(2023・11)
今回は、直方駅スタートのJR九州ウォーキング参加の様子となります。
毎年この時期に開催されている、JR九州直方車両センターの一般公開イベント「福北ゆたか線フェスタ」とリンクする形でのウォーキング。遠賀川河川敷を歩き、そこから旧市街地を歩いて、直方車両センターのイベント会場がゴールとなるコースでした。
今回はその「福北ゆたか線フェスタ」で、引退近しと言われている高速軌道試験車・マヤ34-2009が展示されるということで、やはり今回は行っておこうかなということで。休みでスケジュールが合った中1娘も、しばらくぶりにウォーキング参加となりました。
なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
11月5日朝。
箱崎から7時19分発、普通128M列車門司港行きに乗車します。
811系PM103+PM2013編成計8両での運転でした。

この時間は快速に抜かれることなく行けるということで、そのまま折尾まで乗り通すことにしました。
箱崎を出てしばらく、多々良川を渡るところ。

川の上流のほうから、日が昇ってきて、まぶしく辺りを照らしていました。
多々良川が支流の宇美川と合流し、しかも海が近いということで、かなり川幅が広くなっているところです。

しばし車内で座ってのんびり・・・。
8時12分、128Mは定刻に折尾駅4番ホームに到着。
列車はここで、後続の「にちりんシーガイア5号」宮崎空港行きを先に行かせるためしばらく停車。
ワタシたちはここで下車して、そそくさとホーム移動・・・。
折尾からは1番ホーム8時16分発、普通621H列車直方行きに乗車します。
熊本車両センターの821系UT9編成3連でやってきました。
「福北ゆたか線」系統での821系の運用も、すっかり見慣れたものになりました。

車内はそれほど混みあうことはなく、この列車でもゆっくり座って移動です。
こちらは、中間~筑前垣生間。

遠賀川橋梁の補修のためということで、この区間では昨年から単線運転の状態が続いています。上り線側の橋梁を使って、列車は筑前垣生へ下っていきます。
8時37分、621Hは終点の直方駅1番ホームに到着しました。

ワタシ自身は、この直方駅には先月もこのときに来ていました。あの「花火アートイリュージョン」のときでしたね。

で、さっそく改札を出てウォーキングの受付をしようとするわけですが・・・。
改札を出ると、スタート待ちの参加者の列がずーっと跨線橋上に伸びていました。駅の西口ロータリーの階段を下ったところまで伸びていましたね。(^^;
やはり、車両基地公開のイベント絡みということで、ウォーカーさんだけじゃなく、親子連れの姿もありました。
それでもどうにか受付を済ませまして、駅の東側へ降りていきました。

今回もスタート受付で、しっかり協賛企業からのプレゼントもいただいてきました。

駅を出てくると、そこには大関魁皇像が。
今や、すっかり直方駅前の名物になりました。
駅を出て、まずは駅前から続く商店街のアーケード内を歩いて行きます。

この日は直方五日市の日、ということもあって、アーケード内のあちこちで、出店やセールが開催されていました。
郊外の大型ショッピングセンターなどに客を奪われ、シャッターが閉まったままの店も多い中ですが、少しでも商店街が元気を取り戻してくれればいいなぁと思います。
さて、直方市役所の横を通り、遠賀川の河川敷へ出てきました。

この日も本当にいい天気でした。
遠くに福智山を望みながら、沈下橋を渡っていきます。
ここでコースは二手に分かれます。
写真の階段を上って、中洲の一段高いところを歩くコースと、そのまま下の河川敷を歩くコースの2つのどちらかを、選ぶことができました。

ワタシたちはしっかり歩きに来てましたので、やはり階段を上ることにしました。
春先には、菜の花や桜などいろいろ花が咲き誇るあたりですが、さすがにもう秋ですのでね・・・。
再び沈下橋を渡って河川敷を離れ、そこからは殿町のエリアを歩いて行きます。

直方のウォーキングではおなじみの、ギャラリーのぐちの前も通過しました。
コースは、次第に駅の方向へ戻っていくわけですが・・・。
駅までたどり着く手前で、跨線橋を渡っていきます。
この跨線橋は、県道467号。これを渡ると、今回のゴールはすぐそこです。
その跨線橋を渡る途中で見えてきたのがこちら。

今回のゴールとなる、JR九州直方車両センターです。

見てると・・・今回の主役が見えていますね。
アップにしてみました。

今回の直方車両センター一般公開に向けて、所属の熊本車両センターから回送されてきた、マヤ34-2009。
牽引機のDE10-1756も連結されたままですね。
ということで、ゴールにたどり着きました。
まずはゴール手続きをすませて、と・・・。

