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Part5(2005・3) | |
私の乗車した烏山線327Dは、若干遅れたまま、9時ちょうどに終点・烏山に到着しました。 駅前に出てみました。 駅構内もそうですが、駅前も雪景色。 駅前通りは、閑散としていました。 |
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とにかく、寒くて仕方ないので、駅舎の自動販売機でホットの缶コーヒーを買い込みましたが・・・。 やはりここは栃木県、こちらをついつい買ってしまいました。 地域限定販売、黄色い缶の「マックスコーヒー」です。 温かいのはもちろんですが、お味のほうも・・・やっぱり甘〜いっ!(笑) |
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私は、烏山9時34分発、折り返しの330D列車に乗って、とりあえず宝積寺まで戻ります。 烏山を出てしばらく、左手にこちらの景色。 列車は、沿線随一の見所といわれる龍門ノ滝の上を走っていきます。 滝の上を列車が走っていくというシチュエーションを写真に切り取れる撮影ポイント、としても有名なところのようですね。 |
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宝積寺まで戻ってきました。 雪はまだまだ降り続いています。 私ですが、この荒天ですからここで東京方面へ戻るのかと思いきや・・・。 |
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・・・さらに北上する計画を立てていたのでした。(笑) こういう天気のときに北へ進もうなんて、好きやの〜う!(爆) ここ宝積寺からは、10時23分発、黒磯行き1543M列車に乗ります。 車両は、小山車両センター所属のE231系近郊タイプ5両編成です。 この区間も、E231系の運用が増えてるんですねぇ。 前面にはやはり雪をつけてきてますね。 私の乗車した車両は、セミクロスシートの車両です。 E231系近郊タイプでは、基本の10両編成に2両、付属の5両編成に2両のセミクロスシート車が連結されています。 |
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雪景色のなか、列車は走っていきます。 文字通り、吹雪をかき分けるように・・・「スマートな走り」をするイメージのある新型電車には似合わない表現ですが、車内に乗っていての印象はまさしくそんな感じでありました。 11時1分、1543Mは終点・黒磯に到着。 そして、私は・・・。 |
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さらに、北上するために、乗り継ぎです。 東北本線ではここ黒磯を境に、南側と北側では電車を動かす電気が異なります。(南側が直流1500V、北側が交流50Hz20000V) この黒磯駅構内には、その電源境界があります。普通列車はそのために、この黒磯を境にして系統が分かれており、それぞれの電源に合った電車で運行されています。 ということで、ここから乗る2135M列車郡山行きは、仙台車両センターに所属する交流50Hz電源対応の701系電車(1500番台車)です。 |
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2135Mは定刻の11時4分、黒磯を出ました。 黒磯駅構内では、南方の直流エリアに、直流電気機関車、北方の交流エリアに、交流電気機関車が、貨物列車の牽引のために待機しています。 その交流電気機関車の留置エリアには、交直両用であるEH500-3の姿がありました。 |
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写真は、黒磯の次の高久駅。 ますます雪はひどくなる一方です。 車内のほうは、やはり私と同じく「青春18きっぷ」を使用していると思われる、大きな荷物を持った人たちがけっこう乗っていました。 東北方面へは、新幹線を使うのが早くて便利なのは当たり前なんですが、それでもこうして普通列車を乗り継いでいく人も、多いんですよね。 |
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2135Mは若干遅れて、12時10分、終点・郡山に到着しました。 もちろん、ここも雪景色。 郡山の駅舎はちょうどリニューアル工事終盤、といったところでした。 ちょうどお昼時でもありましたので、駅構内のそば屋さんに入りました。 今回は、あったかいそばをいただきました。 |
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次に乗り継ぐ列車の発車時刻25分前、少し早いかなと思いながらも、ホームへ上がりました。 まだまだ、雪の勢いは衰える気配すらありません。 |
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私が次に乗る列車は、磐越東線の732D列車いわき行き。 車両は、磐越東線営業所に所属するキハ110系気動車3両編成。 JR東日本の非電化区間での標準、となっている車両です。 発車前になって、わらわらとお客さんが乗り込んできまして、列車は立客も出る混雑となりました。 |
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雪の関係か、接続列車が遅れて到着したため、732Dは定刻の13時7分から9分ほど遅れて、郡山を発車しました。 阿武隈川を渡って市街地を後にし、列車は山間部へ入っていきます。 磐越自動車道をくぐり、日本三大駒の一つ・郷土玩具の東の横綱、ともいわれる「三春駒」の名で知られる三春へと向かっていきます。 それにしても、完全に銀世界ですねぇ。 |
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さらに進み、列車は14時6分、小野新町に到着。 このあたりは、「絶世の美女」といわれたあの小野小町の生誕地である、という言い伝えが残っていることで有名なところですね。 ここまでで、混雑していた車内もかなり空いてきました。 |
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列車はさらに、夏井川の流れに沿って平地へ下っていきます。 こちらは、終点の一つ手前・赤井駅。 ここは、かつて石炭の積み出しで賑わったと聞きますが、いまは無人駅となっています。 |
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いよいよ終点間近、列車は田園地帯を走っていました。 心なしか、浜通りのほうは中通りよりも雪が若干少ないような気が・・・。 |
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14時45分、若干の遅れが残ったまま、732Dは終点のいわきに到着しました。 郡山から1時間半ほどの磐越東線の旅、案外、短い感じがしました。 さきほどの烏山線もそうだったんですが、雪景色でしたし、沿線の状況があまりよく分かりませんでしたので、機会があれば雪のない時期に再訪できれば・・・。 |
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ここ、いわきは、常磐線との接続駅。 このあたりの常磐線は、東北線の黒磯以北と同じく、架線の電源は交流50Hz20000Vになっています。 そのため、このあたりを走る車両は、交流電車、もしくは交直両用電車ということになっています。 左上写真。 ちょうど上野から下り列車で到着して停車していた、勝田車両センター所属の415系交直流電車、K814編成7連。 新装オープンした水戸駅ビルの広告車両になっていました。車体中央ドアのところに、広告が貼り付けてあるのが分かりますね。 ちなみに、このK814編成は、415系の500番台・700番台車(ロングシート車)で組成されています。500番台車のほうは、九州にも仲間がおりますねぇ。 (もともと、九州の415系500番台車=4両編成5本20両が南福岡電車区に所属=は、国鉄末期に勝田から転配されたものですが) 左下写真は、仙台から上り列車で到着した、仙台車両センターの717系交流電車です。前面の貫通ドアに雪をつけてきてますね。 そろそろ15時、南下を開始しましょうかねぇ。 |
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