Part1(2006・2)
今回の旅は、私自身初めての「トワイライトエクスプレス」乗車と、各地のローカル線乗車を織り交ぜた旅です。
全線完乗に向けたJR各線の乗りつぶしもさることながら、第三セクターに転換された路線の動向も気になるところであり、そうした路線の乗車も今回計画に含めました。
2月24日朝。
415系FJ109編成4連の224M列車下関行きに乗って、小倉駅に出てきました。

小倉駅到着後、新幹線のコンコースに移動。
この時間、トリノオリンピック・フィギュアスケートの女子シングル、フリーの演技が行われていて、待合室のテレビではまさにその模様が放映されていました。金メダルを取った荒川静香や、村主章枝の演技を見てから、私は新幹線ホームへ・・・。
小倉からは、まず新幹線で東へ向かいます。

700系「Rail Star」編成の「ひかり444号」新大阪行きがやってきました。
幅広のサルーンシートに腰掛けると、朝早く出てきたためか、眠気が襲ってきました。

しばらくウトウトしていると、列車はすでに広島へ。
広島貨物ターミナル付近、向こう側の旅客線を103系電車が走っているのが見えています。
さらにしばらくウトウトしていると、まもなく列車は姫路に到着。

私は今回、ここで新幹線を降りることにしていました。
新幹線ホームから在来線ホームへと移動します。

姫路駅ではこの3月25日から26日にかけ、在来線ホームの高架への切り替えが実施されます。
現在、新幹線ホームから在来線ホームへ向かう仮通路が、新しい高架ホームの一部を通る格好になっているわけで。

もうすっかり出来上がっていますな。
いったん駅の外へ出てきてみました。

姫路は何度も通っていますが、こうして駅舎の外へ出てくるのは、私の記憶に間違いがなければ11年ぶりくらいのはず・・・。
ちょうど、朝9時ということで、時計のオルゴールがなっていました。
ここからは、在来線に乗り継いで東進しますが・・・。

その前に、ホームに入ってきたこちらの列車を撮影。

冬場の日本海、カニのシーズンに運行される大阪発播但線経由香住行きの臨時特急「かにカニはまかぜ」。

同列車は、京都総合運転所に所属する国鉄特急形気動車・キハ181系7両編成で運転されていましたが・・・ニューカラーになっている車両が多い中、真ん中の4号車にはポツンと国鉄特急色の車両・キハ180-42が連結されていました。

特急「はまかぜ」や団体臨時列車などを主な活躍の場としている同所のキハ181系車両ではすでに塗色変更がかなり進んでいて、国鉄色は稀少です。
さらにいえば、全国でもキハ181系で定期運用を持っているのは、この京都所の車両だけ、ということになっていますね。

「かにカニはまかぜ」では、オリジナルのヘッドマークに加えて、側面の行先表示幕も、オリジナルのものが用意されています。
そして、ここから私が乗車するのは、やはり京都所のキハ181系で運転される、鳥取発大阪行き特急「はまかぜ2号」。
「はまかぜ」の定期列車では4両編成がデフォルトですが、やはりカニシーズンということもあってか、増結されて7両編成となっていました。
朝早かったのでやはりこのあたりで腹が減ってまいりました。(笑)

姫路駅で、こちらの駅弁を買ってきました。

「明石たこ煮弁当」(880円)。
地元・明石のタコをやわらかく煮込んであるんですが、いいお味がしみておりまして、なかなかおいしかったです。
「はまかぜ2号」は9時18分に姫路を発車。

通勤時間帯をやや過ぎたなか、DML30HS系エンジンの重低音のうなりを響かせながら、列車は大阪へ向けて突っ走っていきます。

右手に明石海峡大橋が見えてきましたね。
明石、神戸、三ノ宮の順に停車。
列車は神戸市街を走っていました。

こちらは六甲道通過中の場面。

あの阪神大震災から、今年で11年になりました。
昨年、「プロジェクトX」でもとりあげられましたが、阪神大震災の際に大きな被害を受けたこの六甲道駅が、わずか2ヶ月半という短期間で復旧したというのは、実際のところ驚きでありました。
震災直後に、この六甲道の高架駅が波打ったように崩れている映像を見たときには、復旧に相当な時間がかかるだろうと思っていましたので。
10時25分、「はまかぜ2号」は終点・大阪駅10番ホームに到着しました。

国鉄特急形気動車を代表する形式であるこのキハ181系。その最後の定期列車となっている「はまかぜ」が、果たしていつまで現行のスタイルで走り続けてくれるか、鉄道ファンとしては気になるところです。
大阪に到着した私は、いよいよ今回の旅の目玉、「トワイライトエクスプレス」札幌行きへの乗車となります。
列車は10番ホームから、12時ちょうどに発車。札幌到着は翌朝の9時7分。21時間をかけて北の大地・北海道をめざします。

実は一昨年に北海道へ旅した際に、「トワイライトエクスプレス」を使おうということで寝台券の手配まで済ませていたんですが、あの新潟県中越地震が発生した影響で運休となることが決まり、やむなく「北斗星」へと乗車変更をかけた経過がありました。
したがって今回は、そのときのリベンジ、ということにもなるわけで。
11時27分、発車までまだ30分以上ありますが、札幌行きの「トワイライトエクスプレス」が、青森までの牽引を担当するEF81-114を先頭に、10番ホームに入線してきました。

この早い入線、旅の雰囲気を盛り上げる演出のような感じもします。

行先駅名の入った表示幕の掲出が、この列車が「団体臨時列車」ではなく一般客向けの営業列車であることの証です。
今回の乗車で私が利用するのは、「トワイライトエクスプレス」1列車につき8室設置されているA寝台1人用個室「ロイヤル」。
私は、2号車の「ロイヤル」1室を確保していました。

「トワイライトエクスプレス」では、A寝台2人用個室として1号車と2号車に1室ずつ「スイート」が設けられており、なかでも1号車の「スイート」は編成の端にあたり、とくに札幌行きの列車では列車の最後尾となることから、その寝台券はプラチナチケットといわれる人気を誇ります。
「ロイヤル」は、その「スイート」には及びませんが、個室内へのシャワールーム・お手洗いの設置など、サービス水準としては非常に高いものがあります。

さて、まもなく発車ですね。
初めての「トワイライトエクスプレス」、いやがうえにも期待が高まります。
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