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Part6(2015・9)
旅の最終日、9月23日の朝です。
この日はもう、福岡へ戻るだけの行程。

金沢の宿から夜明けの風景。
眼下には金沢駅、灯りが煌々と点っていました。
宿をチェックアウトして、9時前に金沢駅へ。

ここからは、「サンダーバード14号」大阪行きに乗車します。途中、福井、京都、新大阪にしか停車しない速達タイプの列車です。
車両は金沢総合車両所所属の681・683系の12両編成。683系4000番台T49編成9連+681系T12編成3連の組み合わせでした。

時間がないので、大慌てで乗り込みました。
定刻の9時3分に金沢を発車。

しばらく進むと、北陸新幹線の車両基地である白山総合車両所の横を通過していきます。
7年半後には、北陸新幹線は敦賀まで延伸の予定ですが、そのころにこのあたりの鉄道は、どうなってるんでしょうかねぇ・・・。
列車はまもなく福井、というところ。
左手から、単線の線路が上がってきて、北陸新幹線が走る予定の高架線へと向かっていきます。これが、噂のえちぜん鉄道の高架仮線ですね。
えちぜん鉄道が福井駅付近の高架化を進めるにあたり、現在未使用の福井駅付近の北陸新幹線高架を仮線として利用することになったもので、写真に見えているのは、その北陸新幹線高架につながるアプローチ線。このあと9月27日に、地上線から仮線への切り替えが行われています。
北陸トンネルを抜け、交直セクションを通過して、列車は敦賀を通過。北陸の鉄道の要衝・敦賀も、この「サンダーバード14号」は通過していきます。

そのあとは、この鳩原ループ線へ。
SL時代に上り線の勾配緩和のために設置されたループ線ですが、今どきの車両はパワーありますもんねぇ・・・。
近江塩津から湖西線に入り、やがて、左手には琵琶湖が見えて来ました。
ここを前回通ったのは、「トワイライトエクスプレス」で札幌から乗ってきたときだったですねぇ。
あれからもう6年ですもんねぇ。
早くも列車は京都へ。
奈良線を走る103系電車が見えますね。関西圏ではまだ103系が現役ですね。
ちなみに、写真の車両はクハ103-212。低運転台の先頭車が多いのも、関西圏の103系の特色ですね。
定刻の11時32分に、「サンダーバード14号」は新大阪に到着。
新幹線へ乗り継ぐので、ワタシたちはここで下車です。

実は、この旅で一番ハードと思われる乗り継ぎが、最後の最後に控えておりました。
時間がないので、ちびっ子たちを連れてダッシュ!
どうにかこうにか、次の列車の入線時刻に、新幹線ホームへ。
ここまでわずか8分。おとなだけならなんてことはないんでしょうが、ちびっ子連れでこの乗り継ぎはちょっとハードでしたね。もう少しゆったり組んでも良かったかな・・・。(笑)

「のぞみ19号」博多行き。車両はJR東海所属のN700系X43編成でした。
乗車してしばらくすると、車内販売のワゴンがまわってきました。

今年5月から1年間、山陽新幹線全線開業40周年を記念したプロジェクト「走る日本市」というのが行われていまして、この車内でしか購入できない土産物を商品として販売しています。
このデザインが目を引きますよね~。
お昼時ですので、車内販売からお弁当を買いました。

ワタシがいただいたのは、「姫路幕の内 味づくし」(1050円)。この具材の多さが目を引きますね。
ワタシの膝の上には2歳の末娘が乗っていますので、おかずはかなりの部分が末娘の口の中へ・・・。(・_・;)
列車は最高速度300km/hで快走。
この旅ではE5系「はやぶさ」で320km/hも体験しましたが、N700系の300km/hは本当に安定してますよねぇ。

定刻より若干の遅れで、「のぞみ19号」は終点・博多へ。
あっという間に、帰り着いてしまいました。
ここからは自宅へ帰るために在来線ホームへ。

ここまでくると、もう日常ですね。
楽しい旅の時間は、過ぎていくのが速いです。
そういうわけで、4泊5日の列島縦断子連れ紀行はこれにて終了です。
夫婦2人いるとはいえ、小さい子供を2人連れてのこれだけの長距離旅行、どうなることやらと思いましたが、やはり何事も経験なのかなと。ちびっ子2人にとっても、この遠出はいい経験になったかなと思います。
その気になれば、行けるもんですね。もう怖いもんなしです。(笑)
またいずれ、未乗線踏破の旅はすることになるでしょうから、この経験はきっと生きてくるでしょう。
<おわり>