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Part4(2019・12~2020・1)
1月2日の朝になりました。旅も最終日。

宿の朝食バイキング。
鉄火丼食べられるなら、やはり食べますよね。マグロ大好き!(笑)
宿をチェックアウトする直前。
窓からは富士山が見えていました。

この富士山の見える景色が、関東・首都圏に来ていることを実感させてくれるというかね・・・。
この景色とも、またしばしのお別れになるわけですが。
いよいよ、チェックアウトです。

リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉、とても使いやすいホテルでした。駅から至近だし、アメニティ的にもとてもよかったと思います。
またこのあたりに何かついでがあれば、利用したいと思います。
チェックアウト後、そそくさと武蔵小杉駅の横須賀線ホームへ。

きょうは、ここから成田空港へ。
N'EXを使っていく手もあるんですが、敢えて快速で。
E217系15両で運転の、武蔵小杉7時50分発、横須賀始発成田空港行き646S→647F→3647F列車。ワタシたちは付属編成のY-111編成のほうに乗車しました。
東京駅を過ぎ、列車は総武線区間へ。
左手には、スカイツリーが見えていました。
初日には夜のN'EX車内から、ライトアップされた姿で、東京へ来たことを実感させてくれたスカイツリー。今度は青空に浮かぶ姿で、ワタシたちを見送ってくれているかのようでした。
こちらは新小岩駅通過の場面。
上り線側を、以前「あずさ」「かいじ」に使用されていたE257系基本番台の編成が、走っていくのが見えました。
幕張車両センターに疎開されてる編成がいるやに聞いていましたので、それを使った臨時列車のための回送、なのかなと。
一方、幕張車両センターには、「踊り子」向け改造を施されたE257系2000番台の編成が、留置されているのが見えていました。
やはり、カラーリングが変わって見栄えがかなり変わった印象ですねぇ。
佐倉駅にて、後続の新宿始発成田空港行き「成田エクスプレス11号」の通過待ち、ということで、ホーム端で本番カメラを構えてみました。
N'EXのE259系は先代の253系と比べると、高運転台になってかなりスマートな印象になりましたよね。
成田で7分の停車があったあと、列車は、土屋分岐点で成田線の本線と分かれ、成田新幹線用に造られた路盤の上に敷かれた線路を走っていきます。
今や、京成スカイライナーが走る成田スカイアクセス線もここを使っていて、時折列車の並走シーンが見られたりもしますね。
9時40分、列車は空港第2ビル駅に到着しました。
ワタシたちはここで下車しました。

今回はE217系に何回か乗車したんですが、横須賀・総武快速線系統には2020年度から、E235系の投入が開始されるということですのでねぇ。E217系自体、かなり経年が進んでいますし、置き換え後の他線区への転用はいまのところされない方向のようです。今後、E217系に乗車する機会はそんなにないんだろうなと・・・。
さて、空港第2ビル駅に到着したワタシたちは、取り急ぎ、帰りの便が出発する成田空港の第3ターミナルへ行って大きい荷物をコインロッカーに入れ、タクシーでこちらへ。

そう、航空科学博物館です。
まだ来たことがなかったもんで、今回、ちびさんたちを連れて見学にやってきました。
いろいろな展示があったんですが、かいつまんで。

こちら、ボーイング747-400のコックピットのモックアップです。
このモックアップは、かつて映画「ハッピーフライト」の撮影用に、実物そっくりに再現されたものとのこと。
こちらは、中央棟5階の展望展示室からの眺め。
空港内がよく見渡せる場所で、駐機場に居並ぶ各種機体がよく見えていました。
そしてこちら。
屋外に展示してある、ボーイング747の機首部分。

これ、退役してアメリカのマラナ空港(MZJ)に眠っていた、かつてのノースウエスト航空のB747-200の機体から切り出されてきたもの。まさに実物です。
文献を読むと、ここでの展示が実現するのには、かなりの工夫を要したとのことでした。機首部分をそのままの形では運ぶことができないので、いくつかのパーツに切り分けて輸送したとのこと。それを再びもとの形に接合するのにも、高い技術を要したとのことです。
屋外には、他にも実機の展示がいろいろ。

こちらは、国産旅客機YS-11の試作1号機。
YS-11を製造していた日本航空機製造(現在は解散)が保有し、各種試験飛行に使用していた機体です。
内部は試作機らしく、座席は最低限しか配置されていませんでした。
いろいろ見て回り、バスで第2ターミナルへ引き上げることにしました。

