(2022・12)
今回は、ワタシの実家へ用があって行くついでに、あちこちまわってきたお出かけの様子になります。
今季一番の寒気がやってきて、平地でも雪が積もるかもという予報が出ていた日曜日。クルマでの外出を避けた結果ではあったんですが、この際だからとご飯も含めて楽しんできてしまいました。
12月18日朝。

まずは箱崎から7時44分発、普通130M列車小倉行きに乗車。813系RM2224+2212編成計6両での運転です。

ここまで歩いて出てくるのも、寒くてかなり大変でした。
時折、雪交じりの強風が北西のほうから吹き付けていまして、これがなかなか厄介でしたね。
香椎で快速に乗り換えました。

香椎8時56分発、快速3320M列車小倉行き。811系8両での運転、前4両はPM103編成でした。
前面や屋根上に雪をつけてきていました。南のほうはけっこう降ってたようですね・・・。
やはり風が強いせいか、玄界灘に面した地方では雪は積もりにくかったようです。

気が付けば、列車は遠賀川を渡ろうとしていました。
川の上流方向には、いかにもな雪雲がかかっているようでした。
北九州市内へ入り、ここは八幡を出たところ。
右手に見える帆柱山も、白くはなっていないようでした。
1分ほどの遅れで、3320Mは小倉駅6番ホームに到着。
そこから、4番ホームへ移動です。

日豊本線行橋から上ってきた、8時58分発、普通526M列車門司港行きに乗ります。813系RM3112編成3連での運転でした。
9時4分に、526Mは門司に到着。
こちらと入れ違いに、門司を発車していく小倉行きの普通5141M列車に、415系Fo-1511編成が入っていました。交通安全運動のHMが取り付けられていますね。
ここからは、駅前のバス乗り場へ移動し、そこから実家へ行くためにバスに乗ります。
西鉄バス北九州恒見営業所所属の2844号車、2014年式のいすゞ車JBUSですね。系統番号47番、大里線の恒見営業所行きです。

実家へは届け物があったんで、それを持って行って、1時間ほどはおふくろと話し込んでいました。
実家を出て、今度は系統番号40番のバスで、門司港へ出てきました。
恒見営業所の1112号車、こちらは2016年式のいすゞ車です。

門司港レトロ(栄町銀天街入口)バス停で降りてきました。
信号を渡って、銀天街の中へ。
こちら。
「平民食堂」という看板があります。
入口ドアには、「暫くの間臨時休業致します」という張り紙がされているんですが、実は2003年頃からこの状態のままなんだとか。
かつては、多くの庶民に愛された大衆食堂だったとのことですが・・・。
お昼時ということで、お昼を何にしようかと考えながら歩いていると、こんなお店が・・・。
「海鮮パフェ」なる看板が出ています。同行の小6娘に聞いたら、テレビでも紹介されたことがあるんだとか。

へぇ~ちょっと試してみようかな・・・。
ということで、その「海鮮パフェSeaGrace」というお店に入ってみることにしました。
テイクアウトもできるという海鮮パフェ。酢飯の上にさまざまな海鮮の具材を載せていただく、まぁ海鮮丼のお手軽なバージョンとでも言いましょうか。
さすがに関門エリアだけに、フクや関門海峡タコといったものもラインナップされています。そんななかから、娘は「マグロ三色」、ワタシは「フクウニイクラ」というメニューを選択して、店内でいただくことに。ランチタイムには香の物とお味噌汁もセットしてもらえます。
ワタシはついでに、レモンサワーも。(^^;

これだけの海の幸を、手軽にいただけるっていう点では、いいんじゃないでしょうかねぇ、面白いなと思います。
食後は、栄町から少し歩いて、先日のこのときにも訪ねた、清滝の三宜楼へ行ってみました。

「三宜楼茶寮KAITO」の喫茶が営業していれば、またお抹茶をいただいていこうかなと思って中へ入ってみたんですが・・・。
この日は団体さんの食事の予約が入っていて、残念ながら喫茶はお休みしているとのこと。

ならば、また少し見学していこうかなと思ったところ、観光ボランティアの方がガイドをしてくださいました。(^^;

かつての厨房から、2階のお座敷へ料理を運ぶために設けられた、天井の四角い穴。別フロアへ食事を運ぶのにエレベーターを使っているお店があったりしますが、まさしくその先駆けだったものが、ここに残ってるんですよね。

