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Part3(2005・7) | |
福渡に停車後、次の停車駅は、こちらの弓削。 ここも、いい雰囲気の木造駅舎が残っています。 |
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次の停車駅である亀甲を出ると、列車は津山盆地へ向けて下り坂を走っていきます。 津山口を過ぎて、左手から姫新線の線路が合流して・・・。 |
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16時31分、列車は終点・津山に到着しました。 この津山も、「小京都」といわれる街の一つ。 城下町として発展したところです。 ここ津山で若干時間が出来ましたので、少し早い時間ですが夕食をとってきました。 その後、駅の立ち食いうどん屋で、カキ氷を食べながら、大相撲名古屋場所の千秋楽のテレビ中継を見ていました。たまたま居合わせたお客のおじさんと、「朝青龍は強いねぇ」なんて話をしながら・・・。(^^;) |
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次の列車に乗るため、再び駅構内に入ってきました。 ここ津山駅には、かつて隣接して津山機関区がありました。そのSL時代からの扇形機関庫とターンテーブルが、実は現在も使われていまして・・・現に、扇形庫のなかには、DLが1両入っていました。 調べてみると、扇形庫の線路は、いまは一部しか残っていないようなんですが・・・。 |
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ここ津山は、美作地域の鉄道の要衝、でもあります。 さきほど乗ってきた津山線をはじめ、姫新線、そして鳥取へ向かう因美線の列車が発着するというターミナル駅。まぁ、駅前からの高速バスの発着が多く、いまはむしろそちらに圧倒されているようですが・・・。 写真は、左が姫新線佐用へ向かう2834D列車のキハ120形、そして、右が姫新線新見へ向かう869D列車のキハ47形ですね。 |
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そして、私はここから、因美線の列車に乗ります。 18時13分発、688D列車智頭行き。車両は写真のキハ120-339です。 そうかなぁとは思ってましたが、やはりキハ120の登場、ですな。 |
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列車は、津山を発車し、次の東津山までは、姫新線の線路を走ります。 左上写真、吉井川を渡ります。 そっか、ここが吉井川の上流になるわけか・・・いつもは新幹線や山陽線で渡っている川の、ここが上流になるんですね。 東津山を出ると、姫新線が右カーブして分かれていきます。 列車は、国道53号をくぐり、左へカーブしていきます。 |
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美作滝尾に停車し、次の停車駅は、三浦。 駅構内に、「一致団結大願成就」と書かれた石碑がありました。 この三浦駅の建設を記念してつくられたもののようですね。 この三浦駅は、この因美線全通(1932年)からかなり後の1961年に開業しているんですが、この駅が当時、いかに地元に喜ばれて迎えられたかが伝わってきます。 |
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三浦の次は、美作加茂に停車。 ここでは、津山行きの快速685D列車と行き違いです。 駅舎は2003年に建て替えられ、木造ではありますがこぎれいな感じになっています。 かつては、この因美線を、キハ58系の急行「砂丘」が走り、この美作加茂でもタブレット交換が見られたんですが、もうこの区間を優等列車が走っていないというのも・・・。 |
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知和に停車した後、列車は美作河井へ。 ここが、因美線の駅では最も標高の高いところにある駅(海抜335m)ということです。 この駅までで、津山から乗ってきていたお客さんはほとんど降りてしまい、私と、あと一人おじさんが乗っているだけになっていました。(^^;) |
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美作河井を出ると、岡山・鳥取県境の物見トンネルを通ります。 トンネルのなかで下り坂に転じるんですが、その先、トンネル内が霧で真っ白に・・・。 トンネルを抜けると、窓が真っ白に曇ってしまいました。 おそらく、列車の外が湿気が多く、車内が冷房で冷えているために窓の外側が曇ってしまったんでしょう。 |
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那岐、土師と停まり、やがて列車の右手から、智頭急行の線路が合流してきました。 写真では写っていませんが、やはり、智頭急行の線路はあとから造られた高規格の路線。高架から降りて合流してくる線路を見ていて、因美線との世代の違いを感じてしまいました。 |
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19時18分、列車は終点・智頭に到着しました。 1994年に、山陽線の上郡からこの智頭までを結ぶ智頭急行の路線が開業し、関西・岡山と鳥取方面を結ぶメーンルートとなって、この智頭駅の位置づけが大きく変わりました。 因美線の列車系統も、基本的にこの智頭駅で分割される結果となりました。時刻表を見ても、因美線を東津山から鳥取まで全区間直通する列車は皆無。朝方の1本だけ、那岐始発で鳥取まで行く列車がありますが、この智頭をまたいで運転する因美線の列車はそれが唯一です。 |
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ここ智頭からですが、鳥取へ抜けるため、「18きっぷ」での旅はいったんお休みして、特急を使います。 19時39分発、京都発倉吉行き「スーパーはくと11号」。智頭急行のHOT7000系気動車5両編成でやってきました。 |
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智頭〜鳥取間の因美線は、山間部で時折25km/hの速度制限が出現する智頭以南の区間とは打って変わり、特急の走行線区ということで高速化事業が施行されています。振子気動車であるHOT7000系は、カーブでもスピードをさほど緩めずに飛ばしていきます。 列車は郡家に到着。 ここは、かつてのJR若桜線である若桜鉄道との接続駅です。 さすがに、時間が時間だけに、もうあたりは真っ暗ですね。 |
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20時7分、「スーパーはくと11号」は若干遅れて、鳥取に到着しました。 さすがに、かなりのお客さんが、ここ鳥取で下車しました。 私も、今夜はこの鳥取で投宿するため、下車です。 |
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「スーパーはくと11号」を降りたあと、上りホームに、出雲市発で東京へ向かうブルトレ「出雲」がやってくる時間でもあったので、撮影をすることにしました。 20時23分、「出雲」が2番ホームに入線。 乗務員交代のため若干の停車時間がある間に、少し撮影をしていました。 出発の際に、携帯電話で動画撮影した映像があります。(新しいウインドウが開きます) http://www.youtube.com/watch?v=TnwiSOZ1TpM さて、あくる日の様子は次のページで。 |
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