(2022・9)
9月23日、西九州新幹線武雄温泉~長崎間部分開業を中心として、JR九州のダイヤ改正が行われました。
並行在来線となった江北(肥前山口)~諫早間の上下分離方式導入、肥前浜~長崎間の非電化移行、車両面では長らく九州の在来線輸送を支えてきた415系鋼製車の運用撤退など、様々な変化が訪れる改正になりましたが、ワタシはその改正当日、あえて西九州新幹線関連の喧騒を避けて動くことにしました。
やはり混雑が予想されていましたのでね・・・コロナウイルス禍が収まったわけではなく、人混みのなかへ行くことにはまだまだ抵抗感があります。

西九州方面には向かおうと思っていましたが、この日は敢えて、新幹線エリアを外して西九州の北部を攻めることにしました。ワタシ自身はこのとき以来、21年ぶりに訪ねるエリアもありました。
まずは箱崎6時36分発、普通123M列車博多行きに乗って、博多まで出てきました。813系6両での運転、前3両はRM2203編成でした。
今回のダイヤ改正で、813系が大分地区へも進出することになり、既に改正前日から一部運用されていました。座席一部撤去・ワンマン対応化改造をされた編成が使用されるようで。
この写真のRM2203編成はワンマン対応になっていませんので、この福北エリアを中心に引き続き運用されることになるようです。
西へ向かうということで、いったんJRの改札を抜け、地下鉄ホームへ降りてきました。
ここからは一気に、唐津へ抜けます。
博多6時52分発、普通621C列車西唐津行き。唐津車両センターの305系W6編成6連でやってきました。福岡市地下鉄の車両の筑肥東線乗り入れは筑前深江までになっていますので、それより先へ行く列車はJR車、ということになります。
休日ですので、それほど混みあうこともなく、すぐに着席できました。
車内には、この日部分開業する西九州新幹線関連の広告がかなり出されていました。305系のLCD画面でも、新幹線関連の映像が流れていましたしね。
あと、JR九州の乗務員さんや駅員さんはみな、「かもめ楽団」の赤いユニフォームをまとって業務にあたっていました。あれやっぱり目立ちますね。(^^;

境界駅である姪浜を過ぎて、7時32分、621Cは筑前前原に到着。
西唐津まで直通なんで、乗り換えなくていいというのはありがたいですね。
筑前前原を過ぎて車内がかなり空いてきたので、ここで朝飯。
博多駅のコンビニで、パンを買ってきていました。同行の小6娘と2人、さっさとぱくつきました。(^^;
列車は単線区間を、時折対向列車との行き違いをしながら進んでいきます。
こちらは福吉を過ぎ、鹿家へ向かう車窓からの眺め。玄海灘が見えていますが、生憎の空模様でした。
8時15分に、621Cは東唐津に到着。
ここのホームからは、遠く唐津城の天守閣を望めます。
最近、スマホを新機種に交換したもので、新兵器のデジタルズームを活用して、望遠で引き寄せてみました。かなりきれいに写るんですよね。(^^;
8時25分、621Cは唐津に到着。列車は西唐津まで行きますが、ワタシたちはここで下車しました。
ここからは、ワタシも21年ぶりの乗車となる筑肥西線へ向かいます。今年、このときに乗車を考えたんですが、生憎の接続状況で諦めた経過がありましたので、今回リベンジということで。

唐津8時38分発、普通2525D列車伊万里行き、キハ125-3+8の2両で運転です。隣には普通334C列車筑前前原行きの103系E12編成3連が並びました。

唐津車両センターに所属し、唐津線・筑肥西線で運用されている気動車は16両、その全車にたいして、RPGゲーム「ゾンビランド サ・ガ」とのコラボで「ロマ佐賀列車」なる特別塗装の施行が進行しています。「サ・ガ」と佐賀をひっかけてのコラボで、ゲームのキャラクターと佐賀の名所・名物とが描かれており、しかも1両ごとに違ったデザインになるのだとか。
ここでも書いたように、10月上旬にはすべて出揃うとのことですが、この日みた限りでは、既にかなりの車両にラッピングが施行済みとなっているようでした。
定時に唐津を発車した2525D。8時47分に、山本に到着しました。
ここで、佐賀からやってきた唐津線唐津行き5825D列車の接続待ち。そちらはキハ47-8121先頭の2両でやってきましたが、既に2両ともラッピング施行済みとなっていました。
山本から先、筑肥西線が唐津線から分かれる形となりますが、しばらく両線の線路は並走していきます。
写真は本牟田部駅。線路が並走している途中にありますが、唐津線側にのみホームがあります。もともとは筑肥線の駅が設置されましたが廃止となり、その後唐津線の方に駅設置となったという経過があります。
筑肥西線を走るこちら2525Dは当然ながら通過です。
本牟田部を通過したあと、筑肥西線の線路が唐津線の線路をオーバークロスしながら右にカーブを切り、両線は分かれていきます。