あと、三宜楼の建築で目を引くのが、各種の飾り窓。
本当にいろいろな形の飾り窓が、建物のあちこちに設けられています。どれも趣向を凝らした造りで、そうしたものがいろいろ造られること自体も、当時の門司の繁栄ぶりを物語っているんですよね。

また、料亭としていったん廃業したあとには、この三宜楼で貸間をやっていた時期があるのだそうで、ある部屋のドア枠のところには、住んでいた人が貼ったと思われるNHKの放送受信章のシール(NHKの受信契約をしている証)が残ったままになっていました。
へぇ~そんなこともあったのかと、改めて感心して見ておりました。
抹茶にありつけなかったんで、三宜楼をあとにして、別のところでいただくかなぁと、やってきたのが、こちら。

門司港駅前の郵船ビルの裏手にある、「門司港茶寮」。
ワタシは前月、このときに一度訪ねていました。そのときはちょい呑みをしたくて、門司港地ビールとふぐの天ぷらをいただいたんですが、今回は抹茶スイーツをと・・・。
娘と2人して、「抹茶パフェ」(950円・税込)をいただいてみました。

抹茶ソフトクリームを頂にしたパフェ。この抹茶ソフトクリームが実に濃厚な仕上がりで、スプーンですくってみるとものすごい粘り気!これはかなりいいやつだよなぁ・・・。

本当は外が寒かったんで、温かいお抹茶でも、と思っていたんですけどね。店内は十分に暖かくて、それならと冷たいものに走ってしまったんですが、いや~これはパフェにして正解だわ・・・。(^^;
さて、スイーツをいただいたところで、ちょっと海を渡ってみようかと。

やってきたのは、マリンゲート門司。
関門汽船の関門航路で、下関・唐戸へ渡ってみることにしました。
関門汽船は巌流島航路もやっているので、娘は巌流島へ行きたい!と言い出しましたが、この日は悪天候の影響で、巌流島航路は運航見合わせになっていましたんでね。

この日中に、唐戸と門司港を往復していたのは、4月のチャーター運航中に機関室から出火するトラブルがあった、「がんりう」。
無事に修復なって復帰していたようでした。
やはりこの天気で、関門海峡の海も荒れていました。
船は海峡航路を通る船の合間を縫うように唐戸へ向かいます。波はかなり高かったので、けっこう揺れもあり、しぶきが窓に勢いよくかかるシーンもありましたねぇ。
「がんりう」には2階にオープンデッキもあって、そこで過ごすこともできるんですが、さすがにこのとき、そちらへ行くお客さんはいなかったようで。(^^;
船は7、8分ほどで、唐戸桟橋に到着しました。

そこからは、バスで下関駅へ。
サンデン交通バスの系統番号11番、新下関駅から下関駅までの路線のバスに乗ることにしました。
車内は立客も出る混雑でした。
バスは13分ほどで下関駅に到着しました。

とにかく寒かったもんで、もう引き上げようかということに。

下関14時21分発、普通5173M列車小倉行きに乗車します。415系Fo-1510編成4連での運転でした。
下関を出てすぐ、右手にはかつての下関運転所、現在の下関総合車両所運用検修センターが見えてきますが、レールが取り払われて更地になっているところが見受けられますね。
往時はブルートレインの基地でもあったところですが、そうした優等列車はいなくなり、所属車両数もだいぶ減ってきていますからね。
下関から関門トンネルをくぐり、5173Mは7分ほどで門司に到着。

ちょっと気になることがあって、上りホームへ移動。

やってきたのは、EH500が重連で幡生(操)へ送り込み回送される、単762列車のEH500-71+50。
ちょうど、下りの貨物列車を牽引してきたEH500-49とすれ違う光景が見られました。
単762レを撮っていると、小倉方面へ行く列車がしばらくない、ということになってしまったんで、小倉までバスで移動することにしました。

系統番号72番の青葉車庫行き、西鉄バス北九州・門司営業所の9951号車。2008年式の日産ディーゼルエンジン搭載車、車体は西日本車体工業のいわゆる96MCですね。
国道3号、かつての電車通りに沿ってバスは走っていきます。
砂津交差点で国道3号は左へ折れますが、バスはそのまま電車通りを直進します。
このあたりでバスに乗るというのも、かなり久々だったんですけどもね。バスが96MCだったこともあって、なんだか懐かしいなぁと。

