のパンがあったのでそちらを食べていました。ほんとに抹茶好きやのう。(笑)
こちらは福間。

下り側では、門司港から走ってきた「かささぎ101号」肥前鹿島行きの787系BM5編成6連が停車中。平日あたりだと、ここ福間からも博多までの利用者がけっこういるんでしょうが、さすがに日曜日なので、見る限りそこまではなかったようでした。
こちらは赤間を出たところ。
麦畑がだいぶ色づいてきましたね。

赤間の手前では、すでに水田に水が張られ、稲の苗が植えられているところもありました。もうそういう時期なんですよね。
8時27分、2322Mは少し遅れて西小倉に到着しました。
同じ目的の皆さんが続々と降りてきました。

この時点で、ウォーキングのスタート待ちの列が、駅から跨線橋を伝って国道199号の歩道のほうにまで伸びていまして、やはりというか、けっこう多そうだなぁと・・・。
とりあえず、いったん国道199号側へ出てしばらく列に並んで、ようやくスタート受付を済ませました。

今回も明治のメイバランスが配られたのと、あとはサプリメントのサンプルが配布されていました。メイバランスは、今回も自宅へ持ち帰って、スポーツクラブに行っている小4末娘のドリンクに・・・。(^^;
西小倉駅を出て、大門バス停を通過し、こちら。

前回、昨年秋のこのときに訪ねた、西鉄バス北九州青葉車庫の横を通過していきます。

コースマップではこの先、都市高速の下を通って下到津ランプのあたりまで進むルートになっていましたが、コース変更ということでこの先、小倉高校の下を通り、国道199号旧道の板櫃橋のところから左に曲がる、ということになっていました。
ここ、板櫃橋の手前から、板櫃川の川沿いへ入って行きます。

ここは今まで通ったことのないところでしたが、このあたりにも、こいのぼりの吹き流しが風に踊る姿が見られました。
そっかぁ、この辺にもあったんだなぁ・・・。
板櫃川の川沿いをそのまま進み、途中からは河原へ下りてきました。

この板櫃川は、皿倉山を水源に関門海峡へ注ぐ二級河川。この下流のあたりではかつての城下町・小倉の西の端にあたり、小倉城郭の西側の堀の役目を果たしていたそうで。

コースはこの川沿いにずっと進んでいきますが、都市高速の下到津ランプを過ぎたあたりから、再びこいのぼりの吹き流しが架かったエリアに入って行きました。
このあたりでは、4月中旬から5月上旬にかけて、こうしてこいのぼりが川に架けられているとのことで、4月29日には毎年、鯉のぼり祭りが開催されています。20年以上前、各家庭で使われなくなったこいのぼりを寄付してもらって飾り始めたのがはじまりとか。
青空のもとでそよぐこいのぼり、いいですねぇ。
コースを進み、こちらは到津八幡神社。安産や水陸交通の安全などのご利益があるとか。
先述の6年前のウォーキングのときにもこのあたりに来ていましたが、そのときはまだちびさんたちが小さかったこともあって、本殿までは上っていませんでした。
今回は、100段ほどある石段を上って、お詣りしてきました。ワタシも娘も途中で止まることなく、一気に石段を上まで歩いて上ってきましたが、さすがに一気にいくと息が上がります。まぁでも、ある程度の負荷を体にかけておかないとですね、鈍ってしまいますから。(笑)
到津八幡神社へのお詣りを終えて、コースは早くも終盤。

板櫃川の川沿いから、県道270号、かつての電車通りへ出てきました。
国道3号を渡りしばらく行くと、もうゴールに近いところ。
小倉と黒崎の間を走っている西鉄の青い連接バスが、ちょうどやってきました。
西小倉駅をスタートして実質1時間かからず、ゴールの到津の森公園の前にたどり着きました。
アプリを起動してゴール手続きして、今回も無事にスタンプをゲット。

