(2022・5)
今回は、日豊本線苅田駅スタート・ゴールのJR九州ウォーキング参戦の記録です。

そろそろ、今年のJR九州ウォーキング春編も終盤。ワタシ自身はこの日が、春編では最後の参戦ということになります。
苅田駅で列車を降りるのって、多分10何年ぶりだったはず。あとはもう通過してばかりなんでですね・・・。
超久々に訪ねる苅田の街、とにかく歩いてみないと分かりません。(^^;

今回も、小6娘と2人での参加になりました。
なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
5月29日朝。
今回も、地元・箱崎から出発。

6時25分発、普通128M列車門司港行き。車両は415系Fo-1501+1510編成計8両。
日曜の朝ということで、かなり空いておりました。
今回は早めの出発なんで、朝飯は車内で。
フジパンのスナックサンドにしてみました。鹿児島県産黒豚焼肉味、焼肉のタレに加えてマヨネーズまで使ってあるという品です。
ヤマザキのランチパックよりも、こちらフジパンのスナックサンドのほうが、この手の商品としては「元祖」なんだそうで・・・。
沿線の景色も、そろそろ麦秋は終わろうとしていて、かわって水田に水が張られた光景を見ることが多くなりました。
もうそういう時期なんですね。
赤間では、後続の快速3380M列車小倉行きのほうが先に発車します。そちらは813系3100番台の6両、前3両はRM3114編成でした。
このときはあちらに乗り換えたんですが、今回はそのまま128Mに乗っていくことにしました。
7時45分、128Mはスペースワールドに到着。
後続の「ソニック3号」の通過待ちで5分停車です。

「ジ・アウトレット北九州」もまだ開店前なんで、降りる人もまばらでした。
128Mは8時2分に西小倉に到着。

ここで日豊線へ乗り換えます。
8時6分発、普通2529M列車中津行き、813系RM3106編成3連での運転です。
一部座席撤去車でしたが、幸いにして座ることができました。
城野手前では、かつての北方線電車通り沿いにあった旧城野ダイエーの建物が解体されてしまっておりました。かつて何度も行ったところでもあるんで、ちょっとショック・・・。

それにしても、この日もいい天気になりました。
前日に福岡市でも今年初の真夏日を記録し、この日も気温が上がるという予報でしたので、果たしてどうなるやら、と。
8時27分、2529Mは苅田に到着しました。
本当に久々の苅田下車です。
確か、前回降りたのはまだ駅のリニューアル最中だったから、多分17年くらいは経ってるはずですね。
ということで、駅東口のペデストリアンデッキ上で、ウォーキングのスタート受付を済ませました。
コースは駅の西口へ出て、山手の方へ向かうようになっていましたので、こちら、西口ロータリーから歩き出しました。
コースをしばし進んでいくと、こちら。

宇原神社です。
苅田の守護神といわれる神社。一昨年、昨年はコロナウイルス禍のため中止となっていますが、苅田山笠はこの宇原神社の神幸祭として執り行われています。
宇原神社を出て、さらに山手へ進みます。

やがて、築堤の上を走る東九州自動車道が見えてきました。
写真左に見えるトンネルを抜けて行った先にあるのが・・・。
・・・こちら、殿川ダムです。
このダムサイトまで登ってくるのも、けっこう大変だったんですがね。(^^;

新緑の時期、ダムの周りの山々も青々としています。
そこから少し、ダム湖の岸沿いを歩いて行ったところに、相円寺というお寺の入り口がありました。
コースは、そのお寺に登っていくようになっていましたので、それに従って石段を上り始めましたが、これがまたなかなか急で、しかも狭いところもあったりして大変でした。

それでもしばし登り続けていくと・・・。
かなり登るのに苦労しましたが、寺の本堂・納経所のところまでなんとかたどり着きました。
この本堂の中に、ご本尊である薬師如来像が鎮座しています。

この相円寺の境内には、上下2つの洞窟があります。
下洞まで登るのでもかなり大変で、娘は「もうこれ以上は無理」と言い出して上洞への登りをあきらめたので、少し待っておくように伝えました。

で、本堂までたどり着いたワタシがさらに奥へ進むと、本堂のある上洞は向こうまで貫通していました。
なんか、こういうのを見ると、向こうまで行きたくなるのが人情・・・。
ということで洞窟の先へ出てみると、そこには赤い鳥居が。

頼久稲成大明神、というのだそうで。
掲示してあったこの鳥居の奉納者名簿には、三菱マテリアルや宇部興産といった、この苅田でセメント製造を手掛けている会社の名前もありました。
相円寺をあとにして、ダムサイトを渡ってダム湖の対岸へ。

そこには、殿川四季の広場があります。
1958(昭和33)年に殿川ダムが完成した当時、このあたりに桜の植樹が行われていたのだそうで、その後、四季折々に花を咲かせる植物が植えられて整備され、現在の姿になったのだそう。
ちなみに、この日は早くもアジサイが咲いていました。
殿川ダムから山を下り、苅田の街へ出てきました。

住宅街を海の方向へ向かっていくと、日豊本線をアンダークロスするポイントにたどり着きました。
商業地はやはり、主に日豊線より海側のエリアに広がっています。
日豊線をアンダークロスしたあと、苅田郵便局のところから左へ曲がったところに、こちら。

石塚山古墳があります。
古墳時代前期のものとされる前方後円墳。江戸時代のうちから銅鏡や金具などが発掘されているといいます。
ワタシ自身は、小学生のときに社会見学でここへ来たことがあって、やってきたのはそれ以来でした。