写真は9時12分着の大川野駅。木造の駅舎がありますが、これは国鉄時代からの駅舎が解体されたあと、2006年に「眉山ふるさと館」を併設する形で建てられた新しい駅舎です。
筑肥西線は、基本的に山を越えながら田園地帯を走りますが、駅間はわりと短いところが多いようです。
写真は、キハ125-3と8の連結部。
貫通扉には、「ロマ佐賀列車」のラッピングでドット絵が描かれています。
駅ではけっこう、車両の写真を撮ってる人も見かけました。今後、沿線が賑わうことを願いたいですね。
9時31分、2525Dは終点・伊万里に到着しました。
ホーム1面1線、この先線路がつながらない棒線駅となってしまったのが、やはり物悲しいですね・・・。
JRの駅を出て、乗り継ぎ先の駅のほうへ。
かつての駅敷地を横切る形で道路が通っていますので、向こうの駅へは、上に見えるデッキを通って向かいます。
松浦鉄道の伊万里駅にやってきました。

今回は、松浦鉄道西九州線のうち、前回このときに乗れていない伊万里~佐世保間に乗車することにしていました。
駅の窓口で、こちらの1日乗車券を買い込みました。おとな2500円、小学生のこども500円(!)で、松浦鉄道全線1日乗り放題となるきっぷです。
ちなみに、伊万里~佐世保間を乗り通すと、おとな片道2290円、こども片道1150円なんでですねぇ。こども用の1日乗車券がお得なのはもちろんですが、おとな用でも、1ヶ所途中下車とかしてると十分に元が取れる形になりますね。
さて、列車に向かいましょう。

ここから乗車するのは、10時7分発、普通337D列車佐世保行き。MR-600形のMR-604が待っていました。
1両でしたが、乗車したお客さんは全員着席できるくらいの数でした。
娘はもちろん初めての乗車区間ですが、ワタシ自身も21年ぶりの乗車になりますんで、その時のことを覚えてるかというと、なかなかですねぇ・・・。(^^;

こちらは、10時16分着の楠久駅。1930(昭和5)年に伊万里~楠久間の鉄道開業に伴い設置された駅で、国鉄時代の雰囲気を色濃く残しています。
こちらは、浦ノ崎駅。こちらも1930年に開業した駅です。
近年、「桜の駅」として知られるようになり、桜の開花時期には多くの見物客が訪れるようになりました。地元の保存会によって樹木の手入れが行われ、景観維持が図られているとのことです。
ワタシも一度、桜のシーズンに来てみたいなと思っていますが、なかなか機会を見いだせずにいます。
10時45分、337Dは松浦に到着しました。松浦市の中心に位置する駅で、2面3線のホームを備えています。
松浦市といえば、アジの水揚げ量日本一の漁港で知られる土地柄ですが、最近はアジフライがご当地グルメとして有名になり、地元では「アジフライの聖地」として売り出しをかけているとか。

実は今回の乗り鉄の計画を立てる中で、この松浦で下車してアジフライを食べるというのも選択肢としてあげていたんですが、諸々検討した結果、今回は見送りました。またの機会にアジフライ、がっつりいただくばい!(笑)
列車は松浦からさらに西へ向かいます。

11時17分、337Dは、たびら平戸口に到着しました。
ワタシたちは、いったんここで途中下車することにしました。

ここは、東経129度34分、日本の鉄道事業法に基づく普通鉄道の駅では最西端となる駅です。
現在は、2003年に開業した沖縄都市モノレール(ゆいレール)那覇空港駅が「日本最西端の駅」を名乗っていますが・・・もちろん、それは間違いないんですが、いわゆる二条のレールを用いた鉄道というカテゴリーでいくと、たびら平戸口の「日本最西端」は変わっていません。

