(2023・3)
JR九州ウォーキング春編、2回めの参加は、筑前植木駅スタートのコースになりました。
今回のコース、なんでも地元の直方市立植木中学校の生徒さんたちが企画に携わったとのこと。
もちろん、初めて歩くエリアもあるんで、どんな感じかな?というところでした。

今回はスポーツクラブの練習が休みで、小3末娘と嫁さんも参戦。小6娘も含む4人で歩いてきました。
なお、ウォーキング部分はこちらも参照ください。
まずは朝。
箱崎7時19分発、普通128M列車門司港行きに乗車します。811系8両編成、前4両はPM106編成でした。

千早では、同時に発車した西鉄貝塚線の新宮行き、600形608Fとの並走シーンが見られました。
のんびりと車内で過ごしている間に、列車は遠賀川を渡っていました。

後続に787系で運転される「にちりんシーガイア5号」宮崎空港行きがいまして、ずっと後ろから追い上げていたんですが、128Mはどうにか折尾まで逃げ切るダイヤになっていました。
128Mは8時12分の定刻に、折尾駅5番ホームに到着。
ワタシたちはそこから、1番ホームへ移動してきました。

ここからは8時16分発、普通621H列車直方行きに乗車します。
車両は821系UT7編成3連です。
ここから乗車する人たちは、多くがワタシたちと同じ目的のようでした。(^^;
中間を出たあと、列車は遠賀川を渡りますが、今回も列車は上り線側を走って筑前垣生へ向かいます。
こちらでも書いていたんですが、橋梁の補修のための単線運用がまだ続いていたんですね。
8時31分、621Hは筑前植木に到着しました。
改札を出て駅舎前にきてみると、うわ~並んでますなぁ。(^^;
今回のコースの企画に携わった植木中学校の生徒さんたちが、お出迎えに出ていましたね。この日はコースの主だった場所で、案内をする生徒さんたちの姿が見られました。

マップを受け取って、さぁ出発!
駅を出て南へ。
辻踏切で筑豊本線を渡り、たどり着いたのはこちら、日吉神社。
立ち寄りして、お詣りしてきました。

防空壕があるとのことだったんですが、ちょっと場所が分からずで・・・。(^^;
日吉神社からさらに歩いて行くと、こちら。
いかにも炭鉱住宅、という感じの長屋が並んでいるエリアがありました。
このあたりにもかつて炭鉱があったので、やはりそのためだと思いますが。
さらに進むと、今回生徒さんたちが頑張っている、植木中学校の前を通ります。
最近のJR九州ウォーキングは、学生さんがコース企画に参加するケースが増えていますね。やはり「新しい血を入れながら」ということで、マンネリ化を防ぎたいということなんでしょうね。
この日は午前中、なかなかいい感じの空模様で、気温も上っていました。
暖かいもんで、もう上着を着る必要もなく、シャツも袖をまくったりしながら歩いていました。
ここは遠賀川の支流である犬鳴川の川沿いですが、河川敷には菜の花が咲いているところもありました。もう完全に春だわ・・・。
そのままコースを進んで、「たかしまえん」にたどり着きました。
こちらは園芸店なんですけども、ここのなかにカフェが併設されていまして、そこの名物がどうもバナナスムージーだと・・・ウォーキングマップにも、「おいしいバナナスムージー!」と書かれていましたんで、これはいただかないと、ということで。

季節限定で出されている「イチゴバナナスムージー」(600円・税込)をいただいてみました。
ベースのバナナスムージーに使用されているのは、ここ「たかしまえん」で栽培されている「みんなのバナナ」、無農薬、しかも化学肥料も使わずに栽培されているとのこと。
そこに、近隣の貞光園芸で栽培されているあまおうイチゴを加えているというのがこちらの品。
バナナスムージーの味がしっかりベースにありながら、あまおうの香りがものすごい! キンキンに冷えていて、ここまでのウォーキングでかいた汗がすっとひいて行きました。
これはいただいて正解だわ・・・。(^^;
そこからさらに進んで、新入駅の南側へ。

跨線橋で筑豊本線を越えてきました。
写真の左手に線路が見えていますが、その右に見える駐車場とパチンコ店のあるあたりは、かつて直方気動車区があった場所。
筑豊エリアを走る気動車の一大基地だった場所も、現在は再開発されて違う姿になっています。
コースを進んで、商店街のあるエリアへ。

まずは須崎商店街、続いてふるまち通りへ。
トータルするとけっこうな長さになるんですが、シャッターの降りているところが多いんですよね・・・。
やはり、地元の人たちは、車で郊外の大規模店舗に行ってしまってるんでしょうかね・・・。
ふるまち通りのアーケードを抜けると、そこは味のある建物が多いエリア。

こちらは現在、直方市出身で明治・大正期に実業家として名をはせた向野堅一の記念館となっている建物ですが、もともとは「讃井病院」として使用されていたもの。10年の歳月をかけて1922(大正11)年に完成した洋風建築、なかなかに重厚な感じですね。
続いてこちらは、直方谷尾美術館。
こちらも、昭和初期に建てられた病院の建物が、現在は直方市が運営する美術館になっているとのこと。
この近辺は、本当にいい雰囲気の建物が多くて、特に明治から戦前期の建築物が好きな方にはたまらないエリアだと思います。
続いてやってきたのは、こちら「誉茶紡」。
ここではお茶の販売に加え、日によって様々なマルシェが行われていて、この日は産直野菜などの販売が行われていました。

