Part1(2019・3)
2019年3月。3月といえば、JRグループダイヤ改正の月。
今回、3月16日に行われたダイヤ改正では、おおさか東線の新大阪~放出間が新規開業となりました。JRで新規開業、とあらば、JR旅客営業路線全線完乗のタイトルを維持するためには、乗るしかない!

ということで、早速乗車の計画を立てました。
今回は、嫁さんの用事の関係で、ワタシが一人で小2と5歳の2人の娘を連れて出かけることに。
さ、どんな珍道中になるんでしょ。(笑)
3月20日夕刻。
2人の娘を連れて博多駅に出てきました。乗ってきたのは、福間発荒木行きの普通2169M列車。811系+813系の7両編成、乗車したのは813系RM224編成。

平日夕方の博多駅、混んでますねぇ。
乗車する列車まで少し時間があるので、こちらに来てみました。
改札内の新幹線コンコースにある「カフェエスタシオン博多」。その一角が、「ハローキティ新幹線カフェ」となっています。
そう、「ハローキティ新幹線」プロジェクトの一環。この場所は、以前は「500 TYPE EVA Cafe」となっていた一角です。
ワタシはナポリタンパスタ、5歳娘はサンドイッチを食べることにしたんですが、小2娘はなぜかこちらを注文。
「ハローキティフロート」(700円・税込)。あまおう苺のサイダーにアイスと生クリーム、金平糖入りというこのフロート。好きな人にはたまらんのでしょうね。娘もおいしそうにいただいてました。(^^;
さて、列車の時間がきたようです。

乗車するのは、博多19時30分発「のぞみ96号」名古屋行き。JR東海の「N700A」N700系1000番台G10編成での運転です。
今回、ネット予約で通常料金の35%引きとなる「スーパー早得きっぷ」を利用していたんで、空席のあったこの列車を選びました。
先ほどの「ハローキティ新幹線カフェ」での食事だけでは足りないだろうと見越して、乗車前に折尾駅弁の東筑軒「かしわめし(大)」(770円・税込)を購入してきました。これをまた、3人で分けて食べると・・・。(笑)

ワタシはビアタイムに突入です。(^^;
「かしわめし」を食べ終わった頃、車内販売のワゴンがまわってきました。
新幹線の車内販売、といえば、やはりコレですね。
#シンカンセンスゴクカタイアイス!(笑)

プラのスプーンを突き立てたら立ってました。(^^;
相変わらずのようです。
これをちょっとずつ、手の体温で溶かしながらいただくのが、オツなんすよね。
アイスを購入したときに、こちらのリーフレットをいただきました。
山陽新幹線の車販メニューです。
ちょうど「福岡うまかもんフェア」開催中で、いろんろ福岡のものを扱っていたようです。

東海道・山陽新幹線の食堂車営業が終了したのが2000年3月。それ以降も、車内販売があるからね~と思っていたんですが、そちらもなかなか厳しいようです。
この春、東日本の一部新幹線で車販終了・販売縮小の動きがあり、九州新幹線では車内販売を完全に終了してしまいました。
移動時間が短くなっていることの裏返しで、車内でゆったりと過ごすこと自体が、今や貴重になりつつあるということなんですかね・・・。
そうこうしているうちに、列車は広島を発車。
右手には、マツダスタジアムが見えていました。

列車は暗闇の中を疾走しています。
N700A、ほんとに揺れも少なく快適ですよね。300系の初代「のぞみ」の頃に、270km/hでもかなりの揺れを伴いながら乗車していたのが、今となっては懐かしくもありますね。
21時58分、「のぞみ96号」は新大阪に到着しました。列車は名古屋までの運転ですが、ワタシたちはここで降ります。

大阪は小雨模様の天気でしたが、宿は駅からすぐ近いところでとっていたので、いそいそと宿へ向かいました。

この日のお宿は、大阪コロナホテル。
部屋に入ってみると、おお、新幹線の線路が丸見えや~ん!
こんないい条件で新幹線眺め放題ってすごいな~。(^^;

そうはいっても、明日もあるんで、ちびさんたちを寝かしつけて、早めに就寝することにしました。
明けて3月21日、朝6時。
窓の外では、新幹線が走り始めていました。
トレインビューすごいな~。線路の横とは聞いてたけど、ここまで間近に新幹線の走るところ見られるとは思ってなかったな~。

