Part1(2016・9)
2016年秋のシルバーウイークは、秋分の日が木曜日に入り、火・水曜が休みの狭間の平日になる配置。
我が家のちびっ子2人のうち、6歳の娘のほうは来年から小学生になるので、今までのようには自由に旅に出られなくなるだろうな~ということで、今年はその6歳娘を連れて、2人旅をすることにしました。
メインは北海道。今年の春に開業した北海道新幹線新青森~新函館北斗間を乗車し、ワタシ自身のJR全線完乗のタイトルを回復することを念頭に、行程を組み立てました。

ただ、8月から9月にかけて多くの台風が日本列島を襲った関係で、事前に立てていた計画にもいろいろ影響が・・・その点は、本編で触れるとしましょう。
9月18日午後。
雨模様の天気のなか、福岡空港へやってきました。

ここ、国内線第1ターミナルは、福岡空港再整備事業の進捗に伴って10月4日で供用終了となります。国内線は第2・第3ターミナルをあわせて「国内線旅客ターミナル」という名称になるとのこと。

第2ターミナルの方で大きな荷物を預けて、保安検査場を通過。
搭乗口が10番ゲートになるので、その前に行って待つことにしましたが・・・その10番ゲートの奥の方を覗いたところが左下写真。
第1ターミナルと、第2ターミナルの間は基本つながっていないんですが、ゲート内側の導線の部分だけは、両ターミナル間が通路でつながっており、行き来ができるようになっています。
今回の再整備事業では、国内線ターミナルは一体の建物として整備されることになりますが、これまで継ぎ足し継ぎ足しされて拡大してきた現在の建物構造。古くからの温泉旅館などではこういう「継ぎ足し建築」を時々見かけるんですが、どこか懐かしさを感じるといいますかね。

というか、第2からの搭乗なのに間違って第1で保安検査を通過してしまったお客さんが、時々この通路から第2のほうへ案内されていましたね。やっぱり間違える人いるんですね。
飛行機を待つ間、娘はキッズスペースで遊んでいました。
最近は、こういうスペースがあちこち設置されるようになりました。とりあえずここの中で遊ばせておけば、あまり大きな問題は起きないかなと。

で、外ではますます雨が激しくなり、時折、雷鳴が轟いていました。
そのため、一時はグラウンド作業が中断に追い込まれる事態に。到着や出発の作業ができなくなり、ワタシたちの搭乗する機体も、FUKに着陸はしたもののスポットまでたどり着けない状況でした。
ということで、搭乗便であるJL3515便は30分遅れの出発という案内になりました。
少し空が明るくなり、ようやく、折り返しの機体となる新千歳からのJL3510便・JA324Jが、第1ターミナル側のSpot11へ入ってきました。
まだまだ激しい雨が降っていました。

しばらくの待ち合わせののち、新千歳行きJL3515便の搭乗の案内が始まります。
第1ターミナル側にあるスポットについては、ゲートを通過したあとにスポット番号が書かれた案内カードが渡され、他の飛行機のところへ行かないように工夫されています。
この仕組みも、第1ターミナルがなくなったあとは、ランプバスを使う便以外では使わなくなるんでしょうかね。
ようやく、ワタシと娘は機内へ。
搭乗機のJA324Jは「SKY NEXT」仕様に改装済みで、機内Wi-Fiも整備されていました。
「SKY NEXT」は1年ぶりですね。シートもなかなかいい座り心地なんで気に入っています。
JL3515便は15時過ぎにSpot11をブロックアウト。
滑走路進入は少々待たされ、離陸はRWY16から15時23分。
雨がまだ激しく降る中でのテイクオフとなりました。
JL3515便は高度を上げていきますが、しばらくは雲のなか。
上空に行っても、青い空は見えず、ずっと雲で白くなっていました。

ところで、このモニタに出てる機体はB773ぽいですね。
しばらく揺れ続けていましたが、ようやくそれがある程度落ち着き、ベルト着用サインが消えました。
ドリンクサービス。ワタシはホットコーヒー、娘はビーフコンソメスープを飲みました。娘はスープが気に入ったらしく、おかわりを求めていました。(^^;
日本海沿いを進み、新潟県沖まで来た頃、ようやく青空が見えて来ました。
途中、佐渡島付近で、新千歳から台北桃園へ向かうCI131便のジャンボ・B-18211とすれ違い。スカイチーム塗装までは判別できませんでしたが、左手遠方を通過する機影は確認することができました。
機体はそのまま青森県上空を通過し、太平洋側から新千歳へアプローチ。17時10分、新千歳空港のRWY01Rへランディング。
こちらは曇ってはいましたが、雨は降っていませんでした。
降機後、預けていた荷物を受け取り、少しのあいだ展望デッキへ上がってみました。
さすがに、東のほうなので日が落ちるのが早いですね。もう暗くなってきました。

そんななか、飛行機をちょろっと撮影。
HD125便で神戸からやってきた、エア・ドゥのB737-700・JA09AN、主翼端のストロボライトが点いたこんな姿を撮ることができました。
さて、そろそろ、宿泊地である札幌へ移動します。
新千歳空港18時15分発、快速「エアポート183号」札幌行きに乗車。車両は、2014年に導入された733系3000番台のB-3104+B-3204編成6連でした。
733系にはこれが初めての乗車となりました。

そういえば「エアポート」では、以前見られた785・789系特急「スーパーカムイ」(札幌~旭川間)との直通運用が、今年3月からなくなったんでしたね。「エアポート」は、近郊型に分類される721・733系のみの運用となりました。

すっかり暗くなった空の下を走ることしばし。
18時52分、列車は札幌駅1番ホームに到着しました。
札幌駅に到着後、ワタシたちはホテルにチェックイン。
その後、晩飯をいただきに街へ出ました。

最初は、大通公園で開催中だった「さっぽろオータムフェスト2016」に行くことも考えていましたが、やはり子連れなので無理をすまいと、ホテルから近いところで済ませることに。
「だんまや水産」札幌駅前店に入ることにしました。

まずは飲み物。ワタシはビール(もちろん、サッポロクラシックの生!・笑)、娘はオレンジジュースです。かんぱーい!
そしてお刺身。
ホタテやアワビなども載っていました。美味い!
娘は、大好きなマグロの赤身をニコニコ顔で食べていました。
最後に頼んだのはこちら。タマネギの丸揚げ!
カリカリの衣の内側には、甘みをもったタマネギ! これが不思議なうまさでした。
お酒は地酒、千歳鶴の冷や!

いや~満喫しました。
あとはホテルに戻って寝るだけです。(笑)
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