まもなく砂津バスセンター、小倉営業所の車庫が見えてきましたね。
小倉駅入口でバスを降り、歩いて小倉駅へやってきました。

まだまだ風が強くて、雪が舞う空模様。
さっさと駅に入って、列車で移動しようということに。
小倉からは、ちょうど6番ホームに停まっていた15時20分発、普通637H列車直方行きに乗車することにしました。
車両は熊本車両センターの821系UT5編成3連。福北ゆたか線系統での運用も、だいぶ見慣れてきました。
途中で、後からくる区間快速に乗り継いで鹿児島線を下る手ももちろんあったんですが、そのまま637Hに乗り続けることに。

黒崎を発車すると、鹿児島・筑豊短絡線へ進むため、分岐を左へ進みます。黒崎からこちら方面へ乗るのも、しばらくぶりだと思います。
折尾では1番ホームに停車し、そこからはトンネルに入って東水巻方面へ向かいます。
この短絡線の列車で、新線切り替え後の折尾トンネル区間に乗るのは今回が初めて。以前、ウォーキングで共用前のこのトンネルの中を歩いたんですが、実際に列車で走ってみるとなるとやはり感慨深いですね。

列車はトンネル内で若松線(筑豊本線)の線路と合流し、東水巻へ進みます。
こちらは中間。

2面3線のホームがある駅ですが、駅舎前の1番ホームが使用停止になり、ホームの線路側にフェンスが設置されていました。

実は、この中間~筑前垣生間にある筑豊本線の遠賀川橋梁で、補修のため単線運用になっていまして、このときは上り線を使用した単線運転が中間から筑前垣生の先までの間で行われていました。

筑前垣生を出ると、そこに分岐ポイントがありまして、列車はそこから下り線に復帰していました。
637Hは16時6分に終点の直方駅1番ホームに到着。

ここからは向かい側の2番ホームで待っていた、快速4641H列車博多行きに乗車します。車両は813系RG15編成3連です。
少し時間がありましたんで、こうして並び写真を・・・広角レンズのついたスマホなんで、こういうカットが撮りやすいのはありがたいです。
16時15分に、4641Hは直方を発車。
16時16分に直方を発車した、平成筑豊鉄道の1325D列車田川後藤寺行きが追いかけてきて、こちらの列車としばらく並走を繰り広げていました。
こちらは、途中の小竹付近。

直方を出たあたりから、屋根上などに雪が残っているところが目立つようになりました。こちらの田園地帯でも、白い雪が残っていましてね。朝のうちにけっこう降ったようです。
こちらは桂川にて。
向かい側の2番ホームに、原田線の6629D列車が発車を待っているのが見えました。キハ147-2067が入っていたようです。雪がけっこうついていますね。
原田線ではこの日の朝、雪による倒竹の影響で運転見合わせがあったりしていましたね・・・。
桂川の次の筑前大分に着きました。

このあたりまで来ると、沿線の雪の量もだいぶ増えてきた感じがします。もちろん、雪国のみなさんからすると大したことのない量なんだと思いますけどね。こちらではこの量でもかなり珍しいんです。

直方発車時点では何もついていなかった列車の前面にも、少し雪がついていますね。
筑豊方面ではけっこう残っていた雪も、山を越えて篠栗町へ入ってくると、まったく積もっていませんでした。
まぁそんなもんですよね。

17時18分、4641Hは吉塚に到着しました。
到着した5番ホームから、1番ホームへ移動してきました。

隣の2番ホームに、博多方面から811系PM2013+106編成計8両が到着しました。
折り返し、吉塚17時49分発の普通2951M列車早岐行きになる車両ですね。
PM106編成はこのほど、日立物流の広告ラッピング車になりました。ラッピングされてたのは知ってたんですが、運用を掴んでなかったんで、いきなりの登場に「おお~!」。(^^;
吉塚からは17時30分発、普通2174M列車海老津行きに乗車して、箱崎へ帰ります。
817系3000番台6両編成、前3両はVM3009編成でした。
そんなわけで、実家詣でのついでにいろいろまわってきたんですが、門司港の歴史あるものを見てきて、食べるものを楽しんで、列車にもバスにも船にも乗ってきました。
日帰りでも、これだけできるもんなんですよね。

2022年も残りわずかになりましたが、今年はここまで、近場の日帰りでのお出かけをいろいろ旅行記にしてきました。
九州・福岡にいて、やはりまだまだ、地元のことで知らないものがいろいろあるんだなぁと、気がつかされる日々ですね、ほんとに。
ウォーキングなども通して、今後もそういう地元のいろいろなことを深めていきたいと思っています。
<おわり>