Part1(2006・1)
今年最初の旅行記、当サイトでは通算148本目の旅行記(追記・旧サイト時代の数字)になります。

今回は、いつもお世話になっているネット仲間たちと、新年会も兼ねての乗り鉄・撮り鉄です。
九州新幹線800系「つばめ」の走り写真の撮影と、「DXグリーン」への改造に伴い姿を消す予定の787系グリーン車「TOP CABIN」乗車を組み合わせ、往路にはブルトレ「はやぶさ」の立席(ヒルネ)乗車、という行程になりました。
1月21日朝。
スタートは門司駅。

目当てはやはり、駅の立ち食いうどん。(笑)
味のよくしみたかしわ肉がやっぱりうまいです。
8時46分、東京からやってきたブルトレ「富士・はやぶさ」が、EF81-410の牽引で関門トンネルを抜け、門司駅4番ホームに入線します。

列車はここで大分行きの「富士」と、熊本行き「はやぶさ」の分割作業。
「はやぶさ」の牽引機はED76-94に交代し、「富士」より一足先に発車となります。
8時58分、「はやぶさ」は門司を発車。

右手に見える門司機関区の構内に、昨年春に富山機関区から無動で送られてきたEF81-3、そして1年前に苅田港貨物専用緩急車としての役割を終えたヨ38000が、つながれて置かれていました。
さて、車内では・・・。

乗車前に調達されたつまみ類が、すでに寝台の窓側テーブルを埋め尽くしておりました。(笑)
しかも、すでに朝からアルコールが・・・。(爆)
赤間で後続の「ソニック8号」博多行きの退避を済ませた「はやぶさ」。10時10分に博多駅8番ホームに到着。
ここでは、7番ホームから発車する博多始発「リレーつばめ7号」を先に発車させます。

九州内の特急の高速化が進んで、機関車が客車を牽引するスタイルのブルトレはそれらの列車の後塵を拝する格好になってしまっているのが、なんとももどかしいところです。
博多を発車した「はやぶさ」は、さらに南下。

こちらは、田代駅に隣接する位置に整備が進んでいる、鳥栖貨物ターミナル駅。従来の鳥栖貨物駅と、久留米駅の貨物駅機能を統合する形で、3月18日のJRグループダイヤ改正から稼動を開始する予定です。
つまみを食べながら話に花が咲くうちに、列車は早くも、まもなく熊本、というところまできました。
門司から乗車して、3時間近くが経とうとしていますが、そんな長さはまったく感じませんね。これも、仲間との楽しい語らいがあればこそ。

11時48分、「はやぶさ」は終点・熊本に到着。
各車両から、わずかながらの乗客がホームへ降り立ちます。
熊本からは、さらに南下するため、後続でやってくる「リレーつばめ41号」新八代行きに乗車することにしていました。
「はやぶさ」からは熊本で8分乗り継ぎ、ということになります。

「リレーつばめ」ですので、787系のうちでも「リレーつばめ」仕様の7両編成が充当されるのが通常。

でも、この列車は違いました。
赤い「ありあけ」のロゴをつけた編成がやってきた!ということで、一同目を見張りました。

787系のグリーン車(「有明」仕様の4両編成口を除く)のクモロ787形車両への「DXグリーン」設置の関係等から、通常は6両編成で「有明」を中心に運用されている787系BM15編成が、1両増結のうえで「リレーつばめ」の7両編成運用にまわってきていたんです。

787系のうちでも、「リレーつばめ」仕様の7両編成が1両減車して「有明」の6両編成運用に入ることは割とよくありますが、赤い「ありあけ」のロゴが入った6両編成を1両増結して「リレーつばめ」運用に充当、ということは、私が知る限りでは今回が初めてのことではないかと・・・。
かつて、787系の「リレーつばめ」仕様へのリニューアルや、ビュッフェ車の座席化改造をしていた時期には、改造車両捻出の過程で、「有明」に使用されていた6両編成を1両増結して特急「つばめ」運用に充当、という場面もありましたけどもね。
「リレーつばめ42号」は熊本を出て、一気に南下。

20分後、列車は早くも鹿児島線からの分岐を越えて、新八代駅新幹線ホームへのアプローチ線を駆け上がっていました。

12時16分、列車は新八代駅11番ホームに到着しました。
ここからは、当然のごとく、向かい側ホームにいる列車へ・・・。
新八代からは、12時19分発、新幹線「つばめ41号」鹿児島中央行きに乗車です。
車両は、800系U2編成6連。

九州新幹線に乗車するのは、昨年の10月以来、ほぼ3ヶ月ぶりでした。

この800系のシート、やはり全国の新幹線のなかでも出色ですよね。
「つばめ41号」は新水俣、出水、川内と各駅停車。

右手には、八代海の景色。
きょうは、全国的に寒くなっていました。東京で積雪があったということもニュースになってましたね。こちら九州でも、いかにも、という冬空でありました。
13時6分、「つばめ41号」は終点・鹿児島中央に到着しました。

ホームに降り立つと・・・鹿児島なんですが、やっぱり冷えますねぇ。
新幹線を降りた一行は、そそくさと在来線ホームに降りてきました。

写真は、3番ホームから13時17分発、特急「はやとの風4号」吉松行き。
急いで降りてきた目当ては、この列車です。

実は、きょうの運転からこの「はやとの風」に、3両目の車両として新しくキハ47-8092が改造投入されました。
午前中の「はやとの風2号」では、この鹿児島中央駅で新しい改造車の投入を記念した出発式も実施されたようです。
今回、このキハ47-8092投入にあわせて、車内メニューのほうも充実が図られたとのこと。

「はやとの風」には2004年3月の運転開始に際して、キハ140-2066+キハ147-1045の2両が改造投入されていました。
3両目の投入で、検査予備の確保はもちろん、今後は多客期の3両編成運転など柔軟な運用が可能になることでしょう。

きょうは、新規投入されたキハ47-8092と、キハ147-1045が編成を組んでの運用でした。
キハ47-8092ですが、「はやとの風」の基本的なスタイルを維持しつつ、車内の意匠は従来からの車両に比べると明るめになっています。

今回は行程上、乗車ということにはなりませんでしたが、またいずれ、乗車する機会をつくりたいと思います。
駅の外に出てきました。

鹿児島中央駅の外に出てきたのは、実を言うとこのとき以来。
そのときにはまだ工事中だった東口の駅ビルも完成し、ずいぶんと賑やかになった印象があります。きょうも、駅前では何やらイベントがあっていた模様です。

お昼時ですねぇ。どこかで食事をとるとしますか。
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