で、その販売ブースでいろいろ物色していると、川崎町の「ラピュタファーム」で作られているという「味噌漬け豆腐のオリーブオイル漬け」(800円・税込)というのが売られていまして、それを買ってみようかと。
嫁さんがお店の方からもらったチラシの裏に、なんと「あたり 100円OFF」の文字が。なんと、チラシがくじになっていて、20枚に1枚くらいこのあたりが出るらしく。(笑)
ということで、豆腐のオリーブオイル漬けを買い込みました。あとからサラダにかけていただいてみようかな・・・。
「誉茶紡」を出ると、そこから直方駅へ向かって戻っていくコースです。

途中には、「ギャラリーのぐち」。各種雑貨を扱っているお店で、このあたりに何店舗かに分かれて営業しています。直方のJR九州ウォーキングでは立ち寄り処の定番になっているお店でもありますね。

雑貨をあれこれ見て回って、あとはほうじ茶のお振る舞いをいただいて・・・いろいろなものが置かれていて、見ているだけでも楽しいですね。
駅へ向かう途中にある、多賀神社。
ここでは桃の花が見ごろ。
道沿いの木も、いい色の花を咲かせていました。
直方駅前までやってきて、こちら。
「もち吉」直方駅前店の前にやってきました。
この日は、直方市内の4つの中学校の生徒さんたちが考案したという「九州道ですか?あられ」の販売も行われていました。
そして、ゴールの直方駅へ。
直方出身の元大関・魁皇(現・浅香山親方)の像が出迎えてくれます。

今回はウォーキングポイントが2ポイントつくコースだったので、ゴール受付にてアプリを起動し、2ポイント分のポイントのQRコードを読み込んできました。(^^;
ゴールすると、ちょうどお昼前。
お昼にしましょうかね。

小6娘が、「こないだテレビで出てたお店があったよね。そこへ行きたい」と言い出しました。
そのお店というのがここ、「Bon」。駅の正面向かい側にあります。娘は先月、たまたま風邪で自宅療養してたときに、某ローカル番組で見ていたのを覚えていたようで。
じゃそこへ行こうということで。

2020年にオープンしたお店なんですが、ここが最近、直方のご当地グルメ「焼きスパ」を出すようになったとのことで、そちらをいただくことに。
辛さが三段階に分かれているので、ちびさんたちは甘めの「本気の焼きスパ」(1320円・税込)、ワタシと嫁さんは、生唐辛子3本分使っているという中辛の「炎の焼きスパ」(1375円・税込)をいただきました。
「炎の焼きスパ」、生唐辛子を少しずつすりつぶしながらいただきましたが、ワタシにはちょうどいい辛さだったですね。こういう辛さ好きだな~。(^^;
嫁さんは、同じものをかなり辛そうに食べてましたが。

これはクセになりますわ。また食べに来たいな。
ちなみに、一番辛いものは生唐辛子を10本使って、さらに一味唐辛子ががっつりかかっている「地獄の焼きスパ」(1430円・税込)。それはさすがに無理かな・・・。(^^;
食事を終えて、駅の正面にあるこちらへ。
こちら、建て替え前の旧直方駅舎の車寄せ。この部分だけが駅前で再現されているんですね。

この場所でこのあと、植木中学校の吹奏楽部(OB・OG含む)によるミニ演奏会が行われました。
3曲演奏の最後に、元・T-SQUAREメンバーで2年前に亡くなった和泉宏隆氏作曲の「宝島」が演奏されました。スクエアの定番曲でありますが、真島俊夫氏(故人)のアレンジで吹奏楽曲としても爆発的に広がり、今や吹奏楽でも定番のナンバーに。
もちろん、中学生さんたち、頑張って演奏していました。
中学生さんたちの演奏を聴き終わって、帰路に就きます。

直方13時4分発、普通6654M列車若松行き、BEC819系ZG5編成2連での運転でした。
ZG5編成といえば、2017年に直方車両センター構内で車止めに衝突する事故を起こし、しばらく運用を離脱していた時期がありましたね。
こちら、途中の鞍手駅。
ご存知のように、鞍手駅はこの筑豊本線の駅が「二代め」。初代は、旧・国鉄室木線にありました。
かつて、筑豊客レの最期の時期に、ホーム長が短いこの鞍手駅では列車全体がホームに入りきれず、一部車両でドアを開けない運用がされていたなぁというのを思い出しますね・・・。
6654Mは13時25分に折尾駅7番ホームに到着。
そこから、3番ホームへ移動してきました。

13時32分発、区間快速(福間→二日市間快速)3229M列車鳥栖行きに乗車。813系6両での運転、前3両はRM2233編成でした。
午前中は晴れ間も見えていましたが、この時間になると、空には暗い雲が・・・。
スマホで雨雲予想を見ていると、もう間もなく雨が降りそう・・・おお、早う帰らないかん・・・。(^^;
途中の古賀で、3229Mを降り、後続の列車に乗り継ぎました。
14時8分発、普通2339M列車羽犬塚行き、811系PM103編成4連での運転でした。
2339Mは福間始発ですが、福間で乗り換えると階段を上って通路を通ってのホーム移動が避けられないので、ここ古賀での乗り継ぎにした次第で。
福工大前では、後続の885系「ソニック28号」の通過を待ちます。

もちろん、普通列車で移動してるんで、特急をこうして待避することがあるのはやむを得ないんですけどもね。
福北間の快速運転が、日中は福間以西の区間快速しかないですからねぇ。普通列車は福間や海老津通しで運転される列車が減っていますし、けっこう不便になっているなと感じます。
14時32分、2339Mは箱崎に到着しました。
ワタシたちはここで下車です。
さっさと帰りましょう。
暖かい一日で、春の雰囲気を満喫しながらのウォーキングでした。おいしいものにも出合えたし、中学生たちの頑張りに触れることもできたし、なかなか楽しかったです。
ウォーキングシーズン、まだ始まったばかりです。これからもバンバン歩きたいんですが、次はちょっと日が空きそうなんですよね・・・。(^^;
<おわり>