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Part4(2004・5) | |
回転寿司で満腹になってしまったワタシ。 さすがに、腹ごなしをしないとマズイ(笑)、と思って、歩くことにしました。 歩いてやってきたのは、犬吠崎。 関東の最東端、海上交通の要衝となっている犬吠崎灯台があります。 この日は、体勢を崩すと飛ばされてしまうような強風が、海のほうから吹き付けていました。 少し灯台の周辺を歩きましたが、あまりに風が強いので、早々に引きあげることにしました。 |
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犬吠駅へ戻ってきました。 駅構内には銚子電鉄の直営売店がありますが、そこにあった写真の品を買うことにしました。銚子電鉄といえば「ぬれ煎餅」があまりにも有名ですが、それ以外にも、いろいろなものが製造・販売されていました。 今回購入したのは、左の「ぬれてない」醤油味煎餅、そして小麦粉や卵黄、蜂蜜、マーガリンなどを原料とした焼き菓子「でんでんやき」です。 自宅に帰ってから食べてみましたが・・・どちらも素朴なお味で、なかなかよかったです。 |
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ここ犬吠からは、外川へは向かわず、銚子へと戻ることにしました。 13時39分発の銚子行き電車に乗ります。車両はデハ701。滋賀県の私鉄・近江鉄道から1978年にこの銚子電鉄にやってきた電車です。旅客用の電車としてのスタートは1941年(!)なんですが、実はもともと電動貨車として昭和初期の1928年(!)に製造されたものだということで・・・すでに、製造から76年になるんですねぇ。 さきほど乗ったデハ801もレトロだなぁと思いましたが、そちらは1950年製造、旧型とはいっても戦後生まれなわけで、それよりもさらにレトロなこのデハ701・・・。ほんと、銚子電鉄はすごいですよ。 |
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で、犬吠駅で購入した乗車券ですが・・・。いまとなっては懐かしいスタイル、硬券でした。 鋏ではなく、スタンプで改札されるところがいまどき、ですけどね。 |
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電車はのんびり、畑のあいだを走っていきます。 本当に、時間がゆっくり流れているような感じでした。 |
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仲ノ町まで戻ってきました。 手前には、トロッコ列車「澪つくし号」として運転される貨車からの改造車・ユ101。その奥には、動ける状態で保存されている(実際、昨年のイベントでは自走も披露されたそうですが)電気機関車・デキ3の姿も見えました。 |
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13時56分、電車は銚子に到着しました。 今回、改めてこの銚子電鉄の奥深さを知ることができたのは、よかったと思います。いずれまた、機会をつくって再訪したいと思います。 |
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銚子についてからですが、乗り継ぎまで時間があったので、再度腹ごなし(笑)のために駅の外へ出て歩くことにしました。 駅を出て通りを真っ直ぐ歩いていくと、やがて利根川に突き当たります。 日本最大の流域面積を誇る利根川が、太平洋に注ぐのがこの銚子です。 この利根川ですが、もともとは現在の東京湾に注いでいたものを、16世紀末に江戸に入った徳川家康の命による大規模な河川改修によって、銚子へ注ぐ流れになったというのは、有名な話ですね。 左下写真、見えている橋は、銚子大橋。 川の向こうは、茨城県ですね。 |
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駅へ戻ってきました。 ここからは、14時43分発、特急「しおさい12号」東京行きに乗って、帰路につくことにします。 車両は、左に写っている幕張電車区の183系マリ23編成6連。もちろん国鉄色、うれしいことに、ヘッドマークが絵幕の編成でした。 |
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この編成の中間4両は、やはり元「あずさ」「かいじ」に使用されていた車両からの転用なんですが、グレードアップ改造車ではありません。 ですので、こうした簡易リクライニングシート装備、ということになっていました。 東京在住時代に何度もこのシートに身を委ねたワタシとしては、非常に懐かしい限りです。 |
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列車は銚子を出ると松岸を通過し、成田線と分かれて先を急ぎます。 ここまで、未乗だった内房線の木更津〜安房鴨川間、そして東金線と乗りつぶしてきました。あと、千葉県のJR線では、成田線の成田〜松岸間と、鹿島線を未乗で残していますが、いずれまた、乗車する機会をつくりたいものです。 |
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さすがに朝が早かったので、少しウトウトしているうちに、列車は成東まで到着していました。 車内は少しずつ、お客さんが増えつつありました。 |
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列車はまもなく、成田線と合流する佐倉へ。 見えてきた成田線の線路の上を、成田空港へ向かう253系「成田エクスプレス」が走っていきます。 本線である総武本線が佐倉〜銚子間単線であるのに対して、支線であるはずの成田線のほうはやはり「日本の空の玄関口」へ向かうという事情もあって、成田まで複線になっています。 総武線の沿線では、佐倉から東の総武本線も複線にしてほしい、という趣旨の看板をけっこう見かけました。 |
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16時1分、列車は千葉へ到着です。 カーブしているホームの向かい側に、横須賀・総武快速線のE217系電車が停まっているのが見えます。 |
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千葉を発車し、しばらく走ると、右手には幕張電車区の広大な留置線が姿を現しました。 113系や183系といった国鉄色の車両、あるいはE217系電車などが多くいる中で、写真の車両が・・・。こちらは、軌道と架線の状態を検測する電気軌道検測車両E491系「East-iE」。 ワタシは今まで、同車を青森で一度、八王子で一度目撃していますが・・・やはり、JR東日本の在来線電化区間を網羅するということで、行動範囲がかなり広いですね。 |
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気がつけば、もう列車は東京都内へ。 写真は、荒川を渡るところです。 |
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錦糸町に停車した後、両国の手前で列車は地下区間へ入っていきます。 江戸東京博物館を見上げながら、トンネルへ・・・。 |
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こちらは、馬喰町駅を通過するところです。 この馬喰町は海抜マイナス30.6mに位置し、かつては「日本で最も低いところにある駅」、という称号を持っていました。もちろん、1988年に青函トンネルが開通し、現在はその称号を吉岡海底駅(海抜マイナス149.5m)に譲っているわけですが・・・。 |
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16時31分、「しおさい12号」は東京駅総武地下2番ホームに到着しました。 車両は回送列車として折り返していきます。 ワタシは、このあと羽田空港から航空便で九州へ・・・。 |
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183系、113系と、国鉄色三昧という感じだった今回の房総半島ぶらり旅ですが・・・。 183系特急形電車のほうは近々、現在中央東線の特急「あずさ」「かいじ」に投入されているE257系電車をベースにした新車に置き換えられることがすでに発表されています。その新車は、今夏にも第一陣が落成する計画になっています。 今回、意識して183系の列車にあれこれ乗った理由は、そこにありました。 未乗線区も残していることですし、いずれまたそういうところを中心にした乗り鉄をしてみたいものです。 |
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<おわり> |