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Part2(2004・1〜2) | |
1月24日。 昼過ぎに仕事のスケジュールを終えて、西鹿児島駅へ戻ってきました。 この西鹿児島の駅名も、49日後には「鹿児島中央」ですかぁ・・・。 駅に戻ってくるときにタクシーを利用したんですが、乗ったときについつい「西駅までお願いします」といってしまうもんで・・・で、運転手さんもそれが当たり前、といったような顔をしてましたんでねぇ・・・。 |
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西鹿児島駅前では、東口、西口とも駅前広場の整備工事が進んでいますが、こちら東口のほうでは、これまで道路の真ん中を走っていた鹿児島市電の線路が、駅前広場のほうに付け替えられまして、電停が東口広場のなかへ移転していました。 もちろん、これまで信号を渡って電停まで行っていたことを考えると、駅からのアクセスはかなり便利になったといえるでしょう。 |
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昼を過ぎていましたので、そろそろ食事を・・・。 やってきたのは、西鹿児島駅西口から程近い「お食事処ざぼん」。そう、鹿児島名物の「ざぼんラーメン」の食べられるお店です。西鹿児島駅のなかにも「ざぼんラーメン」のお店はありますが、ついつい・・・。(^^;) ラーメンのみだと750円ですが、950円のラーメンセットを頼んでみました。写真のように半チャーハンがついていました。 ここのスープは黒豚の骨からとったとんこつスープ。見た目はこってり系ですが、実際にはあっさりした味。麺は太めです。 なかなかのボリュームで、本当に腹がはちきれそうになってました。(^^;) |
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西鹿児島駅へ戻ってきました。 駅の在来線改札口の横に、新幹線の改札口が姿を現していました。 すでに、整備も最終的な段階に入っているようで・・・。土曜日でしたが、この日も作業員の人の出入りがありました。 左上写真、手前の青いシートに包まれているのは、自動改札機。 通常の改札と、在来線との乗り換え改札、双方とも自動改札になっていました。 また、発車案内のLED表示器もすでに設置済み。 「調整中」の表示が出ていました。 左下写真は、精算所。 こういう光景を見ていると、本当にもうすぐなんだなぁ、と改めて認識させられるわけで。 また、駅構内には、東口出口の近くに総合案内所の設置も行われるようで、最終的な準備が行われていました。 |
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このあとですが、まだ乗る列車まで時間があるということで、どこかから桜島を眺めたいなぁと思い立ちまして・・・というのも、前日までの雪で、桜島の山頂にも雪が載っているのがちらちらと見えていたもんで・・・。 駅の近くで客待ちしていたタクシーの運転手さんに、「この近くでどこか桜島の眺めのいいところは?」と聞いてみると、「それだったらおすすめのところがあるから」というので、そのままそこへ乗せていってもらうことにしました。 坂道をずっと上ってたどり着いたのは、西鹿児島駅の西側にあたる武岡公園に近い長島美術館。 運転手さんによれば、ここの展望台からだとちょうど桜島の「正面」を見ることができる、ということで・・・。 そこから眺めた桜島が、左下写真。 右側から白い噴煙を上げていますが、反対の左側がうっすらと白くなっているのがお分かりですね。これ、まさしく残雪なんです。 桜島に雪が載る、というのも、非常に珍しいということですのでねぇ・・・ほんと、いいときに来たなぁと思いました。 |
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そろそろ帰りの列車の時間。西鹿児島駅へ戻ってきました。 6番ホームに、博多からの「つばめ11号」が入ってきました。この日は787系Bk-5編成7連の後ろに、「有明」仕様BM105編成4連が増結されていました。 |
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そして、私が乗る列車が5番ホームに入ってきました。 「つばめ22号」博多行き。車両は、前日の「つばめ3号」で乗っている787系Bk-7編成。もちろん、運用どおり流れていればこうなるだろうということは分かっていましたが・・・。(^^;) |
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帰りも、手出ししてグリーン車にしました。 どうせ乗るのなら、少しでもゆったりしていたいもので・・・。 |
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こちらは、「TOP CABIN」の室内。西鹿児島発車時点で、まだ誰もいませんでした。 妻面には、1993年度の鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車両であることを示すプレートが掲げられていました。 登場当時から、全国の鉄道ファンの注目を浴びてきた787系「つばめ」。新幹線連絡特急「リレーつばめ」に役割は変わりますが、引き続き多くの人に注目される存在であり続けることでしょう。 |
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「つばめ22号」は定刻を少し過ぎて、16時26分、西鹿児島を発車しました。 そろそろ、西日がまぶしい時間帯になりました。 |