駅前には、淡谷のり子「別れのブルース」や美空ひばり「悲しき口笛」などの作品で知られる、当地出身の作詞家・藤浦洸が揮毫した「日本最西端の駅」の石碑が、現在も立っています。
この石碑とも、ワタシは21年ぶりの再会となったんですが、同行の娘はなにしろ初めて訪れたということで、石碑の前で記念撮影と相成りました。
時間がそろそろお昼時にかかろうとする時間帯なんで、駅を出たワタシたちは、歩いて田平港のエリアまでやってきました。
事前のリサーチで、このあたりにはおいしい海の幸を味わえるお店がいくつかあるのを調べてきていましたが、やはり休日なもので、車でやってきた人たちがすでにそういうお店に押しかけていまして、なかなかすんなりいかないなぁと思ってましたが・・・。

そんななか、田平港バスターミナルなどが入る平戸市商工会のビルの1階に、なんか回転寿司のお店があるぞと・・・お客さんも少なそうだし、ちょっと入ってみるか・・・。
そのお店は「回転寿司 横田鮮魚」。今年3月にオープンしたばかりというお店でした。
入店したのが11時半過ぎ、ということで、若干ピークより早かったのが幸いして、すぐに席につくことができました。

品数としてはそこまで多くなかったんですが、ただ、出てきたネタはどれも鮮度が保たれてしっかりうまい! なかでも美味かったのが、写真のタイ昆布〆(2貫270円・税込)。程よく締まりのあるタイの身に、昆布ダシがしっかり絡んでて、なんとも幸せな気持ちになりましたね。
穴場的なお店を見つけられて、ほんとよかったわ~。(^^;
食事が終わって、港のほうへ出てみました。

赤いつり橋、平戸大橋が見えていますね。
平戸島へ陸路で渡るには、この橋を通ることになります。

そして、島の方を見やると、平戸城が見えていました。
これも、スマホカメラのデジタルズームでしっかり拡大してみました。

少し時間があるので、島まで渡ってみるかな~と考えていたんですが、ここで何やらポツポツと冷たいものが・・・あぁ、雨降ってきちゃったか・・・。
雨が落ちてきちゃったので、駅まで引き上げることにしました。

駅まで来たところで、なんだかディーゼルカーのエンジン音・・・ちょうど、たびら平戸口12時47分発の普通343D列車佐世保行き、MR-600形のMR-607が、入線してきたのでした。

ということで、本来予定していたより1時間早い列車に間に合ってしまいました。
まぁ、乗れるんであれば乗っちゃいましょう・・・ということで、ワタシたちはたびら平戸口を後にしました。
列車内には、こちらの広告が。

今回、ワタシたちが使っている「1日乗車券」なんですが、4月に価格改定が行われていました。
おとな用は2000円だったのが2500円に値上げとなったんですが、実はこども用が、1000円から逆に500円下がっていたんですね。
このところ、各交通機関で、こども向けの運賃を下げるという措置が多く見られますけどもね・・・。

ちなみに、ワタシが21年前に伊万里→佐世保間に乗車した際に使用した「MRフリーきっぷ」は、平日利用だとおとな2000円、休日利用になるとそれが1700円になってましたね。
「1日乗車券」はその「MRフリーきっぷ」の後継にあたるわけですが、2000円という価格が、この春まで生きていたんですね・・・。
13時23分、343Dは途中の佐々に到着。3分停車の間に、運転士さんが交替していました。
佐々には、松浦鉄道唯一の車両基地である佐々車両基地があります。かつての国鉄佐々機関区の跡地を利用したものだそうで。

そういえば、昨年引退したキハ66・67が、この佐々まで乗り入れで入線していた時期がありましたね・・・。
13時38分、343Dは大学に到着です。

この大学、という駅、長崎県立大学佐世保校の最寄り駅であることからこの駅名になっています。
この大学駅の入場券が、「大学に入る」ということで縁起物として扱われ、大学合格祈願で購入する受験生が多いとか。
なお、駅名標の横に神棚がありますが、これが、隣駅の相浦駅から近い飯盛神社の分霊として設置されているという話で。
そろそろ、佐世保の街なかに入ってきましたね。

14時ちょうど、343Dは北佐世保に着きました。
佐々行きの142D列車が対向列車でやってきましたが、そちらは、沿線の名所や名物が描かれた「HAPPY TRAIN」号・MR-609が充当されていました。なかなか派手な特別塗装車ですね。
14時7分、343Dは終点の佐世保駅1番ホームに到着しました。

21年ぶりに、伊万里→佐世保間を乗り通したことになるんですが、佐世保駅のMRホームも高架になりましたし、佐世保到着の感慨も、前回とは違ったものになりました。
佐世保到着が1時間早くなりましたんで、そこから帰路につくための列車も、乗変をかけて早い時間の列車にしました。
それでもまだ、1時間半以上の時間がありますんで、ちょいとおやつを食べるかなぁと、街へ出てみることにしました。
商店街のある佐世保中央駅方面へ歩いてみました。

