(2023・11)
今回は、筑肥線大入駅スタート・福吉駅ゴールのJR九州ウォーキング参加の様子となります。
大入駅からのウォーキング参加というのは、ワタシは今回が初めてでした。広域合併で誕生した糸島市の西のほう、唐津市が近いエリアになるんですけども、ワタシ自身これまで街を歩くということ自体がなかったところです。クルマでは何度か行っているエリアですけどもね・・・。
筑肥東線エリアはこのところ、今年が福吉~浜崎間の開業100周年にあたることから、いろいろとイベントも行われています。今年の夏に、103系E12編成3連が国鉄時代のカラーリングに復刻されたのも、その一環だったりするわけで。
今回のウォーキングも、そことの絡みがいくつかあるイベントになっていました。
なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
11月19日朝。
今回は中1娘が同行、いっしょに駅までやってきました。

箱崎7時18分発、普通2123M列車南福岡行きに乗車します。
811系8両での運転、前4両はPM2016編成でした

まずは、この列車で博多まで・・・。
博多からは、福岡市地下鉄へ。

博多7時38分発、姪浜行きに乗車。
1000N系03F6連がやってきました。

車内は徐々にお客さんが減っていき、室見に着くころにはこんな状況に。
まぁ日曜の朝なんで、こんなもんですかね・・・。
7時57分、姪浜に到着しました。

しばらく待っていると、貝塚からやってきた2000N系24Fが到着して、03Fとしばしの並びを見せてくれました。
ご承知のとおり、1000N系は近い将来の置き換えが決まっていますので、こういう並びもいつまでも見られるというわけではありません。
姪浜からは筑肥線へ進みます。

8時12分発、普通761C列車筑前前原行き、305系W1編成6連、トップナンバー編成がやってきました。
このW1編成も、登場から9年になるんですね。新型新型、と思っていたら、もうそんなになっていたという・・・。
8時32分、761Cは終点の筑前前原に到着。

ふと、隣のホームを見てみると、なんか水色の車両が・・・。

そう、103系のリバイバル国鉄色編成であるE12編成が、団体臨時列車の運用で筑前前原までやってきていたんでした。

しばらくすると、左下写真のような並びが。
E12はホーム柵に隠れてよく見えませんが、これから乗車する唐津行の普通391C列車(103系E18編成3連)も含めて、新旧の並びとなりました。
で、391Cは8時34分に筑前前原を発車。

写真は、一貴山から筑前深江に向かう車中にて。
この区間は田園地帯をまっすぐに線路が伸びているので、列車のスピードも上がっていきます。103系なんで、スピードがのるとMT55形モーターの唸りも響き渡ります。
ワタシ自身は、かつて関東であちこちの103系に乗っていまして、なかでも武蔵野線では駅間が長いこともあって、この形のモーターの高回転の唸りをよく聴いていました。なので、とても懐かしい音だなぁと。
8時48分、391Cは大入に到着しました。

ウォーキングのスタート待ちの列に並ぶため、ホームを歩いて移動します。
スタート受付開始は9時でしたが、すでに駅の外では列ができていました。
スタート受付開始を待っている間に、先ほど筑前前原で見かけた国鉄色E12編成の団臨が、どうやらワタシたちの乗ってきた391Cを追うように走っているようだということで、待ち構えて入線を撮影することに。

やってきたE12編成、上り方にはヘッドマークが装着されていました。なぜか片側だけだったんですけどもね。
でも、なかなかいいデザインのマークになってました。
さて、そうこうしているうちにスタート受付が開始になりまして、マップをもらいスタートするわけですが・・・。

実は、スタートで配られる予定だった「メイバランスMICHITAS」の飲料で、前日のコースで賞味期限切れのものを配布していたことが発覚して、この日は配布が中止になってしまいました。
で、この日は飲料は配布されず、栞が配られていたという・・・そういうこともあるんですな。
とりあえず、コースを歩き始めました。

で、上の写真にもあるように、今回のコースではウォークラリー形式で、途中5つのポイントに設定されたキーワードを集めて、途中の「福吉産業まつり」会場で景品と引き換えるというミッションがありましてね。

大入駅を出て、最初のポイントでは、JAさんによるバラの花の配布が行われていまして、そこで最初のキーワードをゲット。
そこから、各ポイントで一文字ずつキーワードを集めていくようです。
大入白山神社にお詣りして2つめのキーワードをゲットし、そこから大入の浦浜を歩いて行きます。

