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Part6(2005・7) | |
「スーパーやくも22号」は、17時4分、新見に到着。 私は、ここで下車することにしていました。 |
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これまで、この新見は何度も通っているんですが、下車するのは初めてでした。 駅の周りを見渡してみましたが、街のある平地は本当にわずかで、周囲を山に囲まれたところですよね。 |
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ここ新見からは、さらに未乗線の乗車へ。 新見17時32分発、445D列車備後落合行き。備中神代まで伯備線を進み、そこから芸備線に入る列車です。 芸備線の広島〜備後落合間には、昨年6月の「奥出雲おろち号」乗車の際に乗っていますが、今回は残りの備後落合〜備中神代間を乗ってしまおう、ということで。 445Dになるべくやってきた津山鉄道部のキハ120-335ですが、トイレがついていました。 走行距離の長い列車にも運用されるのにトイレがついていない、ということで問題になったこのキハ120。最近になってようやく、というか、トイレ設置工事が始まっています。 まだまだ改造済み車は少数のようですが、これからぼちぼちと増えていくんでしょう。 |
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さて、445Dは、遅れてきた「やくも19号」出雲市行きの発車を待ったため、若干の遅れで新見を出ました。 備中神代まではさきほど「スーパーやくも」で通ってきた区間を戻って行きます。 備中神代で伯備線と分かれ、いよいよ芸備線へ。 いままで、「向こう側の鉄橋」から見ているだけだった「こちら側の鉄橋」へ進むときのワクワク感、というのは、独特ですよねぇ。 |
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445Dは、芸備線に入ると山間の水田地帯を進みます。 この写真には写っていませんが、車窓には中国自動車道の高架も見えていました。 |
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こちらは、途中の野馳駅。 この路線には、こういういいたたずまいの駅舎も残っています。 |
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岡山・広島県境を越え、まもなく東城、というところ。 ここ東城は、帝釈峡への入り口の街、としても知られるところですね。 |
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東城を出ると、東城川の渓谷を縫うように走り、次第に高度を上げていきます。 この近辺の駅では、かつて使用していた列車交換設備を撤去したところが目立ちます。 備中神代〜備後落合を直通する列車が一日わずか3往復(このほか、備中神代方面から東城までの列車はありますが)、という現在の輸送の状況では、列車交換をするような場面もないでしょうからねぇ・・・。 |
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列車は道後山に到着しました。 このあたりが、この芸備線のサミットとなります。道後山駅の近くにはスキー場もあります。 |
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道後山から備後落合へ抜ける区間は、最大25‰(パーミル)の下り勾配。 急なカーブも多く、さらには路盤が不安定なためでしょう、15km/hの速度制限区間も多く設定されており、列車は時折ブレーキをかけながらゆっくりと下っていきます。 |
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前方に、次駅の備後落合が見えてきました。 すでに、乗り継ぎの列車が待っています。 |
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18時49分、445Dは備後落合に到着。 向かい側に、わずか2分乗り継ぎとなる、三次行き367D列車が待っています。 車両は、広島運転所所属のキハ120-323。こちらは、トイレ設置改造がまだされていない車両でした。 367Dは、まもなく備後落合を発車。 まもなく木次線が右へ分かれていきます。 |
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列車は高度を下げながら、備後西城へ。 時刻も19時を過ぎて、あたりはだいぶ暗くなってきました。 西の空を見ると、暮れていくなかにわずかに赤みを帯びた雲が見えていました。 車内ですが、冷房がかなり効いていまして、汗をかいた体には若干寒く感じました・・・。(^^;) |
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19時52分、列車は、福塩線との合流点である塩町に到着。 福塩線は未乗で残している路線ですが、今回、いろいろ考えたものの、行程に入れ込むことができませんでした。 リベンジは、いずれ必ず果たしますバイ。 |
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367Dは、20時2分、定刻に終点・三次に到着しました。 すでに、あたりは真っ暗です。 今夜は、ここで投宿です。 きょうもかなりの移動距離になりましたね。とりあえず、一休みして、明日またがんばりませう。 |
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