佐世保といえば、なんといっても佐世保バーガー。その佐世保バーガーを出しているお店がいくつかあるなかで、少し商店街のアーケードから離れたこちらのお店に入ってみることにしました。

「山本コーヒー」。オープンから半世紀以上になる老舗の喫茶店です。
喫茶店と言いつつ、レモンステーキや、ハンバーグやとんかつなどの定食なども扱っていて、ちょっとしたレストランのような品ぞろえになっています。店内も、いかにもという感じの喫茶店の雰囲気を湛えています。

で、このお店にも、あるのですよ、佐世保バーガー。(^^;
ということで、コーラとのセット(1000円・税込)をいただくことに。
出てきたハンバーガー、黒毛和牛100%のパテを使用しており、お肉の旨みがすごいのと、パンズが白い生地が茶色になるまで焼かれていて、サクッとした食感があるのが、とてもいい感じでした。
同行の娘は、かき氷のなかでもふわふわの食感を楽しめるという「ゆき氷」の宇治金時(800円・税込)を注文して、おいしそうに食べていました。

この「山本コーヒー」、佐世保バーガーの有名店である「ビッグマン」に近いところにあるんですよね。この日、「ビッグマン」のほうもそこまで混みあってはいなかったんですが、ワタシ個人は、この「山本コーヒー」に出合えたことは収穫でしたね。(^^;
「山本コーヒー」でのひとときを満喫して、歩いて佐世保駅まで戻ってきました。

ここからは、博多へ戻る行程。
佐世保15時49分発、「みどり42号」博多行きに乗車するんですが、折り返しとなる博多からの「みどり31号」は、およそ10分遅れてやってきました。

到着したCM11編成は、大急ぎで折り返し準備を終え、定時の15時49分に佐世保駅4番ホームを後にしました。
で、この「みどり42号」では普通車指定席が満席に近い状態で、並びでの2席を確保できなかったため、やむなくグリーン車の指定をとっていました。
この783系「みどり」編成のグリーン車は、中間車の先頭車化改造で生まれたクロハ782形100番台。もともと普通席だった半室をグリーン座席にしているので、オリジナルの783系グリーン席のようにハイデッキ化されていなかったり、窓割とシートピッチがかみ合ってなかったりしていますがね。
まぁそれでも、この大きなシートに座れるんで、ありがたいっちゃありがたいわけですが。
途中、対向列車の遅れがあった関係で、早岐には7分遅れの16時8分に到着しました。
慌ただしく、CM22編成「ハウステンボス42号」との連結作業を終え、3分遅れの16時13分、進行方向を変えて走り始めます。

隣接する佐世保車両センターの構内には、この日からこの長崎地区の普通列車運用に投入された、青い塗装のキハ47形が留置されているのが見えていました。
有田に停車し、次は西九州新幹線と接続する武雄温泉へ。

途中の永尾駅で何やら列車とすれ違うということで見ていると、そこに停まっていたのは787系8両。
「リレーかもめ37号」で武雄温泉に到着したBM10編成8連が、折り返し整備のためいったんこの永尾駅まで回送されてきていたのでした。武雄温泉で長時間の滞留ができないから、なんでしょうね。
やがて、右手から新幹線の高架が寄り添ってきました。

16時39分、定時運転に戻った「ハウステンボス・みどり42号」は武雄温泉駅1番ホームに到着しました。
新幹線との接続のない列車なので、武雄温泉駅で新幹線「かもめ」の姿を拝むことは叶わず。まぁまた機会はありますから、今回はそれには拘りません。
武雄温泉を出ると、次の停車駅は、肥前山口・・・じゃなかった、この日から「江北」に改称されたんでしたね。

すでに車内のLED表示も「次は、江 北」になってますねぇ。
新幹線接続路線の輸送力向上を目的に、江北(肥前山口)~武雄温泉間のうち、大町~高橋間は複線化されました。
しかし、その前後は単線なわけで・・・。

写真の大町駅では、遅れてやってきた「リレーかもめ41号」、さらには普通6945D列車早岐行きの通過を待つことに。
6945DはYC1系でやってきました。そうか、佐世保線のこの区間にもYC1が進出してきたんですねぇ・・・。
大町での待ち合わせの影響で、「ハウステンボス・みどり42号」は5分遅れの17時2分、江北に到着しました。
駅名標もしっかり、「江北」に変わってますね。

