Part1(2005・3)
前回のこの旅から中1日、またも私は旅に出ました。(笑)

今回は、4年ぶりとなる、「青春18きっぷ」利用となりました。
いくつか目的もありまして、私的にはそれなりに内容の濃い旅になりました。
3月3日の朝7時過ぎ。
黒崎駅です。

この日、駅前を走る国道3号では、大型トレーラーの事故がありまして、国道の下り方向は大渋滞しておりました。
そして、改札口で、「青春18きっぷ」の1回目の使用欄に、日付の入った改札印が押されました。
いよいよ、スタートです。
最初の列車は、黒崎7時34分発、132M列車門司港行き。
南福岡電車区所属の813系電車9両編成でやってきました。

1994年から増備が開始された813系電車は、いまやJR九州の電車では最大勢力。南福岡電車区に3両編成60本180両、直方運輸センターに3両編成7本21両、合計では201両が在籍しています。
今年に入ってから、2年ぶりに3両編成3本が増備され、「なぜに今また813系?」と九州の鉄道ファンを驚かせたことが記憶に新しいところです。

ちょうど通勤時間帯、車内は混みあっておりましたが、それも小倉までには解消。
8時5分、門司に到着です。
ここからは、この電車で九州を脱出です。

門司8時9分発、5524M列車新山口行き。
車両は、415系電車8両編成。

ご存知のように、関門海峡を挟んで本州側と九州側では、電車を動かす電気が異なります。(本州側が直流1500V、九州側が交流60Hz20000V)
その電気方式の境界は、関門トンネルの門司側の出口に設定されています。その境界線を越えるために、この関門間では両方の電気方式に対応した電車が走っています。その電車が、現在はこの415系、ということになっています。

門司駅を発車した電車、まもなく、車内の照明が非常灯に切り替わります。
まさしく、いま電気方式の境界、デッドセクションを通過中・・・。

このあと、惰性で関門トンネルのほうへ下っていきます。
トンネルを抜け、本州へ。
ここ下関からは、JR西日本のエリアに入ります。

列車は下り方の4両を切り離し、上り方4両のみで終点の新山口をめざします。
下関を出た列車は、山陽本線を東へ。

写真は小月付近ですが、天気悪いですねぇ。
天気予報は、もともとあまりいい内容ではなかったんですが、何より気になっていたのが、これから寒気が入って寒くなる、ということで・・・。
9時29分、新山口に到着。
すぐさま、向かい側ホームに停車していたこちらの電車に乗り継ぎです。

下関車両管理室に所属する115系セキN-19編成4連で運転されるのは、岩国〜西条間を快速「シティライナー」として運転される3350M列車(徳山から5350M)糸崎行き。

このセキN-19編成は、中間のモハユニットが117系電車からの改造編入をされた3500番台のユニット、両端の先頭車も、2ドア・転換クロスシートの3000番台車となっています。体質改善工事を施工されて、塗色が写真のようなリニューアルカラーに変更されています。
9時35分に新山口を出た3350Mは、東進を開始。

富海付近、右手には瀬戸内海が見えてきます。
やっぱり、天気悪いですねぇ。
徳山に着きました。

ここ徳山では14分の停車時間があります。
到着したホームには、立ち食いうどん屋が・・・。
まるで、「食べてってください」といわんばかりですのう・・・。(爆)

ということで、天ぷらうどんを一杯。
もう、自宅を出てから3時間半たってますから、腹ペコでしたもんねぇ。(笑)
10時30分、列車番号が5350Mに変わった列車は、徳山を出て東進を再開。

山陽本線のすぐ横を走る山陽新幹線の高架。
まさしく橋脚の耐震補強工事の真っ最中でした。

昨年の新潟県中越地震のこともありますし、今後、地震のときいかに被害を大きくしないかという点の追求を、ぜひ強めてもらいたいと思うわけで。
再び瀬戸内海が見えてきました。

写真は大畠駅。
駅ホームの向こう側には、周防大島。本州と、大島を結ぶ大島大橋も見えています。
岩国を過ぎて、広島県内に入ってきました。

宮島の見えるあたりまでやってきましたが、やっぱり天気悪いです。
かなりガスってますねぇ。
12時20分、5350Mは広島に到着しました。
列車はこの先、山陽線を糸崎まで行きますが、私はここで下車することにしていました。

広島は、雨模様の天気でした。
広島で、昼飯時に列車を降りた、ということは・・・。

うちの旅行記をずっと見ていただいている方なら、もうお分かりでしょう。
そうです、もちろん、駅ビル内「麗ちゃん」のお好み焼きを食べる、ということで。

時間はまさしくお昼時。店の前にはやはり行列が・・・。
人気があるんですよねぇ。

少し待ってから席に着き、出来立てのお好み焼きをいただきました。
・・・なんといっても、そば麺と具の野菜がおいしいんですよ。このソースももちろん、美味い。
(これ書いてる間に写真を見て、お腹が減ってしまいそうですもん・・・笑)

これを食べ終わったら、移動再開です。
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