こちらはバスの車内から見えた、芝山鉄道の芝山千代田駅。
芝山鉄道とは、京成東成田駅(旧・成田空港駅)からこの芝山千代田駅までの2.2kmの路線を営業する鉄道会社。自社で保有する路線が第一種鉄道事業者としては最短であることから、同社の公式サイトでは「日本一短い鉄道」という打ちだしもされています。
会社は第三セクターで、成田国際空港(株)の連結子会社。千葉県や地元自治体(成田市、芝山町)のほか、乗り入れ先の京成電鉄や、JAL、みずほ銀行なども出資しているとのこと。

この駅は高架ですが、路線の多くは成田空港の地下を走ります。
今回は乗れませんでしたが、いずれまた・・・。
バスは第2ターミナル前に到着しました。
乗車したバスは成田空港交通のバス。成田空港交通は京成電鉄の子会社で、高速バスや空港連絡バスなどのほか、空港内のターミナル間連絡バスの運行も行っています。
さて、時間はちょうどお昼。
第2ターミナルでご飯を食べようと、あちこち物色。

こちらのお店に入ってみました。
「KAMI-HIKOKI」成田国際空港第2ターミナル店。
12月にオープンしたばかりのファストフードスタイルのお店ですが、あの実演手打ちうどんで知られる「杵屋」が運営しているとのこと。
こちらでも書きましたが、ワタシがいただいた冷やし牛肉うどん(写真は大盛、1000円・税込)、めちゃうまかったです。(^^;
食後はしばらく、第2ターミナルのデッキで飛行機を撮っていました。

搭乗時間が近づいてきたので、第3ターミナルへ移動。
LCC向けのターミナルとして2015年4月にオープンしたこちら。ワタシ自身初めての利用になりました。
ワタシは、6年ほど前(2013年10月)に、LCCで成田へやってきたことがありましたが、そのときはまだ第2ターミナルを使ってましたからね。
帰路の飛行機は、もちろんLCC。ピーチの便です。
往路と同じく料金比較サイトを通じて、16時50分に出発するMM527便福岡行きを予約していました。

使用機材となるA320・JA06VAは、新千歳からのMM588便として成田へ到着。左写真がその到着シーンです。
このJA06VAという機体は、以前はバニラエアで使用されていたものが、ピーチとバニラエアの経営統合によるピーチへの移管に伴い、改修工事を経てピーチ仕様とされたもの。
まさか、元バニラエアの機体にここで乗ることになるとはねぇ・・・。
前便のMM588便が遅れて到着したことに伴い、MM527便の搭乗案内も遅れ、飛行機に乗り込んだのは出発予定時刻の16時50分を過ぎてから。
到着から出発までのインターバルが短いLCCの便なので、この程度は織り込んでおかないといかんわけですが。(^^;

プッシュバックしてから、滑走路に入るまでにさらに時間を要し、結局、RWY34L(A滑走路)から離陸したのは、17時30分。
離陸後、大きく右旋回し、西へ進路をとります。左下写真はその旋回中の機窓です。主翼端のシャークレットに、アンコリジョンライトの赤い光が当たっている瞬間が撮れていました。
やはり天候が悪いところが多かったようで、下に街灯りを見ながら、という風にはいかなかったですね。

ワタシ自身、ピーチを利用するのは今回が3度目になります。
過去2回は福岡~関西間でわりと飛行時間が短い区間だったので、あまり気にはなりませんでしたが、やはり成田から福岡、という距離になると、ちょっと窮屈に感じてしまいますね。まぁそこも含めてLCCなんで、乗る以上は覚悟が必要ですね。
嫁さんはやはりLCC慣れしてないせいもあってか、かなりしんどかったと言っていました。(^^;
MM527便は、19時21分に福岡空港のRWY16に着陸し、そのままSpot1に入りました。
若干、遅れを縮めてきたようです。

帰ってきましたね。
帰ってきたので、ターミナル内の「YOSHIMI」福岡空港店にてちょいとお疲れさん会を。
ワタシはビールを呑みながらおつまみ、小3娘がそれを横からつまむ構図。嫁さんと末娘はしっかりご飯を食べていました。

このあとはタクシーに揺られて帰宅。
もう、何もする気力が残っていませんでした。(^^;
3泊4日年跨ぎでの旅行なんて、東京在住時代の帰省以外ではいままでやったことありませんでしたが、やってみるとなかなか面白かったですね。
福岡から上京するので、いわゆる帰省ラッシュとは向きが反対になりますから、その点でやりやすかったというのは大きいと思います。
今回は飛行機を使っての往復になりましたが、今後は列車での往復も考えたいですね。寝台列車が減ってしまって、選択肢が限られるというのが難しいところですけどね。

さ、今年も、何か面白い旅ができるように、いろいろ知恵をしぼりたいと思います。
<おわり>