で、実はこの古墳の上には・・・。
・・・こちら。
浮殿神社、そう、古墳の上に神社が建っているんです。
ここは、先ほど訪ねた宇原神社の元宮といわれています。

全国的にみれば、他にもこうして古墳の上に神社が鎮座している事例はあるようなんですけどもね。
コースはその先、苅田町役場を回り込む形で、この場所へ。

苅田町歴史資料館。
旧石器時代~中世を中心にした歴史資料が展示されています。
先の石塚山古墳以外にも、この苅田町内にはいろいろな遺跡がありますが、そうしたところからの出土品の一部も置かれていました。
コースはいよいよ終盤、駅に近い商店街へ。

コースマップに名前があったこちらのお店に立ち寄ってみました。
「からあげ庄ちゃん」。唐揚げ大好きな大将が、唐揚げ好きな余りに脱サラして昨年開店したというお店です。
今回のウォーキングマップには、この「からあげ庄ちゃん」で500円以上の購入をするとからあげ1個プレゼント!ということが書いてあったんでですね・・・。(^^;

店内にはイートインスペースもありましたので、お邪魔させていただいて、鶏モモのからあげを計400g、揚げていただきました。
ここまで頑張ったご褒美も兼ねて、ワタシはビール、娘はコーラを。

いや~とにかく、鶏のからあげは揚げたてがやはりうまいですよね。
衣サクサク、噛むと肉汁ジュワーッ! もうたまんないすね。(^^;
これは間違いないやつだ! 本当においしかったです。
どうにか6km余りのコースを歩ききり、苅田駅東口のゴールにたどり着きました。
からあげ食べてた時間を含めても2時間余り、かなり登りで苦しんだ割には、まぁまぁなのかなという感じでした。
ゴールしたその足で改札を通り、10時58分発、普通2546M列車小倉行きに乗り込みました。
車両は813系RM3113編成3連。

車内はけっこう人が乗っていて、一部座席撤去車なんで座席にはありつけず・・・。
その、立って乗っている車内から。

小倉総合車両センターの、本線から見える場所に、キハ220-1102の姿がありました。
かつては鹿児島に所属し、指宿枕崎線で「なのはなDX」として活躍した同車。2年前の豪雨災害の際、人吉駅構内にいた同車は水に浸かり、動けなくなりました。同じく人吉駅構内に閉じ込められていたキハ140-2039とともに昨年3月、小総車まで陸送されてきていました。
キハ140-2039はその後廃車に。残るキハ220-1102がどうなるのかが注目されています。車体は塗装が剥げている箇所があったり、若干の傷みがみえましたが。
2546Mは11時18分に西小倉に到着。
そこから、そそくさと鹿児島線下りの列車に乗り換えました。

西小倉11時18分発、快速8233M列車久留米行き、車両は813系RM3115+RM1102編成計6両。
この日はここまで、813系1100番台の編成をいろいろ見かけましたが、一部座席撤去で3100番台となった編成が増えてきましたよね・・・。

で、8233Mを、臨時停車したスペースワールドで降りました。
降りましたが、「ジ・アウトレット北九州」に行くわけではありません。
上りホームへやってきました。

4番ホームには、区間快速(久留米→福間間快速)4122M列車が到着。そちらは、813系RM3404+3430編成計6両。813系200番台に一部座席撤去+ワンマン対応化の改造が施された3400番台同士の併結でした。

その横の貨物線を、EH500-68が牽引する貨物列車が通過していきます。
どうやら、遅れていた名古屋貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行き1065列車のようでしたが。
そしてこちら。
4122Mを待たせて通過する「ソニック75号」大分行き、885系SM3編成のカットです。
スマホ撮なんですが、このスペースワールド駅らしく、東田第一高炉をバックに走り抜けるシーンを切り取ってみました。

本当は、朝の特急通過待ちのときに撮ろうと思ってたアングルだったんですが上手くいかず、この帰り道にリベンジと思って立ち寄ったのでした。
ここからは、写真の列車で帰路へ復帰。

スペースワールド11時57分発、区間快速(福間→博多間快速)3231M列車鳥栖行き、813系RM2215+302編成計6両でした。
RM2215編成の方に乗ったんですが、タイミングよく席に座ることができました。
引き続き、青空が広がるもと、列車は走っていきます。

外はかなり暑くなってそうな感じでしたね。
3231Mは12時40分に福間に到着。
この先は快速運転になるので、ここで普通へ乗り換えます。

2番ホームから12時48分発、普通2151M列車二日市行き。車両は813系RM106+103編成計6両。ここでようやく、一部座席撤去をされていない編成に乗ることができました。
あとはのんびり、2151Mで揺られて、13時13分に地元・箱崎にたどり着きました。
今回は、朝出掛けてから7時間弱で帰ってきました。
距離が短いなかでもけっこうなアップダウンがあり、かなり体力は消耗しましたが、しっかり体に負荷もかけて、かつリフレッシュもできたんで、よかったのかなと思っています。
こうして週末にお出かけして、歩いて、気分転換をはかれてるからこそ、ウィークデーもどうにかがんばってこれてるかな、ということで。

冒頭にも書いたとおり、今年のJR九州ウォーキング春編の参加はこれで最後になりました。
秋までウォーキングの開催はないので、今後の週末をどう過ごすか、またじっくり考えなきゃですね。
列車でのお出かけもけっこう楽しくやれているんで、また機会を見つけてやっていこうと思います。
<おわり>