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Part4(2005・7)
7月25日朝。

宿をチェックアウトして、鳥取駅にやってきました。

コンビニなんてあるのかなぁ、と気にはしていたんですが、駅の南側に一軒コンビニを発見し、買出しをすることができました。
きょう最初に乗る列車は、鳥取5時28分発の山陰本線浜坂行き520D列車。
列車は、タラコ色(首都圏色)をまとった鳥取鉄道部のキハ33形+キハ47形の2両編成。

キハ33形といえば、1988年に50系客車から改造されて登場した気動車ですが、このわずか2両しかいない「珍車」に、ここで乗車することになるとは思いませんでした。(^^;)
ちなみに、今回乗車したキハ33-1002は、かつて境線で「鬼太郎列車」として運用されていた車両ですが、現在はステッカー類はすべて撤去されています。
さて、鳥取を発車した520Dは、昨日私が乗ってきた因美線と高架上で分かれ、東へ進みます。

きょうは、撮り鉄も予定していますので、ちょっと空が曇っているのが気になりますが・・・。
6時12分、520Dは終点・浜坂に到着です。

ここからは、地下通路を通って、3分接続となる6時15分発、豊岡行きの160D列車に乗り継ぎます。
160Dの車両は、左下写真左側の豊岡鉄道部のキハ40形+キハ47形3両編成です。

それにしても、地下通路を通っての3分接続とはあわただしいですなぁ・・・私と同じように520Dから乗り継いでいる人もけっこういましたが。
そして、160Dに乗車した私が降り立ったのは、この場所。

そう、餘部駅。
駅のすぐ先は、かの有名な餘部鉄橋です。

今回の撮り鉄はここにしようということで、駅ホームのすぐ山手側にある階段を登って、撮影ポイントのお立ち台へ向かいました。
噂には聞いていましたが、本当に駅のすぐ横ですな。(^^;)
今回の撮り鉄のターゲットは、ここを走る特急列車。

左上写真は、鳥取発播但線経由大阪行きの「はまかぜ2号」。京都総合運転所に所属するキハ181系4両編成で運用されますが、この日は鳥取方の2両が国鉄特急色の車両。キハ181系の国鉄色もだいぶ減っていますのでねぇ・・・これはラッキーでした。

そのあと、左下写真のブルトレ「出雲」出雲市行きを撮影。
後藤総合車両所のDD51-1121が、JR東日本尾久車両センターの24系25形9両編成を牽引してきました。
赤いディーゼル機関車が牽引する定期のブルトレも、もはやこの「出雲」だけですからねぇ・・・。

ご存知のように、この餘部鉄橋については、すでにコンクリート橋への架け替え計画が今年3月に発表されています。2006年度中にも工事が始まり、2010年度に、現在の鉄橋より約6m南側に、新しい橋が完成する計画になっているそうです。

鉄橋の橋脚が工事中だったのが残念でしたが、一度は撮りに来てみたい、と思っていたこの餘部鉄橋で撮影の機会が得られて、本当によかったです。
天気もなんとかなって、なによりでした。
撮影を終えて、ホームに戻ってきました。

この餘部駅の入り口横には、このように餘部駅の建設当時の様子を描いた壁画があります。

餘部鉄橋を含む山陰線の香住〜浜坂間が開通したのは、明治末期の1912年3月のこと。餘部駅の開業は、それからずっと後の1959年4月です。
壁画は、駅の建設当時に、地元の人たちが駅造りを手伝ったことを表現したもの。昨日の因美線三浦駅の石碑じゃないですけど、やはり、駅ができたということへの地元の人たちの喜びの大きさがよくわかります。
列車に乗ってさらに移動します。

ここ餘部からは、7時35分発の豊岡行き162D列車に乗車します。
豊岡鉄道部所属のキハ47形2両でやってきました。

餘部駅を発車すると、鉄橋を通過。
山側の景色も、なかなかのものですねぇ。
列車は豊岡行きでしたが、途中の城崎温泉で下車しました。

私が昨年、ブルトレ「出雲」に乗ってここを通ったときは、まだ「城崎」という駅名でしたが、今年の3月に城崎温泉に改称されました。

いったん、駅前に出てきました。
若干時間があるので、私は駅近くのとある場所へ・・・。
・・・それがこちら。

城崎温泉の外湯の一つ、「さとの湯」です。
駅に隣接する位置にあるので、乗り継ぎの短い時間でも立ち寄り湯をすることができます。

ということで、入湯料800円を払い、展望露天風呂やジェットバスにつかってきました。
朝から汗をかきましたんで、温泉でスッキリです。(^ー^)
さて、ここからですが、豊岡へ移動します。

9時18分発、快速614D列車に乗車、なんですが・・・。
その列車ですが、こちらの車両・北近畿タンゴ鉄道KTR001形での運転でした・・・って、この車両、「タンゴエクスプローラー」やないのん?(爆)

この614D列車ですが、豊岡から北近畿タンゴ鉄道線に乗り入れ、特急「タンゴディスカバリー64号」天橋立行きとなります。

「タンゴディスカバリー」は確か、このKTR001形ではなく、「タンゴディスカバリー」用KTR8000形2両編成での運行のはず・・・。
しかし、福知山線尼崎〜塚口間での4月の脱線事故があり、その後ATS-P形の保安装置が整備された区間を通る新大阪〜宮津・久美浜間の特急「タンゴエクスプローラー」に、ATS-P形車上装置を搭載したKTR8000形を充当することになったため、KTR001形を「タンゴディスカバリー」の運用に就かせることになった模様です。

乗降ドアのところには、誤乗防止のためでしょう、「タンゴディスカバリー号」と書かれたステッカーが貼られていました。
ただまぁ、私が乗車する豊岡までは全車自由席の快速列車ですから、この特急形気動車に「18きっぷ」で乗れてしまうという、なんともおトクな列車ということになっていたわけで・・・。(^^;)

ということで、先頭車の一番前の席に陣取りました。(爆)

9時18分の定刻に城崎温泉を発車した614D。
次の玄武洞駅では、城崎温泉から「北近畿10号」新大阪行きとなる183系車両の送り込み回送とすれ違いです。
9時27分、614Dは豊岡に到着。

列車はここで向きを変え、「タンゴディスカバリー64号」となって北近畿タンゴ鉄道宮津線に入っていきます。
一通り撮影をしたあと、駅前に出てきました。

天気がいいですねぇ。本当に暑い!
さきほど、城崎温泉でスッキリしてきたばかりなんですが、もう汗をかいてきてしまいました・・・。(^^;)

駅近くの食堂で食事をしたあと、ここからはもときた道を戻って行きますが・・・。
その様子は、次ページにて。
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