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Part3(2005・2〜3)
さて、そろそろお腹もすいてきたので、晩飯にしましょう。

東京駅で、こちらのお弁当を買い込んできていました。
盛岡駅弁「前沢牛めし」(1100円)です。
東京駅の「駅弁屋」で購入してきました。

この駅弁、加熱式容器になっていまして、紐を引くと自動的に加熱が始まり、アツアツの状態でいただくことができます。
もちろん、お肉にはよくお味がついておりまして、「美味い!」という結論であることは当然、ということで・・・。
お腹も落ち着いたところで、車内を歩いてみました。

「さくら」と併結されている熊本行き「はやぶさ」の車内。
こちらはB寝台6号車の車内ですが、やはり「はやぶさ」のほうは、お客さんは少なかったようです。
こちらは、5号車のロビーカー車内。

「はやぶさ」「富士」の24系編成に連結されてきたロビーカー・オハ24形700番台車ですが、この3月1日の改正をもって、その役目を終えることになっていました。
そのことを知っているだろうと思われる乗客の人たちが、すでに車内いっぱいに陣取っておりました。
このロビーカーには、飲料の自動販売機がついていましたが、廃止を目前にしたこの日はすでに使えない状態になっておりました。
そのため、ロビーカーの車内では・・・。
・・・東京〜熱海間で、NREによる車内販売が臨時に行われておりました。
このロビーカーのカウンターを使っているところも、私自身は初めて見ました。
熱海からJR東海のエリアに入ってきました。
各停車駅には、やはりカメラを持った人たちが待ち構えておりました。

列車は、沼津、富士、静岡、浜松と、静岡県内の主要駅に停まっていきます。
こちらは富士駅。

静岡到着前に車掌さんのアナウンスがありましたが、それによると、この富士駅で、この列車の乗客1名が写真撮影のためにホームに降り、乗り遅れてしまったそうで・・・。
車掌さんのアナウンスでは、一部の駅を除いて停車駅での停車時間はわずかなので、そういう停車時間の短い駅ではホームに降りての写真撮影などはしないようにと、再三注意を促しておりました。
東京を出てまもなく3時間。
またお腹が空いてきました。(爆)
ということで、夜中にお腹をすかせないようにと、もう一つ買い込んでおいたお弁当をいただきます・・・我ながらよう食うのう。(笑)

こちらは、今回の「さくら」「あさかぜ」廃止にあわせて、東京駅などで売り出された「さよなら さくら・あさかぜ記念弁当」(1000円)。
中身はいたって普通の幕の内風のお弁当なんですが、やはりこういう「記念弁当」という掛け紙を見ると買ってしまいたくなる・・・ファン心理をよく考えた販売の仕方、だと思いますね。(笑)
21時30分、列車は浜松へ。
ここでもやはり、写真を撮っている人たちがおりました。

私自身、盛りだくさんな一日で非常に疲れたので、早めに床に着くことにしました。
結局、名古屋到着時点は記憶にもないということで・・・。
翌朝。
いよいよ、3月1日、ダイヤ改正当日となりました。

列車は順調に歩みを続けていました。
4時半に起きだした私は、まずロビーカーへ。

さすがにこの時間、人は少なかったです。
5時22分、列車は広島へ。

この頃から、少しずつロビーカーに人が増え始めました。

広島駅ホームの発車案内表示、「さくら・はやぶさ」はいいんですが、行先が「長崎・熊本」。
まぁここから乗り込む人はいないでしょうが、それにしても、ちょっと・・・。
岩国を過ぎ、列車は山口県内を走っています。
瀬戸内海沿いの区間。やっと、東の空が明るくなってきました。

寝台列車から何度も眺めている光景ではありますが、いいもんですね。
6時54分、列車は徳山へ。

ここからは、車内販売のワゴンが乗り込んできますので、当然・・・。
・・・朝飯の調達、ということで。(笑)
ロビーカーの席を立ち、こちらのお弁当を買い込んで自分の個室へ戻りました。

徳山駅弁「あなご飯」(920円)。
当HPの旅行記をご覧のみなさんなら、もう何度か登場しているのでお分かりかと思いますが。
列車は順調に西へ向かっていました。

小野田〜厚狭間の有名撮影地のあたり。
思ったより少ない感じでしたが、それでも多くの撮り鉄さんたちが待ち構えておりました。
8時33分、列車は時刻どおりに下関に到着しました。
ここでも、カメラを持った人たちが多数・・・。

写真は東京から牽引してきたEF66-51。この下関でお役御免となります。
「さくら・はやぶさ」の本州版併結マークも、これで見納め・・・。
なんとか、入換前の正面顔を撮ることができました。
続いて、関門間の牽引を担当するEF81-413が、列車に連結されました。

関門間のEF81、ということでいうと、それこそ、1999年の「さくら」佐世保編成廃止時には「さくら」の単独ヘッドマークが取り付けられてずいぶん驚かされたんですが、今回はヘッドマークの取り付けはなし。周囲のファンからは「最後なのにねぇ・・・」という声も聞かれていましたが。

下関を出ると、列車は、いよいよ九州へ・・・。
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