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Part7(2005・12)
14時20分、「こだま576号」は静岡に到着しました。
遅れは1分程度。読みどおり、ほとんど遅れなく到着しました。

ここからは、「こだま」の車内で検討しなおした新しい行程に沿って、移動を開始します。
ここ静岡からは、再び普通列車での旅となります。

14時27分発、1452M列車熱海行き。
車両は、静岡車両区に所属する211系5000番台3連SS1編成。
私がホームに上がった時点ですでに、立客がかなりいる状態でした。
列車は定刻に静岡を発車。

すぐ隣の新幹線の線路上を、私が先ほどまで乗っていた「こだま576号」が、やはり同時刻に発車して、東京へ向けて加速していきました。
1452Mは各駅に停車し、東へ。

こちらは、由比付近からの眺め。
駿河湾ですね。

青い空と青い海、いいもんですね。
富士川を渡るところまで来ました。

富士山ですが、若干雲はあったものの、山容を拝むことが出来ました。
この冬はここまで、例年に比べて山頂の積雪が少ないとは聞いていましたが、確かにそのようですね。
列車は15時20分、沼津へ到着。

1452Mはここで、上り方に3両を増結し、この先6両編成となって熱海へ向かいます。

向かい側のホームには、ここ沼津から小田急新宿へ向かう15時30分発の特急「あさぎり6号」が停車中。
1編成しか存在しない371系車両、ずいぶん久々に見た気がします。
15時36分、1452Mは三島に到着。

私は、いったんここで下車することにしました。

なぜここで下車したのか・・・。
なんてことはありません。ここから小田原まで、特急に乗ることにしていたんです。

乗車する列車は、三島16時6分発、「踊り子110号」東京行き。伊豆箱根鉄道の修善寺始発でやってくる列車で、熱海で伊豆急下田からやってくる編成と連結して東京へ向かいます。
まさしく、国鉄時代からの運行形態がそのまま残っているからこそ、という典型の列車であります。

本来計画していた行程では、静岡から特急「東海4号」東京行きに乗車する予定でした。それをただ単にキャンセルすると手数料をとられるだけなので、乗車変更をかけて「踊り子」の指定席特急券に変えた、ということでありまして。当然、差額分はキャッシュバック。(笑)
まぁ、これは考え方次第ということでありますけども。

列車は、JR東日本田町車両センターの185系C5編成5連でやってきました。
この修善寺からの編成が11〜15号車、熱海で連結する伊豆急下田からの編成が1〜10号車、ということになります。
きょうは昼間のドタバタがあったせいか、早くもお腹が空いてきましたので、三島駅で買い込んできたこちらの駅弁をいただくことにしました。

「地鶏どん」(680円)。
鶏の炊き込みご飯の上に、そぼろと炒り玉子、鶏の照焼き、野沢菜、紅しょうが、刻み海苔が載っています。なかでも、炒り玉子の具合が抜群でして、ほどよい甘さが印象に残りました。
そうしている間に、列車は熱海に到着し、伊豆急下田からの10両編成を連結。
九州を出て3日目も夕方、JR東日本のエリアに、やっと入りました。(^^;)

列車は湯河原に停車し、相模湾沿いの区間を走っていきます。
16時45分、「踊り子110号」は小田原に到着。

私は、ここからさらに移動するため、次の列車へ。

16時50分発、湘南新宿ライン・高崎線経由2730E列車高崎行き。
車両は、国府津車両センターに所属するE231系近郊タイプ15両編成。高崎寄りの付属5両編成は途中の籠原止まりとなります。
そして、私は、駅構内にある「Suicaグリーン券売機」にて、グリーン券の購入を済ませてきました。
陣取るのは、5号車・サロE231-1071。この9月に落成したばかりの車両でありました。
もちろん、2階席。(^^;)

普通・快速列車のグリーン自由席については、別途グリーン券を購入すれば「青春18きっぷ」でも利用可能、という特例がありますので、今回はそれを利用することにしました。
きょうは休日ですので、小田原から高崎まで乗車しても、グリーン料金はわずかに750円!(51km以上のホリデー料金・事前購入)
長距離の乗車なら、この料金、やはり乗りますわなぁ。

今回の旅の主要な目的は、冒頭に書いたように、明日24日に行われる「サロン・ド・わたらせ」オフへの参加。ということで、きょう23日のうちには、なるべく近いところへ行っておこうというのが、私の今回の計画でありました。
本来ならば、もう2時間ほど遅い列車に乗っていたはずなんですが、とりあえず予定通りのところ・高崎までは行くことにしようということでありまして・・・。
きょう乗車する最後の列車、ということですので、そろそろ一杯やらせていただきましょうかねぇ。

湘南新宿ラインのグリーン車では、グリーンアテンダントさんによる車内販売がありますので、ビールとナッツを購入して一人宴会。(^^;)

暮れ行く空を、車窓から眺めながらの一杯、ええでんなぁ。(笑)
・・・とかってやっている間に、列車は横浜を過ぎていました。

東海道線を進んできた列車は、戸塚の手前で横須賀線の列車が走る線路へとポイントを渡ります。
そこから先は、西大井の少し先までは横須賀線の電車と同じ経路。西大井を過ぎたところでポイントを渡り、山手貨物線への短絡線を経由して大崎に至ります。

大崎では、向かいホームにりんかい線の70-000系車両が停車中。
この大崎あたりで、私のいた5号車2階席は満席状態になりました。
列車はさらに、恵比寿、渋谷、新宿と進みます。
写真は、新宿駅新南口前にあるタイムズスクエアの灯り。

だいたい、東京の都心部まで来ると乗り換えが必要なケースが多かったんですが、湘南新宿ラインではその乗り換えの手間はいりません。今回の私のような都心をスルーする移動をする人には非常にありがたいですねぇ。
池袋に停車した後、列車は赤羽、大宮と進み、大宮から先の高崎線内は各駅停車となります。

写真は北鴻巣駅停車中。
次第に、私のいた5号車2階席もお客さんの数が減ってきました。
途中の籠原で前寄りの5両を切り離し、10両編成となった列車は、暗闇の中を高崎へ向けてひた走っていました。

群馬県に入り、やがて車内の案内表示に「次は 高崎」の表示が出ました。
20時15分、2730Eは定刻に終点・高崎に到着しました。

北関東までやってきましたよ。
3日かけてやってくると、旅をした、という気分になりますねぇ。
改札を出てきました。

しばらく来ないうちに、高崎駅の改札もきれいになりましたねぇ。
駅ビル内の商店街も、リニューアルされていました。

きょうはこの高崎で投宿し、明日に備えます。
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