ちょうど一般公開のオープン時間にもなりましたんで、ゴールしたあとは入場の列に並んでそろそろと進んでいきました。
検修庫内には、BEC819系ZG107編成2連と、キハ147-58+1057の2連とが置かれていて、直方車両センターの新旧の顔、といった並びになっていました。
ZG107編成は、もともとは若松線運用がメインですが、このところは香椎線用車両の自動運転対応改造による車両不足を補うため、香椎線の運用にまわることも多かった編成です。
キハ147は、日田彦山線・後藤寺線が活躍のメインとなっていますね。
運転台公開や休憩用の車両として置かれていたのが、817系VG2005編成2連。
もちろん電源が入っていて、車内は冷房も効いていました。日が上るにつれて暑くなってきていたんで、この車内で少し涼んでおりました。(^^;
先ほど跨線橋からも見ていた、マヤ34-2009がいるエリアにやってきました。

マヤ34-2009+DE10-1756が連結されたまま置かれていまして、その横には、キハ147-1044と、キハ40-8051が、連結されず少し離れた状態で縦列に置かれていました。

マヤ34-2009はご存知のように、一般の列車のスピードで走りながら線路の歪みなどを検測する、高速軌道試験車という種類の車両です。
1978(昭和53)年に製造され、新製配置は向日町運転区(現・JR西日本吹田総合車両所京都支所)でしたが、1987(昭和62)年の国鉄分割民営化に際してJR九州へ承継され、その後は九州内各線の検測を続けてきました。
すでに製造から45年が経過しています。幾度かの改造やリフレッシュを経てはいますが、鉄道車両としてはすでにかなり高齢の部類です。
今般、後継車両となるBE200-1「BIG EYE」が登場し、置き換えが近いといわれるなかでの展示とあって、今回は多くの鉄道ファンから注目を集めていました。
車内見学を急遽設定するという発表もありましたが、1人15分間の見学で5000円の料金がかかるということでしたので、さすがにそこまでは出せないと思って諦めました。いかに貴重な機会とはいっても、ちょっと高いなぁ・・・今回は2人で来ているから10000円になっちゃいますしね。
で、今回そのマヤと一緒に熊本からやってきた、DE10-1756。
DE10にしても、後継となるDD200形700番台の量産が始まれば、職場を追われることになるわけですのでね。
というか、マヤの牽引という仕事が、BE200-1の運用開始でなくなると考えると、後継の機関車の数も限られたものになっていきそうですし。
そんなところで、直方車両センターを後にして、直方駅の北側へやってきました。
この位置に、キハ147形が4両ほど留置されていたんですが、そのうちの2両に円形反射板がついているのを、先ほど乗車していた列車内から確認しておりまして、その車両を近くまで見に行こうということで。

キハ147-59+61、いずれも熊本車両センターで活躍していた車両で、昨年9月のダイヤ改正で運用を離脱し、その後この直方へやってきて疎開留置となっていました。
小倉総合車両センターへの配給が近いんだろうな~と思っていたら、この翌日、さっそく小総車へ送られたとのことで・・・。
そんな状況を見てきて、そのまま直方駅へ戻ってきました。

時刻はまだ10時半前。
ただまぁ、目的は果たしたので、引き上げるとしましょうかねぇ。
直方10時50分発、普通2645H列車博多行きに乗車することにしました。
813系RG14編成3連での運転でした。もともと100番台2連だった編成の中間に、ロングシートの500番台サハを挟み込んだ編成ですね。
というか、この3連の姿になってから、もう22年になるんですもんねぇ・・・。

直方を出て、直方車両センターのイベント会場のほうを見ます。
やはりというか、ワタシたちがいた時間より人の数が増えているようでした。
こちらは、新飯塚~飯塚間の線路敷。

最近、JR九州の地方線区で、こうして線路敷が緑で覆われてしまっているところを見ることが多くなりました。廃線敷では決してありません。
いわゆる「軌道緑化」とも違いますよねぇこれ・・・単に刈り取るのに人手が割けないってことなんでしょうか・・・。
こちらは天道。

DE10-1195と行き違いがありました。
これ、実は、先述したキハ147-59+61の小総車への配給輸送のための送り込みだったようで・・・なんとまぁ。
2645Hは普通列車ですが、こちら、九郎原の駅は通過となります。

2015年3月のダイヤ改正から、一部の普通列車が九郎原通過の取り扱いとなりました。山間の駅で、利用が少ないというのが大きいんですけどもね。
九郎原を出てトンネルを抜けると、そこは城戸南蔵院前。

ここでは普通2640H列車直方行きと行き違い。
817系VG1604編成がやってきました。
ほどなくして、2645Hは吉塚へ。

箱崎へ向かうので、ここで乗り換え。

吉塚12時5分発、普通2152M列車福間行き、813系6両での運転、前3両はRM2219編成でした。

箱崎へ着いて、そのあとはお昼を買い込んで帰宅です。
終わってしまうとあっという間でしたけどね。
この秋は、あまり鉄道関係のイベントには行けていませんでしたので、まぁせめてもと思って、今回は直方のコースをチョイスしたんですが、後継車両が登場したマヤ34‐2009の展示もあって、改めてまじまじと見るいい機会になりました。

結局、11月のこの飛び石連休(ワタシは4日は昼まで仕事だったんで)、3日間毎日ウォーキング参加、ということになりました。年間の自己最多参加記録の更新に向けて、弾みがついたかな?
まだまだこの秋は歩きますよ。
<おわり>