というか、まだ朝9時半なんですよね。(笑)
あまりに早く着いてしまったんで、せっかくだからと娘と2人、到津の森公園に入園することにしました。

北九州市では今年度2023年度に、「子ども美術館・博物館無料鑑賞事業」として、居住地に関係なく、市内の美術館・博物館への中学生以下の入場料を助成するとりくみを行っています。
到津の森公園もその事業の対象になっていたので、ウチの娘もその恩恵にあずかり、今回の到津の森公園への入園料は無料ということに。
ワタシのほうは、ウォーキング参加者特典として、通常おとな800円の入園料が200円引きになっていまして、結局2人で入って600円、ということになりました。
ワタシも娘も、ここ到津の森公園に入るのは9年ぶり。
中1になった娘ですが当時は保育園年少で、まだまだ歩く足取りもたどたどしかったんですが・・・もうすっかり大きくなってしまいました。

こちらは、この到津の森公園に2頭いるセイロンゾウ。2頭ともメスとのこと。
ちょうど朝のえさの時間だったようですね。
園内を奥へ進み、こちら。

観覧車があります。
その昔、この到津の森公園は、西鉄が運営する到津遊園だったところで、その頃からの遊具が一部残っているんですね。

娘が「観覧車乗りたい」と言い出しましたんで(笑)、とりあえず乗ることにしました。
丘陵の上にある観覧車ということで、小倉の街を文字通り一望できます。
写真は小倉の都心方面を見渡したところ。小倉駅北口側にあるリーガロイヤルホテル、あるいはリバーウォーク北九州といった建物が見えていますね。
このほか、若戸大橋なども望むことができました。
観覧車を降りて、さらに園内を歩きます。

こちらは、チャップマンシマウマ(左)と、アミメキリンが同じ画角に収まったところ。
この街のなかにある到津の森公園で、こうしていろんな動物が見られるというのは、ありがたいことですよね。
こんな遊具も。

小さい子供向けの乗り物遊具ですが・・・。
左のN700系新幹線、「Z1」という編成番号が入っていたり、側面のロゴマークも実物のN700のそれだったり、なかなかリアルなものになっていますね。

園内は徐々に入場客が増えてきまして、特に小さい子供を連れた家族連れが多く訪れていました。天気もいいし、そりゃお客さん来ますわな・・・。
到津の森公園を歩き回っているうちに、そろそろいい時間になってきたので、移動することにしました。

到津の森公園前10時40分発、行先番号43番、歯大前・三萩野経由小倉駅バスセンター行き、西鉄バス北九州小倉営業所の9895号車、2008年式の日産ディーゼルエンジン搭載車、車体は西工製96MCですね。
バスは到津三叉路から国道3号へ進みます。

ここは貴船橋を通って紫川を渡るところ。
本当にいい天気ですよね~。この時期はそれほど暑くもならず、いい気候なんで、ウォーキングにはもってこいですよね。
市立医療センター前でバスを降り、歩いてこちらへ。

旦過市場ですね。
昨年2022年4月と8月にそれぞれ大火に見舞われ、大きな被害を出しましたが、徐々に復興へ向けた歩みが進んでいます。
被災店舗が使用する仮設店舗の整備も進んでいました。

お昼を求めてしばらく歩き回りました。
旦過市場は日曜休みのお店が多いので、なかなか難しい・・・さらに魚町方面へ歩きましたが、これというお店になかなか出合いませんでした。
そこで、はたと思い出して、モノレール平和通駅に近いエリアへ向かうことに・・・。
そうそう、平和通駅の近くに最近、新しい天ぷら屋さんがオープンしたっていう情報をキャッチしてたもんでですねぇ。
平和通りから少し入った鍛冶町1丁目のとあるビルの2階に、そのお店はありました。

「天ぷら 濱さき」。ワタシたちが訪問した日の5日前にオープンしたばかりのお店。旦過市場から近海の魚介や地元野菜を毎日仕入れ、それらを揚げたてで提供することがお店のウリとなっています。

娘は、とり天4切れと、ピーマン、かぼちゃ、なす、玉ねぎという組み合わせのとり天定食(1280円・税込)をチョイス。ワタシはある意味、天ぷら屋さんの総合力が表れる天丼(1580円・税込)を注文してみました。
天丼は、えび天2本と鶏、魚、さらになす、かぼちゃ、にんじん、大葉が載っていて、きれいに盛り付けられていました。大葉を除いて、揚げた後にしっかり天つゆにつかってから出されています。
衣の具合といい、天つゆの味といい、けっこうワタシ好みの天丼でした。具材の水分がしっかり閉じ込められていて、食べるとその水分が素材の旨みとともにあふれ出てきます。いい感じでした。
おいしい天ぷらをいただいたあとは、腹ごなしに街を歩いてきました。