テレビで、大阪ならではの「おはよう朝日です」を見ながら、7時の朝食開始を待っていました。
7時になり、朝食会場へ移動。

この大阪コロナホテルは、朝食の内容の良さが口コミで評判のホテル。
まさか、朝っぱらから、たこ焼きに串揚げをいただけるとは思っていませんでした。(^^;

デザート類も充実していて、ちびっ子たちもかなり満足していた様子でした。
朝食が終わり、さっそく乗り鉄のために移動開始です。

新大阪駅から8時31分発、快速姫路行き729T列車に乗車。223系2000番台J2編成8連に乗車します。

この列車には、次の大阪までの乗車。
大阪駅の東海道線(JR京都線・神戸線)ホームでは、緩行線側のホームドアだけでなく、急行線側にも昇降式ホーム柵が設置されていました。こちらはこの春から運用開始されたばかりとのこと。
大阪駅では、大阪環状線の列車に乗り換えるわけですが・・・。

同じ環状線でも、東京の山手線が完全にセパレートされた運用になっているのとは違って、大阪環状線は阪和線系統や関西線系統の列車が乗り入れていて、なかなか複雑な運行形態ですよね。
このとき乗車することになったのは、関空・紀州路快速4123M列車の関西空港・和歌山行き。前4両の関空快速には、225系5000番台HF437編成が充当されていました。

この列車に、新今宮まで乗車しました。
新今宮のホームからは、少し離れたところにある通天閣が見えていました。
新今宮で、ちょっとちびっ子のトイレタイムをとって乗り継ぎ。
9時1分発、JR難波発王寺行き1740K列車。車両は奈良電車区の201系ND621編成6連でした。

201系かぁ・・・今やこの関西でしか出会えない形式になりましたねぇ。ワタシなどは、東京在住時代に中央快速線でさんざん乗ったものですが、今となっては、というところで。
↓のようなドア開閉の音なんかも懐かしいわけですはい。(別ウインドウが開きます)
https://www.youtube.com/watch?v=_i8c_hvp8gI

列車は天王寺を過ぎて、大阪市の南部を東へ進んでいきます。
途中には、百済貨物ターミナルもあったり。
9時14分、1740Kは定時に久宝寺に到着。ワタシたちはここで下車します。

以前、放出~久宝寺間で部分開業していたおおさか東線に乗車したときは、放出から乗車して、この久宝寺到着をもって全線完乗のタイトル回復、となった思い出の地でした。
このときの旅行記に出ていますが、そのときは嫁さんと2人で来たんだっけ・・・今回連れてきたちびっ子たちは、まだ生まれていませんでした。

この久宝寺駅だけでなく、あちこちで見かけたポスター。
おおさか東線を経由して、新大阪から奈良方面への直結をアピールするものです。
乗り換えなしでのアクセス、ってのは、けっこうポイント高いですよねぇ~。
久宝寺からは、いよいよおおさか東線への乗車となります。
久宝寺9時19分発、2431S列車新大阪行き。201系ND603編成6連での運転です。

放出までは、以前も乗車した区間なわけですが・・・。
やはり見ていると、私鉄や地下鉄線との連絡駅での乗降が多いようですね。環状方向の連絡が求められていた区間なのだということが、非常によく分かる流動だなぁと。
9時34分。
久宝寺から15分ほどで、放出駅3番ホームに着きました。
ここは、片町線(学研都市線)との接続駅。向かい側の4番ホームに、同志社前発塚口行き快速5441M列車の207系が到着していました。この同一ホーム乗り継ぎでも、かなりの利便性が生まれているなぁという感じですね。
列車は放出から次の鴫野までは学研都市線と並走し、そこからまた分かれて北上します。

城北公園通からJR淡路の間にある、淀川橋梁を渡ります。
ここは、かつて複線規格にもかかわらず単線で運用されており、線路が敷かれてなかった半分は、人が通れるようになっていました。かつて、城東貨物線を走る列車の撮影地としても賑わった場所ですが、このおおさか東線延伸にあたって、複線の線路が整備されています。
南吹田を過ぎて東海道本線をオーバークロス。列車は梅田貨物線に合流していきます。
これも、新しい景色なんですよね。

9時52分、2431Sは終点の新大阪駅2番ホームに到着しました。
ワタシ自身のJR旅客営業路線全線完乗のタイトルは、これで無事に回復となりました。
おおさか東線はこの先、梅田貨物線を進んで、新設予定の北梅田駅(仮称)まで延伸の予定があります。また延伸の折には訪ねなきゃならんでしょうね。

さ、ここからは次の行程へ・・・。
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