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Part2(2005・7) | |
さて、福山駅を出た私は、駅の近くにあるこの階段を登っていました。 こういうたたずまいで、なんとなく想像がつくと思いますが・・・。 |
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そうです。私が向かったのは、福山城。 新幹線車内からいつも眺めていて、一度は行ってみよう、と前々から思っていたんですよね。 江戸時代初期の1619年、備後10万石の領主となった水野勝成が築城したのが、この福山城。 写真の天守閣は、第二次世界大戦末期の1945年に空襲で焼失後、1966年に福山市制50周年を記念して復元されたものということです。 なお、天守閣のなかは博物館になっていまして、江戸時代の福山藩に関する各種展示が行われています。 |
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さてさて、さらに先へ進みましょう。 福山駅から、13時25分発、快速3738M列車「サンライナー」岡山行きに乗車です。車両は、岡山電車区所属の117系E03編成4連。 やはり117系、という車両には独特の重厚感を感じますね。 |
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列車は定刻に福山を発車。 新倉敷が近づいた頃、左手の山側に見える新幹線の高架上を、700系新幹線が走っていくのが見えました。時間的に、おそらく広島行きの「のぞみ49号」かなと思いましたが・・・。 |
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13時58分、列車は倉敷に到着。 私は目的がありまして、ここ倉敷で下車しました。 実は、ここ倉敷でも、私は駅の外へは初めて出てきました。 チボリ公園には興味はありませんが、美観地区には、いずれゆっくり来てみたいと思います。 |
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今回は、予定がありますので、先を急ぎます。 ここ倉敷からは、伯備線に乗り換えます。 乗車するのは、14時15分発、備中高梁行き851M列車。 2両編成、という表示を見て、もしやとは思いましたが、やはりこの車両。 かつて瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」に使用され、その後岡山近郊のローカル運用にまわっている213系電車。 それも、この岡山電車区C08編成、先頭でやってきたクハ212-102は、中間車から先頭車に改造された車両でした。従来からの213系先頭車に比べると、若干顔が平べったいので見分けがつきます。 |
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クハ212-102の車内は、ワンマン化改造されて整理券発行機などがとりつけられ、さらにトイレも新たに設置されていますが、転換クロスシート、という点は変わっていません。 ってか、「マリンライナー」時代に、私はこの岡山の213系には乗ったことなかったんですわ・・・。(^^;) |
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倉敷を出て、次の清音の手前で、第三セクター・井原鉄道の線路が合流します。 さきほどいた福山から、神辺〜井原鉄道経由でこの清音へ向かうことも考えたんですが、いい時間に列車がなかったので断念・・・。 |
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清音の次は、総社に停車。 私は、ここで下車しました。 そして、ここからは跨線橋を渡って・・・。 |
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こちらの頭端式1番ホームへ。 ここからは、未乗で残している吉備線に乗車します。 14時32分発、756D列車岡山行き。岡山電車区気動車センターのキハ40形2両編成です。 |
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列車は、総社を出ると伯備線と分かれ、右へカーブしていきます。 この吉備線という路線は、かつて私鉄の中国鉄道が敷設した路線。第二次大戦中の1944年に国有化されています。 そのせいか、駅のポイントなどでカーブのきついところもけっこうありまして、列車はのんびりと走っている印象でした。 左下写真は服部駅。 このあたりまでくると、田園風景が車窓に広がります。 |
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備中高松付近では、左手に大きな鳥居が見えていました。 備中高松は、最上稲荷の最寄り駅。 この近くには、羽柴(豊臣)秀吉の水攻めでも知られる備中高松城の城跡もありますね。 |
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やはり、吉備線の開業が明治時代の1904年ということもあって、駅舎にもこのように、時代を感じさせる建物が残っています。 こちらは備前一宮駅。いいたたずまいです。 |
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やがて列車は、岡山の市街地に入ってきました。 いったん高架に上がったあと、その高架を降りながら、列車は岡山駅に入っていきます。 |
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15時14分、列車は岡山駅17番ホームに到着です。 ここ岡山では、すぐに向かいの16番ホームの列車に乗り換えます。 乗り継ぐ列車は、15時22分発、快速「ことぶき」3938D列車津山行き。ここからは、これまた未乗で残していた津山線の乗車となります。 車両は、やはり岡山電車区気動車センターに所属するキハ47形2両編成です。 実は、もともと津山線と吉備線は、同じ中国鉄道が敷設し、吉備線は津山線の延長という形で開業した経過があります。岡山駅のホームも、両線が同じホームを共用するスタイルです。 |
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列車は、岡山を出ると、旭川の流れに沿って北上していきます。 津山線では高速化事業がすでに施行されており、通過駅でもあまり速度を落とさずに通過していきます。 まもなく、福渡、というところまできました。 車窓風景も、緑が多くなってきました。 |
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