こちら、小倉城天守閣の前までやってきました。
昨年末に大阪へ行った際に、大阪城天守閣に「行きたい!」とねだるくらい、歴史・史跡が好きな娘なので、ここ小倉城の天守閣にも「上りたい!」と言い出しました。娘はここには何度か来てるんですけども、それでも飽きずに上りたいと。やっぱ好きなんやろなぁ・・・。(笑)
天守閣内の各種展示を見学しながら、徐々に上の階へ上ってきました。

以前から思ってるんですが、この小倉城天守閣のまわりには、大きな建物が多すぎるんですよね。
写真のリバーウォーク北九州もそう。これが大きな壁のように立ちふさがり、天守閣からの海側の眺めを完全に遮断してしまってるんですよね。

まぁそもそも、北九州市が五市合併で誕生したあとの1972(昭和47)年に建てられた北九州市庁舎が、この天守閣のすぐそばに、天守閣より高い建物として造られたことからして、どうなんだろうと。
我が故郷ながら、なんてセンスのない街づくりをしてきたんだろうかと、嘆かわしく思っています。娘も「なんで天守閣が高いビルの間に埋まってるんだろう」と言ってましたが、本当にそうだなと。
さて、小倉城天守閣をあとに、次に向かったのは、小倉井筒屋。
ワタシが子供の頃、おふくろに連れられてよくやってきていたデパートです。
この日は本館8階催場で「北海道物産展」が開かれていましたので、そこを少し覗いていくことにしました。
会場を見て回っていると、お酒のコーナーがあるというので見ていくかなと。
ありますね~、「おたるワイン」北海道ワインさんのワインがずらりと並んでいます。
ワタシ自身、かつての寝台特急「北斗星」車内で初めてこの「おたるワイン」を呑んで以来、事あるごとに買っていただいてます。Twitterでは「おたるワイン」の公式アカウントさんと仲良くさせていただいてて、やりとりもさせていただいてます。
香りよし、口当たりよしの「おたるワイン」、ワタシもお薦めです。
会場ではこちらも。

ソフトクリームの販売がありましたので、娘はメロンとミルキーソフトのミックス、ワタシはハスカップのソースがトッピングされたものをいただきました。
やっぱり濃厚でした~うまかった!
小倉井筒屋でのひとときを過ごして、小倉駅へやってきました。
帰りはここから列車に乗りましょう。

現在の南口(小倉城口)駅ビルが出来てから、今年で25年になるんですね。
もうそんなになるんだ・・・。
帰路の列車はこちら。

小倉14時7分発、区間快速(福間→二日市間快速)3231M久留米行き、813系RM2226+2219編成計6両での運転でした。

6両全車、一部座席撤去済みの編成、すぐには席に座れませんでした。
座れたのはスペースワールド・・・椅子少ないのは辛いですよね。
3231Mは福間から快速運転になりますので、古賀まで行ったところで、後続の普通列車に乗り換えることにしました。
古賀15時9分発、福間始発でやってきた普通2159M列車久留米行き、811系PM7609+PM5編成計8両での運転でした。
さすがに8両もくると、ゆとりがありますね。
2159Mは途中の福工大前で、後続の「ソニック32号」885系SM11編成6連を先に行かせます。

なんか、福岡の方まで帰ってきたら、曇って来たような気が・・・。
15時32分、2159Mは少し遅れて箱崎に到着。
ワタシたちはここで下車です。

小倉ではあんなに天気がよかったのにですねぇ・・・。
ということで、ウォーキングはあっという間に終わってしまったんですが、その分、そのあとにいろいろなことができました。それで帰ってきても、夕方前には帰り着いてるんで、かなりゆとりがありますよね。
日帰りでこれだけ楽しめれば御の字だと思います。

JR九州ウォーキングの今年の春編も、早くも後半に入ってきています。あと何回参加できるかなぁ・・・。
<おわり>