ここには見事な松林がありましてね。
もちろん、防風林として植林されたものではあるんですけども、なかなかに見事な松林でした。

しばらく、この松林の中を歩いて行きますが・・・。
コースは松林の途中で、内陸へと入ってきました。
松林の出口のところで、3つめのキーワードをゲット。

国道202号を渡り、この先、筑肥線の線路を踏切で横断します。

そういえば、このあたりには以前、列車を撮りに来たことがあったんですよね。一度は2018年6月にキハ183系「あそぼーい!」が入線したとき、そして2019年6月のマヤ検・・・。
踏切を越えてしばし歩くと、こちら。
福井白山神社にたどり着きました。

ここで4つめのキーワードをゲット。
こちらの神社にもお詣りを済ませて、折り返して国道202号のほうへ戻っていきます。
そしてこちら、「福ふくの里」。
海産物や農産品など、地元産品を扱う直売所です。

以前から何度か、ここへは来たことがありましたけどもね。立ち寄ったのは久々でしたが。
今回はここで、みかんと、キャベツ、ピーマンを買い込みました。やはり産直なんで、自宅近所で買うより安いんですわ。(^^;
コースはそこからまた、筑肥線の線路を海側へ渡ります。
渡ったところで、5つめのキーワードをゲット。
結局、「国鉄色復活」というワードが揃いました。やはり、103系E12編成にひっかけた設定ですね。(^^;

コースを進む途中で、普通338C列車筑前前原行き・103系E17編成3連が走っていくところを見かけました。
その先、コースを進んでいくと、今回のコースのメインイベントである「福吉産業まつり」の会場へたどり着きました。
たどり着いたのが10時ちょっと過ぎ、10時には開会を知らせる花火が上っていました。

会場にJRのブースがありまして、そこでキーワードを記入した紙を提出すると、記念品として103系E12編成をデザインしたステッカーをゲットできました。(^^;
JRのブースでは103系グッズの販売なども行われていました。
この日はお茶を持たずに歩いてきてしまったんで、ここでドリンクタイム。

こちらを買い込んできました。「まむしの湯」まむしサイダー。

平安時代、空海(弘法大師)がこの地を訪れた際、まむしに噛まれて苦しんでいる人たちを見かねて、孔雀明王教の法力をもって薬水を湧出させ、その水を使わせたところ全快した、という言い伝えが残っています。それが現在、福吉駅から少し山手へ行ったところにある「まむしの湯」ということだそうで。

その温泉の湧出水を使って作られたのが、このまむしサイダー、というわけです。
名前のイメージとはほど遠い(笑)、とても飲みやすい清涼飲料でしたけどもね。(^^;
「福吉産業まつり」の会場をあとに、しばらく歩くと、ゴールの福吉駅にたどり着きました。
10時半少し前、スタートしてから2時間かからずにゴールまでやってきました。

このコースの踏破で、ワタシ自身のJR九州ウォーキング年間最多参加記録を27回に更新。10数年参加を続けてきて。なかなか年間最多26回の壁を破れずにいたんですが、今年ついに突破しました。
ようやく、というところですね。(^^;
とはいえ、10時半にゴールしてしまったんでですねぇ・・・。
お昼をどこかでいただいて帰るつもりでしたが、ちょっと列車で移動しますか・・・。

福吉10時38分発、普通340C列車筑前前原行き。103系E18編成3連での運転・・・あら、さっき大入まで乗ってきた391C列車(唐津到着後に西唐津へ回送)の折り返しの運用だったんですね。(^^;
こちら、E18編成の上り方先頭車・クハ103-1518の車内です。
国鉄型通勤電車の雰囲気を色濃く残す車両。103系自体は国鉄時代に3447両もが製造されていて、この筑肥線の1500番台(54両製造→現在は15両在籍)はその最末期の車両。103系より後発の105系や201系の要素も取り込みながら製造された番台ですが、動力システムはやはり103系のそれ。
果たして、いつまで走り続けられるのか、という段階ですもんね。
大入を出て、海の見える区間を走ります。
筑肥線のこの区間は、海に近いところを走るので、景色としてはとても明媚なところ。首都圏や関西などの通勤型電車を出自とするこの車両には似つかわしくない感じもしますが・・・それでもこの103系1500番台、すでに40年以上、この区間を職場にしてるんですよね。

103系全体でも、JR西日本の加古川線・播但線と、ここ筑肥線での活躍を残すのみ。すでに風前の灯と言えるでしょう。
11時ちょうど、340Cは終点・筑前前原に到着しました。