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西鹿児島を発車した「つばめ22号」、北への驀進を続けていきます。 最初の停車駅は伊集院。 甲冑姿の島津のお殿様がお出迎え・・・そう、ここ伊集院は、戦国大名、そして江戸時代の薩摩藩主である島津氏ゆかりの地、なんですよね。 この伊集院の名物に「伊集院まんじゅう」というのがありますが、丸に十の字の島津家の家紋をかたどっていますよねぇ。食べたこともありますが、なかなかおいしいですよ。 |
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伊集院を出たところで、ドリンクサービス。 ホットコーヒー。「つばめ」オリジナルブレンドです。 この紙のカップのデザインも、列車とのトータルコーディネート。登場からすでに11年以上が過ぎていますが、そのことをまったく感じないですねぇ・・・。 |
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列車は北上を続けます。 ここは串木野の少し手前のあたり。 西の空が、少し怪しい感じになってきましたねぇ・・・。 |
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さきほどコーヒーを飲んでいるにもかかわらず、ここで眠気が襲ってきました。しばらくウトウト・・・。 気がついてみると、ひざ掛けがかかっていました。 客室乗務員さんがかけてくれていたんですよね。・・・ほんと、言葉が出ません。 |
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列車はちょうど西方〜薩摩大川間、東シナ海を望む区間へ。 冬型の気圧配置で空にはいかにもという感じの冬の雲、海も前の日に比べて少し荒れているように見えました。 |
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やがて列車は、出水へ。 ツルの姿が、時折ちらちらと見えていました。 日が暮れてきました。それとともに、お腹も減ってきましたねぇ。 もちろん、夕食を車内で食べることになるわけですが・・・。 |
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18時過ぎ。列車が水俣を出たところで、こちらを持ってきてもらいました。 「つばめ弁当」(1000円)。「つばめ」車内ではおなじみですが、内容についてはやはり見直しがされていまして、以前のものとはレイアウトからしてかなり異なっていますよね。 |
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お弁当を味わっているうちに、列車は八代へ。 3月13日からは、ここがJR九州と肥薩おれんじ鉄道の境界駅になるわけですが・・・。 後日、JR九州提供の旅番組「駅におりたら」で紹介されていたんですが、なんでも、新幹線開業を機に、この八代に新しい駅弁が登場するとかで・・・。鮎の甘露煮が入った「鮎屋三代」(1050円)というものだそうですが・・・今から登場が非常に楽しみですねぇ。 |
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暗闇の中驀進を続ける「つばめ22号」。熊本駅4番ホームに到着しました。 向かい側5番ホームには、下りの815系電車が停まっています。 グリーン車も若干乗客の入れ替わりがありました。 |
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熊本を出てからしばらく、ワゴンサービスからこちらの「つばめワイン」の白を買い込みました。 車内でこのワイン・・・正確には甘夏サングリアですが・・・を飲むのも、かなり久々です。 甘めな赤に比べて、こちらの白はどちらかというと少し大人の味、という感じでしょうか。私はどちらも好きですが。(^^;) |
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大牟田、久留米と停車し、19時57分、「つばめ22号」は2分遅れで鳥栖に到着です。 向かいの3番ホームには、佐世保行きの「みどり25号」が乗り継ぎを待っていました。 |
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鳥栖を出ると、二日市に停車して終点を目指すのみです。 終点・博多が目前に迫った頃、客室乗務員さんがキャンディの入ったかごを持ってグリーン車内へやってきました。 このキャンディサービスもすっかり有名になりましたもんねぇ・・・。 |
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20時19分、「つばめ22号」は定刻より若干遅れて博多駅5番ホームに到着しました。 西鹿児島から4時間近く。新幹線が路線網を拡大し、在来線特急では長距離特急の運転区間見直し、あるいは接続のフィーダー特急の増加で運転時間が全体として短くなってきている中、昼行在来線特急の運転時間としてはどちらかといえば長い部類に入ってくると思われるこの「つばめ」ですが、居住性の高さや車内サービス、とりわけグリーン車のそれは、乗車時間の長さを忘れさせるレベルの高さを持っていますよね。 そのことを今回改めて実感したわけで・・・。 |
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さて、このあと再び鹿児島へ向かう機会がありました。そのときの模様は続編にて。 | |
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