ここでも書きましたが、長年慣れ親しんだ「肥前山口」の駅名が消えるのは、やはり寂しいですね。
まだ国鉄だったワタシの少年時代、時刻表を繰りながら、いつか行ってみたい、見てみたいと思っていたこの駅ですが・・・なんか、違う駅のような感じがしてしまいます。

ちなみに、長年「最長片道きっぷ」のゴールだったこの場所も、その称号を新大村駅に譲ることになりましたね。
江北を出て、先へ向かいます。

写真の場所は、嘉瀬川河川敷、例年、佐賀バルーンフェスタの会場となっている場所です。
今年は11月2日~6日まで、3年ぶりの有観客開催が予定されています。既に開催に備えて、河川敷や土手の整備が進みつつありました。
「ハウステンボス・みどり42号」はやはり5分遅れたまま、17時12分に佐賀に到着しました。
向かい側には、佐賀17時26発の唐津線多久行き5843D列車が停車中。キハ125-4+キハ47-8051の2両、いずれも既に「ロマ佐賀列車」ラッピング済みとなっていました。
佐賀の次の新鳥栖へも、5分遅れの17時26分に到着。

ここでは「リレーかもめ45号」とすれ違いました。885系SM7編成6連が充当されていましたが、そちらも2分ほど遅れているようでした。
鳥栖を過ぎて鹿児島本線に入ってきました。

ここまで天気には恵まれないできたんですが、この時間になって、西の方から日が差してきました。
なんだよ今頃かよ、と思いましたが、まぁ旅というものはこんなもんなんですよね。
結局、5分の遅れは戻ることはなく、「ハウステンボス・みどり42号」は17時51分、終点・博多駅4番ホームに到着しました。

ダイヤ改正当日ということで、新しい光景をこの乗車でいくつか見てくることになりました。
西九州新幹線の方はまたの機会に譲るとしますが、いろいろ変わったんだなぁというところを、ちょっと遠巻きにですが見てこれたわけで・・・まだまだ、これからじっくり観察せねばですが。

それはそうと、そろそろ夕刻ですねぇ。
今回のお出かけに同行していなかった嫁さんと小3末娘が、博多へ出てきたという一報が入ったので、合流しました。

そのまま、KITTE博多にある「銀座ライオン」KITTE博多店に向かいました。
おやつも食べてたワタシと小6娘は軽く食べたいし、一方の嫁さんと末娘はがっつり食べたいし、ということで、どちらの欲求も満たせるお店として思いつき、なおかつちびさんたちのウケがいいお店が、ここだったわけで。(^^;

ワタシは、ニシンのマリネをつまみながら、「ライオンエール」の生ビールをブーツグラスでいただきました。「銀座ライオン」といえばブーツグラス、名物ですよね。(^^;
呑んで食べて、お腹いっぱいになったので、帰ることにします。

博多駅へ戻り、ホームへ上がってみると、2番ホームには883系Ao-16編成7連の「ソニック53号」大分行き、3番ホームには787系BM8編成8連の「リレーかもめ57号」武雄温泉行きが停車していました。どちらも博多20時発の列車です。

「リレーかもめ」の案内は駅表示も列車の行先表示も、武雄温泉までの運転ですが「長崎行き」と表示されています。かつての「リレーつばめ」が新八代までの運転なのに「鹿児島中央行き」で表示されていたのと同様ですね。
まぁ近いうちに乗るつもりなんで、この場はとりあえずのブツ撮りだけにしておきますか。
ワタシたちは、博多20時2分発、普通2350M列車門司港行きに乗車しました。車両は811系PM2014+PM1編成計8両でした。

20時7分に箱崎着。
朝6時36分に箱崎を出て、13時間半にわたる日帰り行がこれで終了です。
九州の鉄道にとってはかなりインパクトのあるダイヤ改正になったこの日ですが、その周辺を見ながらも、敢えてその中心エリアを外して動いてみました。
若い頃のワタシなら、そういう中心エリアに迷わず突っ込んでいたんでしょうが、やはり年齢とともに心境の変化もありまして、ちょっと違った視点を持ってみようという感じになってきています。

とはいいつつも、ワタシ自身、JR旅客営業路線の全線完乗のタイトルがかかっていますんで、近いうちには西九州新幹線の今回の部分開業区間には乗ることになるわけで・・・その様子は、また別の項に譲りたいと思います。
<おわり>