11時だったら、そろそろ開いているお店もあるだろうな・・・ということで、改札を出て街へ・・・。
やってきたのは、駅からほど近いこちらのお店。

「相鮮魚商店」です。
長浜・姪浜の魚市場から直送の新鮮な魚介類を味わえるということで、人気のお店ですね。
ただまぁ、11時開店したばかりということで、まだ他にお客さんはいないようでした。
ワタシがいただいたのは、こちらの糸島鯛らぁ麺定食(1480円・税込)。お店の名物である鯛らぁ麺をメインに、ミニ海鮮丼にできる鮮魚漬けとごはん、糸島鯛しゅうまいなどがセットになっています。
鯛らぁ麺は、鯛の旨みがしっかり煮だされたスープに、細麺が入っていて、鯛の身も載っています。鯛のダシが効いていて実にやさしいお味なんですよね。麺は細麺なんですが、スープの旨みとしっかりからんでいます。
写真下の鮮魚の切り身に、醤油や薬味をまぜてごはんにのせて海鮮丼に。海の幸もしっかり堪能しました。(^^;
同行の娘は、大好きなごま鯖がメインの胡麻鯖定食(1450円・税込)を注文、満喫していたようでした。
おいしいお昼もいただいたんで、そろそろ福岡の方向へ戻っていきますかね。

筑前前原11時44分発、普通472C列車福岡空港行き、福岡市交1000N系02F6連での運転でした。
今回は往路で03F、この復路で02Fと、1000N系のなかでも初期ロットの車両に当たりましたね。
列車は筑肥線内を順調に走り、写真はまもなく姪浜に着こうというところ。
先頭の6号車・1500N形1504に乗っていましたので、姪浜入線直前に前方の運転席から、地下鉄線内のATC信号を受信する「チーン」という音が聞こえてきました。

姪浜で乗務員がJR九州から福岡市交通局へと交替。
地下区間に入っていきます。
472Cは、12時19分に天神に到着。
ワタシたちは下車して、改札を出ました。

福岡ビジネスセンターの地下に新しくできた地下通路を歩いて行きます。
向かったのは・・・。
・・・こちら。
福岡市役所西側ふれあい広場です。

ここでは、11月17日から恒例の「クリスマスマーケット」がスタート。さらに、18・19の2日間は、「ふくこいアジア祭り」との併催となっていました。
ステージではよさこいチームの踊りが続いている中で、ワタシはクリスマスマーケットのホットワイン、娘はホットチョコレートをいただくことに。
博多駅前広場でのクリスマスマーケットは、ここのところ毎年行っていて、今年もワタシは先日行っているんですが、天神の会場は初めてでした。会場オリジナルのマグカップも、当然ながら博多会場とは別物。なかなかかわいらしいデザインですね。
ここからですが、こちらで博多へ向かうことにしました。
そう、福岡市地下鉄七隈線です。

天神南から12時54分発、博多行きに乗車して、博多までやってきました。
3000系04F4連での運転でした・・・こちらも、3000系のなかでは初期の車両ですね。今回は地下鉄車両、初期の車両ばかり当たります。
博多に到着して、地上へ出てきました。

駅の博多口側、博多駅前広場では、先ほど触れた「クリスマスマーケット in 光の街・博多」が開催中。
今回は遠巻きに見るだけにしましたが・・・ここでも「ふくこいアジア祭り」の絡みで、よさこいチームが踊っている姿がみられました。
そんな博多駅前の風景を見て、いよいよ箱崎へ帰ります。

博多13時23分発、普通2158M列車福間行き、811系のトップナンバーであるPM1編成4連でやってきました。
この日曜日の昼、博多駅を通る列車で4連っていうのは、なかなかきついですよね。最低でも6両かなってワタシ思うんですが。
混雑するイメージが定着すると、お出かけにJRを使わなくなる人も出てきてしまうんじゃないかなぁと危惧しています。
そんなわけで、今回は初めてのエリアを歩きました。
福岡市のなかでも東側に住んでいると、筑肥線エリアっていうのは遠いなぁというイメージを持ってしまうんですが、糸島方面っていうのは最近いろいろな意味で注目されているところですし、美味しいものもいろいろあるしで、もっと気軽に行ければなぁとも思っています。
あと筑肥線といえば、全国的にも残り少なくなった103系が走る路線でもあります。もっとあの、MT55形モーターの唸りを聴いておきたいもんだと。
糸島や唐津方面へ、もっともっと出掛けてみたいですね。
<おわり>